JPH10127962A - ナイフ保持具 - Google Patents

ナイフ保持具

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Publication number
JPH10127962A
JPH10127962A JP28682296A JP28682296A JPH10127962A JP H10127962 A JPH10127962 A JP H10127962A JP 28682296 A JP28682296 A JP 28682296A JP 28682296 A JP28682296 A JP 28682296A JP H10127962 A JPH10127962 A JP H10127962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knife
stopper
sheath
holder
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP28682296A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyuushirou Matsuoka
充司郎 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tabata Co Ltd
Original Assignee
Tabata Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tabata Co Ltd filed Critical Tabata Co Ltd
Priority to JP28682296A priority Critical patent/JPH10127962A/ja
Publication of JPH10127962A publication Critical patent/JPH10127962A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナイフ保持具にナイフの抜脱容易なストッパ
ーを形成する。 【解決手段】 ナイフ保持具2の鞘部11の一側壁にU
字状の切り欠き部18が形成され、切り欠き部18には
ストッパー片12が配置される。切り欠き部位18の各
側壁とストッパー片12の各側壁23,24とは、向か
い合う側壁どうしの間に介在する軸部27でつながり、
ストッパー片12は、軸部27が弾性変形することによ
り軸部27回りに回動し、挿入されたナイフ1に係脱す
る。ナイフ1は、ストッパー片12が係合することによ
って、抜脱が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯ナイフ、特
に潜水用携帯ナイフの保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭55−13759号公報に開示の
ナイフ保持具は、ナイフの鍔部上面を押えるように係止
するストッパーと、ダイバーがナイフを鞘部から抜脱す
る際、その係止状態を解除すべく引っ張るための摘持部
とを有している。この摘持部は、引っ張ることが容易な
ように、鞘部から側方へ突出した状態にある。
【0003】特開平2−268793号公報に開示のナ
イフ保持具は、鞘部のナイフ挿入用開口端に、挿入され
たナイフの鍔裏に当接可能な一対のL字型弾性アームを
有する。これらアームの端縁を押圧すると、アームは弾
性変形して鍔裏から外れ、ナイフの抜き取りが可能にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭55−13
759号公報に記載のナイフ保持具の突出した摘持部
は、それがダイバーにとって危険ではないまでも、邪魔
になることがある。ダイバーの携帯品では、そうした突
出部を極力少なくすることが好ましい。
【0005】また、前記特開平2−268793号公報
に開示のナイフ保持具では、一対の弾性アームを二本の
指で操作しなければならない。このものの場合、ナイフ
を急ぎ抜き取るには、二本の指がアームを素早く的確に
とらえなければならないが、それには思いの外手間がか
かる場合がある。
【0006】そこで、この発明は、ストッパーを有する
ナイフ保持具において、保持具の表面に突出物を形成す
ることなく、そのストッパーの速やかな操作を可能にす
ることを課題にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が前提とするのは、ナイフを挿抜可能なプ
ラスチック製鞘部のナイフ挿入用開口端近傍に前記ナイ
フ脱落防止用ストッパーを有するナイフ保持具である。
【0008】かかる前提において、この発明が特徴とす
るところは、前記鞘部の少なくとも一側壁が前記開口端
から前記ナイフの挿入方向へ延びるほぼU字状の切り欠
き部位を有し、前記切り欠き部位のU字の幅よりもやや
幅狭く形成されたストッパー片が、前記切り欠き部位に
配置され、前記U字の各側壁とそれと向かい合う前記ス
トッパー片の各側壁とが、それら向かい合う側壁どうし
間に介在し、前記プラスチックからなる弾性変形可能な
軸部を介して前記幅方向へ延びる一直線状において連結
されることにより、前記ストッパー片が前記軸部を中心
に回動可能に形成され、かつ、該ストッパー片は挿入さ
れた前記ナイフの柄に対し前記回動に伴って係脱する係
合部位を有していること、にある。
【0009】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、この発明に
係るナイフ保持具の詳細を説明すると、以下のとおりで
ある。
【0010】図1,2は、ナイフ1が挿入されたナイフ
保持具2の正面図と裏面図であって、図1では、ナイフ
1が挿入途中(または抜き取り途中)にあり、図2で
は、それが完全に挿入された状態にある。
【0011】ナイフ1は、刃身3と柄4とからなり、柄
4の正面側(図1参照)の縁部6には、刃身3の近傍に
保持具2に対して係合可能な突起7が形成され、刃身3
が完全に挿入されたときに両者2,7が係合し、ナイフ
の抜脱を阻止する。
【0012】保持具2は、刃身3が挿入される鞘部11
と、鞘部11と一体をなすストッパープレート12とを
有する。鞘部11は、ナイフ挿入用開口端部13と、そ
の反対端部14とを有し、端部14には、水抜きのため
の透孔15と保持具2を吊持するためのスナップスイー
ベル挿通用の透孔16とが形成されている。鞘部11の
裏面側(図2参照)には、該鞘部11をダイバーのベル
トに直接掛止するときに使用する金属製フック部材17
が取り付けられている。因に、保持具2は、このフック
部材17や後記スナップスイーベル38を使用して、ナ
イフ1が下方へ抜けるように、換言すると、端部14が
上となり、端部13が下となるようにダイバーの着衣に
取り付けられる。
【0013】ストッパープレート12は、鞘部11の正
面として図示された側壁20に形成されているほぼU字
型の切り欠き部位18に配置された板状体であって、ナ
イフ挿入用開口端部13寄りの外端部21と、その反対
端部である内端部22と、内外端方向へ伸びる互いに平
行な側壁部23,24とを有する。ストッパープレート
12の周囲には、鞘部11との間にクリアランス26が
形成され、プレート12は、そのクリアランス26をま
たぐ一対の連結部27を介して鞘部11とつながってい
る。一対の連結部27は、鞘部11の幅方向へ延びる一
直線上に位置し、それぞれの一端がプレート12に対し
てその側壁部23,24それぞれの内外端方向(図の左
右方向)中間部分においてつながり、その一端の反対端
が切り欠き部位18の側壁につながっている。プレート
12は、外端部21に、ナイフ1の突起7が係合可能な
透孔28を有する。
【0014】図3は、図1のIII−III線要部断面
図であるが、ナイフ1は、鞘部11に完全に挿入された
状態にある。鞘部11において、ストッパープレート1
2は、内端部22が矢印A方向へ押圧されると、連結部
27(図1参照)を軸として反時計方向へ僅かに回動し
て仮想線の如く右上りの状態となる。かかる回動は、連
結部27が捩られて弾性的に変形することで可能にな
る。図1において、ナイフ1の挿入を進めると、柄4の
突起7がストッパープレート12の外端部21に衝接し
たのちプレート12の下へ進入し、プレート12を反時
計方向へ回動させながらその透孔28に納まる。続い
て、プレート12は、連結部27の弾性復元力で時計方
向へ回動し、元の水平な状態となる。このときのストッ
パープレート12は、その透孔28の縁部28Aがナイ
フ1の突起7の側面に当接し、ナイフ1の抜脱を阻止し
ている。突起7は、その頂部がストッパープレート12
から突出することがないように高さが調整されている。
【0015】鞘部11からのナイフ1の抜き取りは、次
のようにする。図3に示されるように、鞘部11の内部
には、挿入された刃身3との間にクリアランス31があ
るから、ストッパープレート12が内端部22をA方
向、すなわち反時計方向へ押圧されると、外端部21も
反時計方向へ動いてナイフ1の突起7との当接が外れ、
ナイフ1は抜き取りが自由になる。図示のナイフ保持具
2は、ナイフ1をダイバーの身体から吊り下げるように
して携帯するものであるから、ストッパープレート12
を操作するときには、ナイフ1が自重で抜け落ちること
がないように、プレート12を操作する手とは反対側の
手でナイフ1の柄4を支える必要がある。
【0016】図4は、図1の部分側面図であって、鞘部
11の裏面に取り付けられたクリップ17を示す。クリ
ップ17は、汎用のものであって、バネ片37の内側に
ダイバーのベルトが挿入される。ナイフ保持具2は、ク
リップ17に代え、仮想線で示されたスナップスイーベ
ル38を使用してダイバーの装具に取り付けることもで
きる。
【0017】図5は、この発明の態様の一例を示す図3
と同様の図面である。このナイフ保持具2は、その裏面
側にもストッパープレート12を備えている。ナイフ1
を抜き取るには、正面側と裏面側のストッパープレート
12を指二本で同時に操作する。ナイフ1を鞘部11に
確実に保持しておきたいときには、このようにすればよ
い。
【0018】
【発明の効果】このように構成されたナイフ保持具で
は、ストッパープレートの外面が鞘部の内壁とともに滑
らかな面を形成し、ナイフの突起もストッパープレート
から突出することがなく、保持具の正面全体を滑らかに
形成することができる。また、ストッパープレートは、
指一本で操作することも可能であるから、急いでナイフ
を抜き取りたいときにも手間取ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナイフが挿入途中であるナイフ保持具の平面
図。
【図2】ナイフが挿入された状態のナイフ保持具の裏面
図。
【図3】図1のIII−III線要部断面図。
【図4】図1の部分側面図。
【図5】ナイフ保持具の一態様を示す図3と同様の図
面。
【符号の説明】
1 ナイフ 2 ナイフ保持具 4 柄 11 鞘部 12 ストッパー片 13 開口端部 18 切り欠き部位 20 側壁 23,24 側壁部 27 軸部(連結部) 28 係合部位(透孔)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナイフを挿抜可能なプラスチック製鞘部
    のナイフ挿入用開口端近傍に前記ナイフ脱落防止用スト
    ッパーを有するナイフ保持具であって、 前記鞘部の少なくとも一側壁が前記開口端から前記ナイ
    フの挿入方向へ延びるほぼU字状の切り欠き部位を有
    し、 前記切り欠き部位のU字の幅よりもやや幅狭く形成され
    たストッパー片が、前記切り欠き部位に配置され、前記
    U字の各側壁とそれと向かい合う前記ストッパー片の各
    側壁とが、それら向かい合う側壁どうし間に介在し、前
    記プラスチックからなる弾性変形可能な軸部を介して前
    記幅方向へ延びる一直線状において連結されることによ
    り、前記ストッパー片が前記軸部を中心に回動可能に形
    成され、かつ、該ストッパー片は挿入された前記ナイフ
    の柄に対し前記回動に伴って係脱する係合部位を有して
    いることを特徴とする前記ナイフ保持具。
JP28682296A 1996-10-29 1996-10-29 ナイフ保持具 Pending JPH10127962A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012170464A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Razorsaw Kogyo Kk 刃物と鞘の係止構造
JP2013103307A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Tjm Design Corp 携帯工具用ホルスター
JP6359713B1 (ja) * 2017-03-29 2018-07-18 鬼怒川パシフィック株式会社 フィンホルダー

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