JP3530866B2 - 袋物の提げ手部材 - Google Patents

袋物の提げ手部材

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JP3530866B2
JP3530866B2 JP04456497A JP4456497A JP3530866B2 JP 3530866 B2 JP3530866 B2 JP 3530866B2 JP 04456497 A JP04456497 A JP 04456497A JP 4456497 A JP4456497 A JP 4456497A JP 3530866 B2 JP3530866 B2 JP 3530866B2
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勝市 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂などで作ら
れ、紙袋などに取り付けて使用する袋物の提げ手で、特
に袋の口が必要な時以外に、自然に開口することがない
ような手段を講じた袋物の提げ手部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような提げ手について色々と
提案がなされている。例えば、提げ手主体の両端にある
取付片に嵌合突子と嵌合孔とを対称に設置して自然開口
の防止手段とし、これの嵌合によって自然開口を防止す
るものがある。この構成については、例えば、実開昭5
0−18616号公報、実開51−1089号公報、実
開昭51−73513号公報、実開昭57−57722
号公報、実開昭60−8743号公報、実開平03−7
5144号公報、などに示されたものがある。
【0003】これらについては、あるものは2個の部品
を別個に成型し、これを組み合わせる構成、3片を1組
とし、2片の取付片で取り付け、残りのもう1片で相対
する相手の開口防止手段と結合させて繋止する構成、1
枚の板に鉤をつけただけで相対する開口防止手段に引っ
かけて係止するなどの構成が提起されている。然し、部
品が多いと取り付けに手間がかかり過ぎたり、或いは
又、開口防止手段の嵌合部が片方は嵌合突子であり、反
対側の嵌合部が嵌合孔となっているものは取り付けるの
に左、右を確認しながら作業しなければならないなどの
不便があった。こうした不都合を解消するため、左、右
の嵌合部を同一の構造としたものがあるが、嵌合孔が小
さいと嵌合が難かしくなり、嵌合を容易にするために嵌
合孔をゆるくすると、袋の内容物の動きなどで嵌合が簡
単に外れたりするような懸念があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の従来
の提げ手部材にみられるような、袋の口縁部へ装着する
とき提げ手部材の左右、或いは表裏を確認しなくても、
ただ開口防止手段を袋の内側に向けて取り付けるだけで
正常な作業が出来て、なおかつ、開口防止手段の係合が
軽く容易に行え、内容物などの動きでは簡単に開口しな
い開口防止手段を設置した袋物の提げ手部材を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の提げ手部材の自然開口防止手段を、提げ手
把持部の両端に一体化成型された取付片の外面へ、繋止
具9として取り付ける、この繋止具9は、係合鉤及び係
合鉤受け口を総称するもので、円筒状となっていて、こ
の円周部6に係合鉤を2箇所、鉤先を外方へ向けて、取
付片の長手方向の中心線と斜めに交差する線上に配置
し、この袋体10の相対するもう一側の取付片2に設置
された繋止具9のこれに対応する位置に係合鉤受け口を
2箇所配置する。これによって相対する両方の口縁部1
1に取り付けられた合計4組の係合鉤が、相互に強く係
脱自在に係合するように構成する、又、この係合鉤は、
上部に位置する方を上辺係合鉤7eと呼び、下部に位置
する方を下辺係合鉤7fとし、上辺係合鉤先13は、下
辺係合鉤先12より小さく形成される。
【0006】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図7は本
発明に基づく袋物の提げ手部材の全体を示したものであ
る。図6は提げ手部材を袋物に装着した状態を示す斜視
図であり、図8は係合の状態を示すものである。図1〜
図5は要部を拡大して示したものである。この袋物の提
げ手部材は柔軟性を有する合成樹脂材などで一体化形成
されるもので、例えば紙で形成された袋体10の開口部
の相対する両方の口縁部11へ、取付片2,3によりそ
れぞれ1本ずつを挟み付けて固定し一対の提げ手として
使用される。
【0007】以下各部について詳細に説明する。1は紐
状の把持部であり手で握り易い形状に作成される。2,
3は把持部1の両端がそれぞれ二股に分割されて互いに
向き合わせられた一対の偏平状の取付片である。4は偏
平状取付片2に2箇所穿設された結合孔、5は偏平状の
取付片3に突設された結合突子であり、取付片3の2箇
所において、取付片2の結合孔4とがそれぞれ対向する
ように配置されていて、袋体口縁部11を貫通させた結
合突子5とを結合させ、図6に示すように袋体10の口
縁部11にこの提げ手部材が取り付けられる。
【0008】取付片2の外面に形成された繋止具9は、
円筒状として、その円周部6に上辺側係合鉤7e及び下
辺側係合鉤7fと、一対の係合鉤受け口8を有してい
る。上辺側係合鉤7eと下辺側係合鉤7fは、図2、図
3に示すように、取付片2の外面上において、取付片2
長手方向の中心線と斜めに(例えば45°に)交差す
る線上の位置に配置する。係合鉤受け口8は上辺側係合
鉤7eと下辺側係合鉤7fに対応して、上記中心線を中
心にしてそれぞれ対称的位置になるように円周部6の側
壁部に形成されている。なお、図3、図8において二点
鎖線で示す上辺側係合鉤7eと下辺側係合鉤7fは、前
記記載のように相対するもう一方の袋体の口縁部11に
挟みつけられた取付片2の繋止具9が、相互にその係合
鉤7e、7fと係合鉤受け口8を係合させた状態を示す
ものである。
【0009】上記のように形成された袋物の提げ手部材
は、図6に示すように、例えば紙袋などの口縁部11に
取り付けて使用されるが、この紙袋などを使用中に袋体
10の中の品物がこぼれ落ちることがないように、口縁
部11を固く封止して必要のとき以外は開口しないよう
な構成が望まれる。このため、図4及び図5並びに図6
に示すように袋口に対向して取り付けられている一対の
繋止具9を、互いに押し付けて係合させることで不要な
開口が防止される。上記の構成において、紐状把持部1
袋体の口縁部11へ取り付ける作業のさいに、両端部
にある取付片左、右が反対に取り付けられても、
紐状把持部1が裏返しに取り付けられた場合でも、繋止
具9が袋体10の内側に向けて取り付けてさえあれば、
この紐状把持部1の両端部における取付片2,3及び繋
止具9が全く同一形状であるため、係合鉤7e,7fと
係合鉤受け口8は常に正しく係合される。
【0010】(実施の形態2) 上記、実施の形態1においては、上辺係合鉤7eと係合
鉤受け口8の噛み合いによる係合力と、下辺係合鉤7f
と係合鉤受け口8の噛み合いによる係合力とがほぼ同等
のものを示したが、この実施の形態2に示すものは、下
辺係合鉤7fと係合鉤受け口8の噛み合いによる係合力
を強くしたものである。即ち、図3及び図5に示すよう
に、上辺係合鉤7eの係合鉤先13よりも下辺係合鉤7
fの係合鉤先12の方を大きくする(係合鉤先12の表
面積、肉厚とも大きくする)ことにより上辺係合鉤7e
と係合鉤受け口8の噛み合いよる係合力に比較して、下
辺係合鉤7fと係合鉤受け口8の噛み合いによる係合力
の方が強くなる。このように上辺部と、下辺部との係合
力に差をつけることにより、袋体10の口縁部11の方
からの開披は簡単にできるが、袋の内容物などの揺れ
や、押し込んだ内容物などが、圧縮された復元力などで
内側から圧し広げようとする力に対しては、強い係合力
が発揮されて容易に開くことはない。
【0011】上記のように係合の弱い上辺部の側から開
披するには軽い抵抗で容易に係合が解除され、この上辺
部の外れに従動して下辺係合鉤7fも軽く外すことがで
きるに対し、下辺係合鉤7fの方角から開く力(内容物
の動きや、押し込んだ品物の復元力などで膨れるように
作用して開こうとする力)が加わっても、下辺係合鉤7
fの方からは繋止具は開きにくい、この作用については
図8にて説明する、即ち、常時、係合や開披の主導とな
る上辺係合鉤7eの鉤先、矢印Hの部分は、係合鉤受け
口8が設置してある円周部6に、鉤の一部が外れかけた
ように係合しているので、上辺から捲ると係合鉤7eは
軽く撓み容易に係合が外れ、それに従動して下辺係合鉤
7fの鉤先、矢印Jも上辺からは容易に外れる。又、そ
れに比べ、下辺係合鉤7fの矢印I及び矢印Jは係合鉤
受け口8が設置してある円周部6へ覆いかぶさるように
係合させるとともに、前記記載のように、下辺係合鉤7
f全体の表面積、肉厚ともに大きくすることによって下
辺係合鉤7f側からの捲りには、強い抵抗力が発揮され
る。なお前記記載のように、上辺部の方からの開披は軽
くおこなわれるが一対の提げ手で握っているので袋口の
不必要の開披はない。
【発明の効果】上記のように、本発明は袋物の使用中に
起きる不要の開口を防止するものであるが、この提げ手
を袋に取り付ける作業の過程においては、この開口防止
手段を正確に袋の内側に向けてセットされることが必須
である。そのため開口防止手段の両端部を図7のように
同一の形状とすることによって、左右や表裏の選別等に
煩わせられる事なく作業ができるので、作業能率の向上
が期待できる。又、従来の嵌合による封止手段の欠点で
ある嵌合具合の調節をなくするため本発明は、係合によ
る封止手段としたことにより、係合は軽くでき、係合後
は合計4組の係合鉤が、恰もX字状に係合して強く有効
な封止力が提供できる。更に、4組の係合鉤は上辺部と
下辺部とに分けることができるから、上部からの開披は
軽くできるように係合鉤を小さくし、下部からの開披は
強い封止力が働くように係合鉤を大きくして、開披の抵
抗力に方向性が付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋物の提げ手部材における本発明の、開口防止
手段を設置した取付片の斜視図。
【図2】開口防止手段部分の拡大斜視図。
【図3】開口防止手段の平面図で、2点鎖線にて相対す
る係合鉤の係合状態を示す。
【図4】図3におけるA−O−B線の矢視断面図。
【図5】図3におけるC−O−D線の矢視断面図。
【図6】本発明の提げ手を、袋に装着した斜視図。
【図7】本発明の提げ手部材の斜視図。
【図8】開口防止手段の平面図で、相対する係合鉤の係
合状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 把持部 2 取付片 3 取付片 4 結合孔 5 結合突子 6 円周部 7 係合鉤 7e 上辺係合鉤 7f 下辺係合鉤 8 係合鉤受け口 9 繋止具 10 袋体 11 袋体口縁部 12 下辺係合鉤先 13 上辺係合鉤先 A 切断部の指示箇所 B 切断部の指示箇所 C 切断部の指示箇所 D 切断部の指示箇所 O 切断部の指示箇所 H 矢印の指示箇所 I 矢印の指示箇所 J 矢印の指示箇所

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋物の開口部において相対する両側の口縁
    部(11)へ、それぞれ1本ずつ取り付けて一対の提げ
    手を構成する提げ手部材を、合成樹脂などのように可撓
    性のある材質で形成するものであって、上記提げ手部材
    の主体となる把持部(1)の両端部をそれぞれ二股に分
    割すると共に、上記二股に分割した部分を偏平状にして
    向かい合わせた一対の取付片(2,3)を形成し、上記
    一対の取付片(2、3)の内、上記口縁部(11)の内
    側に当接する取付片(2)に結合孔(4))を穿設し、
    上記口縁部(11)の外側に当接する取付片(3)には
    結合孔(4)に結合される結合突子(5)を突設し、上
    記提げ手部材を上記取付片(2,3)によって袋物の口
    縁部(11)を挟みつけ、上記口縁部(11)の内側に
    当接する取付片(2)の結合孔(4)に口縁部(11)
    の外側に当接する取付片(3)の結合突子(5)を挿通
    する事により、固定、保持して袋物の提げ手を構成する
    ものにおいて、上記結合孔(4)を穿設した取付片
    (2)の外面上において、その取付片(2)の中心線を
    中心にして筒状に形成された円周部(6)と、上記円周
    部(6)の中心点において、上記取付片(2)の長手方
    向の中心線と斜めに交差する線上で、上記筒状に形成さ
    れた円周部(6)の上側に配置された一対の係合鉤(7
    e,7f)と、上記筒状に形成された円周部(6)の側
    壁部に、上記中心線を中心にして、上記一対の係合鉤
    (7e,7f)に対応してそれぞれ対称的位置に形成さ
    れた一対の係合鉤受け口(8)とからなる繋止具(9)
    を備え、上記袋物の両方の口縁部(11)へそれぞれ固
    定、保持された提げ手部材の内、一方の提げ手部材の取
    付片(2)に形成された繋止具(9)の一対の係合鉤
    (7e,7f)が、他方の提げ手部材の取付片(2)に
    形成された繋止具(9)の一対の係合鉤受け口(8)と
    相互に着脱自在に係合するように構成したことを特徴と
    する袋物の提げ手部材。
  2. 【請求項2】繋止具(9)に形成された一対の係合鉤
    (7e,7f)の内、上辺側の係合鉤(7e)の係号鉤
    先(13)の大きさよりも、下辺側の係合鉤(7f)の
    係合鉤先(12)の大きさを大きくして、上記上辺側係
    合鉤(7e)の係合力よりも上記下辺側係合鉤(7f)
    の係合力を強くしたことを特徴とする請求項1記載の袋
    物の提げ手部材。
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