JP2559800Y2 - 額縁の股開きバネ式裏板押え具 - Google Patents

額縁の股開きバネ式裏板押え具

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JP2559800Y2
JP2559800Y2 JP1291992U JP1291992U JP2559800Y2 JP 2559800 Y2 JP2559800 Y2 JP 2559800Y2 JP 1291992 U JP1291992 U JP 1291992U JP 1291992 U JP1291992 U JP 1291992U JP 2559800 Y2 JP2559800 Y2 JP 2559800Y2
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Inventor
芳治 長井
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オリジン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、額縁の裏板を作品方
向へ押圧するために使用する股開きバネ式裏板押え具に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の裏板押え具は、弾性を有する金
属またはプラスチックにより両脚を有する股開き状に形
成され、その弾力により裏板を押さえ止めるものであっ
て、従来、この形態の裏板押え具としては、実開昭63
−54369号公報に記載されたものを挙げることがで
きる。
【0003】図5および図6は、同公報に記載される裏
板押え具を示す。その裏板押え具は、金属板をプレス加
工することにより成形したもので、両脚51,51が股
開く上端に平たく指押え部52を形成し、その前端に掛
止爪53を突設し、両脚51,51の下端に、足54,
54を反り状に形成するとともに、両足54,54に、
掛止爪53の突設方向と同じ前方向へ爪先部55,55
が突設される。
【0004】掛止爪53は、下向きから上向きに反転す
るようにU字形に形成される。そこで、額縁のフレーム
56には、後面壁の裏側に溝条57が形成され、その溝
条57に掛止爪53を引っ掛けることにより、両脚5
1.51の弾力で裏板58が押さえ止められる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような、従来の
股開きバネ式裏板押え具によれば、掛止爪53にバネの
弾力を垂直方向(矢印参照)へ作用させるように、その
掛止爪の真下において、その突出長よりもさらに長く爪
先部55,55を突設したもので、バネの弾力の作用方
向から、その弾力以上の掛止力が得られなく、外れやす
いために、どうしても深い掛止部分が必要であることか
ら、取付け、取外しが容易ではなかった。
【0006】また、爪先部が前方へ突出しているため
に、フレームに掛けるためにそれに向かって進ませると
きに、爪先部に力が加わり、裏板の上における滑りが悪
く、また、引き出すときには、後ろへ転倒しやすく引く
力を入れ難いために、この点においても取付け、取外し
が困難であった。
【0007】この考案は、上記のような実情に鑑みて、
フレームから決して抜けない姿勢に変化するために、強
力な掛止力が得られるばかりでなく、取付け、取外しが
容易である股開きバネ式裏板押え具を提供することを目
的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、頂部の胴部片の両側に、額縁の裏板
に立脚させる脚部片を股開き状に連設し、前面には、フ
レームへ差し込む断面突出長の頭部片を前傾斜に突設す
るとともに、それがフレームの差込み溝の開口突条に引
っ掛かるように頚部を落ち込ませて形成し、脚部片に対
して胴部片を後方へ尻出し状に、脚部片下端の足部を同
じく後方へ爪先出し状にそれぞれ形成し、頭部片の上下
両端面間の姿勢高が、水平方向への頭起こしにおいて差
込み溝の開口幅よりも小さくなるように形成し、脚部片
の弾力でフレームの突条に頭部片が引っ掛かるととも
に、その部分を支点として差込み溝の下部片に圧接する
ように構成したことを特徴とする。
【0009】加えて、胴部片の上面に指掛け用の凹部を
形成することもある。
【0010】
【作用】股開きバネ式裏板押え具を上記のように構成し
たから、これを額縁に取り付けるときには、裏板の上に
立脚させてから、胴部片を指先で押さえながら前に進ま
せることにより、頭部片を低くしてフレームの差込み溝
に突っ込み、その突条に頚部で引っ掛かる。
【0011】胴部片が後ろへ尻出し状に形成されている
ため、それを下へ押さえると、後ろ下がりの傾斜にな
り、これは前に高い傾斜であるから、裏板の上に前進さ
せやすく、また、その傾斜と同時に、頭部片が水平方向
へ頭を持ち上げることによって、その姿勢高が差込み溝
の開口幅よりも小さくなるので、その中に突っ込むこと
ができ、その後に指を離すと、引っ掛かり部分を支点と
してバネの弾力が作用し、頭部片が前傾斜を強めて差込
み溝の下部片に圧接するとともに、それから決して抜け
ない姿勢高となる。
【0012】足部が爪先状に後ろへ突出しており、ま
た、胴部片を押し下げると、後ろ傾斜となるので、取付
けのための進行時や、取外しのための後退時において、
転倒するおそれがない。
【0013】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1ないし図4は、一実施例を示したもの
で、その股開きバネ式裏板押え具Pは、弾発力を有する
プラスチックにより一体成形したもので、頂部の胴部片
1の両側に脚部片3,3を突設して弓形に湾曲した形状
であって、胴部片1の前面の下部に頭部片5を突設して
ある。
【0015】胴部片1は、裏板25上における脚立にお
いて、上面がほゞ水平であるが(図2)、両脚部片3,
3に対して後方へ尻突形状であって、上面に指当てとし
て広く凹部7を設け、その凹部7の内面を前後方向に走
る波形において指掛けやすく凹凸に形成される。
【0016】両脚部片3,3は、下方へ徐々に前後幅が
狭くなり、下端部に後方へ爪先状に突出する形状の足部
9を有する。また、上面には、周縁に沿ってリブ11を
形成してある。
【0017】頭部片5は、下向き傾斜に形成され、厚み
よりも突出方向に長く、断面においてやゝ楕円形状であ
って、頚部13において額縁GのフレームFに引っ掛か
るように、その部分の上面が落ち込んでいる。
【0018】フレームFには、内周面に頭部片5の差込
み溝15が開放され、差込み溝15を構成する上下片1
7,19のうち、上部片17の開口縁に頭部片5を引っ
掛ける突条23が下向きに突設される。そして、下部片
19の下において、裏板25,マット27,ガラス29
の端部が納まる収納溝31が形成される。
【0019】押え具Pの頭部片5と、その差込み溝15
との関係については、差込み溝15の開口幅(高さ)を
Wとすれば、頭部片5の上下面間の姿勢高Haが大とな
っている(図2)
【0020】頭部片5を差込み溝15に掛けるために、
胴部片1の上の凹部7に指先を掛けることにより、押さ
え付けると(図3)、両脚部片3,3がその弾力に抗し
て開かれるが、胴部片1の尻突形状から、胴部片1が後
ろへ低い傾斜において押し下げられ、その傾斜におい
て、前へ押し進めやすくなる。また、頭部片5が上へや
ゝ頭を上げた状態で低くなり、その姿勢高Hbが差込み
溝15の開口幅Wよりも小さくなる。
【0021】差込み溝15に頭部片5を差し入れてから
指を離すと(図4)、脚部片3,3の弾発力により、頭
部片5が頚部13においてフレームFの突条23に引っ
掛かる。バネの作用によりこの引っ掛かり部分を支点A
として、胴部片1および頭部片5に後ろへ反転する力が
加わるので(同図矢印Q)、支点Aを中心に胴部片1が
持ち上がることによって、その傾斜において、頭部片5
が差込み溝15の下部片19にB点で圧接する。
【0022】頭部片5は、胴部片1と共に回転し、前垂
れ傾斜を強めることから、さらに姿勢高Hcが開口幅W
よりも大きくなり、しかも、後方への反転力から、突条
23に対する頭部片5の引っ掛かりがその反転力の付勢
によっても完全に保持されるため、頭部片5が差込み溝
15から決して抜けることはない。
【0023】頭部片5を引き抜くときには、図3に示す
ように、胴部片1を指で押さえて、頭部片5を引き起こ
すことによって、姿勢高Hを小さくする。
【0024】取付け状態においては(図4)、頭部片5
が下部片19に接触する部分Bを支点と考えると、A点
が作用点となるから、足部9の形状、特に爪先部10の
形状や突出長によって、力点をできるだけ後方に位置さ
せると、バネの弾力以上の力をA点の掛止部分に作用さ
せ得る。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の裏板押
え具によれば、胴部片が尻出し状に後ろへ突出している
ので、その上を指で単に押したときに、それが後ろ傾斜
となって、頭部片が頭を低くして水平方向に持ち上げ、
差込み溝に挿入する姿勢高となるので、頭部片をフレー
ムの突条に簡単に掛け外しでき、また、取付け状態にお
いては、頭部片の姿勢高が差込み溝の開口幅よりも大き
くなり、しかも、バネの弾力が頚部を外れない前方へ付
勢する力として作用するので、取外しやすく軽易な係合
状態であっても、決して外れることがない。また、足部
が爪先状に後ろへ突出しているので、前進させやすく、
また、後退時に転倒が防止されるために、この点でも取
付け、取外しが容易である。
【0026】加えて、胴部片の上面に凹部を形成したと
きには、それに指を掛けて容易に取付け、取外し操作を
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】額縁の裏板の上に脚立した状態において示す斜
視図である。
【図2】同図を拡大して示す縦断面図である。
【図3】取付け手順を示す縦断面図である。
【図4】取付け状態を示す縦断面図である。
【図5】従来例の斜視図である。
【図6】従来例の取付け状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 支点 F フレーム G 額縁 Ha,Hb,Hc 姿勢高 P 股開きバネ式裏板押え具 W 差込み溝の開口幅 1 胴部片 3 脚部片 5 頭部片 7 凹部 9 足部 13 頚部 15 差込み溝 19 下部片 23 突条

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部の胴部片の両側に、額縁の裏板に立
    脚させる脚部片を股開き状に連設し、前面には、フレー
    ムへ差し込む断面突出長の頭部片を前傾斜に突設すると
    ともに、それがフレームの差込み溝の開口突条に引っ掛
    かるように頚部を落ち込ませて形成し、脚部片に対して
    胴部片を後方へ尻出し状に、脚部片下端の足部を同じく
    後方へ爪先出し状にそれぞれ形成し、頭部片の上下両端
    面間の姿勢高が、水平方向への頭起こしにおいて差込み
    溝の開口幅よりも小さくなるように形成し、脚部片の弾
    力でフレームの突条に頭部片が引っ掛かるとともに、そ
    の部分を支点として差込み溝の下部片に圧接するように
    構成したことを特徴とする額縁の股開きバネ式裏板押え
    具。
  2. 【請求項2】 胴部片の上面に指掛け用の凹部を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の額縁の股開きバネ式
    裏板押え具。
JP1291992U 1992-02-06 1992-02-06 額縁の股開きバネ式裏板押え具 Expired - Lifetime JP2559800Y2 (ja)

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JPH0563368U JPH0563368U (ja) 1993-08-24
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JP2009254433A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Orizin Kogyo Kk 額縁における裏板固定具

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