JPH0335181Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335181Y2
JPH0335181Y2 JP1986080557U JP8055786U JPH0335181Y2 JP H0335181 Y2 JPH0335181 Y2 JP H0335181Y2 JP 1986080557 U JP1986080557 U JP 1986080557U JP 8055786 U JP8055786 U JP 8055786U JP H0335181 Y2 JPH0335181 Y2 JP H0335181Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
screw
claw
hole
latch claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986080557U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62190563U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986080557U priority Critical patent/JPH0335181Y2/ja
Publication of JPS62190563U publication Critical patent/JPS62190563U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0335181Y2 publication Critical patent/JPH0335181Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ビスにより組み立てて裏板の抜孔
に取り付ける額縁用の裏板掛止具に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来のこの種一般的な裏板掛止具は、ビス頭部
を受けるように裏板の抜孔に嵌着する受皿と、裏
板の下面においてビスで締め付けられる掛止爪
と、掛止爪をその爪先が裏板の端に出し入れされ
るように前後移動可能に保持する案内枠からなる
ものであるが、掛止爪には、裏板掛止具全体が抜
孔から脱出しないように外れを止める作用と、裏
板が外れないように爪先が枠骨に反転不能に掛か
る作用とが要求されるため、掛止爪の前端部ばか
りでなく、後端部も裏板の下面に掛かるようにな
されていた。つまり受皿の前後両端に掛止爪の端
部が突出した組立て形態となるため、従来の裏板
掛止具は、組み立てた状態では裏板の抜孔に取り
付けることができなく、その組立てには、掛止爪
を裏板の下に回し込むことによつて、そのネジ孔
にビスを螺入する操作が強いられるため、ビスの
螺入に注意が届き難く、裏板掛止具の取付け作業
が非能率的となる欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記のような従来の裏板掛止具の
欠点を解決したもので、組み立て状態において、
裏板の抜孔に取り付け得るために、組立てが容易
な裏板掛止具を提供することを目的としている。
〔考案の構成〕
即ち、上記の目的を達成するためのこの考案の
構成は、幅中央部にビスの案内溝が設けられ、裏
板の抜孔に嵌着するように形成した鍔付きのビス
頭部受け皿と、前後両端部間にビスを螺入するネ
ジ孔が設けられ、ビスの操作により裏板下でその
端に出し入れされるように長く形成した掛止爪
と、受皿に一体化され受皿と共に抜孔に差し込み
得る掛止爪の案内枠とからなり、この案内枠に上
記掛止爪の基端部を受皿と共に抜孔に差し込み得
るように引つ込めておくための弾性力ある保持片
を形成すると共に、掛止爪の基端部を保持片の制
止に抗して後方へ強制的に逃がし得るようにこの
保持片の形状を弾力的に開拡する形状に形成し、
且つ掛止爪には裏板の端に出し入れされる範囲に
おいてその移動が可能に上記保持片が係合する切
欠部を設けた額縁用の裏板掛止具をその要旨とす
る。
〔実施例〕
第1図ないし第8図は一実施例を示したもの
で、裏板掛止具Pは、受皿1と、案内枠2と、掛
止爪3と、ビス4とからなり(第1図)、ビス4
以外は、金属板をプレス成形することにより形成
してある。
受皿1は、裏板5の抜孔6に不動に嵌着できる
構造であつて、周縁に裏板5に掛かる鍔7を設
け、底壁8の幅中央部には前後方向に長い案内溝
9を設けてあるが、案内溝9は、掛止爪3の爪先
3aを裏板5の端に出し入れするための必要以上
に長く形成してある。
案内枠2は、逆U字形断面に形成され、幅中央
部に受皿1の案内溝9と合致する抜孔11を設
け、上面を受皿1の底壁8の下面にスポツト熔接
により固着し、受皿1と共に抜孔6に差し込み得
るようになつている。このように受皿1に一体化
されているため、受皿1の下面の両側端に掛止爪
3を挾む案内壁10,10を垂設した形態となつ
ている。
両案内壁10,10は掛止爪3よりも少しの隙
間だけ広い間隔で平行であるが、後端にはその間
隔が狭くなることによつて掛止爪3の基端が後方
へ突出しないように止める保持片12,12を設
けてある。また、両保持片12,12を弾力的に
開拡しやすいように、案内壁10,10の上端部
に後端に開口する切欠溝13,13を設けること
により形成し、さらに「く」の字形に屈折して形
成してある。
掛止爪3は、帯状に一定の幅で長く形成されて
いるが、基端部3bには両側に切欠部15,15
を設けてある。切欠部15,15は爪先3aを裏
板5の端に出入りさせるために移動させる長さに
形成し、且つ、その移動範囲において保持片1
2,12の先端12a,12aが係合するように
形成してある。また、掛止爪3には中間よりもや
や後方にビス4を螺入するネジ孔16を設けてあ
る。
上記の裏板掛止具Pは、受皿1の案内溝9から
ビス4を掛止爪3のネジ孔16に螺入することに
より組み立てるが、組み立てた状態で裏板5の抜
孔6に取り付けることができる。それには、ま
ず、組み立てる際に、掛止爪3を最も前へ移動さ
せることによりその基端部3bを案内壁10,1
0後端の保持片12,12の先端12a,12a
に掛け、また、ビス4には掛止爪3を出来るだけ
緩く螺着しておく(第2図、第3図)。
この組立て状態においては、掛止爪3の基端部
3bが受皿1の後端よりも引つ込んだ状態に保持
されるため、裏板5の抜孔6には掛止爪3の爪先
3aから先に差し込むことによつて、案内枠2お
よび受皿1を差し込むことができる(第4図)。
その際に、掛止爪3の基端部3bは、保持片1
2,12内に納まつているため、差し込みの妨げ
になることは全くない。また、受皿1の鍔7と掛
止爪3間の間隔は、最終的な締付け間隔よりも緩
めて広くなつているので、その両方の間に抜孔6
の周縁部6aを挟み付けることが容易であつて、
受皿1を抜孔6に完全に落し込むことができるた
め、掛止爪3を裏板5の下面5aよりも下に位置
させることがでる(第5図二点鎖線)。
この状態では掛止爪3が移動可能でその爪先3
aが裏板5の端から突出しているので、次に裏板
5を額縁Gに組み付けるときには(第6図)、そ
り爪先3aを引つ込める必要がある(第5図実
線)。しかし、掛止爪3を止めている両保持片1
2,12間は、切欠溝13,13によつて弾力的
変形が可能となつているため、爪先3aを保持片
12,12の弾力に抗して押し込むことができる
(第5図実線)。
爪先3aをこのように引つ込めると、掛止爪3
の切欠部15,15が保持片12,12に係合
し、係合する範囲において掛止爪3を前後に移動
することができる(第8図)。そこで、裏板5を
額縁Gに落し込んだ後には、ビス4を前方へ押し
出して掛止爪3を移動させることにより(第6図
矢印B)、爪先3aを枠骨Fの掛止片20に引つ
掛けることができる。これでビス4を締め付けて
掛止爪3を裏板5に圧接させることによつて、爪
先3aの突出状態が保持されるので、裏板5の取
付けが完了する。
裏板5を取り外すときには、ビス4を緩めてか
らそれを後へ押し戻すことにより掛止爪3を移動
させ、爪先3aを枠骨Fの掛止片20から外す。
裏板5は作品21の取り替えのために外す必要
があつても、裏板5から掛止具Pを外す必要性は
ほとんどないので、抜孔6から外れない安定した
取り付け状態を保持していることが望ましい。こ
の点については、掛止爪3の切欠部15,15が
保持片12,12にほぼ切欠きの長さの範囲にお
いて前後に移動できるように係合しており、その
移動範囲においては、掛止爪3の基端部3bが保
持片12,12よりも後方へ突出し(第6図,第
8図)、その基端部3bが裏板5に引つ掛かる状
態にあるため、基端部3bを保持片12,12に
押し戻さない限り、裏板5の抜孔6から掛止具P
が外れることはない。
しかし、掛止爪3の基端部3bの押し戻しに対
して保持片12,12が逆止爪の作用を果たし、
保持片12,12を強制的に開拡しない限り押し
戻すことができないので、掛止具Pの取付けの安
定性は強力に保持される。掛止爪3の基端部3b
を押し戻せば、組み立てたまま裏板掛止具Pを抜
孔6から取り外すことができる。
〔他の実施例〕
第9図、第10図および第11図はそれぞれ他
の実施例を示したものである。
第9図では、案内枠2に底壁25を設け、底壁
25の後端に保持片12を突設し、掛止爪3の裏
面には保持片12が係合する切欠部15を形成し
てある。
第10図では、案内枠2両側の案内壁10,1
0の前端に保持片12,12を設け、掛止爪3に
は前端部近くの両側に切欠部26,26を形成
し、同図に示すように、切欠部26,26が保持
片12,12に掛かることにより、掛止爪3の後
端部3aが案内枠2の中に引つ込み状態に保持さ
れるように構成されている。
第11図では、掛止爪3の後端部両側に突部2
8,28を設け、同図に示すように、突部28,
28が保持片12,12に掛かることにより、掛
止爪3の後端部3aが案内枠2の中に引つ込み状
態に保持されるように構成されている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は裏板掛止具に
よれば、組み立てた状態で裏板の抜孔に取り付け
ることができるため、その組立てが容易であり、
また、取付け自体も容易であるため、その作業能
率を非常に高めることができる。また、裏板に取
付けてしまうと、取付けの安定性が良好である等
の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示し、第1図は裏板との関係
において示す分解斜視図、第2図は組立て斜視
図、第3図は組立て底面図、第4図および第5図
は裏板への取付け手順を示す断面図、第6図は裏
板の掛止状態を示す額縁の一部断面図、第7図は
第6図A−A線矢視の断面図、第8図は保持片と
掛止爪との関係を示す断面図である。第9図、第
10図および第11図はそれぞれ他の実施例を示
す断面図である。 F…枠骨、G…額縁、P…裏板掛止具、1…受
皿、2…案内枠、3…掛止爪、3a…爪先、3b
…掛止爪の基端部、4…ビス、10…案内壁、1
1…案内溝、12…保持片、15…切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅中央部にビスの案内溝が設けられ、裏板の抜
    孔に嵌着するように形成した鍔付きのビス頭部受
    け皿と、前後両端部間にビスを螺入するネジ孔が
    設けられ、ビスの操作により裏板下でその端に出
    し入れされるように長く形成した掛止爪と、受皿
    に一体化され受皿と共に抜孔に差し込み得る掛止
    爪の案内枠とからなり、この案内枠に上記掛止爪
    の基端部を受皿と共に抜孔に差し込み得るように
    引つ込めておくための弾性力ある保持片を形成す
    ると共に、掛止爪の基端部を保持片の制止に抗し
    て後方へ強制的に逃がし得るようにこの保持片の
    形状を弾力的に開拡する形状に形成し、且つ掛止
    爪には裏板の端に出し入れされる範囲においてそ
    の移動が可能に上記保持片が係合する切欠部を設
    けたことを特徴とする額縁用の裏板掛止具。
JP1986080557U 1986-05-28 1986-05-28 Expired JPH0335181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986080557U JPH0335181Y2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986080557U JPH0335181Y2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62190563U JPS62190563U (ja) 1987-12-04
JPH0335181Y2 true JPH0335181Y2 (ja) 1991-07-25

Family

ID=30931468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986080557U Expired JPH0335181Y2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0335181Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4824071U (ja) * 1971-07-16 1973-03-20
JPS5031278U (ja) * 1973-07-23 1975-04-07

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4824071U (ja) * 1971-07-16 1973-03-20
JPS5031278U (ja) * 1973-07-23 1975-04-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62190563U (ja) 1987-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000512876A (ja) キャビネット内のスライド機構の垂直支持体
JPH03207307A (ja) 抽出し
JPH0335181Y2 (ja)
JPS6129346Y2 (ja)
JPH0318264Y2 (ja)
JPH0335180Y2 (ja)
JPH0636147Y2 (ja) 角形形状の竪樋の取付け構造
JPH0625985Y2 (ja) 電気器具取付装置
JPS6112407Y2 (ja)
JP2559800Y2 (ja) 額縁の股開きバネ式裏板押え具
JPS6037818Y2 (ja) 端子台のレ−ルへの取付構造
JPH0613962Y2 (ja) 抽斗正面板の錠前取付装置
JP2682374B2 (ja) 被覆部材の取付構造
JPH0445573Y2 (ja)
JP2511948Y2 (ja) ブラインド用ブラケット
JPH0141337Y2 (ja)
JPS6333425Y2 (ja)
JPS6312550Y2 (ja)
JP2552581Y2 (ja) 車両部品取付用クリップ
JPH078308Y2 (ja) アッシュトレイ
JPH0336442Y2 (ja)
JPH0647342Y2 (ja) カーテンレール用ブラケット
JPH0648021Y2 (ja) 樋金物
JPH0334355Y2 (ja)
JPS5852703Y2 (ja) 飾り板の取付装置