JPH0334963A - アルコキシニトリル化合物の製法 - Google Patents

アルコキシニトリル化合物の製法

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JPH0334963A
JPH0334963A JP1168561A JP16856189A JPH0334963A JP H0334963 A JPH0334963 A JP H0334963A JP 1168561 A JP1168561 A JP 1168561A JP 16856189 A JP16856189 A JP 16856189A JP H0334963 A JPH0334963 A JP H0334963A
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Tsunehiko Soga
恒彦 曽我
Mitsuaki Mukoyama
向山 光昭
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルコキシニトリル化合物の新規な製法に関
する。
〔従来の技術及びその課題〕
カルボニル化合物のシアノ化反応は、炭素−炭素結合生
成反応の一つとして有機合成上重要である。この反応に
おけるシアノ化剤としては種々の化合物が開発されてい
るが、中でも次式(n)3 R’−5i−CN      (II )■ 5 (式中、R3、R4及びR5は、それぞれ同一でも異な
ってもよく、アルキル基またはアリール基を示す) で表わされるシリルシアニド化合物は有機合成における
有用な試薬のひとつであり、種々の化合物(アルデヒド
、ケトン、エポキシド等)のシアン化剤として利用され
ている〔例えば、W、 C。
Groutas and D、 Fe1ker、 5y
nthesis、 1980.861D、 八、  B
vans、  L、  K、  Truesdale、
  and  G、  LCarroll、 J、 C
hem、 Soc、、 Chem、 Commun、、
 1973゜55; J、 C,Mullis and
 W、 P、 Weber、 J、 Org。
Chem、、 47.2873(1982)) 、この
シリルシアニド化合物(II)は保護されたカルボニル
化合物であるアセタールやケクールのシアノ化にも応用
され、これによって種々の天然物、医薬品等の合成原料
として有用な化合物であるα−アルコキシニトリル化合
物を合成することができる〔例えば、にLltimot
o、 Y、 Wakabayashi、 Y、 Shi
shiyama、 M。
1noue and tl、Nozaki、 Tetr
ahedron Lett、、 224279(198
1); K、 Utimoto、 Y、 Wakaba
yashi、 THoriie、 M、Inoue、 
Y、Shishiyama、 M、 0bayashi
and  It、Nozaki、  Tetrahed
ron、  39. 967(1983)) 。
しかし、これらシリルシアニド化合物を用いるシアン化
反応は、一般に四塩化チタン、四塩化スズ、ヨウ化亜鉛
等のルイス酸触媒の存在下で実施するものであり、酸性
的反応条件が必要である。このため、酸に対して不安定
な化合物の合成には適用が困難である。更に、テトラヒ
ドロフラン、ジメチルホルムアミド等のルイス塩基とな
り得るエーテル、アミド系等の反応溶媒の使用が困難で
あるという問題も有している。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情において本発明者らは、有機合成で汎用され
る優れた溶媒であるテトラヒドロフラン等の反応溶媒が
自由に使用でき、なおかつ酸に対して不安定な化合物の
合成にも適用可能な、中性条件下で進行するアセタール
化合物のシアノ化反応を開発せんと鋭意研究を行った結
果、触媒として特定のロジウム化合物を用いればかかる
目的を遠戚できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、次式(1) (式中、R’は置換基を有していてもよいアルキル基、
アルケニル基またはアリール基、R2は置換基を有して
いてもよいアルキル基を示す)で表わされるアセタール
化合物と、前記式(II)で表わされるシリルシアニド
化合物とを、触媒量の次式(III) [RhAXコ2      (■ ) (式中Aは分子内に2つ以上の二重結合を有する化合物
、Xはハロゲン原子を示す) で表わされるロジウム錯体の存在下で反応せしめること
を特徴とする次式(TV) (式中、R1及びR2は前記と同じ意味を示す)で表わ
されるアルコキシニ) jJル化合物の製法を提供する
ものである。
本発明方法で原料として用いられる化合物(I)におい
て、11のアルキル基としては炭素数1〜20、アルケ
ニル基としては、炭素数2〜20のものが好ましく、中
でもアリール基で置換されたビニル基、1−プロペニル
基等の1−アルケニル基が好ましい。R1のアリール基
としてはフェニル基、ナフチル基等が好ましく、その置
換基としてはフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、炭
素数l〜8のアルキル基、炭素数1〜8の’フルコキシ
ル基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
リールオキシカルボニル基等、特にメトキシル基、エト
キシル基等が好ましい。またR2のアルキル基としては
炭素数1〜8のもの、!1′、ljにメチル基、エチル
基、ブヂル基等が好ましく、その置換基としてはフェニ
ル基等のアリール基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン
原子などが好ましい。
かかる化合物(I)は、対応するアルデヒド化合物から
常法により容易に合成することができる。
例えば、対応するアルデヒドをメタノール中、pトルエ
ンスルホン酸等の酸触媒の存在下、オルトギ酸メチルと
反応させることにより、対応するジメチルアセクールを
台底できる。
本発明方法でシアノ化剤として用いられるシリルシアニ
ド化合物(II)におけるR3、R4及びR5は、アル
キル基としては炭素数1〜8のもの、特1こメチル基、
エチル基、t−ブチル基等が好ましく、アリール基とし
てはフェニル基等が好ましい。このようなシリルシアニ
ド化合物(II)としては、トリメチルシリルシアニド
(以下、TMS−CNと称す)、第三ブチルジメチルシ
リルシアニド、ジメチルフェニルシリルシアニド等が挙
げられる。
また、本発明方法で触媒として用いられるロジウム錯体
(]II>において、への分子内に2つ以上の二重結合
を有する化合物としてはジエン化合物、特に、炭素数1
〜20のジエン化合物、さらに1゜5−シクロオクタジ
エン、ノルボルナジェン、1゜5−へキサジエン等が好
ましく、Xのハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素等が好ましい。
このようなロジウム錯体(1)の具体例としては、ジ−
μmクロロ−ビス(1,5−シクロオクタジエン)ジロ
ジウム(以下、[Rh (COD) CR] 2と記す
)、シーμmクロロ−ビス(ノルボルナジェン)ジロジ
ウム等が挙げられる。これらの触媒は従来使用されてい
たルイス酸類とは異なり中性化合物であるので、中性条
件下でシアノ化反応を実施することができ、酸性的反応
条件を回避することができる。
更に、本発明方法において用いられる反応溶媒としては
、例えば塩化メチレン、トルエン、アセトニトリル、テ
トラヒドロフラン(以下、Ti1l?と称す)等が挙げ
られる。
次に一般的な反応操作について説明する。まず、溶媒中
に、原料(1)に対して0.5〜5モル%程度の触媒(
LII)を溶解または懸濁させておき、5〜30℃の温
度において1.2〜1.5倍モル程度のシアノ化剤(I
I)を加えてIO分〜3時間程度攪拌した後、原料(I
)を加え、5〜30℃の温度において1〜10時間程度
攪拌する。反応終了後、リン酸緩衝液(pH= 7程度
〉、炭酸水素す) IJウム水溶液などを加えて、適当
な有機溶媒で抽出する。溶媒留去後、シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー等で精製することにより、目的物であるアルコキシニ
トリル化合物(IV)が得られる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例1 アルゴン気流下、0.006mmolの[Rh (CO
D) CI2 ] 2を1.0−の乾燥したアセトニ)
 IJルに溶解させておき、0.45mmolのTMS
−CNの1.5−了セトニトリル溶液を室温にて加え、
同温度で30分間攪拌した。
次いで0.31.mmolの(E)−シンナムアルデヒ
ドジメチルアセタールの1.5−アセトニトリル溶液を
室温にて加え、同温度で3時間攪拌した。反応液に炭酸
水素す) IJウム飽和水溶液を加えた後、酢酸エチル
で有機物を抽出した。抽出液を無水硫酸す) IJウム
にて乾燥後、ろ過し、ろ液を減圧留去した。残分を薄層
クロマトグラフィー(展開溶媒。
ヘキザン、酢酸エチルー5:1)にて精製し、標記化合
物0.272 mmol (収率88%)を拐た。
NMR(CDCA 3.TMS標準)δppm7.23
(5H,s)、 6.78(IH,d、J=1611z
)、 6.02(illdd、J=6Hz、16Hz)
、 4.71[11,d、J=611z)  3.42
(311,s) 実施例2 Q、 32mmolのp−メトキシベンズアルデヒドシ
メチルアセクールと0.45mmolのTMS−CNと
を、0006mmolの[Rh (COD) CII 
]−を用い、実施例1と同様にしてアセトニ) IJハ
ル中3時間反応させ、標記化合物0.308mmolを
得た(収率96%〉。
NMII(CCj! 、、TMS 標準)δppm :
7.21(IN、d、J=811z)、  6.72(
III、d、J=811z)、  4.95(IH,s
)、  3.70(3i1. s)、  3.34(3
1L s)実施例3 2−メトキシ−4−フェニルブタンニトリルの製造 0.30 mmolの3−フェニルプロパナールジメチ
ルアセタールと0.45 mmolのTMS−CNとを
、0.006mmolの[Rh (COD) CIII
2を用い、実施例1と同様にしてアセトニ) IJル中
で3時間反応させ、標記化合物0.283 mmolを
得た(収率94%)。
11MR(CDCI!、、、 7MS標準)δppm7
、10 (511,s) 、 3.87 (LH,t、
 J=6Hz)2、8 (211,m) 、 2.1 
(211m)実施例4 3、38 (3H,s) 。
(1,45mmolのTMS−CNとを、0.006 
mmo’lの[Rh (COD) C12] 2を用い
、実施例1と同様にしてアセトニトリル中で3時間反応
させ、標記化合物0.322 mmolを得た(収率9
5%)。
NMR(CCA 、、7MS標準)δppm:3、83
 (IH,t、 J=6Hz) 、 3.38 (31
1,s)1、7〜0.8 (1911,m) 〔発明の効果〕 以上のごとく、本発明のアルコキシニ) IJル化合物
の製造方法は、従来のルイス酸を使用する方法と異なり
、THF、エーテル、DMli等のルイス塩基となる反
応溶媒が使用可能である。また、はぼ中性条件で反応が
進行するため、酸や塩基に不安定な有機化合物の台底へ
の適用が可能である。
以」二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は置換基を有していてもよいアルキル基
    、アルケニル基またはアリール基、R^2は置換基を有
    していてもよいアルキル基を示す) で表わされるアセタール化合物と、次式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) (式中R^3、R^4及びR^5は、それぞれ同一でも
    異なってもよく、アルキル基またはアリール基を示す)
    で表わされるシリルシアニド化合物とを、触媒量の次式
    (III) [RhAX]_2(III) (式中、Aは分子内に2つ以上の二重結合を有する化合
    物、Xはハロゲン原子を示す) で表わされるロジウム錯体の存在下で反応せしめること
    を特徴とする次式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R^1及びR^2は前記と同じ意味を示す)で
    表わされるアルコキシニトリル化合物の製法。
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