JPH033466B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH033466B2
JPH033466B2 JP14655683A JP14655683A JPH033466B2 JP H033466 B2 JPH033466 B2 JP H033466B2 JP 14655683 A JP14655683 A JP 14655683A JP 14655683 A JP14655683 A JP 14655683A JP H033466 B2 JPH033466 B2 JP H033466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
current
cycloconverter
control
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14655683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6039369A (ja
Inventor
Shigeru Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP14655683A priority Critical patent/JPS6039369A/ja
Publication of JPS6039369A publication Critical patent/JPS6039369A/ja
Publication of JPH033466B2 publication Critical patent/JPH033466B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M5/00Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases
    • H02M5/02Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc
    • H02M5/04Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters
    • H02M5/22Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M5/25Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means
    • H02M5/27Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means for conversion of frequency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Ac-Ac Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は三角結線サイクロコンバータの負荷電
流制御方法に関する。
〔発明の技術的背景〕
サイクロコンバータはある周波数の交流電力を
別の周波数の交流電力に直接変換する周波数変換
装置で最近、誘導電動機や同期電動期の駆動電源
として広く使われてきている。
三角結線サイクロコンバータは3台の交直電力
変換器(コンバータ)を△結線して3相負荷に可
変電圧可変周波数の交流電力を供給する装置で一
般に使われているサイクロコンバータ(正群及び
負群コンバータを対として出力1相分を構成する
サイクロコンバータ)に比較すると、コンバータ
の台数が半分で済む利点があり、最近注目をあび
るようになつてきた(特願昭56−158692)。
第1図は従来の三角結線サイクロコンバータ装
置の構成図を示すもので詳しい説明は、特願昭56
−158692に記載されている。
図中、BUSは3相交流電源の電線路、Cは進
相コンデンサ、TRは電源トランス、CCは3相出
力サイクロコンバータ本体、Mは3相交流電動機
である。サイクロコンバータ本体CCは3台の交
直電力変換器(コンバータ)SS1,SS2,SS3及び
中間タツプ付直流リアクトルL1,L2,L3から構
成されている。電力変換器(コンバータ)SS1
SS2,SS3の交流入力側は電源トランスTRによつ
て絶縁されており、直流側は一方向の循環電流が
流れるように直流リアクトルL1,L2,L3を介し
て△接続されている。いわゆる三角形循環電流式
サイクロコンバータを構成している。直流リアク
トルL1,L2,L3の中間タツプが3相交流電動機
Mの3相巻線に接続されている。
一方、制御回路としては受電端の3相交流電流
を検出する変流器CTS、3相交流電圧を検出する
変成器PTS、無効電力演算器VAR、制御補償回
路H(S)、無効電力設定器VR、比較器CQ,C0
C1,C2,C3、加算器A1,A2,A3、演算増幅器
K0,K1,K2,K3、位相制御回路PH1,PH2
PH3及び負荷電流検出器CTU,CTV,CTWが用い
られる。
このサイクロコンバータは3相交流電動機Mに
供給する電流IU,IV,IWを制御する回路と当該サ
イクロコンバータの受電端の無効電力を調整する
ために三角結線サイクロコンバータの循環電流I0
を制御する回路を含んでいるが、本発明の目的を
明らかにするため後者の制御動作は省略する。な
お、後者の制御動作は特願昭56−158692に詳しく
述べられているのでそちらを参照願いたい。
以下、従来装置の負荷電流制御動作を説明す
る。
第2図は第1図に示したサイクロコンバータ
CCと電動機Mの等価回路を示すもので、電動機
Mは△結線されているものと仮定する。V1,V2
V3はコンバータSS1,SS2及びSS3の出力電圧で
正及び負の値をとりうる。しかし各コンバータの
出力電流I1,I2,I3は一定方向の電流しか流れな
い。電動機Mは△結線されており、その各々の巻
線をMa,Mb,Mcとしている。各々の巻線に流
れる電流Ia,Ib,Icを図示の方向にとり、線電流
IU,IV,IWとの関係式を求めると次のようにな
る。
Ia=(IU−IV)/3 …(1) Ib=(IV−IW)/3 …(2) Ic=(IW−IU)/3 …(3) なお、IU,IV,IW及びIa,Ib,Icは平衡した3
相正弦波電流として取扱つている。
第3図は第2図の各部波形図を示すものであ
る。線電流IU,IV,IWに対して相電流Ia,Ib,Ic
は上記(1),(2),(3)の式を満足している。コンバー
タSS1,SS2及びSS3の出力電流I1,I2,I3は負方
向には流れ得ないので線電流IU,IV,IWの値によ
つて図示のように変化する。これは次の3つのモ
ードに分けて考えることができる。
モード:IV0,IW0 このときは、SS2の出力電流I2は零となる。故に I1=−IV,I3=IWが流れる。
モード:IW0,IU0 このときは、SS3の出力電流I3は零となる。故に
I1=IU,I2=−IWが流れる。
モード=:IU80,IV0 このときは、SS1の出力電流I1は零となる。故に I2=IV,I3=−IUが流れる。
第2図の等価回路からもわかるように、各コン
バータの出力電圧が3相平衡状態にあるときには
次の電圧方程式が成り立つ。ただし、電動機Mの
巻線Ma,Mb,Mcの抵抗をRa,Rb,Rcインダ
クタンスをLa,Lb,Lcとして逆起電力をEa,
Eb,Ecとする。またp=d/dtは微分演算子で
ある。
V1=(Ra+La・p)・Ia+Ea …(4) V2=(Rb+Lb・p)・Ib+Eb …(5) V3=(Rc+Lc・p)・Ic+Ec …(6) 従つて、電流Iaを制御するにはV1を変えてや
ることにより、又、電流Ib及びIcを制御するには
V2及びV3を変えてやることにより各々行うこと
ができる。
第1図の装置にもどり、上記相電流Ia,Ib,Ic
の制御動作を説明する。
電流検出器CTU,CTV,CTWにより、線電流
IU,IV,IWを検出し、(1),(2),(3)式の演算を行な
うことにより相電流検出値Ia,Ib,Icを求める。
それらを比較器C1,C2,C3に入力し、相電流指
令値I* a,I* b,I* cと比較する。各々の偏差 ε1=I* a−Ia ε2=I* b−Ib ε3=I* c−Ic を増幅器K1,K2,L3で増幅し、位相制御回路
PH1,PH2及びPH3に各々入力する。
例えば、Ia<I* aの場合、ε1・K1が増大してコン
バータSS1の出力電圧V1を増加させ、(4)式で示さ
れる相電流Iaを増加させる。最終的にIa=I* aにな
るように制御される。逆に、Ia>I* aの場合には
ε1・K1が減少しV1が減つてIaを減少させやはり
Ia=I* aに制御される。
同様にIb=I* b,Ic=I* cになるように制御され
る。
Ia,Ib,Icが第3図に示されるように3相平衡
した正弦波電流として制御されれば、当該電動機
Mの入力電流たる線電流IU,IV,IWも第3図の波
形のように3相平衡正弦波電流となる。
〔背景技術の問題点〕
このような従来の三角結線サイクロコンバータ
の負荷電流制御方法は次のような問題点があつ
た。
(a) まず、従来の制御方法では線電流IU,IV,IW
と相電流Ia,Ib,Icの間に(1)〜(3)式で示される
関係が成立することが前提条件となつている
が、負荷となる電動機Mの巻線Ma,Mb,Mc
に循環電流が流れた場合、上記(1)〜(3)式の関係
がくずれてしまう。そのため実際に供給すべき
負荷電流IU,IV,IWの制御が正確に行なわれな
い可能性がある。
(b) 実際に供給すべき負荷電流IU,IV,IWを直接
制御していないため本当に正確な制御がなされ
ているか不明である。故に電動機Mのトルク制
御や速度制御に際して信頼性に欠ける面があ
る。特に、最近普及してきた誘導電動機のベク
トル制御にこのサイクロコンバータを適用する
場合、上記負荷電流IU,IV,IWの振幅や位相を
正確に制御する必要があるので、当該負荷電流
の値が不明ということは致命的な欠点となる。
〔発明の目的〕
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので
三角結線サイクロコンバータの負荷電流を直接的
に制御する方法を提供することを目的としてい
る。
〔発明の概要〕
本発明は3相負荷に交流電力を供給する三角結
線サイクロコンバータに係り、当該負荷電流IU
IV,IWの検出値と、その指令値I* U,I* V,I* Wを比較
し、各偏差εU=I* U−IU,εV=I* V−IV及びεW=I* W
IWを求め、当該サイクロコンバータを構成する第
1のコンバータSS1の出力電圧を(εU−εV)の値
に応じて制御し、また第2のコンバータSS2の出
力電圧を(εV−εW)の値に応じて制御し、さらに
第3のコンバータSS3の出力電圧を(εW−εU)の
値に応じて制御することにより、上記負荷電流
IU,IV,IWを直接的に制御するようにした三角結
線サイクロコンバータの負荷電流制御方法であ
る。
〔発明の実施例〕
第4図は本発明の三角結線サイクロコンバータ
装置の実施例を示す構成図である。
図中、BUSは3相交流電源の電線路、CAPは
進相コンデンサ、TRは電源トランス、CCは3相
出力サイクロコンバータ本体、Mは3相交流電動
機である。サイクロコンバータ本体CCを構成す
る3台の交直電力変換器(コンバータ)SS1
SS2,SS3の交流入力側は電源トランスTRによつ
て絶縁されており、直流側は一方向の循環電流が
流れるように直流リアクトルL1,L2,L3を介し
て△接続されている。いわゆる三角形循環電流式
サイクロコンバータを構成している。直流リアク
トルL1,L2,L3の中間タツプが3相交流電動機
Mの3相巻線に接続されている。
また、制御回路として、受電端の3相交流電流
を検出する変流器CTS、3相交流電圧を検出する
変成器PTS、無効電力演算器VAR、制御補償回
路H(S)、無効電力設定器VR、比較器CQ,CO
CU,CV,CW,加算器A1,A2,A3,A4,A5
A6、電流制御補償回路GO,GU,GV,GW、位相
制御回路PH1,PH2,PH3及び出力電流検出器
CT1,CT2,CT3が用意されている。
この実施例の装置は、3相交流電動機Mに供給
する電流IU,IV,IWを制御する回路と、サイクロ
コンバータCCの受電端の無効電力を調整するた
めに当該サイクロコンバータの循環電流I0を制御
する回路を含んでいるが本発明の主な目的は前者
にあるのでそれを詳しく説明する。
まず、サイクロコンバータCCの受電端の無効
電力の制御動作を簡単に説明する。
サイクロコンバータCCを構成する電力変換器
(コンバータ)SS1,SS2,SS3は各素子(サイリ
スタ)の転流を電源電圧によつて行つている。い
わゆる自然転流である。このためコンバータの交
流入力電流は電源電圧に対して常に遅れた位相と
なり、電源から見たとき遅れ無効電力を消費する
ことはよく知られている。当該遅れ無効電力は負
荷に供給する電流IU,IV,IWの大きさや前記各コ
ンバータの点弧位相角の値に依存し、その無効電
力変動によつて電源電圧の変動をもたらし、電源
系統へ種々の悪影響を与える欠点がある。
そこで、受電端に一定の進み無効電力を消費す
る進相コンデンサCAPを設置し、サイクロコン
バータCCの遅れ無効電力が当該進相コンデンサ
CAPの進み無効電力と常に等しくなるように当
該サイクロコンバータCCの循環電流I0を制御し
ている。
サイクロコンバータCCの循環電流I0は電源側
から見た場合、遅れ無効電力として現われるが、
有効電力には関係しない。一方、負荷電流IU
IV,IWは電源側から見た場合、有効電力成分と遅
れ無効電力成分を含んでいる。
すなわち、負荷電流IU,IV,IWによる遅れ無効
電力と循環電流I0による遅れ無効電力との和が進
相コンデンサCAPの進み無効電力の値にちよう
ど等しくなるように循環電流I0の値を制御すれば
電源から見た無効電力成分は零となり、負荷電流
に依存する有効電力成分だけとなる。
具体的には、第4図の装置において、まず、受
電端の電圧、電流をPTS及びCTSで検出し、その
値を使つて無効電力演算器VARで、受電端の無
効電力Qを検出する。また、無効電力設定器VR
によつて無効電力指令値Q*を出力し、比較器CQ
で当該偏差εQ=Q*−Qを求める。偏差εQは制御
補償回路H(S)を介して循環電流指令値I* 0とな
る。次に比較器COによつてサイクロコンバータ
CCの循環電流検出値I0と前記指令値I* 0を比較し、
偏差ε0=I* 0−I0を求める。偏差ε0は次の電流制御
補償回路G0を介して、各コンバータの位相制御
回路PH1,PH2,PH3に入力される。
Q*>Qとなつた場合、偏差εQは正の値となり、
循環電流指令値I* 0を増加させる。故にI* 0>I0とな
り、偏差ε0>0の値に応じて各コンバータの出力
電圧V1,V2,V3を矢印の方向に増加させる。故
に、当該出力電圧の和V1+V2+V3>0が直流リ
アクトルL1+L2+L3に印加されサイクロコンバ
ータCCの循環電流I0を増加させI0=I* 0となつて落
ち着く。従つて、受電端の遅れ無効電力Qが増加
し、その指令値Q*に等しくなるように制御され
る。
逆に、Q*<Qとなつた場合も同様に制御され、
最終的にQ=Q*となつて落ち着く。
通常、上記無効電力指令値Q*は零に設定され、
Q=Q*=0となつて受電端の基本波力率は常に
1に制御される。
以上の無効電力制御についてのより詳しい動作
説明は特願昭56−158692を参照願いたい。
次に本発明の目的となつている負荷電流制御の
動作説明を行う。
まず、電流検出器CT1,CT2及びCT3によつて
コンバータSS1,SS2,SS3の出力電流I1,I2及び
I3を検出する。このコンバータの出力電流I1,I2
I3と負荷電流IU,IV,IWとの間には次の関係があ
る。
IU=I1−I3 …(7) IV=I2−I1 …(8) IW=I3−I2 …(9) この関係はサイクロコンバータCCに循環電流
I0が流れても流れなくとも成り立つもので、上記
(7)〜(9)式を使つてコンバータの出力電流I1,I2
I3から負荷電流IU,IV,IWを求めることができる。
もちろん負荷電流IU,IV,IWを直接検出してもよ
い。
比較器CU,CV,CWは、上記負荷電流検出値IU
IV,IWとその指令値I* U,I* V,I* Wを各々比較して各
偏差εU,εV,εWを求めている。
εU=I* U−IU …(10) εV=I* V−IV …(11) εW=I* W−IW …(12) 上記偏差εU,εV及びεWは各々の電流制御補償回
路GU,GV及びGWを介して、加算器A1,A3,A5
により次式で示される制御信号e〓1,e〓2及びe〓3
変換される。
e〓1=GU・εU−GV・εV …(13) e〓2=GV・εV−GW・εW …(14) e〓3=GW・εW−GU・εU …(15) ここで各電流制御補償回路GU,GV,GWの制御
定数を合わせることにより GU=GV=GW=G(S) …(16) と置き換えることができ、(13)〜(15)式は次
のようになる。
e〓1=(εU−εV)・G(S) …(17) e〓2=(εV−εW)・G(S) …(18) e〓3=(εW−εU)・G(S) …(19) これらの制御信号e〓1,e〓2及びe〓3は次の加算器
A2,A4,A6によつて前述の循環電流制御回路か
らの信号e〓0=ε0・G0と加え合わせられ、位相制
御回路PH1,PH2及びPH3に入力される。
ここでは説明を簡単にするため、受電端の無効
電力Qはその指令値Q*に一致しており循環電流
I0が定常状態(I0=I* 0)にあるものとして偏差ε0
=I* 0−I0は零あるいはごく小さいものとして説明
する。従つて、上記信号e〓0≒0として考える。
3相3線式の負荷では、必ずIU+IV+IW=0を
満足している。従つて、当該負荷電流の指令値も
I* U+I* V+I* W=0を満足するように与える。この結
果、各相の電流偏差εU,εV,εWの和はεU+εV+εW
=0となる。
具体的な数値でしてとらえらると例えば、εU
2,εV=1のときεW=−3となる。故にコンバー
タSS1の出力電圧V1は(εU−εV)=1に比例した
分だけ増加し、SS2の出力電圧V2は(εV−εW)=
4の値に比例して増加し、また、SS3の出力電圧
V3は(εW−εU)=−5の値に比例して減少する。
第4図の装置の主回路の等価回路は第2図と同
様に表わすことができる。
従つて、V1の増加分“1”に比例して電流Ia
が増加し、V2の増加分“4”に比例して電流Ib
も増加しさらにV3の減少分“−5”に比例して
電流Icが減少する。ここで負荷電流(線電流)
IU,IV,IWと上記相電流Ia,Ib,Icとの間には次
の関係式が成り立つ。
IU=Ia−Ic …(20) IV=Ib−Ia …(21) IW=Ic−Ib …(22) この関係式は△結線された負荷に循環電流が流
れているか否かにかかわらず成り立つ。従つてIU
は“6”だけ増加し、IVは“3”だけ増加し、IW
は“−9”だけ減少する。これらの増減分△IU
△IV,△IWは各々 △IU=“6”∝εU=“2” △IV=“3”∝εV=“1” △IW=“−9”∝εW=“−3” となつて各々の偏差分に比例しているのがわか
る。
本発明の負荷電流制御方法が従来の負荷電流制
御方法と大きく異なるところは(20)〜(22)式
を使つた制御方法であるという点である。すなわ
ち(1)〜(3)式は等価回路で表わされる△結線負荷に
循環電流が流れている場合、成立しないのに対
し、(20)〜(22)式の関係は、上記循環電流の
有無に関係なく成り立つので常に正確な負荷電流
の制御が可能となる。
以上本発明の実施例では循環電流式サイクロコ
ンバータについて説明したが非循環電流式サイク
ロコンバータでも同様に適用できることは言うま
でもない。
また電力変換器(コンバータ)は3パルス,6
パルス,12パルス,…等制御パルス数にかかわり
なく適用できることも言うまでもない。
第5図は本発明装置の別の実施例を示す制御回
路構成図である。
電動機負荷では当該電動機の回転に伴なう逆起
電力が発生し、負荷電流制御系に外乱として作用
する。このため、電流指令値I* U,I* V,I* Wに対し実
際の電流値IU,IV,IWがうまく追従せず、期待通
りの特性が得られないという問題があつた。第5
図の制御回路は上記逆起電力による外乱を打ち消
すように補償したものである。
図中、PSは電動機(同期電動機の場合を考え
る)の回転子位置検出器、PTGは3相単位正弦
波発生器、MLU,MLV,MLW,MLNは乗算回路
GNは速度制御補償回路、CNは比較器、A7,A8
A9は加算器で他の記号は第4図の回路の記号の
説明と同じである。
比較器CNによつて速度指令値N*と実速度を比
較し偏差εN=N*−Nを求める。当該偏差εNは速
度制御補償回路GNを介して電動機の電機子電流
(負荷電流)の波高値Imを与える。
一方、電動機の回転子位置検出器PSは当該電
動機の逆起電力に同期した3ケの矩形波信号を出
力するもので、3相単位正弦波発生器PTGを介
して3相単位正弦波sinθU,sinθV,sinθWに変換さ
れる。
乗算器MLU,MLV,MLWによつて、次の演算
が行なわれ負荷電流の指令値I* U,I* V,I* Wが求ま
る。
I* U=Im・sinθU …(23) I* V=Im・sinθV …(24) I* W=Im・sinθW …(25) 負荷電流の制御は前に述べた通りである。
また、乗算器MLNは3ケ分をいつしよに表わ
したもので、電動機の回転速度Nと前記単位正弦
波sinθU,sinθV,sinθWを乗じて次の値を得てい
る。ただしkは比例定数である。
eNU=kN・sinθU …(26) eNV=kN・sinθV …(27) eNW=kN・sinθW …(28) 上記値eNU,eNV,eNWは前述の電動機の逆起電
力による外乱を打ち消すために加えれる補償量で
ある。
すなわちU,V,W相の電流制御偏差εU,εV
びεWを制御補償回路GU,GV及びGWを介した後に
加算器A7,A8,A9を設け上記補償量を加えてい
る。その後で、各コンバータの位相制御回路
PH1,PH2,PH3の入力信号を第4図で説明した
ように与えている。
このように電動機の逆起電力等の外乱がある場
合でも負荷電流制御補償を各相毎に行うことがで
き、制御系の設計に際しきわめて解り易い制御回
路を提供することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のサイクロコンバー
タの負荷電流制御方法によれば負荷電流を直接的
に制御することができ、正確な電流制御を行うこ
とが可能となる。また電流制御系への種々の補償
も各相毎に行うことができ設計の容易なシステム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三角結線サイクロコンバータ装
置の構成図、第2図は第1図の装置の主回路部の
等価回路図、第3図は第2図の各部波形図、第4
図は本発明の三角結線サイクロコンバータ装置の
実施例を示す構成図、第5図は本発明装置の別の
実施例を示す制御回路構成図である。 BUS…3相交流電源の電線路、CAP…進相コ
ンデンサ、TR…電源トランス、CC…3相出力サ
イクロコンバータ本体、M…3相交流電動機(負
荷)、SS1,SS2,SS3…交直電力変換器、L1,L2
L3…直流リアクトル、CTS,CT1,CT2,CT3
変流器、PTS…変成器、VAR…無効電力演算器、
H(S),GO,GU,GV,GW,GN…制御補償回路、
CQ,CO,CU,CV,CW,CN…比較器、A1,A2
A3,A4,A5,A6,A7,A8,A9…加算器、PH1
PH2,PH3…位相制御回路、MLU,MLV,MLW
MLN…乗算器、PS…回転子位置検出器、PTG…
単位正弦波発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流電源と3相負荷との間に介在し、第1,
    第2及び第3の交直電力変換器(コンバータ)に
    よつて三角結線されたサイクロコンバータにおい
    て前記第1,第2及び第3のコンバータの出力電
    流I1,I2及びI3に対して3相負荷電流IU,IV,IWが IU=I1−I3 IV=I2−I1 IW=I3−I2 の関係を有するように負荷を接続し、当該負荷電
    流IU,IV,IWの検出値とその指令値I* U,I* V,I* W
    比較し、各偏差 εU=I* U−IU εV=I* V,−IV εW=I* W−IW を求め、前記第1のコンバータの出力電圧を(εU
    −εV)の値に応じて制御し、また、第2のコンバ
    ータの出力電圧を(εV−εW)の値に応じて制御し
    さらに第3のコンバータの出力電圧を(εW−εU
    の値に応じて制御するようにしたことを特徴とす
    る三角結線サイクロコンバータの負荷電流制御方
    法。
JP14655683A 1983-08-12 1983-08-12 三角結線サイクロコンバ−タの負荷電流制御方法 Granted JPS6039369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14655683A JPS6039369A (ja) 1983-08-12 1983-08-12 三角結線サイクロコンバ−タの負荷電流制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14655683A JPS6039369A (ja) 1983-08-12 1983-08-12 三角結線サイクロコンバ−タの負荷電流制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6039369A JPS6039369A (ja) 1985-03-01
JPH033466B2 true JPH033466B2 (ja) 1991-01-18

Family

ID=15410335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14655683A Granted JPS6039369A (ja) 1983-08-12 1983-08-12 三角結線サイクロコンバ−タの負荷電流制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6039369A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6039369A (ja) 1985-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4792741A (en) Control unit for non-circulating current type cycloconverter
JPS6137864B2 (ja)
JPS5850119B2 (ja) 無整流子電動機の制御装置
EP0121792A2 (en) Vector control method and system for an induction motor
JPH033466B2 (ja)
JPH0783599B2 (ja) 循環電流形サイクロコンバ−タの制御方法
JPH033467B2 (ja)
JPH0748949B2 (ja) 循環電流式三角結線サイクロコンバ−タの制御方法
JPH0221220B2 (ja)
JPH0767280B2 (ja) 電力変換装置
JPH0152992B2 (ja)
JPH0748951B2 (ja) 電力変換装置
JP2708649B2 (ja) サイクロコンバータの制御装置
JPS6330236Y2 (ja)
JPH0375893B2 (ja)
JP2672907B2 (ja) インバータ入力回路用直流電圧制御装置
JPS63228992A (ja) インバ−タ制御装置
JP3124019B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH03135389A (ja) 電圧形インバータの制御方法及びその装置
JPS607919B2 (ja) 多相交流電動機の給電方法
JPS583586A (ja) サイリスタモ−タのトルク制御装置
JPH033468B2 (ja)
JP2689434B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH0332313B2 (ja)
KR920011005B1 (ko) 유도전동기의 벡터(vector)제어방법과 장치