JPH033468B2 - - Google Patents

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JPH033468B2
JPH033468B2 JP14656083A JP14656083A JPH033468B2 JP H033468 B2 JPH033468 B2 JP H033468B2 JP 14656083 A JP14656083 A JP 14656083A JP 14656083 A JP14656083 A JP 14656083A JP H033468 B2 JPH033468 B2 JP H033468B2
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Shigeru Tanaka
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH033468B2 publication Critical patent/JPH033468B2/ja
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M5/00Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases
    • H02M5/02Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc
    • H02M5/04Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters
    • H02M5/22Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M5/25Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means
    • H02M5/27Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means for conversion of frequency
    • H02M5/271Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases without intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means for conversion of frequency from a three phase input voltage

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は受電端の無効電力を制御し得る三角結
線サイクロコンバータ装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
サイクロコンバータはある周波数の交流電力を
別の周波数の交流電力に直接変換する周波数変換
装置で、最近誘導電動機や同期電動機の駆動電源
として広く使われている。
三角結線サイクロコンバータは3台の交直電力
変換器(コンバータ)を△結線して3相負荷に可
変電圧可変周波数の交流電力を供給する装置で、
一般に使われているサイクロコンバータ(正群及
び負群コンバータを対として出力1相分を構成す
るサイクロコンバータ)に比較すると、コンバー
タの台数が半分で済む利点があり、最近、注目を
あびるようになつてきた(特願昭56−158692)。
第1図は従来の三角結線サイクロコンバータ装
置の構成図を示すもので、詳しい説明は特願昭56
−158692に記載されている。
第1図中、BUSは3相交流電源の電線路、C
は進相コンデンサ、TRは電源トランス、CCは3
相出力サイクロコンバータ本体、Mは3相交流電
動機である。サイクロコンバータ本体CCは3台
の交直電力変換器(コンバータ)SS1,SS2,SS3
及び中間タツプ付直流リアクトルL1,L2,L3
ら構成されている。電力変換器(コンバータ)
SS1,SS2,SS3の交流入力側は電源トランスTR
によつて絶縁されており、直流側は一方向の循環
電流が流れるように直流リアクトルL1,L2,L3
を介して△接続されている。いわゆる三角形循環
電流式サイクロコンバータを構成している。直流
リアクトルL1,L2,L3の中間タツプが3相交流
電動機Mの3相巻線に接続されている。
一方、制御回路としては受電端の3相交流電流
を検出する変流器CTs、3相交流電圧を検出する
変成器PTs、無効電力演算器VAR、制御補償回
路H(s)、無効電力設定器VR、比較器CQ,C0
C1,C2,C3、加算器A1,A2,A3、演算増幅器
K0,K1,K2,K3、位相制御回路PH1,PH2
PH3及び負荷電力検出器CTU,CTV,CTWが用い
られる。
まず、負荷電流制御の動作説明を行う。
第2図は第1図に示したサイクロコンバータ
CCと電動機Mの等価回路を示すもので、電動機
Mは△結線されているものと仮定する。V1,V2
V3はコンバータSS1,SS2及びSS3の出力電圧で、
正及び負の値をとりうる。しかし、各コンバータ
の出力電流I1,I2,I3は一定方向の電流しか流れ
ない。電動機Mは△結線されており、その各々の
巻線をMa,Mb,Mcとしている。
各々の巻線に流れる電流Ia,Ib,Icを図示の方
向にとり、線電流IU,IV,IWとの関係式を求める
と次のようになる。
Ia=(IU−IV)/3 ……(1) Ib=(IV−IW)/3 ……(2) Ic=(IW−IU)/3 ……(3) なお、IU,IV,IW及びIa,Ib,Icは平衡した3
相正弦波電流として取扱つている。
第3図は、第2図の各部波形図を示すものであ
る。線電流IU,IV,IWに対して相電流Ia,Ib,Ic
は上記(1),(2),(3)式を満足している。コンバータ
SS1,SS2及びSS3の出力電流I1,I2,I3は負方向
には流れ得ないので、線電流IU,IVWの値によつ
て図示のように変化する。これは次の3つのモー
ドに分けて考えることができる。
モード:IV0,IW0 このときはSS2の出力電流I2は零となる。故に
I1=−IV,I3=IWが流れる。
モード:IW0,IU0 このときは、SS3の出力電流I3は零となる。故
にI1=IU,I2=−IWが流れる。
モード:IU0,IV0 このときは、SS1の出力電流I1は零となる。故
にI2=IV,I3=−IUが流れる。
なお、以上はサイクロコンバータCCに循環電
流I0が流れていないときを説明したが、循環電流
I0が流れた場合、各コンバータの出力電流I1,I2
I3は直流分I0が重畳された値となる。
第2図の等価回路からもわかるように各コンバ
ータの出力電圧が3相平衡状態にあるときは次の
電圧方程式が成り立つ。ただし、電動機Mの巻線
Ma,Mb,Mcの抵抗をRa,Rb,Rc,インダク
タンスとLa,Lb,Lcとして逆起電力をEa,Eb,
Ecとする。また、p=d/dtは微分演算子であ
る。
V1=(Ra+La・p)・Ia+Ea ……(4) V2=(Rb+Lb・p)・Ib+Eb ……(5) V3=(Rc+Lc・p)・Ic+Ec ……(6) 従つて、電流Iaを制御するには、V1を変えて
やることにより、また、電流Ib及びIcを制御する
には各々V2及びV3を変えてやることにより行う
ことができる。
第1図の装置にもどり、上記相電流Ia,Ib,Ic
の制御動作を説明する。
電流検出器CTu,CTv,CTwにより、線電流
IU,IV,IWを検出し、(1),(2),(3)式の演算を行う
ことにより、相電流検出値Ia,Ib,Icを求める。
それらを比較器C1,C2,C3に入力し、相電流指
令値I*a,I*b,I*cと比較する。各々の偏差ε1
=I*a−Ia,ε2=I*b−Ib,ε3=I*c−Icを増幅
器K1,K2,K3で増幅し、位相制御回路PH1
PH2及びPH3に各々入力する。
例えば、Ia<I*bの場合、ε1・K1が増大してコ
ンバータSS1の出力電圧V1を増加させ、(4)式で示
される相電流Iaを増加させる。最終的にIa=I*
になるように制御される。逆にIa>I*aの場合に
はε1・K1が減少し、V1が減つてIaを減少させ、
やはりIa=I*aに制御される。
同様に他の相電流に対してもIb=I*b,Ic=I*
cになるように制御される。
Ia,Ib,Icが第3図に示されるように3相平衡
した正弦電流として制御されれば、当然電動機M
の入力電流たる線電流IU,IV,IWも第3図の波形
のように3相平衡正弦波電流となる。
次に受電端の無効電力の制御動作を説明する。
電源端子には電流検出器CTs及び電圧検出器
PTsが設置され、無効電力演算器VARによつて
その無効電力Qが演算される。無効電力の指令値
Q*は通常零に設定され、比較器Cによつて偏差
εQ=Q*−Qが発生させられる。制御補償回路H
(s)は定常偏差εQを零にするため通常積分要素
が使われ、その出力I* 0が循環電流I0の指令値と
なる。比較器C0によつて偏差ε0=I* 0−I0をとり、
増幅器K0を介して加算器A1,A2,A3に入力す
る。従つて位相制御回路PH1,PH2,PH3の入力
ε4,ε5,ε6は次のようになる。
ε4=ε1・K1+ε0・K0 ……(7) ε5=ε2・K2+ε0・K0 ……(8) ε6=ε3・K3+ε0・K0 ……(9) 従つて、各コンバータの出力電圧V1,V2,V3
は上記ε0・K0の分だけ直流バイアスされた形で
大きくなり、直流リアクトルL1,L2,L3を介し
て循環電流I0が流れる。
循環電流I0がその指令値I* 0より大きくなると、
ε0=I* 0−I0が負となり、V1,V2,V3は前述とは
逆方向に直流バイアスされて、I0を減少させる。
最終的にI0=I* 0になるように制御されて、上記
直流バイアス電圧は直流リアクトルL1,L2,L3
の抵抗分が十分小さければ、ほとんど零に近くな
つて落ち着く。
I0=I* 0の定常状態では各コンバータの出力電
圧V1,V2,V3は平衡しており V1+V2+V3=0 ……(10) となる。
上記サイクロコンバータの循環電流I0は電源側
から見た場合、遅れの無効電力となつて現われ、
有効電力の増減には影響しない。
従つて、サイクロコンバータの負荷電流IU
IV,IWにもとづく遅れ無効電力と上記循環電流I0
にもとづく遅れ無効電力との和が受電端に接続さ
れた進相コンデンサの進み無効電力に等しくなる
ように当該循環電流I0の値を制御することによ
り、入力基本波力率を1に保持することができ
る。
すなわち、受電端の無効電力の検出値Qがその
指令値Q*より小さいときはεQ=Q*−Qは正の値
となり、制御補償回路H(s)を介した循環電流
の指令値I* 0が増加する。故に実循環電流I0が増
加し、無効電力(遅れ)Qも増加する。最終的に
Q=Q*になつたところで落ち着く。
逆にQ>Q*となつたときは、εQ<0となり、
I* 0を減少させてやはりQ=Q*になるように制御
される。指令値Q*を零に設定すれば、Q=0と
なつて受電端の基本波力率は1に制御される。
以上の従来の装置では、サイクロコンバータ
CCの循環電流I0を検出する手段が必要である。
第4図は第1図の装置に循環電流I0が流れてい
る場合のタイムチヤートを示すもので、I1はコン
バータSS1の出力電流、SG1,SG2,SG3は各々線
電流IU,IV,IWの正又は負の状態を示す状態図、
SW1,SW2,SW3は上記SG1,SG2,SG3の論理
出力を表わしている。
第5図は循環電流I0を検出するための具体的回
路図を示す。OAは反転の演算増幅器で利得は1
となつている。アナログスイツチASは3つのス
イツチSW1,SW2,SW3からなつており、第4図
の動作モードに示された論理出力SW1,SW2
SW3によつてオン,オフされる。
第4図において、コンバータSS1の出力電流I1
は第3図で示したSS1の出力電流I1に循環電流I0
が重畳された電流値となつている。
すなわち、当該電流I1は次の3つのモードに分
けられる。
IW0,IU0のとき I1=IU+I0 IU0,IV0のとき I1=I0 IV0,IW0のとき I1=−IV+I0 信号SG1をIU0,SG2をIV0,SG3をIW
として、次の論理演算を行なうことによつて上記
3つの動作モードの信号SW1,SW2,SW3が得ら
れる。
SW1の信号=SG13 SW2の信号=SG21 SW3の信号=SG32 従つて、第5図のアナログスイツチASの3つ
のスイツチSW1,SW2,SW3の各々の入力に線電
流IUの検出値、零電圧及び線電流IVの検出値の反
転値を接続し、上記信号SW1,SW2,SW3に応じ
てオン,オフさせることにより、循環電流I0が流
れないときのコンバータSS1の出力電流が求めら
れる。実際のコンバータSS1の出力電流I1の検出
値から上記演算によつて求めた値を差し引くこと
により循環電流I0が求められる。
〔背景技術の問題点〕
このような従来の三角結線サイクロコンバータ
装置は次のような問題点があつた。
(a) まず、サイクロコンバータCCの循環電流I0
を検出する必要があり、そのため第4図及び第
5図で示したような演算を行なわなければなら
ない。特に線電流IU,IV,IWの正,負を判別す
る信号SG1,SG2,SG3を得ることがむずかし
く、当該電流IU,IV,IWの脈動により、当該信
号が乱れうまく循環電流I0を検出できない等の
問題が生じる。当該循環電流I0を検出する別の
方法も考えられるが、いずれも複雑な演算回路
を必要とし、装置の信頼性を低下させ、経済的
にも高価なものとならざるを得ない。
(b) 従来装置では無効電力制御回路からの循環電
流指令値I* 0に応じてサイクロコンバータの循
環電流I0を制御しているが、当該循環電流制御
系には負荷電流IU,IV,IWが流れることにより
外乱が入つてくる。このため、循環電流I0をそ
の指令値I* 0に一致するように制御することが
困難となりしいては受電端の無効電力制御に影
響してくる。そこで外乱の影響を受けない制御
系が必要となる。
〔発明の目的〕
本発明は以上に鑑みてなされたもので、三角結
線サイクロコンバータの受電端の無効電力を当該
サイクロコンバータの循環電流の検出値を用いる
ことなく制御し、かつ、負荷電流による外乱の影
響を受けない制御系を構成したサイクロコンバー
タ装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するために、3相負荷
に接続され少なくとも3台の交直電力変換器(コ
ンバータ)によつて三角結線された循環電流式サ
イクロコンバータ本体と、当該3相負荷に供給す
べき負荷電流を制御する負荷電流制御回路と、前
記サイクロコンバータの受電端の無効電力を検出
する手段と、当該無効電力検出手段からの信号に
応じて前記各コンバータの出力電流の和を制御す
る和電流制御回路と、上記負荷電流制御回路及び
和電流制御回路からの出力信号に応じ各コンバー
タの点弧位相を制御する位相制御回路とから構成
されるサイクロコンバータ装置で、従来循環電流
を制御量としていたのに対し、各コンバータの出
力電流の和を制御量とした点が異なる。
〔発明の実施例〕
第6図は本発明のサイクロコンバータ装置の実
施例を示す構成図である。
図中、BUSは3相交流電源の電線路、CAPは
進相コンデンサ、TRは電源トランス、CCは3相
出力サイクロコンバータ本体、Mは3相交流電動
機(負荷)である。サイクロコンバータ本体CC
は3台の交直電力変換器(コンバータ)SS1
SS2,SS3及び直流リアクトルL1,L2,L3から構
成されている。電力変換器(コンバータ)SS1
SS2,SS3の交流入力側は電源トランスTRによつ
て絶縁されており、直流側は一方向の循環電流が
流れるように直流リアクトルL1,L2,L3を介し
て△接続されている。いわゆる三角形循環電流式
サイクロコンバータを構成している。直流リアク
トルL1,L2,L3の中間タツプが3相交流電動機
Mの3相巻線に接続されている。
一方、制御回路としては受電端の3相交流電流
を検出する変流器CTs、3相交流電圧を検出する
変成器PTs、無効電力演算器VAR、無効電力制
御補償回路H(s)、無効電力設定器VR、比較器
CQ,CT,CU,CV,CW、加算器A1〜A6、電流制御
補償回路GT,GU,GV,GW、位相制御回路PH1
PH2,PH3及び出力電流検出器CT1,CT2,CT3
が用いられる。
まず、負荷電流制御の動作説明を行う。
コンバータSS1,SS2及びSS3の出力電流I1,I2
I3を電流検出器CT1,CT2及びCT3で検出する。
当該電流検出値I1,I2,I3を図示しない電流変換
器CLCに入力し、次の演算を行うことによつて
負荷電流検出値IU,IV,IWを求める。
IU=I1−I3 ……(11) IV=I2−I1 ……(12) IW=I3−I2 ……(13) もちろん、負荷電流IU,IV,IWを直接検出して
きてもよい。
当該負荷電流の検出値IU,IV,IWとその指令値
I* U,I* W,I* Wを比較器CU,CV,CWに入力し各偏差
εU=I* U−IU,εV=I* V−IV,εW=I* W−IWを求める。
当該偏差εU,εV,εWを次の電流制御補償回路GU
GV,GWを介した後、加算器A1,A3及びA5によ
つて、次式で示される制御信号eα1,eα2,eα3
求める。
1=GU・εU−GV・εV ……(14) eα2=GV・εW−GW・εW ……(15) eα3=GW・εW−GU・εU ……(16) ここで、各電流制御補償回路GU,GV,GWの制
御定数を合わせることにより GU=GV=GW=G(s) ……(17) と置き換えることができ、(14)〜(16)式は次のよ
うになる。
1=(εU−εV)・G(s) ……(18) eα2=(εV−εW)・G(s) ……(19) eα3=(εW−εU)・G(s) ……(20) これらの制御信号eα1,eα2,eα3は次の加算器
A2,A4,A6によつて、後で説明する無効電力制
御回路からの信号eα0と加え合わせられ、位相制
御回路PH1,PH2及びPH3に入力する。
ここでは説明の便宜上、上記信号eα0の値を零
として説明を続ける。
3相3線式の負荷では、必ずIU+IV+IW=0の
関係がある。従つて、当該負荷電流の指令値も
I* U,I* W,I* W=0を満足するように与える。この結
果、各相の電流偏差εU,εV,εWは εU+εV+εW=0 ……(21) となる。
具体的な数値としてとらえると、例えば、εU
2,εV=1のときεW=−3となる。故にコンバー
タSS1の出力電圧V1は(εU−εV)=1に比例した
分だけ増加し、SS2の出力電圧V2は(εV−εW)=
4の値に比例して増加し、また、SS3の出力電圧
V3は(εW−εU)=−5の値に比例して減少する。
第6図の装置の主回路の等価回路は第2図と同
様に表わすことができる。
従つて、V1の増加分“1”に比例して電流Ia
が増加し、V2の増加分“4”に比例して電流Ib
も増加しさらにV3の減少分“−5”に比例して
電流Icが減少する。ここで負荷電流(線電流)
IU,IV,IWと上記相電流Ia,Ib,Icとの間には、
次の関係式が成り立つ。
IU=Ia−Ic ……(22) IV=Ib−Ia ……(23) IW=Ic−Ib ……(24) この関係式は△結線された負荷に循環電流が流
れているか否かにもかかわらず成り立つ。
従つて、IUは“6”だけ増加し、IVは“3”だ
け増加し、IWは“−9”だけ減少する。これらの
増減分△IU,△IV,△IWは各々 △IU=“6”∝εU=“2” △IV=“3”∝εV=“1” △IW=“−9”∝εW=“−3” となつて、各々の偏差分に比例しているのがわか
る。
このようにして負荷電流IU,IV,IWを直接的に
制御することができる。
次にサイクロコンバータCCの受電端の無効電
力制御の動作説明を行う。
電源端子には、電流検出器CTs及び電圧検出器
PTsが設置され無効電力演算器VARによつてそ
の無効電力Qが演算される。無効電力の指令値
Q*は通常零に設定され、比較器器CQによつて偏
差εQ=Q*−Qが発生させられる。制御補償回路
H(s)は定常偏差εQを零にするため通常積分要
素が使われ、その出力I* Tがコンバータ出力電流の
和IT=I1+I2+I3の制御指令値となる。
和電流検出値ITは各コンバータの出力電流I1
I2及びI3の検出値を単に加え合わせたもので、何
ら複雑な演算は必要としない。
比較器CTによつて、上記和電流指令値I* Tと和電
流検出値ITを比較し、その偏差εT=I* T−ITを電流
制御補償回路GTに入力する。
電流制御補償回路GTは積分要素あるいは比例
要素等で構成されることが多いが、ここでは簡単
のため、比例要素(増幅率KT)だけとして説明
する。
故に、上記偏差εTはKT倍され加算器A2,A4
びA6に入力される。
I* T>ITの場合、偏差εTは正の値となり、εT・KT
に比例した値だけ各コンバータの出力電圧V1
V2,V3を第6図の矢印の方向に増加させる。そ
の結果、サイクロコンバータCCの循環電流I0
増加し、その分だけ各コンバータの出力電流I1
I2,I3が増加して和電流IT=I1+I2+I3も増加す
る。故にIT=I* Tになるように制御される。
逆にI* T<ITとなつた場合、偏差εTは負の値とな
り、εT・KT<0に比例して各コンバータの出力
電圧V1,V2,V3を減少させ、循環電流I0を減ら
す。故に和電流ITが減少してやはりIT=I* Tになる
ように制御される。
ある瞬時の各コンバータの点弧位相角をα1,α2
及びα3とした場合、サイクロコンバータCCの受
電端の無効電力Qccは次式のように表わされる。
Qcc=kQ・(I1・sinα1+I2・sinα2+I3・sinα3
……(25) ここで、上記点弧位相角α1,α2,α3は負荷側の
周波数に同期して刻々と変化するが、自然転流コ
ンバータでは通常20゜〜150゜の範囲で制御され、
その正弦値sinα1,sinα2,sinα3は常に正の値とな
る。また、各コンバータの出力電流I1,I2,I3
常に正の値をとるので、その和電流ITを増加させ
ることは上記遅れ無効電力Qccを増加させるよう
に働らく。
Q*>Qとなつた場合、偏差εQ=Q*−Qは正の
値となり、制御補償回路H(s)を介して和電流
指令値I* Tを増加させる。上述のように和電流IT
当該指令値I* Tに等しく制御されるのでITも増加
し、サイクロコンバータCCのとる遅れ無効電力
Qccを増加させる。
受電端の無効電力Qは、上記サイクロコンバー
タの遅れ無効電力Qccと進相コンデンサCAPの進
み無効電力Qcapの和で遅れを正の値にとつて表
わすと次式のようになる。
Q=Qcc−Qcap ……(26) 従つて、Qcapはほぼ一定であるから、Qccが
増加した分だけ、受電端の無効電力Qが増加し、
Q=Q*になるように制御される。
逆に、Q*<Qとなつた場合、偏差εQが負の値
となり、和電流IT=I* Tを減少させ、やはりQ=Q*
になるように制御される。
第7図は第6図の装置のサイクロコンバータ
CCと負荷(電動機M)の等価回路を示すもので
負荷が結線されているものとして取扱つてい
る。
この等価回路から電圧方程式を求めると次のよ
うになる。ただし、Pは微分演算子とする。
v1=(R1+L1p)・i1+M12pi2+M31pi3+VUV
……(27) v2=(R2+L2p)・i2+M12pi1+M23pi3+VVW
……(28) v3=(R3+L3p)・i3+M31pi1+M23pi2+VWU
……(29) vU=(RL+LLp)iU+VCU ……(30) vV=(RL+LLp)iV+VCV ……(31) vW=(RL+LLp)iW+VCW ……(32) ここで、R1,R2.R3及びL1,L2,L3は直流リア
クトルの抵抗及び自己インタクタンス値、M12
M23,M31は相互インダクタンス値で、RL,LL
負荷1相分の抵抗及びインダクタンス値である。
また、VCU,VCV,VCWは電動機の逆起電力、vU
vV,vWは負荷に印加される相電圧、VUV,VVW
VWUは負荷の線間電圧を表わしている。故に次の
関係式がある。
VUV=vU−vV ……(33) VVW=vV−vW ……(34) VWU=vW−vU ……(35) また、コンバータの出力電流i1,i2,i3と負荷
電流iu,iv,iwとは前に述べたように次の関係式
が成り立つ。これは循環電流I0の有無には関係し
ない。
iu=i1−i3 ……(36) iv=i2−i1 ……(37) iw=i3−i2 ……(38) ここで、R1=R2=R3=R,L1=L2=L3=L,
M12=M23=M31=Mとして(27)式−(29)式を求め
ると v1−v3=(R+Lp)(i1−i3)−MP(i1−i3)+2vU
−vV−vW ={R+(L−M)p}(i1−i3)+3vU ={R+(L−M)P}iU+3{(RL
LLp)iU+VCU} =3〔R/3+R+{(L−M)/3
+LL}p〕iU+3VCU ……(39) となる。ただし、vU+vV+vW=0の関係を用い
た。
従つて、負荷電流iUを制御するには(39)式の関
係を用い、v1−v3を制御すればよいことがわか
る。
同様に、(28)式−(27)式と(29)式−(28)式を求め
ると各々次のようになる。
v2−v1=3〔R/3+RL+{(L−M)/3+
LL}p〕iV+3・VCV ……(40) v3−v2=3〔R/3+RL+{(L−M)/3+
LL}p〕iW+3・VCW ……(41) (40)式の関係から負荷電流iVを制御するには電
圧v2−v1を制御すればよく、また、(41)式の関係
から負荷電流iWを制御するには、電圧v3−v2を制
御すればよいことがわかる。
第6図に示した負荷電流制御回路は、上記の原
理を用いている。
また、(27)式+(28)式+(29)式の関係を求めると
次のようになる。
v1+v2+v3=(R+Lp)(i1+i2+i3) +2Mp(i1+i2+i3)+VUV+VVW+VWU ={R+(L+2M)p}(i1+i2+i3
……(42) すなわち、和電流iT=i1+i2+i3を制御するに
は、コンバータの出力電圧の和v1+v2+v3を制御
すればよいことがわかる。しかも、その制御系の
伝達関数は直流リアクトの抵抗値R及びインダク
タンス(L+2M)の値によつて決定され他から
の外乱のない制御系となつている。
従来の装置では、各コンバータの出力電流i1
i2,i3を循環電流分i0と、負荷電流に依存する成
分i1′,i2′,i3′とに分離し i1=i0+i1′ ……(43) i2=i0+i2′ ……(44) i3=i0+i3′ ……(45) として取扱つており、(42)式を次のように扱つて
いる。
v1+v2+v3={R+(L+2M)p}(3i0+i1′+
i2′+i3′) ={R+(L+2M)p}・3i0+{R+
(L+2M)p}(i1′+i2′+i3′) ……(46) すなわちコンバータの出力電圧の和v1+v2+v3
によつて循環電流i0を制御しており、このとき外
乱として △eL={R+(L+2M)p}(i1′+i2′+i3′)
……(47) が入つてきて、循環電流i0の制御を乱すことにな
る。ここで、i1′+i2′+i3′は負荷側の周波数の3倍
の周波数で変化し、外乱△eLは、その周波数に比
例して大きくなり、また負荷電流iU,iV,iWの大
きさに比例する。
循環電流i0の制御の乱れは受電端の無効電力変
動となつて現われ、電源周波数(基本波)まわり
の側帯波となつて電源系統に種々の弊害をもたら
す。
これに対し(42)式の関係をそのまま使う本発明
の装置では、他からの外乱は入つてこないので和
電流iT=i1+i2+i3を一定にすることもまた、無効
電力制御に応じて変化させることも自由にできる
ことになる。
以上、第6図の実施例では、交直電力変換器
(コンバータ)SS1,SS2,SS3でサイクロコンバ
ータ本体CCを構成したが、当該サイクロコンバ
ータの制御パルス数を増加させるため縦続接続し
たコンバータ群を三角結線したものについても同
様に適用可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明装置では受電端の無効電力
制御をする際、各コンバータの出力電流の和を制
御するように構成することによつて、次のような
効果が生まれる。
(a) 従来の循環電流検出回路は不要となり、その
結果、信頼性が高く、しかも経済的な装置を提
供できる。
(b) 従来、循環電流制御系へ外乱が入つてくるこ
とにより、正確な循環電流制御ができず、この
ため、受電端の無効電力変動が残り、電源系統
に種々の悪影響を与えていたが本発明装置は外
乱のない制御系を構成することができ、正確な
和電流制御が達成でき、受電端の無効電力変動
もきわめて小さくなり、電源系統へ悪影響を及
ぼさないサイクロコンバータ装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三角結線サイクロコンバータ装
置の構成図、第2図は第1図の装置の主回路部の
等価回路図、第3図は第2図の各波形図、第4図
は第1図の装置の動作を説明するためのタイムチ
ヤート図、第5図は第1図の装置に必要とする循
環電流検出回路図、第6図は本発明のサイクロコ
ンバータ装置の実施例を示す構成図、第7図は第
6図の装置を説明するための等価回路図である。 BUS……3相交流電源の電線路、CAP……進
相コンデンサ、TR……電源トランス、CC……3
相出力サイクロコンバータ本体、M……3相交流
電動機(負荷)、SS1,SS2,SS3……交直電力変
換器(コンバータ)、L1,L2,L3……直流リアク
トル、CTs,CT1,CT2,CT3……変流器、PTs
……変成器、VAR……無効電力演算器、H(s)
……無効電力制御補償回路、VR……無効電力設
定器、CQ,CT,CU,CV,CW……比較器、A1〜A6
……加算器、GT,GU,GV,GW……電流制御補償
回路、PH1,PH2,PH3……位相制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3相負荷に接続され少なくとも3台の交直電
    力変換器(コンバータ)によつて三角結線された
    循環電流式サイクロコンバータ本体と、当該3相
    負荷に供給すべき負荷電流を制御する負荷電流制
    御回路と、前記サイクロコンバータの受電端の無
    効電力を検出する手段と、当該無効電力検出手段
    からの信号に応じて前記各コンバータの出力電流
    の和を制御する和電流制御回路と、上記負荷電流
    制御回路及び和電流制御回路からの出力信号に応
    じて各コンバータの点弧位相を制御する位相制御
    回路とからなるサイクロコンバータ装置。 2 前記サイクロコンバータの受電端に進相コン
    デンサを接続し、当該進相コンデンサのとる進み
    無効電力と、上記サイクロコンバータのとる遅れ
    無効電力とがちようど打ち消すように、前記各コ
    ンバータの出力電流の和を制御したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のサイクロコンバ
    ータ装置。
JP14656083A 1983-08-12 1983-08-12 サイクロコンバ−タ装置 Granted JPS6039371A (ja)

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