JPH0334510A - 金属化フィルムコンデンサの製造方法 - Google Patents

金属化フィルムコンデンサの製造方法

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JPH0334510A
JPH0334510A JP17018189A JP17018189A JPH0334510A JP H0334510 A JPH0334510 A JP H0334510A JP 17018189 A JP17018189 A JP 17018189A JP 17018189 A JP17018189 A JP 17018189A JP H0334510 A JPH0334510 A JP H0334510A
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capacitor
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Shinsuke Itoi
真介 糸井
Yasuhiko Miyamoto
宮本 康彦
Shinichi Ueda
植田 真一
Kunio Oshima
大嶋 邦雄
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器、電気機器に用いられる金属化フィ
ルムコンデンサの製造方法に関するものである。
従来の技術 従来より、金属化フィルムコンデンサの産業分野への進
出が進んでおり、コンデンサの信頼性の一つである60
℃耐湿性の1000時間保証が重要視されてきている。
上記、信頼性を保証するための従来の技術としては、 (1)  コンデンサ素子への水分の浸入を抑えるため
、コンデンサの外装部材の厚みを厚くしたり、コンデン
サ素子をエポキシ樹脂でケースに封入する。
(2)水分と金属化フィルムにおける電極金属との電気
化学的反応を抑えるため、金属化フィルムにおけるフィ
ルム厚みを厚くしたり、定格電圧を下げたりして、電圧
低減をおこなっている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記Tl)、 (21の技術を用いると、コン
デンサ形状が大きくなる、材料コント及びランニングコ
ストが高くなるという課題を有している。
本発明は上記課題に鑑み、小型化が可能で、低コスト化
が可能な金属化フィルムコンデンサの製造方法を提供す
ることを目的としている。
課題を解決するための手段 この目的を達成するため本発明の金属化フィルムコンデ
ンサの製造方法は、金属化フィルムコンデンサの製造工
程である熱処理工程の条件の中に、温度の範囲を上記金
属化フィルムの融点より10℃低い温度以上、融点より
10℃高い温度以下とし、時間の範囲を1分以上30分
以内とした条件を加えることを特徴としている。
作用 この方法によって、コンデンサ素子の金属化フィルムと
金属化フィルムとの密着力(以下、層間密着力と記す。
)が向上し、コンデンサ素子内部への水分の浸入がおさ
えられることにより金属化フィルムにおける電極金属と
水分との電気化学的反応が抑えられ、電極消失によるコ
ンデンサ容量の低下が少なくなりコンデンサ素子の耐候
性が飛躍的に向上する。
しかし、コンデンサ素子の層間密着力が向上しすぎると
金属化フィルムコンデンサの特徴の一つであるセルフヒ
ーリング性が悪くなりコンデンサの絶縁耐圧が下がって
しまう。熱処理の時間が長ずざると金属化フィルムの絶
縁抵抗が劣化し、コンデンサの絶縁抵抗が下がってしま
う。また、コンデンサ素子の層間密着力が小さすぎると
水分の浸入が抑えられず、コンデンサ素子の耐候性は向
上しない。
上記の点を鑑み種々検討の結果、熱処理の温度を金属化
フィルムの融点より10℃低い温度以上で、時間を1分
以上することにより所望のコンデンサ素子の層間密着力
を得ることがわかった。また、熱処理の温度を金属化フ
ィルムの融点より10℃高い温度以下とし、熱処理時間
を30分以内とすることにより所望のコンデンサ素子の
層間密着力を得、かつコンデンサの絶縁耐圧及び絶縁抵
抗の低下なくコンデンサ素子の耐候性を飛躍的に向上す
ることができ、コンデンサの外装部材の厚みを厚くした
り、エポキシ樹脂等でコンデンサ素子をケースに封入し
てコンデンサ素子への水分の浸入を抑える必要がなくな
る。さらにコンデンサ素子自体がコンデンサの信頼性の
一つである60℃耐湿性の1000時間を保証できるレ
ベルになるため水分の浸入を防ぐためのコンデンサ素子
への外装はいらない。
よって、コンデンサ形状を小型化することができ、また
、材料コスト、ランニングコストが低減され製品の低コ
スト化が容易となる。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は、有機フィルムとしてポリ−フェニレンサルフ
ァイドフィルムをもちいたチップ形積層フィルムコンデ
ンサの製造工程のうち、熱処理工程の一例を示すグラフ
である。第1図の■の部分の熱処理により電極引き出し
部を電極とのコンタクト力の安定化をはかり、かつチッ
プコンデンサの基板実装時のフローはんだ付は性、リフ
ローはんだ付は性等に耐える耐熱性を確保する。さらに
第1図の■の部分の熱処理によりコンデンサ素子で60
℃での耐湿性1000時間を保証できるコンデンサ素子
の層間密着力を確保する。
第2図は、有機フィルムとしてポリ−フェニレンサルフ
ァイドフィルムをもちいたチップ形積層フィルムコンデ
ンサの斜視図である。1はコンデンサ素子の切断面2上
に設けた外装のための部材である。この外装部材1は、
基板実装時のフローはんだ付け、またはりフローはんだ
付けの際、切断面2にハンダが乗ってコンデンサがショ
ート状態になるのを防止する。
比較例として、同じポリ−フェレンサルファイドフィル
ムを用い、熱処理工程において第1図の■の部分の処理
のみを施したフィルムコンデンサを得た。
以上のようにして得た本発明と比較例のフィルムコンデ
ンサを耐湿負荷寿命試験に供した。なお試験条件は、温
度60℃、湿度95%Rh、負荷は定格電圧とした。
その結果、本発明のフィルムコンデンサは1000時間
後に静電容量変化率が平均−0,4%であったが、比較
例では平均−25%で、かつバラツキがあった。
以上のことから本発明のフィルムコンデンサは耐湿性が
非常に良好であることがわかる。
なお、本実施例においては、金属化フィルムとしてポリ
−フェニレンサルファイドフィルムをもちいたが本発明
は他の有機フィルムにおいても同等の効果を有する。
発明の効果 以上のように本発明は、金属化フィルムコンデンサの製
造工程である熱処理工程の条件の中に温度の範囲を上記
金属化フィルムの融点より10℃低い温度以上、融点よ
り10℃高い温度以下とし、時間の範囲を1分以上30
分以下とした条件を加えることにより金属化フィルムコ
ンデンサ素子自体の耐候性が飛躍的に向上し、外装を簡
略化することができ、上記理由により、コンデンサ形状
の小型化が可能となり、また、材料コスト、ランニング
コストが低減され製品の低コスト化が容易になり、工業
的9社会的に大きい効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例におけるチップ型積層フィル
ムコンデンサの製造方法における熱処理工程の条件を示
した図、第2図は、本発明の一実施例におけるチップ型
積層フィルムコンデンサの構造を示す斜視図である。 1・・・・・・外装部材、2・・・・・・切断面、3・
・・・・・電極、4・・・・・・フィルムシート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 片面および両面金属化フィルムを巻回もしくは、積層し
    たフィルムコンデンサの熱処理工程の温度範囲を、上記
    金属化フィルムの融点より10℃低い温度以上、融点よ
    り10℃高い温度以下の範囲とし、時間の範囲を1分以
    上30分以下とする金属化フィルムコンデンサの製造方
    法。
JP17018189A 1989-06-30 1989-06-30 金属化フィルムコンデンサの製造方法 Expired - Lifetime JPH0719716B2 (ja)

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