JPS6032750Y2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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Publication number
JPS6032750Y2
JPS6032750Y2 JP1976049499U JP4949976U JPS6032750Y2 JP S6032750 Y2 JPS6032750 Y2 JP S6032750Y2 JP 1976049499 U JP1976049499 U JP 1976049499U JP 4949976 U JP4949976 U JP 4949976U JP S6032750 Y2 JPS6032750 Y2 JP S6032750Y2
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JP
Japan
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capacitor
lead wire
polystyrene
electrode foil
film
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Expired
Application number
JP1976049499U
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JPS52140135U (ja
Inventor
好 三瓶
嘉明 谷内
宏 長谷川
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富士通株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンデンサに関し、特に耐熱性に優れたコンデ
ンサを提供するものである。
コンデンサ、例エバポリスチレンフィルムコンデンサは
、帯状ポリスチレンフィルムを誘電体とし、帯状電極箔
と共に巻回し、加熱焼成してなるコンデンサである。
該ポリスチレンフィルムコンデンサは、該加熱焼成によ
り、ポリスチレンフィルムが相互に融着されるため、該
ポリスチレンフィルムの最外層が外装部を兼ね、金属容
器等の外装を必要としない特長を有している。
また、ポリスチレンがコンデンサとして優れた電気的特
性を有するため、前記特別な外装を必要としない点と相
まって、安価でかつ高性能なコンデンサを得ることがで
きる。
しかしながら、ポリスチレンの軟化点が約100〔℃〕
と低いため、耐熱性に乏しいという欠点が存在する。
このため、該ポリスチレンフィルムコンデンサをプリン
ト板上の電極端子へ半田付けにより実装しようとする場
合、半田浴が300〔℃〕程とされているため、該ポリ
スチレンフィルムコンデンサは熱的な衝撃を受け、リー
ド線を介して伝達された熱により該リード線と電極箔と
の接続部近傍のポリスチレンフィルムの溶融を生じ、電
極箔間の絶縁耐圧の低下を生じてしまう。
このような現象を防止するため、従来第1図aに示され
る如く、コンデンサ本体11から導出されるリード線1
2の導出部分に耐熱性樹脂層13を配置したり、あるい
は同図すに示される如く、コンデンサ本体11の全表面
を耐熱性樹脂層14により被覆したり、更には同図Cに
示される如く、コンデンサ素子本体11の全表面を耐熱
性樹脂層15で覆い更に金属容器16を被覆した構造等
とすることが行なわれている。
しかしながら、これらの構造をとろうとすると製造工程
並びに材料が増加し、ポリスチレンフィルムコンデンサ
の有する安価という特長を減じてしまう。
本考案は、製造工程並びに材料の増加を招くことなく、
前記問題点を解決して耐熱性の優れたコンデンサを提供
しようとするものである。
本考案によれば、帯状合成樹脂フィルムからなる誘電体
フィルムが2枚の電極箔と共に巻回され、それぞれの電
極箔からリード線が互いに同一巻回軸方向へ導出されて
なるコンデンサにおいて、前記帯状合成樹脂フィルムは
前記リード線の導出される側において電極箔より4〔鴫
〕以上の高さを有する合皮樹脂境部とされ、かつ、前記
リード線は該帯状合成樹脂塊部端より2〔閘〕以上端れ
た位置において係止部が設けられてなるコンデンサが提
供される。
すなわち、本考案によるコンデンサは、第2図a〜Cに
示されるようにコンデンサ本体21より同一方向に導出
された2本のリード線22を有するコンデンサにおいて
、帯状合成樹脂フィルム、例えばポリスチレンフィルム
の幅が、該リード線22の導出される側において、電極
箔23(点線で示す)よりも幅広とされて高さ4〔鴫〕
以上を有する合皮樹脂境部24が設けられ、また前記リ
ード線22は、ポリスチレンフィルムの境部24の端P
1から2〔鴫〕以上離れた位置P2において例えば略り
字状に曲げられ、プリント板等への係止部25が設けら
れて構成される。
なお26はプリント板表面を示す。
同図においてaが4〔剛〕以上、bが2〔鴫〕以上とさ
れるのである。
このような構成とすれば、プリント板等への実装の際、
半田付けによって与えられる熱は、リード線22及び合
皮樹脂境部24にいて吸収され、前述の如きリード線と
電極箔との接続部において生じていた絶縁耐圧の低下の
招来を防止することができる。
以下に、本考案の効果を実験結果をもって説明する。
前記第2図aに示される構造をもってポリスチレンの境
部24の高さaの値及び該ポリスチレンの境部24端か
らリード線22の係上部25までの距離の値すをそれぞ
れ変え(a=2t 3t 495〔閣)、b=1.2
.3 (咽〕)たポリスチレンフィルムコンデンサを第
3図に示されるように、ホ9プリント板31の端子部3
2に停止し、半田付けを行なった。
この時プリント板の厚さは1.6 (mm)、半田浴の
温度は300 (’Cり、該半田浴への浸漬時間を最高
12秒とした。
この結果、第4図及び第5図に示されるようにaの値を
4〔m1以上、bの値を2〔m1以上とすることにより
、半田浴への浸漬時間を通常の工程で実施される3〜4
〔秒〕とした場合でもリード線と電極箔との接続部の温
度上昇を100〔℃〕以下とすることができた。
aの値を4〔醜〕未満、bの値を2〔m1未満とすると
、リード線と電極箔との接続部の温度は同じ3〜4〔秒
〕の浸漬時間でも、130〜160 (’C)程となり
前述の如き従来構造の有する欠点は除去されない。
次いで、前述aの値及びbの値をそれぞれ変え(a==
2t 3t 4. 5 (mm)y 1)=l
、 2? 3(mm))たポリスチレンフィルムコ
ンデンサを前記第3図に示されると同じ状態でプリント
板に係止し、温度300〔℃〕の半田浴に5〜ω秒浸漬
し、該プリント板へ取り付け、しかる後短絡発生の数(
個)を調べたところ、第1表の如き結果を得た。
なお、試料は容量150 (PF)、定格電圧50(V
)で、a、 bの値を種々変えて、a及びbの値がそれ
ぞれ同一である試料を各5個づつ用意した。
また、前記aの値及びbの値をそれぞれ変え(a=2.
3,4,5 (mm)、b=1.2,3(mm))たポ
リスチレンフィルムコンデンサを、前記第3図に示され
ると同じ状態にプリント板に係止し、100 (’Cり
、60秒予備加熱し、温度300〔℃〕の半田浴へ3秒
間浸漬して該プリント板と取付け、しかる後定格電圧の
3倍の値の電圧を印加して耐圧試験を行ったところ、第
2表の如き結果を得た。
この時耐圧の不良を生じていないコンデンサの容量変化
は±0.5〔%〕以下であった。
なお、試料は容量150 (PF)、定格電圧50(V
)でa、bの値を種々変えて、a及びbの値がそれぞれ
同一である試料を各5嘲用意した。
これら第1表並びに第2表に表わされる結果からも、前
記a=4〔閣〕以上、b=2〔閣〕以上とすれば、短絡
発生後、耐圧不良率は大幅に低下しコンデンサの耐熱性
が向上されていることは明らかである。
以上、詳述した如く本考案によればポリスチレンフィル
ムコンデンサの如く耐熱性の低いコンデンサの耐熱性を
新らたな材料等を付加することなく、大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の構造をもって耐熱性が向上さレタポリ
スチレンフイルムコンデンサの構造ヲ示す外観図及び断
面図、第2図は本考案のコンデンサの構造を示す外観図
、第3図は第2図に示すコンデンサをプリント板へ実装
した状態を示す外観図、第4図及び第5図は本考案によ
るコンデンサの高耐熱性を示す曲線図である。 第1図乃至第3図において、11,21・・・・・・コ
ンデンサ本体、12,22・・・・・・リード線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ポリスチレンフィルムからなる誘電体フィルムが2枚の
    電極箔と共に巻回され、それぞれの電極箔からリード線
    が互いに同一巻回軸方向へ導出されてなるコンデンサに
    おいて、前記ポリスチレンフィルムは前記リード線の導
    出される側において電極箔より4〔凧〕以上の高さを有
    する合成樹脂塊部24とされ、かつ前記リード線は該帯
    状合成樹脂塊部24端より2〔肋〕以上離れた位置にお
    いて係止部25が設けられてなることを特徴とするコン
    デンサ。
JP1976049499U 1976-04-20 1976-04-20 コンデンサ Expired JPS6032750Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976049499U JPS6032750Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 コンデンサ

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JP1976049499U JPS6032750Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52140135U JPS52140135U (ja) 1977-10-24
JPS6032750Y2 true JPS6032750Y2 (ja) 1985-09-30

Family

ID=28508681

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JP1976049499U Expired JPS6032750Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 コンデンサ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS475705U (ja) * 1971-02-09 1972-09-19

Patent Citations (1)

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JPS475705U (ja) * 1971-02-09 1972-09-19

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JPS52140135U (ja) 1977-10-24

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