JPH0333992A - 現金自動取引装置用ｉｃカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀行等の金融機関において自動的に取引きを
行うために使用する現金自動取引装置に用いるＩＣカー
ドに関する。

〔従来の技術〕

従来の現金自動取引装置においては、個人の識別は暗証
番号によって行い、この暗証番号は操作者個人が覚えて
いなくてはならないようになっている。また取引きに必
要なデータは、キャッシュカード等を装置にセットして
がら操作者が取引きに必要な事項を入力するようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したように、従来の現金自動取引装置等は、個人識
別用の情報として、通常４桁の暗証番号を定め、その情
報を口座番号等の情報とともにキャッシュカードに記録
している。このため、カードの保持者は、そのカードに
記録した暗証番号を必ず覚えていなくてはならず、また
、４桁の暗証番号では、番号の種類が１万通りにしがな
らないため、同一の暗証番号を有するキャッシュカード
が多数存在し、このためキャッシュカードを悪用される
危険性も高いという欠点を有している。また通常のキャ
ッシュカードによる取引きにおいては、キャッシュカー
ドを装置にセットしてから操作しなければならないため
、多くの手間がかかり、かつ操作ミスも起し易いという
欠点もある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の現金取引装置用ＩＣカードは、音声を入力して
電気的な音声信号に変換して出力するマイクロフォンと
、前記音声信号をディジタル信号に変換して出力する音
声パターン解析部と、特定の個人が発生した複数個の基
準音声パターンをあらかじめ記憶している音声パターン
記憶部と、前記ディジタル信号を入力して前記基準音声
パターンとの比較を行って前記特定の個人であるか否か
の識別を行うと共に取引きデータの認識を行う処理装置
と、前記取引きデータを記憶する記憶装置と、上位装置
との間でデータの授受を行うインターフェース部とを備
えている。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

第１図において、マイクロフォン１は、操作者の発生す
る音声を入力して電気信号（音声信号〉に変えて出力す
る。音声データ解析部２は、マイクロフォン１から入力
した音声信号をディジタル信号に変換して出力する。処
理装置３は、音声データ解析部２からのディジタル音声
信号をあらかじめ音声パターン記憶部４内に記憶しであ
る基準音声パターンと比較して操作者の照合と音声の認
識を行ない、そのうちの取引きデータを記憶装置５に格
納する。インターフェース部６は、現金自動取引装置等
の上位装置と接続して上位装置からの指示によって取引
きデータの授受を行なう。

次に、上述の現金自動取引装置用ＩＣカード（ＩＣカー
ド）の使用法を、１０，０００円の出金取引きを行う場
合を例にとって説明する。

操作者は、ＩＣカードのマイクロフォン１に向って「１
万円。引出し、」と発声して入力する。音声パターン解
析部２は、この入力された音声信号をディジタル信号に
変換して出力する。

処理装置３は、音声パターン解析部２からの入力信号を
音声パターン記憶部４内にあらかじめ記憶しであるデー
タと比較し、入力データの中がら「１」　「万Ｊ　「円
」　「引出し」という音声であることを解読する。この
時、音声パターンの照合を行なうことによって音声入力
者が正当な者であるか否かも同時に判別する。つづいて
処理装置３は、「１万円出金取引き」というデータを記
憶装置５に格納する。操作者はこの取引きデータを格納
したＩＣカードを現金自動取引装置の本体に挿入する。

現金自動取引装置は、ＩＣカード内のデータの読出し動
作を行い、インターフェース部６を介して記憶装置５に
記憶しである「１万円出金取引き」というデータを口座
番号等その他のデータとともに読出して必要な処理を行
う。処理が終了すると、上位装置は、取引き内容を確認
する表示を行ない、操作者はその表示の内容が正しけれ
ば確認をし、訂正が必要なら訂正を行なって一連の操作
を終了する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のＩＣカードは、特定話者
の音声のみを認識する機能と、音声入力によって取引き
情報を記憶する機能とを有し、情報を読出すことによっ
てその取引きに関する処理を行うことができるため、わ
ずられしい操作を必要とせず、また取引きに要する時間
を短縮できるという効果がある。また、暗証番号を用い
ずに音声パターンの識別によって個人の識別を行なうこ
とができるため、暗証番号が不要となって暗証番号を忘
れたり悪用されたりすることがなくなるという効果もあ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 １・・・マイクロフォン、２・・・音声パターン解析部
、 ３・・・処理装置、 ４・・・音声パターン記憶部、 ５・・・記憶装置、 ６・・・インターフェース部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 音声を入力して電気的な音声信号に変換して出力するマ
   イクロフォンと、前記音声信号をディジタル信号に変換
   して出力する音声パターン解析部と、特定の個人が発生
   した複数個の基準音声パターンをあらかじめ記憶してい
   る音声パターン記憶部と、前記ディジタル信号を入力し
   て前記基準音声パターンとの比較を行って前記特定の個
   人であるか否かの識別を行うと共に取引きデータの認識
   を行う処理装置と、前記取引きデータを記憶する記憶装
   置と、上位装置との間でデータの授受を行うインターフ
   ェース部とを備えることを特徴とする現金自動取引装置
   用ＩＣカード。