JPH0333575Y2 - - Google Patents

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JPH0333575Y2
JPH0333575Y2 JP1987021114U JP2111487U JPH0333575Y2 JP H0333575 Y2 JPH0333575 Y2 JP H0333575Y2 JP 1987021114 U JP1987021114 U JP 1987021114U JP 2111487 U JP2111487 U JP 2111487U JP H0333575 Y2 JPH0333575 Y2 JP H0333575Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用連結幌枠に関し、特に幌枠に弾
性鋼線材を使用したものにおいて幌骨を幌シート
に溶接可能に形成して張り付け得られる幌枠を提
案するものである。
〔従来の技術〕
従来、連結幌の幌枠は一般に弾性鋼線材の幌骨
を環状に形成したものを独立に平行配列して幌シ
ートをミシン縫合して張り付けられており、幌シ
ートの取付けには多大な人手を要し、作業能率を
向上させ難く、製造コストを嵩ませることは免れ
なかつた。これが改善に本願者は先に特公53−
4281号により提案したものは、第7図に示すよう
に弾性鋼線材の幌骨1′,1′…を合成樹脂加工布
の幌シート5′上に展開してなる幌枠に幌シート
と同質資材のテープ状幌シート8,8…を覆い、
その両縁8a,8aを幌シートに溶着してゆき、
幌枠に幌シートを張り付けたのち、同図(幌床下
相当部)に示す如き角筒状の立体に形成するもの
であつた。しかしながら幌シート上に展開の幌枠
の各幌骨にテープ状幌シートを溶着時において相
隣り合う幌骨の上辺同志又は下辺同志を結合して
構成するいわゆる側面形状が千鳥形の連鎖形式と
せる幌枠に形成の場合は、隣接せる幌骨の接合部
位付近では曲成幌骨が近接して形成されているた
め、幌骨を覆う近辺のテープ状幌シート8の溶着
スペースが相対的に挾少な形成となり、幌骨の最
寄り部分での溶着が不確実となり、又溶着作業が
煩雑を要するなどと、耐剥離強度の確度、作業能
率の上から問題があつた。又幌枠に幌シートを張
り付けにおいて、テープ状幌シート8を予め幌枠
の幌骨にかぶせやすい形状に裁断加工して溶着さ
れるため煩雑であり生産性を阻害する要因も大き
くコストアツプを招き、さらに幌構成体にも多く
の溶着継目ようの溶着部分を現わすなど外観の美
を害うなど生産性向上とあわせてこれらの是正が
望まれていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、多数の弾性鋼線材を配列した幌枠の
幌骨にテープ状幌シートを添設して行なう溶着作
業においては、幌枠の骨組構成に基づいて製作に
手数がかかり、又剥離強度の維持に問題があり生
産コストを高める要因となるに鑑み、幌枠を幌シ
ートに張り付けるに際して容易に作業能率を高め
るに適する溶着可能の幌骨を使用して幌シートを
張設した幌枠を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記の問題点を解決するために、弾性
鋼線材の外面全体に、ゴム又は熱可塑性合成樹脂
で被覆層を形成し、かつ、該被覆層の外周面の一
個所を軸線方向に沿つて外方に膨出部を突出し
て、該膨出部の端縁を平坦面に形成した幌骨であ
つて該幌骨により平面状に所定骨組に形成すると
ともに、該幌枠の幌骨に形成せる被覆層の平坦面
を幌シートに当てがい該被覆層の平坦面を溶着或
は接着剤等により幌シートに張りつけたあと、該
幌枠を公知法により角筒状の立体に形成すること
を特徴とするものである。
〔作用〕
幌枠の各幌骨は外周面全体に合成樹脂材で被覆
層が形成されており、該被覆層の膨出部端縁の平
坦面を合成樹脂加工布材よりなる幌シート上にの
せて、幌骨の姿勢を安定させ、幌骨の当接部位を
順次長手方向沿い高周波溶接して行くと、高周波
誘電発熱作用によつて内部加熱されて幌シートお
よび幌骨を被覆する膨出部の平坦面は幌シートと
ともに相互に溶融されて、幌枠を幌シートに一体
的に張り付け得られるので比較的挾少な幌骨接近
個所にも溶着作業を容易に実施できる。また被覆
層を形成させる幌骨の弾性鋼線材の径を小さくし
て幌枠を形成することによつても鋼線材を内蔵し
た弾性度の高い幌骨が製作でき、適宜の剛性と弾
性を具有して幌シート張設の幌枠を幌構成体とし
て車両間に連結幌に使用される。したがつてその
稼動の場合には軽量幌となし得、又幌骨自体の被
覆層部の弾性と緩衝効果と相俟つて局部的な衝撃
に対しても幌枠の永久変形に抗することができ
る。
また、幌枠の骨組が幌骨を独立に平行配列した
並列形式のものの幌シートへの張り付けは配列幌
骨が直線状に延びているので極めて容易に溶着を
行える外に、或いは骨組を相隣り合う幌骨の上辺
同志又は下辺同志を結合して連鎖形式に形成して
連結幌枠の垂下防止を計るような場合、或いは上
述の2形式の幌枠を併用したものにおいても、前
記幌骨相互の接合を幌シート上に配列した状態で
幌骨の幌シートへの張り付けを迅速かつ、簡便に
行い得る。したがつて幌骨に被せるテープ状幌シ
ートの節約が出来るのみならずその溶着による幌
骨周辺部の溶着継目による溶接段差を作らず、又
幌骨を縫合手段によつて幌シートに取着した場合
のように縫目をつくらず、雨水の侵入の惧れのな
い幌の構成体を成就しうる。
〔実施例〕
本考案は以下図面に基づいて説明する。
幌を構成する幌枠の幌骨を第1図に示すように
弾性鋼線材1をその外周面全体に亘つて軸線方向
に熱可塑性合成樹脂材で適宜な肉厚状に被覆層
が密着して形成され、該被覆層の外周内弧面の一
個所を長手方向に外方に膨出部4aを突出し、該
膨出部の端縁を平坦面4bに形成して幌シート上
に安定に載置しうる底部に形成した幌骨2であ
る。なお、前記被覆層材料はゴム又は熱可塑性
合成樹脂例えば塩化ビニル、ポリエチレン、
ABS樹脂等の合成樹脂で難燃性が付与され、そ
の形状としての断面も、〓、〓、〓形などが考え
られるが、何れの形態であつてもよく、平坦面4
bを形成しているものを押出成型して製作される
ことが好ましい。該幌骨2は後述の幌枠3を形成
する骨組みに合せて裁断された合成樹脂加工布材
よりなる幌シート5上にのせられ、幌枠に形成さ
れる。第2図は幌シート上に多数本の幌骨を直か
に平面状に配列して展開し張設した幌枠3で該幌
枠3は側辺区分部Bを連ねて下辺区分A,Cから
なり、多数本の幌骨2の隣り合う幌骨3の上、下
辺区分において並列状幌骨の相互間に斜状に折曲
して配した幌骨2の両端部を相隣幌骨に当接させ
るとともに夫々幌骨がその被覆層の外周部で溶
着して接合されている。この溶着状態は第3図
(第2図のX−X線拡大平面断面図)に示す如く、
幌シート5に幌骨2の被覆層の平坦面4bを介
し一体的に溶着されており、この状態において該
幌枠3は第4図に示すように公知の方法により幌
骨2を内側にして角筒状幌体の立体に形成(幌構
成体の幌下部の状態)され、同図に示す一部切欠
の床下部においては対向する幌骨2の先端部は通
常法により図示しない結合金具で接続される。
更に前記幌枠3を使用の幌構成体の実施例を示
す、第5図について6は幌枠3を立体に形成され
た上記上辺、下辺区分A,Cの両隣りの異る幌骨
同志を結合する連結金具で上下押え金6a,6
aに幌骨2を外方より挾着してボールト6bを幌
シート5に貫入してナツト6cで締結して一体化
し、幌枠3の側面形状を千鳥形の連鎖形式となし
て幌体の中央部における幌枠3部分の垂下防止を
計るようにされている。前記連結金具による幌
骨2間の結合は通常の技術により行われ本考案の
対象範囲である。なお、該幌構成体の形成に当つ
ては、幌枠3間に張設の幌シート5は幌枠3の骨
組みに合わせ伸縮の余裕をもつて裁断加工されて
いることは当然である。7は連結幌の上辺部を覆
うきせ布で車両金枠9,9を介し車両C,Cの連
結妻に連結され防雨カバーを形成する。
次に本考案の作用について説明する。
幌構成体の形成において、幌骨2は被覆層
より弾性鋼線材1の如き発銹性の高い線材を包持
して防食性を高め、かつ平坦部4bを形成して幌
シート5との当接面積が大きくされており該部4
bの幌シート5と相互溶融による融着によつて幌
シートと一体的に屈撓を有して強固な止着が形成
されているので、たとえ幌シートが局部的に損傷
を受ても幌骨の弾性鋼線材1部分は被覆層によ
り耐久性を維持している。また幌枠3を平面状に
展開して形成し、幌シート5に張り付けるに際し
ても幌骨に直接的に幌シート5を張設し得るので
幌骨2の溶着周辺部もきわめて弾性的かつ、屈撓
自在に保持し、車両の動揺に対しても幌骨自体の
軽量さと相俟つて幌骨相互の衝突圧が緩和される
ので幌体の縮圧作用もまた円滑な作動を維持する
ことができる。更に、実施例のように連結幌構成
体の幌枠3は並列形式はもとより連鎖形式にして
連結幌の垂下構造と成すように幌骨相互の連結金
具により結合状態にして幌枠を設定できる作用が
期待できる。
〔効果〕 以上説明したように本考案において最も特徴と
するところは、弾性鋼線材の如き鋼材の外面全体
を合成樹脂被覆して幌骨として該幌骨を相互又は
幌シートに直接溶接可能とした簡単な構成のもの
であつて幌枠の骨組みを任意形状に幌シート上に
展開して一体的形成を可能となしたものである。
したがつて幌枠形成を容易かつ迅速に行なえ、し
かも幌構成体として幌枠の弾性を高め緩衝性を付
与できるので長期の疲労に耐える連結幌の構成す
ることができる。更にこのような幌枠の幌骨を使
用することによつて従来の幌の製法に比べて幌枠
の幌シートへの張り付の確実さが増し、作業性も
著しく能率的に行ないうるので製造コストも大幅
に軽減されるなど、実用と有益な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例図で、第1
図は幌骨構造を示す一部切欠断面斜視図、第2図
は幌シートに張りつけ幌枠の区分部を示す一部切
欠展開平面図、第3図は第2図のX−X線平面断
面図、第4図は幌枠に幌シートを張りつけた一部
切欠の幌床下部の説明斜視図、第5図は幌枠の連
結幌構成状態を示す一部切欠側面図、第6図は第
5図の一部構成を切除した部分の拡大側断面図、
第7図は従来幌構成体の一部切欠せる幌床下部の
説明斜視図。 1,1:弾性鋼線材、2:幌骨、3:幌枠、
4:被覆層、4a:膨出部、4b:平坦面、5,
5′:幌シート、:連結金具、7:きせ布、
8:テープ状幌シート、8a:側縁、A:上辺区
分部、B:側辺区分部、C:下辺区分部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性鋼線材からなる幌骨を幌シート上に平面状
    に展開張設して幌枠を形成したのちに該幌枠を折
    曲して立体的に形成せる幌構成体において、前記
    幌枠の各幌骨をその外周面全体にわたつて熱可そ
    性合成樹脂で被覆層を形成するとともに該被覆層
    の外周面の一個所を軸線方向に沿つて外方に突出
    して形設し該突出部を幌シートに張り付けるよう
    にしたことを特徴とする車両用連結幌の幌枠。
JP1987021114U 1987-02-16 1987-02-16 Expired JPH0333575Y2 (ja)

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JPS63128172U JPS63128172U (ja) 1988-08-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143649U (ja) * 1984-08-20 1986-03-22 バブコツク日立株式会社 ボイラ火炎監視装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122662U (ja) * 1982-02-16 1983-08-20 三上 豊三郎 車両用連結幌シ−トの幌骨への係止構成

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