JPS6133031Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6133031Y2 JPS6133031Y2 JP1981113197U JP11319781U JPS6133031Y2 JP S6133031 Y2 JPS6133031 Y2 JP S6133031Y2 JP 1981113197 U JP1981113197 U JP 1981113197U JP 11319781 U JP11319781 U JP 11319781U JP S6133031 Y2 JPS6133031 Y2 JP S6133031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- seat
- joint
- edges
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 1
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シートを被包する表皮の端縁間の接
ぎ部構造に関するものである。
ぎ部構造に関するものである。
従来、例えば第１図示の如き座部Ａの平面と立
上り部Ｂの斜面とを夫々被包するシート表皮１，
２間の接合部Ｃは、第２及び第３図の如く各シー
ト表皮１，２の表面側を相対させて端縁間を糸３
で縫着し或いは高周波ウエルダー４で溶着して
後、それらの接合個所より両者表皮を座部Ａ、立
上り部Ｂに配置するべく開くようにされている。
然し、この接ぎ部構造では、座者の荷重によるテ
ンシヨンが直接接合継ぎ目個所を拡開するよう加
わるため、永年の使用に伴つて、縫着の場合にあ
つては第２図ｂの如く縫合せ部が波形になり、縫
い糸が部分的に露出して体裁を損い、更に糸目孔
や糸目の隙間が拡大して雨水を侵入し易くし内部
のクツシヨン材を劣化する欠点がある。また、溶
着の場合にあつては、雨水の浸入は生じないもの
の、継ぎ目個所が剥離し易くて使用耐久性に劣る
欠点がある。
上り部Ｂの斜面とを夫々被包するシート表皮１，
２間の接合部Ｃは、第２及び第３図の如く各シー
ト表皮１，２の表面側を相対させて端縁間を糸３
で縫着し或いは高周波ウエルダー４で溶着して
後、それらの接合個所より両者表皮を座部Ａ、立
上り部Ｂに配置するべく開くようにされている。
然し、この接ぎ部構造では、座者の荷重によるテ
ンシヨンが直接接合継ぎ目個所を拡開するよう加
わるため、永年の使用に伴つて、縫着の場合にあ
つては第２図ｂの如く縫合せ部が波形になり、縫
い糸が部分的に露出して体裁を損い、更に糸目孔
や糸目の隙間が拡大して雨水を侵入し易くし内部
のクツシヨン材を劣化する欠点がある。また、溶
着の場合にあつては、雨水の浸入は生じないもの
の、継ぎ目個所が剥離し易くて使用耐久性に劣る
欠点がある。
この欠点を除去するには、第４図ａ，ｂの如き
縫着と溶着の二重接合構造が容易に想起し得ると
ころである。然し、これらでもやはり継ぎ目個所
に直接テンシヨンが加わるから、第２図ａ，ｂ及
び第３図と略同断であつて適用することができな
い。
縫着と溶着の二重接合構造が容易に想起し得ると
ころである。然し、これらでもやはり継ぎ目個所
に直接テンシヨンが加わるから、第２図ａ，ｂ及
び第３図と略同断であつて適用することができな
い。
本考案は、シート表皮の端縁接合を二重構造に
ししかも継ぎ目個所に座者の荷重によるテンシヨ
ンが拡開作用しないよう構成した接ぎ部構造を提
供すること、を目的とする。
ししかも継ぎ目個所に座者の荷重によるテンシヨ
ンが拡開作用しないよう構成した接ぎ部構造を提
供すること、を目的とする。
即ち、本考案に係るシート表皮の接ぎ部構造に
おいては、各シート表皮の表面側を相対させて端
縁間を溶着し、その溶着個所より一方の表皮を折
返して各面を出し、その折返し表皮の折曲げ縁近
くで三層間を更に縫着接合するよう構成されてい
る。
おいては、各シート表皮の表面側を相対させて端
縁間を溶着し、その溶着個所より一方の表皮を折
返して各面を出し、その折返し表皮の折曲げ縁近
くで三層間を更に縫着接合するよう構成されてい
る。
以下、これを第５，６図示実施例に基づいて説
明すれば、次の通りである。
明すれば、次の通りである。
図示のシートは車輌用を構成するものであり、
その表皮１，２としては熱溶着可能な塩ビシート
等が用いられている。
その表皮１，２としては熱溶着可能な塩ビシート
等が用いられている。
これら表皮１，２は、表面側を相対面させて重
ねた状態で接合するべき端縁間を高周波ウエルダ
ーで挾圧することにより、まず溶着接合される。
次に、一方のシート表皮２を折返して、各表皮
１，２は両側が出される。この折返しは、溶着接
合部C1に沿つて行なわれるようになり、容易に
しかも直線的に折返し目を付けるようにすること
ができる。折返しで三層になつた折曲線C2近く
は、三層間を一体に縫着C3することにより更に
接合される。
ねた状態で接合するべき端縁間を高周波ウエルダ
ーで挾圧することにより、まず溶着接合される。
次に、一方のシート表皮２を折返して、各表皮
１，２は両側が出される。この折返しは、溶着接
合部C1に沿つて行なわれるようになり、容易に
しかも直線的に折返し目を付けるようにすること
ができる。折返しで三層になつた折曲線C2近く
は、三層間を一体に縫着C3することにより更に
接合される。
斯して構成する接ぎ部構造は、縫着と溶着との
二重接合にされている。溶着個所は接合されたシ
ート表皮１，２の裏面側に位置するようになり、
表面側には、縫着のステツチ３が現われている。
二重接合にされている。溶着個所は接合されたシ
ート表皮１，２の裏面側に位置するようになり、
表面側には、縫着のステツチ３が現われている。
これら表皮１，２では、第１図示の如き座部Ａ
の平面と立上り部Ｂの斜面とを夫々被包するよう
配置することができる。この場合、座者の荷重に
よるテンシヨンは、座部平面では手前側方向へま
た立上り部傾斜面では上方方向へと相反する方向
に夫々加わつて縫着個所にも作用するが、各シー
ト表皮１，２の継ぎ目個所を拡開する如く作用す
ることはない。従つて、縫い糸が接ぎ目から部分
的に露出したり或いは糸目孔や糸目間の隙間が拡
大したりすることがなく、また縫着部C3で十分
テンシヨンに抗し得るため溶着個所C1の剥離も
発生せず、雨水の浸入を全て防止することができ
る。
の平面と立上り部Ｂの斜面とを夫々被包するよう
配置することができる。この場合、座者の荷重に
よるテンシヨンは、座部平面では手前側方向へま
た立上り部傾斜面では上方方向へと相反する方向
に夫々加わつて縫着個所にも作用するが、各シー
ト表皮１，２の継ぎ目個所を拡開する如く作用す
ることはない。従つて、縫い糸が接ぎ目から部分
的に露出したり或いは糸目孔や糸目間の隙間が拡
大したりすることがなく、また縫着部C3で十分
テンシヨンに抗し得るため溶着個所C1の剥離も
発生せず、雨水の浸入を全て防止することができ
る。
なお、第６図ａ示実施例では、溶着接合部C1
を座部Ａ側に折曲配置しているが、これを立上り
部Ｂ側に位置させることも可能である。
を座部Ａ側に折曲配置しているが、これを立上り
部Ｂ側に位置させることも可能である。
以上の如く、本考案に係るシート表皮の接ぎ部
構造に依れば、その強度を向上ししかも防水が完
全で外観的にも極めて美麗にすることができる。
構造に依れば、その強度を向上ししかも防水が完
全で外観的にも極めて美麗にすることができる。
第１図は本考案を実施するシートの外様図、第
２図ａ，ｂ及び第３図は従来のシート表皮の接ぎ
部構造を示す説明図、第４図ａ，ｂは従来の接ぎ
部構造で二重接合構造を採用した変形例の説明
図、第５図ａ，ｂ，ｃは本考案に係る接ぎ部構造
の施工工程説明図、第６図ａは完成体の側断面
図、第６図ｂは同一斜視図である。 １２：シート表皮、C1：溶着個所、C2：折曲
げ縁、C3：縫着個所。
２図ａ，ｂ及び第３図は従来のシート表皮の接ぎ
部構造を示す説明図、第４図ａ，ｂは従来の接ぎ
部構造で二重接合構造を採用した変形例の説明
図、第５図ａ，ｂ，ｃは本考案に係る接ぎ部構造
の施工工程説明図、第６図ａは完成体の側断面
図、第６図ｂは同一斜視図である。 １２：シート表皮、C1：溶着個所、C2：折曲
げ縁、C3：縫着個所。
Claims (1)
- シートの異なる立体面部位に亘して被包する表
皮の二枚の各端縁間を接合する際、各表皮の表面
側を相対させて端縁間を溶着接合し、その溶着個
所より一方の表皮を折返して各面を出し、その折
返し表皮の折曲げ縁近くで三層間を更に縫着接合
してなることを特徴とするシート表皮の接ぎ部構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11319781U JPS5818989U (ja) | 1981-07-30 | 1981-07-30 | シ−ト表皮の接ぎ部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11319781U JPS5818989U (ja) | 1981-07-30 | 1981-07-30 | シ−ト表皮の接ぎ部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5818989U JPS5818989U (ja) | 1983-02-05 |
| JPS6133031Y2 true JPS6133031Y2 (ja) | 1986-09-26 |
Family
ID=29907505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11319781U Granted JPS5818989U (ja) | 1981-07-30 | 1981-07-30 | シ−ト表皮の接ぎ部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5818989U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0649015B2 (ja) * | 1991-08-09 | 1994-06-29 | 株式会社アサミ | 布地接着方法及び布団 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS476070U (ja) * | 1971-02-10 | 1972-09-20 | ||
| JPS4920751U (ja) * | 1972-05-26 | 1974-02-21 |
-
1981
- 1981-07-30 JP JP11319781U patent/JPS5818989U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS476070U (ja) * | 1971-02-10 | 1972-09-20 | ||
| JPS4920751U (ja) * | 1972-05-26 | 1974-02-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5818989U (ja) | 1983-02-05 |
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