JPH0140767Y2 - - Google Patents

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JPH0140767Y2
JPH0140767Y2 JP1982130934U JP13093482U JPH0140767Y2 JP H0140767 Y2 JPH0140767 Y2 JP H0140767Y2 JP 1982130934 U JP1982130934 U JP 1982130934U JP 13093482 U JP13093482 U JP 13093482U JP H0140767 Y2 JPH0140767 Y2 JP H0140767Y2
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JP
Japan
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fabric
hot melt
hanging
melt film
skin
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JP1982130934U
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JPS5935168U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等車両におけるフアブリツク
吊り天井の吊り部構造に関するもので、製造工数
がかからず、またフアブリツクの特性を充分に生
かすことのできる吊り天井を提供することを目的
とする。
現在の自動車等車両における吊り天井は、ボデ
ー形状になじませるために天井表皮を立体裁断
し、該表皮の適宜個所を袋状に折り重ねて基端部
をミシン縫いすることにより袋状の吊り部を形成
し、該吊り部内にリステイングワイヤを挿通して
天井に吊り下げているが、このミシン縫いの方法
によるときは、張り込みのテンシヨンにより針孔
が目開きするという外観上の欠点を有し、また手
作業であるため生産性に限界があるという欠点を
有する。これらの欠点を解決するために、ビニー
ルレザー吊り天井においては熱溶着性を利用して
高周波ウエルダー加工によりミシン縫いの代替を
計つている。しかし、この高周波ウエルデイング
を適用できるのは塩化ビニール、低融点ナイロン
等の熱溶着性を有するプラスチツクに限られてい
るため、熱溶着性のないフアブリツク自体への高
周波ウエルデイングの適用は困難である。
そこで、従来フアブリツク吊り天井において
は、第6図に示すように天井表皮たるフアブリツ
ク表皮61の折り曲げ部62にウエルト63をミ
シン縫い64により一体に縫着したり、或は高周
波ウエルデイングを適用したい場合には、通常フ
アブリツク表皮に塩化ビニール等をバツキング
し、高周波ウエルデイングを可等ならしめてい
た。しかしながら、このフアブリツク表皮に塩化
ビニール等をバツキングする方法による場合、熱
溶着を必要とする部分以外までバツキングするた
めに必要以上にコストがかかり、またバツキング
材のためにフアブリツクの伸び特性を損なつてし
まうという問題があつた。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載した
構成とすることにより、フアブリツク自体に樹脂
加工を施こす必要なしに高周波ウエルデイングに
よる吊り部を形成したフアブリツク吊り天井を得
たものである。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案の構成
を説明する。
第1図および第2図は本考案吊り部構造の第1
実施例を示すもので、吊り天井を構成するフアブ
リツク表皮1の適宜位置にリステングワイヤ挿通
用の袋状の吊り部2が形成されている。この吊り
部2は、フアブリツク表皮1を所要の幅に亘つて
折り曲げ、該折り曲げ部3の基端部4に低融点ナ
イロン等のホツトメルトフイルム5を挾み込み、
接合部位たる該基端部4部分を高周波ウエルデイ
ングにより熱溶着したものである。この吊り部2
を実際に作るには、第3図に示すように折り曲げ
部3の基端部4にウエルド幅よりも幅広のホツト
メルトフイルム5を挾み込んで高周波ウエルドし
た後、外にはみ出したホツトメルトフイルム(図
中ハツチングにて示す部分)を手で引き裂けばよ
い。ホツトメルトフイルムは柔軟性に富みかつ溶
融後の端末が容易に切れ易いという特性を有する
ので、外観上、接合部位に介在せしめたホツトメ
ルトフイルム5を基端部3から外部へはみ出すこ
となく美麗に仕上げることが可能となる。
第4図は本考案吊り構造の第2実施例を示し、
フアブリツク表皮を分割構成した吊り天井の一例
で、分割した左右のフアブリツク表皮1a,1b
の端末を所要の幅だけお互いに重ね合わせ、該重
ね合わせ部6内にホツトメルトフイルム5を挾み
込み、該重ね合わせ部6の接合部位たる基端部7
及び上端部8をそれぞれ高周波ウエルドして袋状
の吊り部2を形成したものである。この実施例の
場合、分割されたフアブリツク表皮1a,1bの
端末を合わせて高周波ウエルドするため、寸法の
精度出しが容易となる。
第5図は本考案吊り構造の第3実施例を示し、
吊り部2をフアブリツク表皮1とは別部材により
構成したもので、フアブリツク表皮1の折り曲げ
部3に吊り部2となる袋状の塩化ビニール9を重
ね、折り曲げ部3内にホツトメルトフイルム5を
挾み込んで接合部位たる該折り曲げ部3全体を高
周波ウエルドしたものである。この実施例の場
合、吊り部2の部分をフアブリツク表皮1よりも
安価な材料で構成することができるのでコストダ
ウンが可能である。
本考案は以上説明した如き構成になるものであ
るから、従来のようにフアブリツク表皮自体に高
周波ウエルドのための樹脂加工を施こす必要がな
くなり、熱溶着を行なう必要のある接合部位のみ
にホツトメルトフイルムを挾み込めばよいので、
見栄えがよくなると共に、樹脂加工に伴なうフア
ブリツクの伸び特性の低下という問題もなくな
り、フアブリツクの有する素材としての特性、な
らびにルーフ側のリステイングワイヤ挿入孔のピ
ツチの誤差を袋状吊り部の傾斜で吸収、消去する
という特性を充分に生かしうるという著効を奏す
る。また、必要な部分のみにホツトメルトフイル
ムを挾み込むだけであるため製造上の手間がかか
らず、工数や材料を低減してコストダウンを図り
うるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案吊り部構造になるフアブリツク
吊り天井の斜視図、第2図は同上吊り部の略示拡
大断面図、第3図は同上吊り部の製造工程図、第
4図は本考案吊り部構造の第2実施例を示す略示
断面図、第5図は本考案吊り部構造の第3実施例
を示す略示断面図、第6図は従来のミシン縫いに
よる吊り部構造の略示断面図である。 1,1a,1b:フアブリツク表皮、2:吊り
部、3:折り曲げ部、4:折り曲げ部の基端部、
5:ホツトメルトフイルム、6:重ね合わせ部、
7:重ね合わせ部の基端部、8:重ね合わせ部の
上端部、9:塩化ビニール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フアブリツク表皮に形成されている袋状の吊り
    部の基端部等の接合部位にホツトメルトフイルム
    が介在され、該ホツトメルトフイルムにより該接
    合部位が一体に熱溶着されていることを特徴とす
    るフアブリツク吊り天井の吊り部構造。
JP13093482U 1982-08-30 1982-08-30 フアブリツク吊り天井の吊り部構造 Granted JPS5935168U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13093482U JPS5935168U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 フアブリツク吊り天井の吊り部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13093482U JPS5935168U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 フアブリツク吊り天井の吊り部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5935168U JPS5935168U (ja) 1984-03-05
JPH0140767Y2 true JPH0140767Y2 (ja) 1989-12-05

Family

ID=30296184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13093482U Granted JPS5935168U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 フアブリツク吊り天井の吊り部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5935168U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546017U (ja) * 1978-09-19 1980-03-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5935168U (ja) 1984-03-05

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