JPH0421775Y2 - - Google Patents

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JPH0421775Y2
JPH0421775Y2 JP13722288U JP13722288U JPH0421775Y2 JP H0421775 Y2 JPH0421775 Y2 JP H0421775Y2 JP 13722288 U JP13722288 U JP 13722288U JP 13722288 U JP13722288 U JP 13722288U JP H0421775 Y2 JPH0421775 Y2 JP H0421775Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は背広やズボン等の玉縁ポケツトに使用
される玉縁用芯地に関するものである。
〔従来の技術〕
背広やズボン等の衣服においては、ポケツト開
口部(所謂ポケツト口)の始末方法として、補強
と装飾とを兼ねて、布端にテープ状の別布をつけ
て縁をつくる玉縁とよばれる手法が採られる。
この玉縁ポケツトに使用される別布は、通常、
第5図〜第9図に示すように、衣服の表生地Aと
同じ生地または別生地の玉縁生地1と、玉縁用芯
地(以下、単に芯地という)2と、補強用の力芯
3(使用しない場合もある)とからなる三層構造
に構成され、次のように使用される。
第5図および第6図に示すように、表生地Aの
裏側に力芯3を重ね、表生地Aの表側に玉縁生地
1、芯地2の順で重ねた後、第7図に示すように
得ようとする玉縁部(第8,9図に示す)Dの大
きさに合せて縫目Bを入れるとともに、これらの
中央にポケツト口となる切り目Cを入れる。
次に、第8図に示すように、切り目Cを通して
表生地Aおよび力芯3の裏側(図の下側)に、玉
縁生地1および芯地2を折返して玉縁部Dを作
る。
このような縫目Bの加工および切り目Cのカツ
テイングの一連の作業は、自動玉縁縫機により自
動的に連続して行なわれる。
これにより、表生地Aの布端が始末され、かつ
その内縁が玉縁部Dで縁取りされて装飾性を付与
される。
また、この玉縁部Dにより装飾性を高めるため
に、第9図に示すように、玉縁部Dの内側(芯地
2の折返し内側)に、太番手の毛糸を撚り合わせ
てなる紐状体4を設けることにより、玉縁部Dに
膨らみをもたせるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、上記紐状体4は、芯地2とは別個独立に
分離され、上記玉縁部Dの形成後、作業員が専用
の器具を用いて紐通しの要領でこの紐状体4を玉
縁部D内に挿入するようにしている。
ところが、このように紐状体4の挿入操作を手
作業によつて行なわなければならず、この操作に
よつて作業の全自動化が阻まれるため、玉縁加工
の能率が悪くなり、これにより衣服の生産性が低
下することとなつていた。
そこで本考案は、紐状体の別途挿入工程を省略
でき、玉縁加工の能率を向上させることができる
玉縁用芯地を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、不織布または織布からなる芯地本体
の片面に、毛糸等の柔軟素材からなる少なくとも
一条の紐状体が芯地本体長さ方向に固着されてな
るものである。
〔作用〕
このように、紐状体を芯地本体に予め一体化し
て芯地を構成することにより、この芯地を玉縁生
地とともに折返して縫着した状態で自動的に紐状
体が内側に配置されることになるため、紐状体を
別途挿入する工程が不要となる。このため、玉縁
加工の能率が大幅に向上することとなる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図乃至第4図によつて説
明する。
5はこの実施例にかかる玉縁用芯地で、この芯
地5は、第5図〜第9図に示す従来の芯地2に相
当する織布または不織布からなる芯地本体51の
片面に、二条の紐状体52,52を本体長さ方向
に固着して構成している。
紐状体52,52は、従来の紐状体4と同様
に、太番手の毛糸を撚り合わせて形成し、芯地本
体51の中心線を挟んで両側に、玉縁部形成のた
めの折返し代を置いた平行状態で、本体51に接
着または縫着によつて固着している。
この芯地5は、第1図および第2図に示すよう
に紐状体52,52を表生地A側と反対側(図の
上側)にして、従来の芯地2同様、玉縁生地1の
上に重ねて使用する。
この芯地5による玉縁加工の手順は、基本的に
は従来と同じで、第3図に示すように得ようとす
る玉縁部Dの大きさに合せて縫目Bを入れるとと
に、切り目Cを入れた後、第4図に示すようにこ
の切り目Cを通して玉縁生地1と芯地本体51を
ともに裏側に折返して玉縁部Dを作る。
この加工により、芯地5の紐状体52,52が
芯地本体51の内側、すなわち玉縁部Dの内側に
自動的に配置されることとなる。
従つて、この芯地5を使用することにより、従
来のように上記折返し縫着後、紐状体を玉縁部内
側に器具を用いて挿入するという面倒な手作業で
の紐状体挿入工程が不要となる。
ところで、芯地5の紐状体52,52は、毛糸
を撚り合わせたものに限らず、綿を紐状に加工し
たもの、布をパイプ状に丸めたもの、あるいは柔
軟なプラスチツクの線等、他の柔軟な素材を用い
てもよい。
また、この紐状体52の素材や玉縁部Dの幅等
によつては、ひとつの玉縁部Dについて二条の紐
状体を並べて用いてもよい。
さらに、玉縁部がポケツト口の一側のみに設け
られる所謂片玉縁形式の場合は、芯地本体の中心
線に対して片側のみに紐状体を固着して芯地を形
成すればよい。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、玉縁部に膨
らみをもたせるための紐状体を芯地本体の片面に
固着して芯地を構成したから、従来のように玉縁
加工の最終段階で手作業によつて紐状体を玉縁部
内側に挿入する工程が不要となる。このため、玉
縁加工の能率が大幅に改善され、衣服の生産性が
格段に向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる芯地と他の布
材を示す一部切欠斜視図、第2図は玉縁加工に際
してこれらを重ね合わせた状態の概略断面図、第
3図は同芯地による玉縁加工における縫目および
切り目加工工程、第4図は同折返し後の形状をそ
れぞれを示す概略断面図、第5図は従来の芯地と
他の布材を示す斜視図、第6図は玉縁加工に際し
てこれらを重ね合わせた状態の概略断面図、第7
図は同従来芯地による玉縁加工における縫目およ
び切り目加工工程、第8図は同折返し後の形状を
それぞれ示す概略断面図、第9図は紐状体挿入工
程を示す一部切欠斜視図である。 5……玉縁用芯地、51……同芯地本体、5
2,52……紐状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不織布または織布からなる芯地本体の片面に、
    毛糸等の柔軟素材からなる少なくとも一条の紐状
    体が芯地本体長さ方向に固着されてなることを特
    徴とするポケツトの玉縁用芯地。
JP13722288U 1988-10-19 1988-10-19 Expired JPH0421775Y2 (ja)

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JP13722288U JPH0421775Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

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JP13722288U JPH0421775Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19

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JPH0257920U JPH0257920U (ja) 1990-04-26
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