JPS6011046Y2 - ズボン用前立て部の取り付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ズボン用前立て部分の改良に関し、特にファ
スナーの取付けを容易にし、かつ、ズボンの前立て部分
の縫製作業を簡便化しようとして案出したズボン用前立
て部の取り付は構造に関する。

従来の前あきズボンにおけるファスナーの取付は構造は
、第４図に示すように例えばズボンの右前身頃において
は、該前身頃の端面にファスナーの一片とともに持ち出
し部２ａを縫着し、左前身頃においては、該前身頃の端
部にファスナーの他の一片とともに天狗布２ｂを縫着し
たものであった。

これによって、前立てが数枚重ね合せた状態になり、縫
製作業に手数がかかり、着用時においては、ウェスト部
に圧迫感を与える等の欠点があった。

本考案は、このような欠点を解消するため、スライドフ
ァスナーのテープの周辺をズボン前身頃の端部に縫着し
て開口部を形成し、該開口部に予じめ形成した天狗布片
の左右いずれか一方の端部を前身頃２に縫着して成るも
のであり、以下図面に従って本考案の構成及び実施例を
説明する。

第１図乃至第３図において、ズボンの右前身頃２の端縁
２ａにスライドファスナーのテープ１ａを縫着し、他方
、ズボン左前身頃２の端縁２ｂにスライドファスナーの
テープ１ｂを縫着する。

これによって、スライドファスナー１を介して開閉自在
の開口部３がズボンの前身頃２に形成される。

該開口部３周辺には第２図２に示すように内部にフェル
ト、不織布等の芯地を内蔵した天狗布片４を当接し、該
天狗布片４の左右いずれか一方の端部を上記ズボンの前
身頃２に縫着する。

本考案は、スライドファスナーのテープの周辺をズボン
前身頃の端縁に縫着して開口部を形成し、該開口部に天
狗布片の左右いずれかの一方端部を縫着して成るため、
従来のような持し出し布や天狗布を必要としなくなり、
これらの縫製作業が簡便化し、生産効率が向上できる効
果を奏する。

また着用に際しても、ズボンの前立て部が数枚重ね合せ
た状態にならず圧迫感が解消し、軽快なズボンを提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本考案におけるスライドファスナー
及び天狗布片を取り付けた状態を示す図であり、第３図
は、本考案におけるズボンの正面図、第４図は、従来の
ズボンの前立て部を示す図である。 １・・・・・・スライドファスナー １ａ、ｌｂ・・・
・・・スライドファスナーテープ、２・・・・・・ズボ
ン前身頃、２ａ、２ｂ・・・・・・ズボン前身頃端縁、
３・・・・・・開口部、４・・・・・・天狗布片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スライドファスナーのテープｌａ、ｌｂの周辺をズボン
   前身頃２の端縁２ａ、２ｂに縫着して開口部３を形成し
   、該開口部３に予じめ形成した天狗布片４の一方端部を
   前記ズボン前身頃に縫着して戊ることを特徴とするズボ
   ン用前立て部の取り付は構造。