JP3053006U - 布製品及びカーテン - Google Patents

布製品及びカーテン

Info

Publication number
JP3053006U
JP3053006U JP1998002642U JP264298U JP3053006U JP 3053006 U JP3053006 U JP 3053006U JP 1998002642 U JP1998002642 U JP 1998002642U JP 264298 U JP264298 U JP 264298U JP 3053006 U JP3053006 U JP 3053006U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded
curtain
bias tape
thread
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998002642U
Other languages
English (en)
Inventor
諭 加納
Original Assignee
株式会社シーエスエス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シーエスエス filed Critical 株式会社シーエスエス
Priority to JP1998002642U priority Critical patent/JP3053006U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3053006U publication Critical patent/JP3053006U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端部や縫い合わせ部がほつれにくく、よって
家庭での洗濯が可能で、かつ、端部や縫い合わせ部の見
栄えがよく、さらにプリーツのでやすい布製品及びカー
テンを提供する。 【解決手段】 端部や縫い合わせ部の処理にかがり縫い
に代えてバイアステープ36、46を用いて、端部や縫
い合わせ部を包むように覆い、その状態で縫い込むよう
しているので、少なくとも端部の一部が折り返された1
枚の布地32と、折り返された布地の端部の少なくとも
一部を覆う断面U字状のバイアステープ36、46と、
バイアステープを折り返された布地の端部の少なくとも
一部に縫いつける糸38、48とを有する布製品が提供
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、布製品及びカーテンに関し、特に布製品及びカーテンの端部処理の 改良並びに複数枚の布地を縫製して構成される布製品及びカーテンの縫製部の改 良に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーテンは、その上端、下端、両側端において布地の端部が露出していると、 ほつれの原因となり、また、見栄えが良くないので、従来から折り返し処理が施 されている。カーテン上端では、芯地を縫い込む形で、その他の端部では芯地を 用いず折り返される。折り返しは端部が露出しないように二重に折り返されてい る。図9はかかる従来のカーテンの断面図である。図9にはカーテン地10が上 端と下端で折り返されている様子が示されている。上端折返し部12には芯地1 4が外部に露出しないように上端折返し部12内に設けられている。下端折返し 部16には芯地はない。上端折返し部12の下端はベビーロックによりかがり縫 いが施されている。すなわち、かがり縫い用の糸18により処理されている。下 端折返し部16は折返しが二重となっていて、折り返していない部分を含むと三 重となっている。この三重部分の上端は糸20により縫われている。なお、図示 していないが、両端部は下端部と同様な処理が施される。
【0003】 また、ある程度の大きさのカーテンは複数枚の布地を縫製して構成されるが、 布地の端部同士の縫い合わせには、図10の断面図に示すように糸60が用いら れ、縫い合わされた端部を覆うように、かがり縫い用の糸22によりかがり縫い が施される。カーテン以外にも、テーブルクロスやその他の布製品において、端 部や複数枚の布地の縫い合わせ部がかがり縫い処理されることがある。図11は 従来のカーテンの裏面の上端近傍と縫い合わせ部のかがり縫い用糸の状態を示す 写真である。また、図12は従来のカーテンの裏面の下端近傍と縫い合わせ部の かがり縫い用糸の状態を示す写真である。図11、図12はカーテンの上方を写 真の左端側とし、下方を右端側として示している。なお、図11、図12では写 真撮影の便宜上、かがり縫い用糸に着色してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
カーテンを含むかかる従来の布製品では、かがり縫いにより端部や縫い合わせ 部が処理されているので、かがり縫いの糸が相当面積にわたり多量に露出し、よ って、糸が切れやすく、ほつれの原因となっている。このため家庭での洗濯が困 難である。さらに、かがり縫い部は見栄えが悪いため、商品価値を低下させる原 因ともなる。また、端部では切断端部が露出しないよう二重折返し(三重部分が 構成される)が採用されるが、二重に折り込むと、その部分が固くなるので、プ リーツがでにくくなるという問題もある。
【0005】 したがって、本考案は端部や縫い合わせ部がほつれにくく、よって家庭での洗 濯が可能で、かつ、端部や縫い合わせ部の見栄えがよく、さらにプリーツのでや すい布製品及びカーテンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では端部や縫い合わせ部の処理にかがり縫い に代えてバイアステープを用いて、端部や縫い合わせ部を包むように覆い、その 状態で縫い込むようしている。
【0007】 すなわち本考案によれば、少なくとも端部の一部が折り返された1枚の布地と 、 前記折り返された布地の端部の少なくとも一部を覆う断面U字状のバイアステ ープと、 前記バイアステープを前記折り返された布地の端部の少なくとも一部に縫いつ ける糸とを、 有する布製品が提供される。
【0008】 また本考案によれば、複数枚の布地と、 前記複数枚の布地の端部同士が同一方向に重ねられ、この端部同士の少なくと も一部を覆う断面U字状のバイアステープと、 前記バイアステープを前記端部同士の少なくとも一部に縫いつける糸とを、 有する布製品が提供される。
【0009】 また本考案によれば、少なくとも端部の一部が折り返された複数枚の布地と、 前記複数枚の布地の端部同士が同一方向に重ねられ、この端部同士の少なくと も一部を覆う断面U字状の第1バイアステープと、 前記第1バイアステープを前記端部同士の少なくとも一部に縫いつける糸と、 前記折り返された布地の端部の少なくとも一部を覆う断面U字状の第2バイア ステープと、 前記第2バイアステープを前記折り返された布地の端部の少なくとも一部に縫 いつける糸とを、 有する布製品が提供される。
【0010】 また本考案によれば、1枚以上の布地により構成されるカーテン地であって、 その上端、下端、両側端が折り返されたカーテン地と、 前記折り返されたカーテン地の前記上端、下端、両側端の少なくとも一部を覆 う断面U字状のバイアステープと、 前記バイアステープを前記折り返されたカーテン地の端部の少なくとも一部に 縫いつける糸とを、 有するカーテンが提供される。
【0011】 また本考案によれば、布地の折返し端部及び/又は縫い合わせ部を包むように 覆うバイアステープと、前記バイアステープを縫い込む糸とを有する布地が提供 される。
【0012】
【考案の実施の形態】 以下、図面を参照して本考案の実施の形態について好ましい実施例とともに説 明する。図1は本考案に係るカーテンの好ましい実施形態の縦方向断面図であり 、図中上方がカーテン30の上方に相当する。このカーテン30は上端部と下端 部とでそれぞれ一回折り返されている。すなわち、上端折返し部34では布地の 上端が上端折返し部34の下端位置にあり、一方、下端折返し部44では布地の 下端が下端折返し部34の上端位置にある。上端折返し部34の裏面には芯地4 0が配されている。布地の上端(上端折返し部34の下端)は、断面U字状のバ イアステープ36により覆われた形で糸38により縫い込まれる。同様に、布地 の下端(下端折返し部44の上端)も、断面U字状のバイアステープ46により 覆われた形で糸48により縫い込まれる。バイアステープ36、46は幅15〜 30mm程度の布地であり、平坦なバイアステープが縫製時にU字状に畳まれた 状態で縫い込まれる。
【0013】 図2は複数枚の布地を縫い合わせる場合の縫い合わせ部の断面図である。1つ の布地52Aと他の布地52Bの端部52AT、52BT同士を縫い合わせるに あたり、図3のa、b、cに示される手順で端部52AT、52BT近傍で布地 52A、52B同士が糸60により縫い合わされ、その後バイアステープ56に より端部52AT、52BT縁を覆うよう糸58により縫い合わされる。すなわ ち、端部52AT、52BT同士が同一方向に重ね合わせた状態で糸60で縫い 合わせた後、バイアステープ56の断面がU字状となる形で糸58で縫い合わさ れるのである。
【0014】 図4は、3枚の布地52A、52B、52Cを次々と縫い合わせて1枚のカー テンを構成した例の裏面の模式図である。このカーテンの上端近傍、下端近傍、 両側端近傍には、図1に示したような1回の折返し部54U、54B、54R、 54Lがそれぞれ設けられ、これらのうち、上端近傍と下端近傍の各折返し部に は図1に示したバイアステープ36と同様なバイアステープが施される。また、 縫い合わせ部60、62には、図2に示したバイアステープ56と同様なバイア ステープが施される。この例では、3枚の布地52A、52B、52Cを次々と 縫い合わせて1枚のカーテンを構成しているが、枚数は必要に応じて増減するこ とができる。また、全ての折返し部にバイアステープを施すのではなく、一部は 従来と同様なかがり縫いとすることもできる。例えば、カーテンの上端部近傍が カーテンボックスで隠れる場合は、上端近傍は通常の使用状態では見えないので 見栄えの点ではかがり縫いでも問題ない。
【0015】 図5は、本考案によるカーテンの裏面の上端近傍と縫い合わせ部のバイアステ ープとその縫製用糸の状態を示す写真である。なお、図5〜図8ではカーテンの 上方を写真の左端側とし、下方を右端側として示している。図6は図5と同様、 カーテンの裏面の下端近傍と縫い合わせ部のバイアステープの状態の写真であり 、バイアステープにより覆われた縫い合わせ端部の一部を裏返して示すものであ る。図7は本考案によるカーテンの表面の上端近傍の状態を示す写真であり、図 8は同カーテンの表面の下端近傍の状態を示す写真である。
【0016】 上記実施形態はカーテンを例にとって説明したが、カーテンに限らず、テーブ ルクロス、シーツなどの布製品に本考案を応用することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、従来かがり縫いされていた端部や縫い合 わせ部を覆うようにバイアステープをU字状にして縫い込むようにしたので、か がり縫いの糸が大量に露出して糸切れの原因となることがなく、よって家庭での 洗濯が容易となり、また見栄えが格段と良くなった。また、折返し部での折返し 回数を1回としたので、材料量が少なくてすむ(寸の節約になる)。また、折返 し部が一重なので、プリーツがでやすくなる。さらに、従来のかがり縫いと比較 すると、バイアステープをU字状にして縫い込む方が工程数が少なくて済み、コ ストダウンにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカーテンの好ましい実施形態の断
面図である。
【図2】本考案の実施形態で複数枚の布地を縫い合わせ
る場合の縫い合わせ部の断面図である。
【図3】図2の構成を実現するため端部同士を縫い合わ
せる手順を示す3つの図である。
【図4】本考案により3枚の布地を次々と縫い合わせて
1枚のカーテンを構成した例の裏面の模式図である。
【図5】本考案によるカーテンの裏面の上端近傍と縫い
合わせ部のバイアステープとその縫製用糸の状態を示す
写真である。
【図6】本考案によるカーテンの裏面の下端近傍と縫い
合わせ部のバイアステープとその縫製用糸の状態を示す
写真である。
【図7】本考案によるカーテンの表面の上端近傍の状態
を示す写真である。
【図8】本考案によるカーテンの表面の下端近傍の状態
を示す写真である。
【図9】従来のカーテンの縦断面図である。
【図10】複数枚の布地の縫い合わせ部を有する従来の
カーテンの横断面図である。
【図11】従来のカーテンの裏面の上端近傍と縫い合わ
せ部のかがり縫い用糸の状態を示す写真である。
【図12】従来のカーテンの裏面の下端近傍と縫い合わ
せ部のかがり縫い用糸の状態を示す写真である。
【符号の説明】
30 カーテン 34 上端折返し部 36、46、56 バイアステープ 38、48、58 糸 44 下端折返し部 40 芯地 52A、52B、52C 布地 52AT、52BT 端部 54U、54B、54R、54L 1回の折返し部 60、62 縫い合わせ部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも端部の一部が折り返された1
    枚の布地と、 前記折り返された布地の端部の少なくとも一部を覆う断
    面U字状のバイアステープと、 前記バイアステープを前記折り返された布地の端部の少
    なくとも一部に縫いつける糸とを、 有する布製品。
  2. 【請求項2】 複数枚の布地と、 前記複数枚の布地の端部同士が同一方向に重ねられ、こ
    の端部同士の少なくとも一部を覆う断面U字状のバイア
    ステープと、 前記バイアステープを前記端部同士の少なくとも一部に
    縫いつける糸とを、 有する布製品。
  3. 【請求項3】 少なくとも端部の一部が折り返された複
    数枚の布地と、 前記複数枚の布地の端部同士が同一方向に重ねられ、こ
    の端部同士の少なくとも一部を覆う断面U字状の第1バ
    イアステープと、 前記第1バイアステープを前記端部同士の少なくとも一
    部に縫いつける糸と、 前記折り返された布地の端部の少なくとも一部を覆う断
    面U字状の第2バイアステープと、 前記第2バイアステープを前記折り返された布地の端部
    の少なくとも一部に縫いつける糸とを、 有する布製品。
  4. 【請求項4】 1枚以上の布地により構成されるカーテ
    ン地であって、その上端、下端、両側端が折り返された
    カーテン地と、 前記折り返されたカーテン地の前記上端、下端、両側端
    の少なくとも一部を覆う断面U字状のバイアステープ
    と、 前記バイアステープを前記折り返されたカーテン地の端
    部の少なくとも一部に縫いつける糸とを、 有するカーテン。
  5. 【請求項5】 前記上端、下端、両側端が1回だけ折り
    返されている請求項4記載のカーテン。
  6. 【請求項6】 前記上端の折り返し部にのみ芯地が縫い
    込まれている請求項4又は5記載のカーテン。
  7. 【請求項7】 前記布地が複数枚であって、前記複数枚
    の布地の端部同士が同一方向に重ねられ、この端部同士
    の少なくとも一部を覆う断面U字状のバイアステープ
    と、 前記バイアステープを前記端部同士の少なくとも一部に
    縫いつける糸とを更に有する請求項4ないし6のいずれ
    か1つに記載のカーテン。
  8. 【請求項8】 布地の折返し端部及び/又は縫い合わせ
    部を包むように覆うバイアステープと、前記バイアステ
    ープを縫い込む糸とを有する布地。
JP1998002642U 1998-04-06 1998-04-06 布製品及びカーテン Expired - Lifetime JP3053006U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998002642U JP3053006U (ja) 1998-04-06 1998-04-06 布製品及びカーテン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998002642U JP3053006U (ja) 1998-04-06 1998-04-06 布製品及びカーテン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3053006U true JP3053006U (ja) 1998-10-13

Family

ID=43187107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998002642U Expired - Lifetime JP3053006U (ja) 1998-04-06 1998-04-06 布製品及びカーテン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3053006U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019084016A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 株式会社ハズコウ 両開きカーテン、および両開きカーテンの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019084016A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 株式会社ハズコウ 両開きカーテン、および両開きカーテンの製造方法
JP7199650B2 (ja) 2017-11-06 2023-01-06 株式会社ハズコウ 両開きカーテン、および両開きカーテンの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3053006U (ja) 布製品及びカーテン
JP4726731B2 (ja) 衣類
CN217136873U (zh) 具有隐形拉链的双层服装
JP2593977Y2 (ja) スポーツシャツ
JPH0435372Y2 (ja)
CN213486947U (zh) 大阔角低裆裤
JPH0421775Y2 (ja)
JP4482367B2 (ja) 衣服
JPS633042B2 (ja)
JPH11124707A (ja) 寝 衣
JP2633819B2 (ja) 切りポケット・くり抜き模様の形成方法
JPH0627609Y2 (ja) テープ生地の縫着構造
JP3013065U (ja) 前立開き付き衣類
JPH0335192Y2 (ja)
JP2515773Y2 (ja) 被 服
JPS6011045Y2 (ja) スラツクス
JPH057203Y2 (ja)
JP3070589U (ja) 布おむつ
JP5259438B2 (ja) プリーツ製品及びプリーツ製品の加工方法
JPH0630037Y2 (ja) 表裏の別なく両面使用可能なふとん類包布
JPH0241122Y2 (ja)
JP2934869B2 (ja) 衣類のスリット部形成方法
JPS5855910Y2 (ja) 折り代,縫い代始末ミシン
JPH0650494Y2 (ja) ポケット袋
CA1038104A (en) Waistband