JP2019084016A - 両開きカーテン、および両開きカーテンの製造方法 - Google Patents

両開きカーテン、および両開きカーテンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一対のカーテンを共に閉じた際に、印刷された1枚の画像の見栄えが良好な両開きカーテン、および前記両開きカーテンの製造方法を提供する。【解決手段】左カーテン10の正面11には、1枚の画像のうち境界線から左側の左側画像領域が、左側画像領域の右端部と左カーテン10の右端部を一致させた状態で印刷されている。右カーテン20の正面には、1枚の画像のうち境界線から右側の右側画像領域が、右側画像領域の左端部と右カーテン20の左端部を一致させた状態で印刷されている。左カーテン10の右耳部には、右側画像領域の左端部と右耳部の折り返し線を一致させた状態で、右側画像領域の一部が印刷されている。右カーテン20の左耳部には、左側画像領域の右端部と左耳部の折り返し線を一致させた状態で、左側画像領域の一部が印刷されている。【選択図】図1

Description

本開示は、左カーテンと右カーテンを備えた両開きカーテン、および、両開きカーテンの製造方法に関する。
従来、印刷装置によって生地に画像を印刷することでカーテンを製造する方法が知られている。例えば、規則的な模様を生地に印刷することで、カーテンが製造される場合がある。また、特許文献1では、写真または絵等の画像を印刷装置によって生地に印刷することで、カーテンを製造する技術が提案されている。
また、多くのカーテンでは、矩形の生地の端部が裏面側に折り返されて、縫製等によって固定される。その結果、生地の端部のほつれ等の不具合が生じにくくなる。以下では、カーテンの左右の端部に形成される折り返し部分を、耳部という。
特開2004−130015号公報
両開きカーテンでは、一対のカーテン(左カーテンおよび右カーテン)を共に閉じた際の見栄えが良いことが好ましい。従って、1枚の画像の左側の領域を左カーテンに印刷し、右側の領域を右側に印刷する場合には、左カーテンに印刷された画像の右端部と、右カーテンに印刷された画像の左端部が、一対のカーテンを閉じた際に一致するのが望ましい。
ここで、一対のカーテンに1枚の画像を印刷する方法として、左カーテンの生地の右端部と、右カーテンの生地の左端部に予め耳部を形成した後に、各々のカーテンに画像を印刷する方法が考えられる。しかし、この方法では、左カーテンの右端部、および右カーテンの左端部の各々に、画像を隙間なく正確に印刷することは難しい。端部に印刷の隙間が生じると、それ自体が見栄えを悪化させるだけでなく、一対のカーテンを閉じても左右の画像が一致しない。
また、一対のカーテンの各々に画像を印刷した後に、左カーテンの生地の右端部と、右カーテンの生地の左端部に耳部を形成する方法も考えられる。しかし、この方法では、左カーテンの生地の右端部に印刷された画像と、右カーテンの生地の左端部に印刷された画像が、耳部を形成することで生地の裏側に隠れてしまう。その結果、一対のカーテンを閉じても左右の画像が一致しなくなる。また、耳部として後に裏面側に折り返される部分を、印刷を行わない空白部分として、後に表側の面となる領域にのみ印刷を行う方法も考えられる。しかし、この場合には、正確な位置で生地を折り返さなければ、空白部分の一部が耳部形成後に表側に露出してしまい、見栄えが悪化する場合がある。
本開示の典型的な目的は、一対のカーテンを共に閉じた際に、印刷された1枚の画像の見栄えが良好な両開きカーテン、および前記両開きカーテンの製造方法を提供することである。
本開示における典型的な実施形態が提供する両開きカーテンは、左カーテンおよび右カーテンを備えた両開きカーテンであって、前記左カーテンは、右端部を折り返し線として裏面側に折り返された部位である左カーテン右耳部を備え、前記右カーテンは、左端部を折り返し線として裏面側に折り返された部位である右カーテン左耳部を備え、前記左カーテンの正面には、1枚の画像のうち、前記画像を上下方向に横断する境界線から左側の左側画像領域が、前記左側画像領域の右端部と前記左カーテンの右端部を一致させた状態で印刷されており、前記右カーテンの正面には、前記1枚の画像のうち前記境界線から右側の右側画像領域が、前記右側画像領域の左端部と前記右カーテンの左端部を一致させた状態で印刷されており、前記左カーテン右耳部には、前記右側画像領域の左端部と前記左カーテン右耳部の折り返し線を一致させた状態で、前記右側画像領域の一部が印刷されており、前記右カーテン左耳部には、前記左側画像領域の右端部と前記右カーテン左耳部の折り返し線を一致させた状態で、前記左側画像領域の一部が印刷されている。
本開示における典型的な実施形態が提供する両開きカーテンの製造方法は、左カーテンおよび右カーテンを備えた両開きカーテンの製造方法であって、1枚の画像のうち、前記画像を上下方向に横断する境界線から左側の左側画像領域と、前記境界線から右側へ延びる右側付加領域とを含む領域を、前記左カーテン用の生地の表側の面に印刷する左用印刷工程と、前記1枚の画像のうち、前記境界線から右側の右側画像領域と、前記境界線から左側へ延びる左側付加領域とを含む領域を、前記右カーテン用の生地の表側の面に印刷する右用印刷工程と、前記左用印刷工程による印刷が行われた前記左カーテン用の生地のうち、前記右側付加領域が印刷された部位を、前記境界線を折り返し線として裏面側に折り返して固定することで、前記左カーテンの右耳部を形成する右耳部形成工程と、前記右用印刷工程による印刷が行われた前記右カーテン用の生地のうち、前記左側付加領域が印刷された部位を、前記境界線を折り返し線として裏面側に折り返して固定することで、前記右カーテンの左耳部を形成する左耳部形成工程と、を含む。
本開示における両開きカーテン、および両開きカーテンの製造方法によると、一対のカーテンを共に閉じた際に、印刷された1枚の画像の見栄えが良好となる。
両開きカーテン1の正面図である。 両開きカーテン1の背面図である。 画像100のうち、左カーテン10用の生地に印刷される画像領域110を説明するための説明図である。 画像領域110が印刷された直後の左カーテン10の正面図である。 画像100のうち、右カーテン20用の生地に印刷される画像領域120を説明するための説明図である。 画像領域120が印刷された直後の右カーテン20の正面図である。 両開きカーテン製造工程のフローチャートである。
<概要>
本開示で例示する両開きカーテンは、左カーテンおよび右カーテンを備える。左カーテンは、右端部を折り返し線として裏面側に折り返された部位である左カーテン右耳部を備える。左カーテンの正面には、1枚の画像のうち、画像領域を上下方向に横断する境界線から左側の左側画像領域が印刷されている。左カーテンの正面に印刷されている左側画像領域の右端部は、左カーテンの右端部に一致している。左カーテン右耳部には、1枚の画像のうち前記境界線から右側の右側画像領域の一部が印刷されている。左カーテン右耳部が折り返されていない状態において、左カーテン右耳部に印刷された右側画像領域の左端部は、左カーテン右耳部の折り返し線(つまり、左カーテンの右端部)に一致する。また、右カーテンは、左端部を折り返し線として裏面側に折り返された部位である右カーテン左耳部を備える。右カーテンの正面には、1枚の画像のうち前記境界線から右側の右側画像領域が印刷されている。右カーテンの正面に印刷されている右側画像領域の左端部は、右カーテンに左端部に一致している。右カーテン左耳部には、左側画像領域の一部が印刷されている。右カーテン左耳部が折り返されていない状態において、右カーテン左耳部に印刷された左側画像領域の右端部は、右カーテン左耳部の折り返し線(つまり、右カーテンの左端部)に一致する。
本開示における両開きカーテンでは、左カーテンの右端部から左カーテン右耳部にかけて連続して画像が印刷されているので、左カーテンの右端部に印刷の隙間が生じない。同様に、右カーテンの左端部から右カーテン左耳部にかけて連続して画像が印刷されているので、右カーテンの左端部に印刷の隙間が生じない。さらに、左カーテンと右カーテンを共に閉じると、左側画像領域の右端部と右側画像領域の左端部が一致し、見栄えが良い1枚の画像が正面に表れる。
なお、左カーテン右耳部の全体に右側画像領域が印刷されている必要は無い。例えば、左カーテン右耳部のうち、折り返し線からある程度の幅だけ横方向に延びる領域にのみ、右側画像領域が印刷されていてもよい。同様に、右カーテン左耳部の全体に左側画像領域が印刷されている必要は無い。例えば、右カーテン左耳部のうち、折り返し線からある程度の幅だけ横方向に延びる領域にのみ、左側画像領域が印刷されていてもよい。
また、左カーテンの正面の全体に左側画像領域が印刷されている必要は無い。例えば、左カーテンの正面の左側、上側、下側等の少なくとも一部に、画像が印刷されていない領域が存在してもよい。同様に、右カーテンの正面の全体に右側画像領域が印刷されている必要は無い。
左カーテンは、左端部を折り返し線として裏面側に折り返された左カーテン左耳部をさらに備えていてもよい。左カーテン左耳部には、左側画像領域のうち、左カーテンの正面に印刷された領域からさらに左側に延びる左予備領域が印刷されていてもよい。左カーテン左耳部が折り返されていない状態において、左予備領域の右端部は、左カーテン左耳部の折り返し線に一致していてもよい。この場合、左カーテンの左端部においても印刷の隙間が生じない。
左カーテンは、上端部を折り返し線として裏面側に折り返された左カーテン上折り返し部をさらに備えていてもよい。左カーテン上折り返し部には、左側画像領域のうち、左カーテンの正面に印刷された領域からさらに上側に延びる上予備領域が印刷されていてもよい。左カーテン上折り返し部が折り返されていない状態において、上予備領域の下端部は、左カーテン上折り返し部の折り返し線に一致していてもよい。この場合、左カーテンの上端部においても印刷の隙間が生じない。
左カーテンは、下端部を折り返し線として裏面側に折り返された左カーテン裾部をさらに備えていてもよい。左カーテン裾部には、左側画像領域のうち、左カーテンの正面に印刷された領域からさらに下側に延びる下予備領域が印刷されていてもよい。左カーテン裾部が折り返されていない状態において、下予備領域の上端部は、左カーテン裾部の折り返し線に一致していてもよい。この場合、左カーテンの下端部においても印刷の隙間が生じない。
右カーテンは、右端部を折り返し線として裏面側に折り返された右カーテン右耳部をさらに備えていてもよい。右カーテン右耳部には、右側画像領域のうち、右カーテンの正面に印刷された領域からさらに右側に延びる右予備領域が印刷されていてもよい。右カーテン右耳部が折り返されていない状態において、右予備領域の左端部は、右カーテン右耳部の折り返し線に一致していてもよい。この場合、右カーテンの右端部においても印刷の隙間が生じない。
右カーテンは、上端部を折り返し線として裏面側に折り返された右カーテン上折り返し部をさらに備えていてもよい。右カーテン上折り返し部には、右側画像領域のうち、右カーテンの正面に印刷された領域からさらに上側に延びる上予備領域が印刷されていてもよい。右カーテン上折り返し部が折り返されていない状態において、上予備領域の下端部は、右カーテン上折り返し部の折り返し線に一致していてもよい。この場合、右カーテンの上端部においても印刷の隙間が生じない。
右カーテンは、下端部を折り返し線として裏面側に折り返された右カーテン裾部をさらに備えていてもよい。右カーテン裾部には、右側画像領域のうち、右カーテンの正面に印刷された領域からさらに下側に延びる下予備領域が印刷されていてもよい。右カーテン裾部が折り返されていない状態において、下予備領域の上端部は、右カーテン裾部の折り返し線に一致していてもよい。この場合、右カーテンの下端部においても印刷の隙間が生じない。
本開示で例示する両開きカーテンの製造方法は、左用印刷工程、右用印刷工程、右耳部形成工程、および左耳部形成工程を含む。左用印刷工程では、1枚の画像のうち、画像領域を上下方向に横断する境界線から左側の左側画像領域と、境界線から右側へ延びる右側付加領域とを含む領域が、左カーテン用の生地の表側の面に印刷される。右用印刷工程では、1枚の画像のうち、境界線から右側の右側画像領域と、境界線から左側へ延びる左側付加領域とを含む領域が、右カーテン用の生地の表側の面に印刷される。右耳部形成工程では、左用印刷工程による印刷が行われた左カーテン用の生地のうち、右側付加領域が印刷された部位が、画像領域の境界線を折り返し線として裏面側に折り返されて固定されることで、左カーテンの右耳部が形成される。左耳部形成工程では、右用印刷工程による印刷が行われた右カーテン用の生地のうち、左側付加領域が印刷された部位が、画像領域の境界線を折り返し線として裏面側に折り返されて固定されることで、右カーテンの左耳部が形成される。
本開示における両開きカーテンの製造方法によると、1枚の画像のうち、境界線を挟んで隣接している左側画像領域と右側付加領域が、左カーテン用生地に印刷される。その後、印刷された画像の境界線を折り返し線として、左カーテンの右耳部が形成される。従って、完成した左カーテンの右端部には、印刷の隙間が生じない。同様に、1枚の画像のうち、境界線を挟んで隣接している右側画像領域と左側付加領域が、右カーテン用生地に印刷される。その後、境界線を折り返し線として、右カーテンの左耳部が形成される。よって、完成した右カーテンの左端部にも印刷の隙間が生じない。さらに、完成して設置された左カーテンと右カーテンを共に閉じると、左側画像領域の右端部と右側画像領域の左端部が一致し、見栄えが良い1枚の画像が正面に表れる。
なお、左用印刷工程、右用印刷工程、右耳部形成工程、および左耳部形成工程を行う順番は、適宜選択できる。例えば、左用印刷工程、右耳部形成工程、右用印刷工程、および左耳部形成工程の順に各工程が行われてもよい。また、左用印刷工程の前に右用印刷工程が行われてもよいし、右耳部形成工程の前に左耳部形成工程が行われてもよい。
また、左用印刷工程において印刷が行われる左カーテン用生地と、右用印刷工程において印刷が行われる右カーテン用生地は、予め別々に設けられていてもよい。逆に、左カーテン用生地と右カーテン用生地は、左用印刷工程および右用印刷工程が行われる時点では1枚の生地であってもよい。つまり、1枚の生地の一部が左カーテン用生地とされ、他の部分が右カーテン用生地とされてもよい。この場合、左用印刷工程および右用印刷工程が行われた後に、画像が印刷された1枚の生地を左カーテン用生地と右カーテン用生地に切断する切断工程が行われてもよい。また、印刷時における左カーテン用生地と右カーテン用生地が1枚の生地である場合には、左用印刷工程と右用印刷工程は、分離した印刷動作でなく1回の印刷動作によって実行されてもよい。
<実施形態>
以下、本開示における典型的な実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1および図2を参照して、本実施形態の両開きカーテン1の構成について説明する。図1は両開きカーテン1の正面図であり、図1の紙面手前側が両開きカーテン1の正面側(表側)、図1の紙面奥側が両開きカーテン1の背面側(裏側)となる。また、図2は両開きカーテン1の背面図であり、図2の紙面手前側が両開きカーテン1の背面側(裏側)、図2の紙面奥側が両開きカーテン1の正面側(表側)となる。
両開きカーテン1は、左カーテン10および右カーテン20を備える。一例として、本実施形態における左カーテン10および右カーテン20の各々は、正面視矩形に形成されている。しかし、左カーテン10および右カーテン20の正面視形状は、厳密な矩形とする必要は無い。例えば、左カーテン10および右カーテン20の各々の下端部に、湾曲した部分、または凹凸部分等が形成されていてもよい。
図1に示すように、左カーテン10の正面(表側の面)11の少なくとも一部(本実施形態では全面)には、印刷装置によって画像が印刷されている。同様に、右カーテン20の正面21の少なくとも一部(本実施形態では全面)にも画像が印刷されている。この詳細は後述する。
図2に示すように、右カーテン10は、右耳部12、左耳部13、上折り返し部14、および裾部15を備える。右耳部12は、右カーテン10の右端部18Rを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。左耳部13は、右カーテン10の左端部18Lを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。上折り返し部14は、右カーテン10の上端部18Tを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。裾部15は、右カーテン10の下端部18Bを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。右耳部12、左耳部13、上折り返し部14、および裾部15が形成されることで、生地の端部のほつれ等の不具合が生じにくくなる。なお、上折り返し部14には、右カーテン10をカーテンレール(図示せず)に掛けるための構成が設けられている。一例として、本実施形態の上折り返し部14には、複数のフック5が左右方向に等間隔に並べて装着されている。
左カーテン20も、右カーテン10と同様に、右耳部22、左耳部23、上折り返し部24、および裾部25を備える。右耳部22は、右カーテン20の右端部28Rを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。左耳部23は、右カーテン20の左端部28Lを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。上折り返し部24は、右カーテン20の上端部28Tを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。裾部25は、右カーテン20の下端部28Bを折り返し線として、生地が裏面側に折り返された部位である。なお、右カーテン20の上折り返し部24にも、複数のフック5が設けられている。
図3〜図6を参照して、両開きカーテン1に印刷される画像100の領域と、左カーテン10および右カーテン20における各部位との関係について説明する。一例として、本実施形態では、複数の人物が写っている写真の画像100を両開きカーテン1に印刷する場合について例示する。なお、両開きカーテン1に印刷される画像は、写真の画像に限定されず、絵または模様等の画像であってもよい。
図3を参照して、左カーテン10用の生地に印刷される画像領域110について説明する。まず、印刷される画像100に対して境界線Kが設定される。境界線Kは、画像100を上下方向に横断する線である。完成した左カーテン10と右カーテン20が共に閉じられた場合に、境界線Kは、左カーテン10と右カーテン20の境界(つまり、左カーテン10の右端部18Rと、右カーテン20の左端部28Lが接する位置)に一致する。従って、画像100に設定される境界線Kの位置は、左カーテン10と右カーテン20の各々の大きさ、および、両開きカーテン1に対する画像100の望ましい配置等に応じて設定される。
左カーテン10用の生地に印刷される画像領域110は、左側画像領域111と右側付加領域117を含む。左側画像領域111は、1枚の画像100のうち、境界線Kから左側の領域である。右側付加領域117は、画像100のうち、境界線Kから所定の幅だけ右側に延びる領域である。右側付加領域117は、後述する右側画像領域121(図5参照)の一部と重複している。換言すると、右側付加領域117は、右側画像領域121の左端において上下方向に延びる帯状の領域と同一である。
また、左側画像領域111は、正面領域112、左予備領域113、上予備領域114、および下予備領域115を含む。正面領域112は、左カーテン10の正面11(図1参照)に印刷される領域である。左予備領域113は、正面領域112からさらに左側に延びる領域である。上予備領域114は、正面領域112から上側に延びる領域である。下予備領域115は、正面領域112から下側に延びる領域である。
図4は、画像領域110が印刷された直後(つまり、右耳部12、左耳部13、上折り返し部14、および裾部15が形成される前)の、左カーテン10の正面図である。右耳部12は、左カーテン10用の生地のうち、右側付加領域117(図3参照)が印刷された部位12Xを、境界線Kを折り返し線として裏面側に折り返して固定することで形成される。つまり、右耳部12(図2参照)に印刷された右側付加領域117(つまり、右側画像領域121の左端部近傍の領域)の左端部は、右耳部12の折り返し線である境界線Kに一致する。従って、境界線Kの近傍(つまり、左カーテン10の右端部18Rの近傍)には印刷の隙間が生じにくい。さらに、右耳部12が形成されると、左カーテン10の右端部は、画像100の境界線Kに一致する。
また、左耳部13(図2参照)は、左予備領域113(図3参照)が印刷された部位13Xを裏面側に折り返すことで形成される。つまり、左予備領域113の右端部の線が、左耳部13の折り返し線となる。上折り返し部14(図2参照)は、上予備領域114(図3参照)が印刷された部位14Xを裏面側に折り返すことで形成される。つまり、上予備領域114の下端部の線が、上折り返し部14の折り返し線となる。裾部15(図2参照)は、下予備領域115(図3参照)が印刷された部位を裏面側に折り返すことで形成される。つまり、下予備領域115の上端部の線が、裾部15の折り返し線となる。従って、左カーテン10では、左端部18L、上端部18T、および下端部18Bの近傍でも印刷の隙間が生じにくい。
図5を参照して、右カーテン20用の生地に印刷される画像領域120について説明する。画像領域120は、右側画像領域121と左側付加領域127を含む。右側画像領域121は、1枚の画像100のうち、境界線Kから右側の領域である。左側付加領域127は、画像100のうち、境界線Kから所定の幅だけ左側に延びる領域である。左側付加領域127は、前述した左側画像領域111(図3参照)の一部と重複している。換言すると、左側付加領域127は、左側画像領域111の右端において上下方向に延びる帯状の領域と同一である。
また、右側画像領域121は、正面領域122、右予備領域123、上予備領域124、および下予備領域125を含む。正面領域122は、右カーテン20の正面21(図1参照)に印刷される領域である。右予備領域123は、正面領域122からさらに右側に延びる領域である。上予備領域124は、正面領域122から上側に延びる。下予備領域125は、正面領域122から下側に延びる。
図6は、画像領域120が印刷された直後(つまり、右耳部22、左耳部23、上折り返し部24、および裾部25が形成される前)の、右カーテン20の正面図である。左耳部23は、右カーテン20用の生地のうち、左側付加領域127(図5参照)が印刷された部位23Xを、境界線Kを折り返し線として裏面側に折り返して固定することで形成される。つまり、左耳部23(図2参照)に印刷された左側付加領域127(つまり、左側画像領域111の右端部近傍の領域)の右端部は、左耳部23の折り返し線である境界線Kに一致する。従って、境界線Kの近傍(つまり、右カーテン20の左端部28Lの近傍)には印刷の隙間が生じにくい。さらに、左耳部23が形成されると、右カーテン20の左端部は、画像100の境界線Kに一致する。よって、左カーテン10と右カーテン20が共に閉じられると、左カーテン10の正面11に印刷された画像と、右カーテン20の正面21に印刷された画像が綺麗に一致する。
また、右耳部22(図2参照)は、右予備領域123(図5参照)が印刷された部位22Xを裏面側に折り返すことで形成される。つまり、右予備領域123の左端部の線が、右耳部22の折り返し線となる。上折り返し部24(図2参照)は、上予備領域124(図5参照)が印刷された部位24Xを裏面側に折り返すことで形成される。つまり、上予備領域124の下端部の線が、上折り返し部124の折り返し線となる。裾部25(図2参照)は、下予備領域125(図5参照)が印刷された部位を裏面側に折り返すことで形成される。つまり、下予備領域125の上端部の線が、裾部25の折り返し線となる。従って、右カーテン20では、右端部28R、上端部28T、および下端部28Bの近傍でも印刷の隙間が生じにくい。
図7を参照して、本実施形態における両開きカーテンの製造工程について説明する。なお、以下説明する製造工程は一例に過ぎない。従って、前述したように、各工程の順番を変更すること等も可能である。
まず、左用印刷工程が行われる(S1)。左用印刷工程では、図3に示すように、境界線Kから左側の左側画像領域111と、境界線Kから右側へ延びる右側付加領域117を含む印刷領域110が、左カーテン10用の生地の正面(表側の面)に印刷される。
次いで、右用印刷工程が行われる(S2)。右用印刷工程では、図5に示すように、境界線Kから右側の右側画像領域121と、境界線Kから左側へ延びる左側付加領域127を含む印刷領域120が、右カーテン20用の生地の正面に印刷される。
なお、本実施形態では、左カーテン10用の生地と右カーテン20用の生地は、予め別々に設けられている。しかし、左用印刷工程(S1)と右用印刷工程(S2)が行われる時点では、左カーテン10用の生地と右カーテン20用の生地は、同一の1枚の生地であってもよい。つまり、1枚の生地の一部が左カーテン10用の生地とされ、他の部分が右カーテン20用の生地とされてもよい。この場合、左用印刷工程(S1)と右用印刷工程(S2)が行われた後に、印刷が行われた1枚の生地を、左カーテン10用の生地と右カーテン20用の生地に切断(分離)する切断工程が行われてもよい。また、左用印刷工程(S1)と右用印刷工程(S2)は、印刷装置による1回の印刷動作で実行されてもよい。また、印刷装置には、生地への印刷を行うことが可能な種々の印刷装置(例えば、布帛用インクジェットプリンタ等)を用いることができる。
次いで、左カーテン10の右耳部形成工程が行われる(S3)。この工程では、左用印刷工程(S1)で印刷が行われた左カーテン10用の生地のうち、右側付加領域117が印刷された部位12X(図4参照)が、境界線Kを折り返し線として裏面側に折り返されて固定される。その結果、左カーテン10の右耳部12が形成される。折り返した部分を固定する方法には、種々の方法(例えば、縫製による固定、接着剤による固定等)を使用できる。
次いで、左カーテン10の左耳部13、上折り返し部14、および裾部15の形成工程が行われる(S4)。この工程では、前述した部位13X,14X,15X(図4参照)の各々が、裏面側に折り返されて固定される。
次いで、右カーテン20の左耳部形成工程が行われる(S5)。この工程では、右用印刷工程(S2)で印刷が行われた右カーテン20用の生地のうち、左側付加領域127が印刷された部位23X(図6参照)が、境界線Kを折り返し線として裏面側に折り返されて工程される。その結果、右カーテン20の左耳部23が形成される。
次いで、右カーテン20の右耳部22、上折り返し部24、および裾部25の形成工程が行われる(S6)。この工程では、前述した部位22X,24X,25X(図6参照)の各々が、裏面側に折り返されて固定される。
なお、本実施形態では、左カーテン10用の生地および右カーテン20用の生地のうち、後に裏面側に折り返される部分(12X,13X,14X,15X,22X,23X,24X,25X)の各々の幅は、予め定めされた幅となっている。従って、S3〜S6の工程では、左カーテン10用の生地および右カーテン20用の生地の各々の上下左右の端部のうち、予め定められた幅だけ裏面側に折り返されることで、適切な折り返し線を中心として生地が折り返される。その結果、例えば、完成した左カーテン10の右端部と右カーテン20の左端部が、共に画像100の境界線Kに一致し、見栄えが向上する。なお、生地を折り返す位置を設定する方法を変更することも可能である。例えば、左用印刷工程(S1)および右用印刷工程(S2)では、後に折り返し線となる位置(例えば、印刷される画像100のうち境界線Kが設定されている位置等)を示す目印が印刷されてもよい。この場合、目印を基準として生地が折り返されることで、両開きカーテン1の見栄えが向上する。
以上の工程によって製造された両開きカーテン1では、左カーテン10の右端部、および右カーテン20の左端部のいずれにも、印刷の隙間が生じにくい。さらに、完成して設置された左カーテン10と右カーテン20を共に閉じると、図1に示すように、左カーテン10の正面11に印刷された画像と、右カーテン20の正面21に印刷された画像が綺麗に一致する。
1 両開きカーテン
10 左カーテン
11 正面
12 右耳部
20 右カーテン
21 正面
23 左耳部
100 画像
111 左側画像領域
117 右側付加領域
121 右側画像領域
127 左側付加領域
K 境界線

Claims (2)

  1. 左カーテンおよび右カーテンを備えた両開きカーテンであって、
    前記左カーテンは、
    右端部を折り返し線として裏面側に折り返された部位である左カーテン右耳部を備え、
    前記右カーテンは、
    左端部を折り返し線として裏面側に折り返された部位である右カーテン左耳部を備え、
    前記左カーテンの正面には、1枚の画像のうち、前記画像を上下方向に横断する境界線から左側の左側画像領域が、前記左側画像領域の右端部と前記左カーテンの右端部を一致させた状態で印刷されており、
    前記右カーテンの正面には、前記1枚の画像のうち前記境界線から右側の右側画像領域が、前記右側画像領域の左端部と前記右カーテンの左端部を一致させた状態で印刷されており、
    前記左カーテン右耳部には、前記右側画像領域の左端部と前記左カーテン右耳部の折り返し線を一致させた状態で、前記右側画像領域の一部が印刷されており、
    前記右カーテン左耳部には、前記左側画像領域の右端部と前記右カーテン左耳部の折り返し線を一致させた状態で、前記左側画像領域の一部が印刷されていることを特徴とする両開きカーテン。
  2. 左カーテンおよび右カーテンを備えた両開きカーテンの製造方法であって、
    1枚の画像のうち、前記画像を上下方向に横断する境界線から左側の左側画像領域と、前記境界線から右側へ延びる右側付加領域とを含む領域を、前記左カーテン用の生地の表側の面に印刷する左用印刷工程と、
    前記1枚の画像のうち、前記境界線から右側の右側画像領域と、前記境界線から左側へ延びる左側付加領域とを含む領域を、前記右カーテン用の生地の表側の面に印刷する右用印刷工程と、
    前記左用印刷工程による印刷が行われた前記左カーテン用の生地のうち、前記右側付加領域が印刷された部位を、前記境界線を折り返し線として裏面側に折り返して固定することで、前記左カーテンの右耳部を形成する右耳部形成工程と、
    前記右用印刷工程による印刷が行われた前記右カーテン用の生地のうち、前記左側付加領域が印刷された部位を、前記境界線を折り返し線として裏面側に折り返して固定することで、前記右カーテンの左耳部を形成する左耳部形成工程と、
    を含むことを特徴とする両開きカーテンの製造方法。


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