JP3070589U - 布おむつ - Google Patents

布おむつ

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JP3070589U
JP3070589U JP2000000339U JP2000000339U JP3070589U JP 3070589 U JP3070589 U JP 3070589U JP 2000000339 U JP2000000339 U JP 2000000339U JP 2000000339 U JP2000000339 U JP 2000000339U JP 3070589 U JP3070589 U JP 3070589U
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JP
Japan
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woven
thickness
woven fabric
cloth diaper
folded
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JP2000000339U
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Inventor
洋一 新海
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新海株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織生地を折った部分が洗濯時のすれにより破
れ易い。 【解決手段】 織生地1を複数枚重ねとなるように折り
畳んで、重なり端3,4を縫い合わせて作る布おむつに
おいて、上記織生地における折る部分2の織厚を、他の
部分5の織厚よりも厚くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、織生地から作られる布おむつに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のような布おむつは、図4に示すように、1枚の長方形状の織生地41を その中央部で2枚重ねとなるように折り畳み、重なり端42,43,43を縫い 合わせることにより作られる。
【0003】 このような布おむつは、使い捨てのいわゆる紙おむつと異なり、洗濯して再使 用することができることから、家庭用としてはもとより、病院や老人ホーム向け のリース品として使用されることも多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特にリース品のように不特定人が使用する布おむつは、衛生上 、相当強い洗濯がなされる。そしてこのような洗濯時には、織生地を折った部分 が、他の部分に比べて生地同士のすれにより破れ易くなり、布おむつの再使用可 能回数を少なくする原因となっている。
【0005】 なお、織生地を折った部分のすれに対する強度を上げるために、織生地全体を 厚く織ることも考えられるが、これでは使用者にとって良好な使用感が得られな くなるおそれがある。
【0006】 そこで、本考案では、強く洗濯されるような場合でも織生地における折られた 部分が破れにくく、かつ使用感を損なうことがないようにし、さらには同一模様 ばかりでなく見た目も良くした布おむつを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために、本考案では、織生地を複数枚重ねとなるように 折り畳んで、重なり端を縫い合わせて作る布おむつにおいて、上記織生地におけ る折る部分の織厚を、他の部分の織厚よりも厚くしている。
【0008】 具体的には、折る部分の織厚を、他の部分の織厚に対して略1.5倍以上とし 、さらには折る部分の表面側の織糸が折り線方向に延びるようにしている。
【0009】 これにより、同一織厚で織られた織生地を折り畳んだ場合に比べて、折った部 分のすれに対する強度が増す。このため、強く洗濯されるような場合でも、折ら れた部分が破れにくく、従来品よりも多くの回数再使用することが可能となる。
【0010】 さらに、厚く織られた上記折る部分は、通常、使用者の股間中央から外れた位 置に当たり、薄くおられた他の部分が股間中央に当たることになるので、布おむ つの使用感を損なうことはない。
【0011】 また、上記織生地における折る部分の織厚を厚くすると同時に織り模様を変え ることによって、見た目も良くすることが可能である。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1から図3には、本考案の実施形態である布おむつを示している。この布お むつは、図1に示すように、1枚の織生地1を、幅方向中央部2にて折り畳んで 2枚重ねとし、さらに幅方向の重なり端(耳)3を本縫いにより縫い合わせると ともに、長手方向両側の重なり端(カット端)4,4をロック縫いにより縫い合 わせて作られる。また、2枚重ねとした状態での幅方向中央部分7には、上下の 織生地がずれないように、長手方向に本縫いが施される。
【0013】 ここで、織生地1における幅方向中央部2(折り線6を含む所定幅の部分であ り、請求の範囲にいう折る部分)は、図2に示すように、他の部分(使用者の股 間中央にあてがわれて主として尿等を吸い取る部分)5に比べて、略1.5倍も しくはそれ以上の織厚を有する。
【0014】 また、図3に示すように、幅方向中央部2のうち表面側の織糸8は、折り線6 の方向に延びている。言い換えれば、織生地1は、幅方向中央部2の表面側の織 糸の延びる方向に沿って折られる。
【0015】 ここで、本実施形態では、幅方向中央部2に使用される織糸と他の部分に使用 される織糸とは同じものであり、この織生地1は全体が一括して織られ、織厚の みが変更される。
【0016】 但し、本考案においては、幅方向中央部に使用される織糸と他の部分に使用さ れる織糸とが異なっていてもよいし、さらに全体が一括して織られなくても、後 加工(再加工)によって厚みが異なるようにしてもよい。
【0017】 また、図3に示した織生地1の織り方は一例であり、他のどのような織り方を 用いてもよい。例えば、幅方向中央部2の織り模様を他の部分の織り模様と変え て、布おむつとしての見た目も良くするようにしてもよい。
【0018】 このように作られた布おむつが洗濯される場合、3方の重なり端3,4,4が 縫い合わされているので、当然布おむつは、重なり端3,4,4と折り線6上の 表面が露出するように広がることが多い。そして、広がった状態では、特に3方 の重なり端3,4,4と折り線6上の表面が、同時に洗濯される他の布おむつと すれ易い。
【0019】 但し、重なり端3はもともと織生地1を織る際にほつれ防止のためにある程度 の強度が持たされており、重なり端4,4はロック縫いによりある程度の強度が 確保されている。このため、折り線6上の表面が最もすれによる破れが懸念され る部分となる。
【0020】 しかし、本実施形態では、折り線6上の表面を含む幅方向中央部2を他の部分 5に比べて厚く織ることによって、この部分の生地同士のすれに対する強度を増 している。したがって、強く洗濯されるような場合でも、折り線6上の表面を生 地同士のすれによって破れにくくすることができ、布おむつの再使用可能回数を 増やすことができる。
【0021】 例えば、幅方向中央部2の織厚を他の部分に比べて1.5倍程度以上とするこ とにより、従来のものに比べて少なくとも2〜3割程度、再使用可能回数を増や すことができる。また、幅方向中央部2の表面側の織糸8を折り線6の方向に延 ばすことにより、折り線6の方向に直交する方向に延ばす場合に比べて強度向上 を図ることができる。
【0022】 さらに、本実施形態のように、幅方向中央部2の織厚のみを厚くし、使用者の 股間にあてがわれる他の部分5の織厚を薄くしているので、全体を厚織りする場 合に比べてごわごわ感を生じさせない等、良好な使用感を得ることができる。
【0023】 なお、本実施形態では、織生地を2枚重ねとする場合について説明したが、本 考案は、3枚重ね以上とするような場合にも適用することができる。
【0024】 また、上記実施形態では布おむつについて説明したが、本考案の趣旨は、布お むつと同様にして作られ、同様にして使用される他の織物製品にも適用可能であ る。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、折る部分を他の部分よりも厚く織った 織生地を用いて布おむつを作るようにしているので、同一織厚で織られた織生地 を折って作った場合に比べて、折った部分の生地同士のすれに対する強度を増加 させることができる。特に、折る部分の織厚を、他の部分の織厚に対して略1. 5倍以上としたり、折る部分の表面側の織糸が折り線方向に延びるようにしたり することで、強度を大幅に増加させることができる。
【0026】 したがって、本考案を用いれば、強く洗濯されるような場合でも、折られた部 分が破れにくく、従来品よりも多くの回数再使用することが可能な布おむつとす ることができる。
【0027】 しかも、厚く織られた上記折る部分は、通常、使用者の股間中央から外れた位 置に当たり、従来と同様に薄く織られた他の部分が股間中央に当たることになる ので、布おむつの良好な使用感を維持することができる。
【0028】 また、上記織生地における折る部分の織厚を厚くすると同時に織り模様を変え ることによって、見た目も良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態である布おむつの製作説明
図。
【図2】上記布おむつの断面図。
【図3】上記布おむつの折る部分周辺の拡大図。
【図4】従来の布おむつの製作説明図。
【符号の説明】
1,41 織生地 2 幅方向中央部分(厚織部分) 3,4,42,43 重なり端 6 折り線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織生地を複数枚重ねとなるように折り畳
    んで、重なり端を縫い合わせて作る布おむつにおいて、 前記織生地における折る部分の織厚を、他の部分の織厚
    よりも厚くしたことを特徴とする布おむつ。
  2. 【請求項2】 前記折る部分の織厚が、他の部分の織厚
    に対して略1.5倍以上であることを特徴とする請求項
    1に記載の布おむつ。
  3. 【請求項3】 前記折る部分の表面側の織糸が、折り線
    方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の布おむつ。
JP2000000339U 2000-01-28 2000-01-28 布おむつ Expired - Lifetime JP3070589U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003225253A (ja) * 2002-02-06 2003-08-12 Marusho:Kk おしめ

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