JPH0333216A - 新規なセルロースアセテート繊維 - Google Patents

新規なセルロースアセテート繊維

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JPH0333216A
JPH0333216A JP16256489A JP16256489A JPH0333216A JP H0333216 A JPH0333216 A JP H0333216A JP 16256489 A JP16256489 A JP 16256489A JP 16256489 A JP16256489 A JP 16256489A JP H0333216 A JPH0333216 A JP H0333216A
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JP
Japan
Prior art keywords
fiber
cellulose acetate
acid
copolymerized polyester
soluble
Prior art date
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Pending
Application number
JP16256489A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Hoshino
正和 星野
Taketoshi Okabe
武敏 岡部
Fumio Sawada
澤田 二三夫
Noriaki Watanabe
則明 渡辺
Masatami Matsumoto
匡民 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOOU KAGAKU KOGYO KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
GOOU KAGAKU KOGYO KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルロースアセテートを主体とした新規な繊維
に係わり、更に詳しくはカチオン染料でも、また分散染
料でも染色することのできる新規なセルロースアセテー
ト繊維に関する。
〔従来の技術〕
近年、衣料用繊維分野において、ファッションの多様化
や消費者ニーズの多様化、高級化の流れにより、繊維の
種々の改質、改良がなされており、セルロースアセテー
ト繊維に関しても、種々の物理的処理を施こすことによ
り繊維表面や糸外観を変化させ、光沢感の改良、高級化
及び風合の改良がなされてきた。(特開昭57−254
07号公報、特開昭57−82514号公報等) 〔発明が解決しようとする課題〕 従来、セルロースアセテート繊維の改質技術は、主とし
て繊維断面、繊維表面、糸条表面等の物理的改質により
、外観効果、光沢、風合等の改良を図ったものであるが
、衣料品の外観効果を最も大きく左右する染色性につい
ての改質の有効な提案はない。
本発明は、セルロースアセテート繊維の高級化の手段と
して、酸性基を含有し、かつセルロースアセテートの溶
剤である塩化メチレンに可溶な重合体をセルロースアセ
テートと複合紡糸することにより、カチオン染料可染性
を有する新規なセルロースアセテート繊維を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、一方の成分をセルロースアセテートとする2
種の成分からなる複合繊維であって、他方の成分として
スルホン酸基を含有する水難溶性塩化メチレン可溶性の
共重合ポリエステルを少なくとも繊維表面に露出する構
造に配したことを特徴とする新規なセルロースアセテー
ト繊維にある。
本発明の複合繊維の一方の成分である共重合ポリエステ
ルは、水に難溶性で塩化メチレンに可溶性の共重合ポリ
エステルである。この水に難溶性で塩化メチレンに可溶
性である性質は、複合繊維の製造及び後工程上非常に有
利である。
すなわち、共重合ポリエステルが水に可溶であると、染
色工程時に精練浴、あるいは染色浴への溶出がある他・
製品としても、耐洗濯性番こ問題が生じることになる。
また、塩化メチレンに可溶であると、繊維製造時の紡糸
安定性の低下を抑え、強度、伸度等の糸物性の低下も不
溶なポリマーと複合紡糸した場合に比べてより少なく抑
えることができる。一般にセルロースアセテートの乾式
紡糸は、フレークを塩化メチレンに溶解して、紡糸原液
を調製し、これを小孔径の紡糸口金から加熱空気中に吐
出し、溶媒を蒸発させ、糸条を形成するものであるが、
塩化メチレンに不溶な添加剤を用いると、この小孔径の
紡糸口金が穴詰り等を起こし、糸切れなどにより加工が
困難になる。
このため、塩化メチレン可溶性を付与するためにポリエ
ステルを改質することが必要であり、スルホン酸基をポ
リエステルに特定量含有させた共重合ポリエステルを用
いる。具体的には5−ナトリウムスルホイソフタル酸を
ポリエステルに3〜20モル%共重合させることによっ
て水難溶性でかつ塩化メチレン可溶性の共重合ポリエス
テルとすることができる。共重合量が20モル%を超え
ると塩化メチレン可溶性になるだけでなく水溶性となり
、好ましい結果が得られない。一方、3モル%未満にな
ると共重合ポリエステル中のスルホン酸基量が不十分で
高染色性を得ることが出来ない。
本発明における繊維の複合構造は、サイドバイサイド型
、芯鞘型、ブレンド型等いずれの複合構造であってもよ
いが、カチオン染料可染性を確保するためには共重合ポ
リエステルの単独または混合の成分が繊維表面に少なく
とも露出していることが必要であり、均染性と経済性か
ら、ブレンド型が有利である。
本発明における繊維に複合成分として含まれる共重合ポ
リエステルの量は繊維全断面積の5〜50%を占める量
であり、5%未満では改質の目的であるカチオン染料可
染性が不十分であり、逆に50%を超えると紡糸性が低
下するだけでなくセルロースアセテート繊維本来の優れ
た特性が失われてしまう。
本発明で用いる共重合ポリエステルしま、ポリエステル
にカチオン染料可染性番こ必9fL5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸及びそノエステルが共重合されたもので
あるが、ポリエステルとしては任意のジカルボン酸成分
とジオール成分とから製造される。ジカルボン酸成分と
しては脂肪族、脂環族、芳香族のいずれであってもよく
、例えば蓚酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、こはく酸
、ゲルタール酸、アジピン酸、トリメチルアジピン酸、
ピメリン酸、名遼母う囃し2.2=ジメチルゲルタール
酸、アゼライン酸、セノくシン酸、ドデカン酸、フマー
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、l、3−シクロペンタ
ンジカルボン酸、1.2−シクロヘキサンジカルボン酸
、1.4−シクロヘキサンジカルボン酸、フタール酸、
テレフタール酸、イソフタル酸、2.5−ノルボルナン
ジカルボン酸、1.4−ナフタール酸、シフエニン酸、
4.4−オキシ安息香酸、ジグリコール酸、チオジプロ
ピオン酸、4,4−スルホニルジ安息香酸、2,5−ナ
フタレンジカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット
酸等が挙げられ単独でまたは混合して用いられる。
マタ、ジオール成分としては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、1.3−ブ
タンジオール、1.4ブタンジオール、1.5−ペンタ
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1.8−オクタ
ンジオール、1.10−デカンジオール、1.12−ド
デカンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキ
サンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジ
オール、2.2−ジエチル−1,3−プロパンジオール
、3−メチル−1,5−ベンタンジオール、ジイソプロ
ピレングリコール、1.1l−(3,6−シオキサウン
デカン)ジオール等が挙げられ、単独でまたは混合して
用いられる。
共重合ポリエステルの平均分子量は2000〜2500
0であることが好ましい、 25.000を超えると、
塩化メチレンに溶解しにくく、溶解物の粘度が高くセル
ロースアセテートとの混合が困難となり、また2000
未満では水に溶けやすくなり・また耐熱性も悪くなるの
で得られる繊維からの織物の染め上がりが悪くなる。
本発明における繊維の主体をなすセルロースアセテート
としては一般的にはセルローストリアセテート及びセル
ロースジアセテートが挙げられるが、特に限定するもの
ではない。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 平均酢化度61.3%のセルロースアセテートを塩化メ
チレンとメタノールの混合溶剤に溶解し、濃度21.9
5重量%の溶液へを調製した。
一方テレフタル酸ジメチル30モル%、イソフタル酸ジ
メチル15モル%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナ
トリウム5モル%、エチレングリコール30モル%及び
1.3−ブタンジオール20モル%を共重合させて得た
平均分子量1soooの共重合ポリエステルを塩化メチ
レンと17000の共重合ポリエステル及び平均錯化度
61.3%のセルロースアセテートを相互の固形分重量
比1:1の割合で塩化メチレンとメタノールの混合溶剤
に溶解し、濃度22重量%の溶液りを調製した。溶液C
と溶液りとを同一のノズルより1:1の吐出量比率で吐
出させ、紡速200 膳/分で巻き取り、130デニー
ル24フイラメントのサイドバイサイド型の複合繊維糸
を得た。得られた糸と通常のアセテート糸の糸物性の比
較を第3表に示した。
第3表 得られた糸を編地にし、これを界面活性剤水溶液にて1
00℃で60分処理後、カヤクリルブルーGSL−HD
 (日本化薬製カチオン染料)2%対繊維重量で高圧1
20℃で45分染色したところカチオン染料染め特有の
優れた鮮明色で深みのある染色物が得られた。
実施例3 平均酢化度55.2%のセルロースアセテートを塩化メ
チレンとメタノールの混合溶剤に’R解し、濃度21.
95重量%の溶液Eを調製した。
一方テレフタル酸ジメチル30モル%、イソフタル酸ジ
メチル15モル%、5−スルホイソフタル酸ジメチルナ
トリウム5モル%、エチレングリコール30モル%及び
1,4−ブタンジオール20モル%を共重合させて得た
平均分子量1soooの共重合ポリエステルを塩化メチ
レンとメタノールの混合溶剤に溶解させ、濃度22重量
%の溶液Fを調製した。溶液Flに対し溶液E3の割合
で撹拌混合させた溶液を乾式紡糸装置にて孔径38μの
紡糸ノズルから吐出線速度369m/分で紡出し、紡速
300+w/分で巻き取り、100デニール26フイラ
メントのブレンド型の複合繊維糸を得た。得られた糸と
通常のアセテート糸の糸物性の比較を第4表に示した。
第 表 得られた糸を編地にし、これを界面活性剤水溶液にて7
0″Cで30分処理後、カヤクリルブルーGSL−HD
 (日本化薬製カチオン染料)2%対繊維重量で常圧9
0℃で60分染色したところカチオン染料染め特有の鮮
明性の優れた深味のある他の類を見ない色目の染色物が
得ることができた。
実施例4 実施例1において、使用した共重合ポリエステルの代り
にテレフタル酸ジメチル30モル%、イソフタルMl 
2.5モル%、5−イソフタル酸ジメチルナトリウム7
.5モル%、エチレングリコール25モル%及びネオペ
ンチルグリコール25モル%からなる平均分子1190
00の共重合ボエステルを用いて同様に実施したところ
カチオン染色特有の優れた鮮明色で深味があるカチオン
染料可染性の繊維が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の繊維は、本来カチオン染料に染まらないセルロ
ースアセテート繊維にカチオン可染性を付与したことで
、通常のアセテート繊維と混線、交撚、交編織して使用
した場合にはカチオン染料で染色された部分染色されな
い部分が混在する独特な色調を呈する。また、カチオン
染料可染型の他素材との混繊、交撚、交編織することに
より、従来の繊維にはない感触、光沢、風合を奏するも
のであり、セルロースアセテート繊維の新しい用途が拡
大しうるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一方の成分をセルロースアセテートとする2種の成
    分からなる複合繊維であって、他方の成分としてスルホ
    ン酸基を含有する水難溶性塩化メチレン可溶性の共重合
    ポリエステルを少なくとも繊維表面に露出する構造に配
    し、かつ繊維断面における共重合ポリエステルの断面積
    が全断面積の5〜50%を占めることを特徴とする新規
    なセルロースアセテート繊維。 2、共重合ポリエステルが5−ナトリウムスルホイソフ
    タル酸が3〜20モル%共重合ポリエステルである請求
    項1記載の繊維。
JP16256489A 1989-06-27 1989-06-27 新規なセルロースアセテート繊維 Pending JPH0333216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0769578A1 (en) * 1995-05-01 1997-04-23 Teijin Limited Cellulose acetate fiber having noncircular section, assembly thereof, and process for preparing the same
KR970043395A (ko) * 1995-12-02 1997-07-26 김준웅 신축성 아세테이트 복합사
KR20140010740A (ko) * 2012-07-16 2014-01-27 웅진케미칼 주식회사 열가소성 셀룰로오스 유도체 복합섬유
CN104963026A (zh) * 2015-07-24 2015-10-07 湖北蕲艾堂科技有限公司 一种艾草杆基粘胶丝纤维的制备方法

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