JPS5854022A - ポリエステル分割糸の製造方法 - Google Patents

ポリエステル分割糸の製造方法

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JPS5854022A
JPS5854022A JP14553981A JP14553981A JPS5854022A JP S5854022 A JPS5854022 A JP S5854022A JP 14553981 A JP14553981 A JP 14553981A JP 14553981 A JP14553981 A JP 14553981A JP S5854022 A JPS5854022 A JP S5854022A
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yarn
split
polyester
glycol
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JP14553981A
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Inventor
Yoshiaki Sato
慶明 佐藤
Akiyoshi Takizawa
滝沢 昭美
Takehiko Mitsuyoshi
三吉 威彦
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩基性染料可染型のポリエステル糸の製造方法
に関するものである。更に詳しくは糸強度が高く、染色
性に優れ、染色物の耐光堅牢性に優れた塩基性染料可染
型であって、特に16デニールリ下の細デニールフィラ
メントから構成されるポリエステル糸を製造するのに好
適な製造方法に関するものである。
従来から塩基性染料可染型ポリエステルの製造法として
、金属スルホイ・−トノル各・有するイソフタル酸成分
、たとえば5−すトリウムスルホイノフタル酸成分を共
重合さ一υ−2)方法が知られている(特公昭34−1
0497号公報)。しかしこの方法では染色性を満足な
レベルに」−げるためには金属スルホネートノ、(を有
するイソフタル酸成分(り下S成分と略す)を多111
に共11合しなければならない。このような多1j1の
S成分の 2 − 共重合ばS成分の増粘作用のため繊維として必要々重合
度のポリマを通常の方法で紡糸するには溶融粘度が高く
紡糸を困難ならしめていた。
従って多量のS成分を共重合したポリマを通常の方法で
紡糸するには溶融粘度を通常紡糸できる範囲に1で低下
させておくためにポリ・マの重合度を低くしておく必要
がある。しかし々からその結果糸強度が低下し、製糸性
、高次通過性の低下を生しる欠点及び用途が駆足される
欠点があった。又多量のS成分の添加は糸の配アルカリ
性の低下、染色物の耐光堅牢度の低下をも招来し、これ
によっても得られたポリエステル糸の用途が制限されて
いた。
本出願人はこれらの問題点を解決するために特願昭56
−91532号にて特定のS成分及びグリコール成分を
共重合し特定の重合度をもする改質ポリエステル繊維を
提案したが、繊度か16デニールv下、特に14テニー
ルJJ下のフィラメントから構成されるマルチフイラノ
/1・糸においては死伸時、織、編なとの高次工程通過
時にも毛羽、糸リッツ′1が発生(〜易ずく工業的規模
で生産するにC」満足できるレベルでに1ない。
本発明者らは分割型沖合紡糸方法を用いて、糸強度が高
く、染色刊に優れ、かつ染色物の耐光性に優れた性能を
充分−ul<ねそ4えた細テニールフイラメンI・から
構成さ)する几1基性Fil染型ポリエステル糸を製i
告する方法について鋭意検滲1した結果本発明に至った
のである。
すなわち本発明は複合紡糸に」、り製糸して嵜られた一
方成分により他方成分かtす数個に分割された分割型複
合糸をアルカリ水溶液で処理(7、−力成分の少なくと
も一部を溶jW l〜分割糸とする際に、該分割型複合
糸の一力」Jν分が他力1)14分」:りもアルカリ水
溶液に1?けろ酌解速I象か4倍Jυ上早く、複合紡糸
に供給する使方1jlj分が全屈スルポ不−1・基を有
するイノノタル酸IJv、分ヲ07〜24モル係、分子
Ji[か90〜6000のクリコール成分を02〜10
 :1l(b1%共111合(7て1つ・す、かつ重合
度が80〜10〔]のボl) :+: 、Xチルである
ことを!14丁徴とするポリエステル分割糸の’JIW
造方法である。
捷ず本発明における分割型複合糸について図面にて散開
する。第1〜6図は本発明における分割型複合糸の代表
的な横断面形状を示すものである。−力成分Aにより他
力成分Bはそれぞれ3,6.3個の構成要素に分割され
ており、アルカリ水溶液処理により一方成分Aを溶解除
去すると他方成分の構成要素はその形状をほとんど変え
ることなく他方成分の構成要素の集合体と々る。
分割数については2個以上であれば特に制限はないが、
少ないと細繊度の糸を集合させる意味が希薄となり、多
くなる相識編物としてから一方成分を除去した場合に他
方成分の構成要素どうしが集合し易すくあたかも一本の
糸のようになり、分割糸を構成するフイラメンi・の繊
度から期待されるよりも硬い風合となり易いので、3〜
10個の範囲が好寸しく、3〜6個の範囲がより好まし
い。−力成分は分割型複合糸横断面において一体である
ことが簡単な複合口金よ5− り安定して紡糸できる点より好−4Lい。
第1.2図の如く一方ルy分と他力成分の境、界が直線
状であると、分割型複合糸を織編物とした後−力成分を
除去した場合に他方成分の構成要素どうしが面接触しあ
たかも一一本の糸のように々す、分割糸を構成するフィ
ラメントの繊度から期待されるJ:りも硬い風合と2r
り易い。これに対し第6図の如(−力成分と他方成分の
境界か曲線状であると、分割型複合糸を織編物とした後
、−力成分を除去した場合に他方成分の構成要素とうし
は点接触(ッ各構成要素は独立しているので、分割糸を
構JIlするフィラメントの繊度から期待されるとおり
の風合とすることができるので一方成分と他力成分の」
β界は曲線状であることが女[lLい。
更に第3図の分割型複合糸&1く亀断面であって他方成
分に1それぞれ3′〕の凸状外周部を含んで凸状部の(
14成安素の重心間の間隔を太きくし、−力成分除去後
の構成曹索間の1)ト触を防11するのに崩効であり、
さらに−力成分4−分割型複合−6− 糸の中心部分に集中させることになり一方成分の■を減
らすこと、更に一方成分の溶解時間を短縮することに有
効となるので分割型複合糸の外周形状は異形断面であっ
て、他方成分は凸状外周部を占めることが好ましい。異
形断面形状としては他方成分の構成要素の数の点と構成
要素をできるだけ分割型複合糸の重心から遠くに配置さ
せる点より3〜10葉断面であることが好tL<、3〜
6葉断面であることがより奸才しい、また、他方成分が
分割型複合糸の凸状外周部を占めるとは、糸内部方向よ
り見て凸状部分の周」二において複合糸重心Gよりもつ
と離れた点Pを少なくとも含んで他方成分の一部が複合
糸の夕1周を形成することを意味する。
他方成分のそれぞれの構成要素と一方成分の接触長を短
くすることは一方成分除去後の構成要素間の接触を防止
する上で有効であり、複合糸における他方成分のそれぞ
れの構成要素と一部 力成分の接触長−構成要素の外周長の一〇下とすること
が好捷しく、−以下とすることがより好ましい。
さらに−力成分を複合糸の中心部分に集中させる観点よ
り、複合糸の糸内部方向」:り見て凹状外周部分の周」
−にJ9いて複合糸重心にもつとも近い点Qを含んで一
方成分を配置させることが好捷しく、線分[1,g、 
K対する線分OPの長さの比を12〜5の範囲とするこ
とが好4しく、15〜3の範囲とすることがより好捷し
い。
なお、複合糸の横断面形状は安定した紡糸を行なうため
に糸IJ/i断面平面において糸重心を通る直線のなか
に線対称をカンる直線があることが好捷しく、糸重心を
通る[「11転111IIVc対し、回転対称形である
ことが」:り好ましい。他方成分の断面形状は円形、楕
円形、Y型々といかようでもか1わないもので、構成要
素間で繊度が異ってもか1わない。
他方hV、分の構成要素の繊度し116デニールυ下の
場合に有効に適用さJl、1.4デニ一ル9丁とするこ
とがJ:り有効に適用ざtL、1.2デニール以下とす
ることが=一層有効に適用される。
分割型複合糸の繊度は安定した製糸、高次工程通過性を
可能とするため2.5デニールより太デニールとするこ
とが好ましく、3デニ一ル以上とすることがより好捷し
い。
次に他方成分のポリマ構成について説明する。
複合紡糸法により分割型複合糸を紡糸する際に供給する
ポリマはS成分を07〜24モル%、分子量が90〜6
0’00  のグリコール成分を02〜10重量係共重
合しており、かつ重合度が80〜100であるポリエス
テルである。Sfy、公共重合糸でグリコール取分を共
重合させることにより、次のことが可能になる。その一
つはグリコール成分の共重合により少ないS#:分の共
重合量で満足できる染色性を得ることができる。
これはグリコール成分がポリマ中の85y、分の塩基性
染料に対する有効利用率をあげる働きがちるからである
。二つにはグリコール成分の共重合により、  SJ′
y、公共重合糸において同一溶融粘度で重合度の高いポ
リマが得られる。これはグリコール成分がS成分共重合
系において重合度 9 − を下げることなくポリマの溶融粘度を下げる働きがある
からである。つ1すS ftM分共重合系でクリコール
成分を共重合することに」:り通常の紡糸が可能な溶融
粘度の範囲で満足できる染色性を有し、おつ重合度80
〜100のポリマが得られることを意味するもので、こ
71はグリコール成分の共重合に」:るS成分共重合量
の減少による溶融粘度のm下、クリコール成分共重合に
よる溶融粘度の低下があってtlじめて得られるもので
ある。
以」−の如き効果を有するポリマを他方成分とし複合糸
とし更に分割糸とすると、グリコールを実質的に含有せ
ず染色性が同しレベルとなるS成分共重合系ポリマを使
用し/こ場合に比べ次のような効果が得らJする。分割
型複合糸としての糸強度が高く、製糸4′1、高次−]
二二連通過が良好であり、複合糸をアルノノリ処理する
際VCはアルカリ溶解速度が小さく、分割糸としてはポ
リマ自身の強度向上能力と前記fルカリ溶M速度が小さ
い点の両名の効果とり、て強度が高い効果1  fl がある。
本発明においてS成分とは次式で示される化合物であり
、具体的にはジメチル(5−ナトリウムスルホ)インフ
タレート、ビス−2−ヒドロキシエチル(5−すトリウ
ムスルポ)イソフタレート、ビス−4−ヒドロキシブチ
ル(5−ナトリウムスルホ)イソフタレート等が誉げら
れる。
(但しMはNa、 Li、 Kなどのアルカリ金属を示
し、AlRは−CHiだは−(CH2)nOHを示す。
nは2以上の整数を示す。) 好ましいS成分としてはジメチル(5−ナトリウムスル
ホ)イノフタレート、ビス−2−ヒドロキシエチル(5
−ナトリウムスルホ)イノフタレ−1・が挙げられる。
S成分は得られるポリエステルに対し07〜2,4モル
係共重合させることが必要であり、09〜20モル%共
重合させることが好−ましい。Sノ戎分が0.7モル係
より少ないとグリコール共I11合1114増大させ、
あるいは染色温度をトげても泄り足できる染色性が得ら
れない。こオIJ地、Lu +/l染旧と反応するポリ
マ中のS成分が不足するだめ−C;p+る。一方S成分
が24モル%を越えかつIIL合鹿80」ソ上のポリマ
を得ようとすると、S成句を共11工合した結果による
増粘f+用のためポリマの溶融粘度が著しく犬きく々す
、il!1常の力θ2での紡糸が困tAtとなる。S成
分の添加時期V」ポリエステルの製造反応が完結する迄
であ71げいつ−Cも」:いか、添加され/ζS成分が
充分にポリエステル釦中に共重合されることが好ましい
。ぞの/ζ、め重縮合反応初期ル前の段階で添加するの
が好−ましい。グリコールJ戊分としてI:j、分子I
ILか90〜6000 丑でのものが好捷しい。分子1
11が90本i1f’iであると染色性向上効果が小さ
くて好−Jlしくない。又分子量が6000を越えたグ
リコール成分k分C11これを共重合したポリマからイ
:IらJする繊維の染色物の面j光堅牢度が低下しで灯
ま1.<ない。」、り好ましいグリコール成分の分子量
は100〜4000であり特に好1しくは100〜90
0 である。分子量90〜6000のグリコール成分と
してはネオペンチルグリコール、1.4−ブタンジオー
ル、1.5−ペンタンジオール、1.6−ヘキサンジオ
ール、1、4− ン/’ロヘキサンジオール、1.4−
7クロヘキザンジメタノール、ビスフェノールA−エチ
レンオキサイド付加物および次式で示すポリアルキレン
グリコール等があげられる。
A(CnH2nO)mH より好せしいグリコール成分としてはポリアルキレング
リコールがあげられる。これはポリアルキレングリコー
ルの減粘効果が他のグリコ−ルより太きいため重合度8
0〜100のポリマを得るには他のグリコールより有利
であるためである。グリコール成分の共重合量は得られ
るポリエステルに対して02〜10重量係の範囲である
。この範囲より少ないと染色性改善効果−13− が小さく、多く々ると物4り、特に1制熱f1の低下が
犬になる。その/こめ0.3〜7 Jl 11%の範囲
が一層好捷しい。添加時期を:1ポリエ×デルの製造反
応が完結する1での任猶の段階でJ:いがfl(縮合反
応初期以前の段階で添加するのが好4Lい。
添加に際して前記S成分と同I1.′lに添加しても、
1だ別々に任意のl1fi序で添加してもよい。
本発明における他力17M分のポリマの重合度は80〜
100であることか必1〃−Cあり、90〜100であ
ることが好ましい。爪台11」か130未渦であると本
発明で目的とするポリエステル複合糸及び分割糸の糸強
度かび1足されるレベルではなく、100を越えるもの
11ポリマの溶融粘度がδ”、Sくなりすぎて紡糸が困
姉となる。中台U80〜100のポリマを得る方法と1
−てQ」重縮合反応のみで得ても良いが、固相ili合
反1i゛、−,をfJI用することが好着しい。
繊維の染4色温度はポリマ組成によって適宜変更できる
か好捷しくi<111o〜140℃の範囲を用いる。′
1だ本発明で名うポリエステルとは構成−14− 単位の少々くとも80モル係がエチレンテレフタレ−1
・又はブチレンテレフタレートであり、」−記S成分及
びグリコール成分旬外に10モル係以下、好1しくけ5
モル係以下の他の成分を共重合していても良い。
次に本発明における一方成分について説明する。−力成
分は他方成分よりアルカリ水溶液における溶解速度が4
倍り上早いことが必要である。溶解速度が4倍より少な
いと分割型複合糸で製編織された織編物をアルカリ水溶
液で処理し一方成分を溶解除去する際に、他方成分の溶
解量が多くなり過ぎて密度の小さな目ズレし易すい織編
物しか得られないからである。−力成分の他方成分に対
する溶解速度が大きい程上記欠点は減少するので溶解速
度は5倍辺上大きいことが好−11,<、6倍以上大き
いことがより好ましい。なお溶解速度の比較は両成分を
それぞれ同一繊度の延伸糸としアルカリ水溶液で処理し
て行なう。
分割型複合糸を製糸、製編織する際に複合糸を形成する
成分間で剥l1l11を牛しると毛羽、クルミ、糸切れ
が発生し易すくなるので成分間には相溶性が良好である
ことが好−;ト(〜い。相溶性が良好であること口複合
未延伸糸を延伸して得られた延伸糸に剥離した部分の4
いことを意味する。
以上の観点J:り一力成分J二してはアルカリ可溶性ポ
リエステルが好斗しい。アルカリ可溶性ポリエステルと
しては、ポリエステルとポリアルキレ/グリコールの共
fJi合c本7らるいは)271体、アニオ/系界面活
性剤を添加したポリエステルやS成分を共重合したポリ
エステルなどがあるが、複合糸の製造及びつ′ルカリ水
溶液の処理を安定して行々うことかできる点よりS成分
を共重合したポリエステル、特に3モル%以上であって
かつ他方JJv、分のS成分よりも2モル係以上多いS
J戊分を共重合しlζ、ポリエステルが好1しく、とり
わけ6モル係」り上であってかつ他方成分のS成分より
も2モル係」υ上条い5−ナトリウムスルホイソフタレ
−1と7Dモル%U上がテレフタレートである変性ポリ
エチレンテレフタレートであるポリエステルが好捷しい
−力成分の固有粘度が他方成分の固有粘度より小さく、
かつ両者の差が大きい和分割型複合糸及び分割糸の強度
は向上するので一方成分の固有粘度は他方成分の固有粘
度よりも0.05以上小さいことが好甘しく、0.1以
上小さいことが一層好ましい。
なお−力成分及び他方成分を形成するポリマにd°本発
明の効果を阻害しない範囲で艶消剤、抗酸化剤、螢光増
白剤、難燃剤、紫外線の吸収剤などよく知られた添加剤
を含有せしめることも可能である。
本発明における複合糸の両成分の比率、すなわち複合比
は、−力成分を複合糸の中心部に集中させ一方成分を除
去し易すくすること、他方成分の各構成要素間の距離を
大きくすることにより、任意に選択できるが一方成分:
他方成分は重量比で40:60〜2:98の範囲が好1
しく、soニアo〜5:95の範囲がより好ましい。
−17= 次に本発明における複合糸を製造する1]金装置につい
て図面に基づいて++++、明する。
第4図は第3図に示す断面形状の複合繊維を製造する際
に好ましく使用できる目金装置の断面図であり、−1−
板1および1・′板2よりなっている。
図中へは一方成分、Bけ他方成分であり、AH上板1の
開1−1部6、」−板nl出孔4を通過して下板2の開
[1部8へ流入し、−方I3は上板1と下板2の間の液
体間り5より突起部乙に設けられた溝7を通過して−1
・板2の開11部8へ流入する。ζこで、1−板吐出孔
4の形状は第5図に示すような形状をしており、?1l
t7は第61ツ1に示すように同心円訪平相部((3つ
設けられた形状をしている。
下板2の開口部8へ流入り、 lζ他方成成分は一方成
分Aにより3つに分割さJlだ形となり、第7図に示す
」、つな三葉形状の1・板吐出孔9より吐出された複合
糸の断面形1]書1第3図の如くとなる。
 8− 第3図υ外の断面形状を有する複合糸は上板吐出孔4、
溝7、下板吐出孔9々どの形状を適宜変更することによ
り容易に得られることは十分理解されよう。
本発明においては分割型複合糸の一方成分の少なくとも
一部をアルカリ処理により溶出し所定の分割数に応じた
本数を有するポリエステル分割糸とすれば目的は達せら
れるもので、−力成分は必ずしも全て溶出させる必要は
ない。ただし−力成分がポリエステル分割糸の一部に残
って存在すると染色後、分割糸の長さ方向あるいは分割
後の一断面内で染むらか発生したり、色相が変ったりし
易いので一方成分は全て溶出するのが好捷しい。
アルカリ水溶液処理は分割型複合糸を面接処理すること
も可能であるが、分割型複合糸を織編物とした後処理す
る方か処理効率が大きくかつ一方成分か溶出した後の空
間が織編物での嵩高性、ソフト感を向上させることに不
動であるため好丑しい。後者の場合には製編織後緑編物
にしぼを発生せしめることのろい条件で精練および形態
固定処理召−行斤い、次いでアルカリ水溶液処理により
一方成分を溶出させることが好ましい。
アルカリ水溶液処」111としてQ1アルカリ金属の水
酸化物の加熱水溶6転にてハツチ方式、7ノカー、ウィ
ンス、ヒーノ3、吊りJ:jl(々との処方により糸、
あるいは織編物を処理するもので、公知のいかkる力θ
:を用いてイ、、hい9.−力成分の溶出速度を早くす
る/r11/) PCアルカリ水溶#にフェノール系物
II、−ノ’ ミン不物ff、第4級ア/七ニウム塩、
高沸点の多価アルコール庁とを添加して用いることもて
きる。
アルカリ金属の水酸化物の々かでもコストか安く、溶出
する能力か大きい痔で水酸化すトリウムを使用すること
かりfまし、く、この場合水酸化プトリウム水溶液の濃
IBを【〕5〜20 wt、%、温度を70〜120℃
と1−で用い/、(、とが如4しい。
1だ゛アルカリ処理時間(r(ついマー系′!l−/へ
は織編物を処理しカがら適宜溶出状p1、を僅認し/7
.!:定することもできるが、量的に処理する場合はあ
らかしめ先行テストにより溶出状態を確認し決定するこ
とが好捷しい。なお本発明になるポリエステル分割糸の
製造方法においては一アルカリ処理における一方成分の
溶出が決めて早くかつ他方成分の溶出は微少であり、−
力成分溶出後の処理時間による影響か小さく安定しだア
ルカリ水溶液処理が可能であるという特徴を有するもの
である。
jJ下実施例を挙げ11本発明を置体的に説明する。な
おポリマ中のグリコール成分のgtt分析にポリマをア
ミン分解したのちガスクロマトグシフイ、寸だは液体ク
ロマトグラフィを用い−で行なった。重合度は単位重量
描りの末端基数を通常用いられる方法で求め、次式によ
り算出した。
固有粘度はメルフクロロフェノール中、25℃で測定し
た値とする。
−21− 耐光堅牢度乞1フェードノータを用いてJIS−L10
114Vc準し7て光退色させ/こときのブルースケー
ル基準で測定し/C6 染色性はマラカイトクリ−−−−(商標名関東化学製)
5%Ow「、酢酸0.5 関/e、酢酸ソーダ0、2 
g、/l、浴比1: 10 [] 、θ1711!支1
20℃酌媒水なる条件の下での染色K 、する卯・ネ1
吸Jべ率t/(、、、l:つて求めた。
実施例1 一方成分とじ−て固イj1′1llj島0.54の一エ
ーチレン5−ナトリウムスルホイソンタl/−1・(5
モル%)/エチレンテレノタレー1− (95七ル%)
共ffi合体を、他方成分とL2て(−1酸成分にアl
/ノタル酸(98,3モル%)と5−す1リウムスルポ
イソフタル酸(17モル%)、クリコール成分子Cエチ
レングリコールと表11/(示すクリコールを用いたポ
リエステルを使用し、第4〜7図に示す複合口金を用い
、紡糸温黒−500℃、紡糸速度1150 m/rni
、、nにて第6図の如くの横断面を有する分割型複合糸
をイ(Iた。この分割型沖合糸において−力成分が全体
に占る割合は15重量係である。
ただしA1〜7、比較何屋2.5の他力成分ポリマの重
合度は90で固有粘度は075〜080の範囲であり、
比較例筋1の他方成分ポリマはエチレン5−すトリウム
スルホイソフタル酸(25モル%)/エチレン子レフタ
レー1・(975モル%)共重合体であって重合度は7
0で固有粘度は0.60である。
比較例形4として比較例1の他方成分ポリマを固相重合
し重合度83としたものを使用1−だが溶融粘度が高す
ぎて複合紡糸ができなかった。
引続き延伸速度700 m/im in 、加熱ローラ
ー100℃で延伸糸伸度が30±2係とカる延伸倍率で
ポットロール延伸し、75テニ−ル24フイラノ/トの
延伸糸とした。延伸糸においては一方成分と他力成分の
間で剥離している部分は全く々く、比較例1の延伸糸の
強力が低いことに基づき延伸ローラーへの単糸奉伺発生
と延伸糸に毛羽の散発があったが他の水準(rJ問題な
かった。&1〜7の延伸糸横断面r(おける他方成分の
それぞれの構成要素と一方成分の接触長V」構成要素の
外周長の43〜46係の範囲であり、線分(IQに対す
る線分GPの長さの比1d 2.0〜22の範囲であっ
た。
これらの延伸糸を経糸としては200 T/mの撚と糊
をM口し、 1fll糸としてはその!1.1で織密度
経110本/インチ、 If/、 90本/インチとし
てウォーター/エツトルーツ、でタンクを製織し7’c
 。
製織時経糸に基つく糸切Ji1庄すt&例1の糸使いが
35回/10.’mと多かったのVC対し、他の糸使い
ではいずJ′1も05回/10’+nLソ下と良好で4
ジつ]で、。
引続きアルカリ水溶?fk ’7!、 ’J’i! d
: N)j、0T−1濃度21’1g/l、1oo℃で
行りい22中111%の減量を行ない、−力成分4゛兇
仝ぐ(溶出し他方成分のみから成るポリニスアル分割糸
の織物とした。ただし比較例1の糸使いにおいてkl 
 力成分を完全に浴1++するにij 29%」〕ノ上
のnRitが必要であった。これ((1比較例1Jυ夕
Iの複合糸における一方成分の溶Wl速度か他方成分の
10〜12倍大きいの(で対し1比較例1の一方成分の
溶解法IWが他方成分の45倍と小さいことに基づくも
のである。
得られた織物の断面においては他力成分の各構成要素が
独立して存在しており、極めてノットな風合と感触に優
れた織物であったが、比較例1使いの織物d若干目づれ
を発生1.易ずく構成する分割糸の強力が著しく低く、
比較例2使いの織物は染色性か低く、比較例3使いの織
物は耐光堅牢性か不良であつl’−o S 1〜7使い
の織物は染色性、耐光堅牢性に優れ、分割糸の強力も太
きかった。
実施例2 他方成分としては酸成分にテレフタ)L酸(986モル
%)と5−すトリウムスルホイソフタル酸(1,4モル
係)、グリコール成分にエチレンクリコールとテトラエ
チレングリコール(66市量%)を用いたポリエステル
であって重合度を70.82.91.100.113(
固有粘度r1それぞれ0.61.0.64.0.80、
i、02.120)を使用しだ」ツタ)rJ実MII例
1に準じて複合紡糸、延伸、製織、アルカリ水溶液処理
を行なった。扁15(比11咬例)使いでは溶融粘度が
高く紡糸不能であった。
延伸糸に7おいては一方成分と他方成分の間で剥離して
いる部3)CJ全くなく、A I + (比較例)の延
伸糸の強力が低いことり(基づき延伸ローラーへの単糸
巻付発生と列伸糸に手羽の散発があったが他の水W7 
H問題なか−)7’I−oIFo 11−14の延伸糸
横断口(1に」っ・ける他力成分のそれぞれの構成要素
と一方成分の1と触](−は構成要素の外周長の40〜
80%の範囲でJi、す、線分G Q、に対する触り(
])゛の長さの比Q:l: 1.5〜24の範囲であっ
た。
製織時経糸にノ、jj −6’ (糸切ll1−J扁1
1(比較例)の糸使いが28回/ i D ’ mと多
かったのに対し、他の糸使いでdいずれも0.61ii
l / 10 ’ m以下と良好であった。
一方成分の溶解速度V」他方成分の12〜13倍であり
実施例1と同様アルカリ水溶液処理においては22%減
量で一方成分を完全に溶出することができた。得られた
織物の断面においては他方成分の各構成要素が独立して
存在しており、極めてノットな風合と感触に優れた織物
であったが、 A 11 (比較例)使いの織物を構成
する分割糸の強力が著しく低かった。A I 2〜14
使いの織物は染色性、耐光堅牢性に優れ、分割糸の強力
も太きかった。
比較例4 実施例2の扁13で使用した他方成分のみを使用して、
紡糸温度300℃、紡糸速度1150m/minにて通
常の丸断面の紡糸を行ない、延伸速度700m/mjn
、加熱ローラー100℃で延伸糸伸度が30±2%とな
る延伸倍率でポットロール延伸し、75デニール72フ
イラメントの延伸糸としだ。延伸ローラーへの単糸巻付
、糸切れが多発し、得られた延伸糸には毛羽が多発して
おり製織工程に供すことのできる糸は得られなかった。
−27−= 実施例3 一方成分としてエチレン5−ナトリウムスルポイソフタ
レート/エチレンテレフタレートの共重合モル比率を3
.6 / 96.4.3.9/96.1.43/95.
7とし他力成分を実施例1の扁6のポリマとして実施例
1Vc準して複合結手、延伸、製織、アルカリ水溶液処
理を行なった。実験届をそれぞれ扁16(比較例)、蔦
17、A 1 Bとする。
それぞれの−力成分の溶解速度は他力成分の38倍、4
1倍、52倍であり織物をアルカリ水溶液処理して一方
成分を完全に溶1]3するにはそれぞれ67%、32%
、25%す」二の減量が必要であった。扁16使いの織
物は織密度が小さく椿めて目づれし易すく実用的な織物
であった。扁17使いの織物は若干目づれし易すいか何
とか使用できる織物であった。扁18使いの織物は目つ
れはわずかであり充分使用できる織物であった。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明における分割型複合糸の−29− 代表的な横断面図である。第4図は本発明におりる複合
糸をFI造する際に射−ま(2く用いることのできる口
金装置横断面図である。 第5図と第6図し1−七)1ぞJI第4図の口金装置の
うちの」二板吐出孔形状と、−1・板」一部に設けられ
た他方成分流入用のf1′#Iの形状を示す図である。 第7図1第4図の[口金装置のうりの下板下部に設けら
れた複合糸の吐出孔形状を示す図である。 Aニ一方成分 B:他力成分 1 ・ 上板 2・−下板 5.8・ 開口部 4  土板吐1111孔 5−・−・液体6で1す 6− 突起部 7−溝 9 ・ 1部吐出孔 特許出願人  東し株式会ネ! 一30完=− 一ン′ 第1図    第2図 第4図 第7 第3図 ジ 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  複合紡糸により製糸して得られた一方成分に
    より他方成分が複数個に分割された分割型複合糸をアル
    カリ水溶液で処理し、−万成分の少なくとも一部を溶解
    し分割糸とする際に、該分割型複合糸の一方成分が他方
    成分よりもアルカリ水溶液における溶解速度が4倍υ上
    早く、複合紡糸に供給する他方成分が金属スルホ不−1
    ・基を有するイソフタル酸成分を0、7〜2.4 モt
    b%、分子量が9Q〜60QQのグリコール成分を02
    〜10重量係共重合しており、かつ重合度が80〜10
    0のポリエステルであることを特徴とするポリエステル
    分割糸の製造方法。
  2. (2)  グリコール成分が次式で示されるポリアルキ
    レングリコールである特許請求の範囲第(1)項記載の
    ポリエステル分割糸の製造方法。 =  1 − A(CnH2nO)ITIH
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01162825A (ja) * 1987-12-21 1989-06-27 Kanebo Ltd 複合繊維
KR100430631B1 (ko) * 1997-01-30 2004-07-30 주식회사 코오롱 이염색성 폴리에스테르사 및 그의 제조방법
CN103938323A (zh) * 2014-04-04 2014-07-23 余燕平 一种非pva纤维中空纱的制备方法及其空芯面料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551820A (en) * 1978-09-14 1980-04-15 Toray Ind Inc Production of polyester split fiber

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