JPH03174076A - ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染色製品およびその製造方法 - Google Patents

ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染色製品およびその製造方法

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JPH03174076A
JPH03174076A JP2252299A JP25229990A JPH03174076A JP H03174076 A JPH03174076 A JP H03174076A JP 2252299 A JP2252299 A JP 2252299A JP 25229990 A JP25229990 A JP 25229990A JP H03174076 A JPH03174076 A JP H03174076A
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JP
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polyester
dyed
fiber
polyurethane
fibers
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JP2252299A
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Sumio Hishinuma
澄男 菱沼
Hideyasu Ogawara
大河原 秀康
Takashi Shiotani
隆 塩谷
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用
布帛の染色製品およびその製造方法に関するものである
。さらに詳細には、常圧可染性ポリエステルを混用する
ことによってポリウレタン繊維を傷めずにポリウレタン
繊維本来の伸縮弾性、物性を最大限に発揮し、ソフトな
風合いを有し、且つ、ポリエステルの機能性を兼備した
ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛の染
色製品およびその製造方法に関する。
[従来の技術] ポリウレタン繊維はすぐれた伸縮弾性を有することから
、ポリアミド繊維等と混用されて、水着、スポーツニッ
ト、ソックス等の布帛形態で幅広く使用されている。
この場合に混用されるポリアミド繊維は低ヤング率に起
因するソフトな風合いを有し、常圧染色で良好な発色性
が得られることから、ポリウレタン繊維と好ましく混用
されている。
しかしながら、ポリアミド繊維は湿潤時に繊維膨潤があ
り、寸法安定性や形態安定性に乏しい、染色のタンニン
酸使用によるポリウレタンの劣化が生じる、合金染料で
均染性が得られにくい、緊締力が弱い、ガスや光による
黄変が生じる、湿潤堅牢性が低い等の問題がある。
一方、ポリアミド繊維にかえてポリエステル繊維を混用
する場合、ポリアミドでのかかる問題は解決されるが、
ポリエステルの難染性がゆえに、ポリウレタン繊維と同
条件で染色すると色が淡くなり、十分な発色性が得られ
ないこと、また、ポリエステルの高剛性、高結晶性がゆ
えに、風合いが粗硬であること、さらに、アルカリ減量
処理を施す場合にはポリウレタン繊維の物性を低下させ
るなどの問題がある。
ポリエステルの難染性に起因する前者の問題については
、通常のポリエステルの染色温度である130〜135
℃で染色すると、ポリウレタン繊維の伸縮弾性、強度、
伸度が大幅に低下する。なお、常圧でキャリヤー染色す
る場合も考えられるが、ポリウレタン繊維がキャリヤー
により脆化すること、繊維中の脱キャリヤーがしにくい
、キャリヤー臭があり、作業性がよくない等の問題があ
る。
したがって、ポリエステルの発色性と、混用するポリウ
レタン繊維の伸縮弾性、物性との兼ね合いから妥協点を
見い出しつつ、問題を抱えた状態でポリエステルとポリ
ウレタンとの混用布帛の染色製品が生産されているのが
現状であった。
かかる問題を解決せんがため、次のような常圧可染型ポ
リエステルが提案されている。
ナトリウムスルホイソフタル酸を5モル%(8重量%)
以上共重合したカチオン染料可染型ポリエステルが、た
とえば、特公昭61−17939号、特開昭61−34
022号、特開昭60−246847号などにそれぞれ
開示されている。
また、5000〜8000m/分の高速紡糸により繊維
内部構造をかえた易染性ポリエステル繊維が、たとえば
、特公平1−15610号、特開昭59−59911号
、特開昭59−13739号などに開示されている。
さらに、芳香族ジカルボン酸や脂肪族ジカルボン酸或い
は脂肪族ジオールを共重合させた易染性ポリエステル繊
維が、たとえば、特開昭51−13032号、特開昭5
7−30169号などに開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合
したカチオン染料可染型ポリエステルは、染色性は高め
られるものの、糸強度が低く、伸縮回復性が乏しく、バ
ルキー性、ストレッチ性に欠け、風合いにふくらみ感が
なく、耐熱性が乏しく、嵩高加工が実質的には適用でき
ない、耐薬品性が乏しい、カチオン染料の耐光堅牢度が
乏しく、また、カチオン染料の染色機への汚染が大きい
、アルカリ減量速度が速すぎて安定処理が困難である等
の問題がある。
また、高速紡糸による易染性ポリエステル繊維は従来の
ポリエステル繊維にくらべて易染性に優れたポリエステ
ル繊維であるものの、完全な常圧可染とはいいがたく、
濃色に染色するには、11O〜120℃の染色温度が必
要である、原糸の収縮率が低いため寸法安定性に欠け、
風合いに締り感が乏しい、目ずれ欠点が生じやすい、細
繊度糸の製糸が困難、延伸同時仮ヨリができない、過大
な製糸設備が必要であるなどの問題がある。
芳香族ジカルボン酸や脂肪族ジカルボン酸或いは脂肪族
ジオールを共重合させた易染性ポリエステル繊維は、常
圧可染化に近づくものの、問題点も多くなる。
例えば、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸等の脂
肪族ジカルボン酸を共重合したポリエステルは、耐熱性
が低くなり、加工糸伸縮回復性と耐光堅牢度が大幅に低
下する、貧化着色が大きいなどの問題がある。また、脂
肪族ジオールのうち、ブタンシール、ネオペンチルグリ
コール等を共重合したポリエステルでは常圧可染とする
には共重合率を15w1%以上とする必要があり、その
ために、原糸強度の低下、加工糸伸縮回復性、耐光性の
低下、貧化着色、製糸性不良等の問題がある。
本発明者らは、かかる従来技術における欠点に鑑み、ポ
リウレタン繊維に混用するポリエステル繊維について鋭
意検討した結果、特定の組成を有するポリエステル繊維
をポリウレタン繊維と混用した布帛を染色することによ
って、発色性と伸縮弾性、物性が大幅に改善できること
を見い出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明の目的は、発色性、伸縮弾性、伸縮回復性
、強度に優れたポリエステル繊維とポリウレタン繊維の
混用布帛の染色製品布帛およびその製造方法を提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 本発明のポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用
布帛染色製品は、前記の目的を達成するために、次のい
ずれかの構成を有する。すなわち、ポリエステル繊維と
ポリウレタン繊維との混用布帛染色製品において、ポリ
エステルが平均分子量500〜4000のポリエチレン
グリコール(以下、PEG)を6.0〜lO重量%共重
合した常圧可染性ポリエステルであり、ポリエステル繊
維の単糸強度が3.0〜6.0g/d、加工糸の伸縮回
復率が16〜40%であり、ポリエステル繊維の98℃
染色時の黒色明度(以下、L98)が17%以下、L9
8と130℃染色時の黒色明度(以下、Li2O)の差
が1.0%以下であることを特徴とするポリエステル繊
維とポリウレタン繊維との混用布帛染色製品、または、
ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染色
製品において、ポリエステルが平均分子量500〜40
00のPEGを6.0〜10重量%共重合した常圧可染
性ポリエステルの嵩高加工糸であり、該加工糸の単糸強
度が3.0〜6.0g/d、伸縮回復率が16〜40%
であり、ポリエステル繊維のL98が17%以下、L9
8とLi2Oの差が1.0%以下であることを特徴とす
るポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染
色製品である。
また、本発明のポリエステル繊維とポリウレタン繊維と
の混用布帛染色製品の製造方法は、前記の目的を達成す
るために、次のいずれかの構成を有する。すなわち、 平均分子量500〜4000のPEGをポリマー重量に
対し6.0〜10重量%共重合した常圧可染性ポリエス
テル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛をリラックス
精練した後、98℃以下の温度でキャリヤーを用いるこ
となく分散染料により染色し、仕上加工することを特徴
とするポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布
帛染色製品の製造方法、または、 平均分子量500〜4000のPEGをポリマー重量に
対し6.0〜10重量%共重合した常圧可染性ポリエス
テル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛をリラックス
精練し、0.5〜5重量%の苛性アルカリ溶液にて常圧
下80〜98℃でアルカリ減量処理した後、98℃以下
の温度でキャリヤーを用いることなく分散染料により染
色し、仕上加工することを特徴とするポリエステル繊維
とポリウレタン繊維との混用布帛染色製品の製造方法で
ある。
本発明に用いる常圧可染性ポリエステルは、平均分子量
500〜4000のPEGを6.0〜10重量%共重合
したものである。平均分子量が500未満の場合には、
ポリエステル中へのPEGの共重合率が一定化しないた
め、得られたポリエステル原糸の強伸度、収縮率等の物
性にバラツキを生じたり、染色時に染めムラ等を生じた
りして、最終製品の欠点となる。
一方、平均分子量が4000を越えるPEGを使用した
場合には、ポリエステル中に共重合されない高分子量物
が増大するため、染色性が低下するばかりでなく、染色
後の布帛を熱処理した際に染料がブリードアウトしたり
、耐光性特に退色堅牢度が低下するなど、種々の染色堅
牢性の低下を引き起こす。
また、PEGの共重合率が6.0重量%未満では、染色
性が不十分であり、常圧可染性は得られず、アルカリ減
量処理をする場合、減量速度が遅く、98℃以下の低温
常圧処理ができない。一方、10重量%を越える場合は
、染色性は十分であっても、加工糸伸縮復元性、耐光堅
牢度、耐アルカリ性等の物性が低下し、最終製品の品位
が低下するし、アルカリ減量処理をする場合、減量速度
が速すぎて、安定した減量処理ができない。
なお、PEGをポリエステルに共重合するため、通常の
ポリエステルに比較して耐酸化分解性が低下する傾向が
有るため、これを改善するためにポリエステル中に抗酸
化剤を配合することが好ましく行なわれる。
好ましい抗酸化剤としては、たとえば、フェノール系水
酸基の隣接位置に立体障害を有する置換基を持つフェノ
ール誘導体であるヒンダードフェノール系化合物をあげ
ることができる。
ヒンダードフェノール系化合物をポリエステルへ配合す
る場合の配合量は、耐酸化分解性および口金ノズル汚れ
防止の観点から、ポリエステルに対して0.05〜1.
0重量%が好ましい。
本発明に用いる常圧可染性ポリエステルには、本発明の
目的を達成する範囲内で、必要に応じて他の共重合成分
を共重合したり、他のポリマをブレンドしても良い。例
えば、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン
、トリメリット酸、ホウ酸等の鎖分岐剤を少割合共重合
したものであっても良い。
また、この他に任意の添加剤、例えば酸化チタン等の艶
消し剤、紫外線吸収剤、難燃剤、顔料などを必要に応じ
て含有させてもよい。
本発明に用いるポリエステル繊維は、単繊維強度が3,
0〜6.0g/dである。強度が3.Og/d未満では
、交撚、交絡などの糸加工時に問題が起こり、また、布
帛の耐久性が乏しくなる。一方、6.0g/dを越える
ポリエステル繊維を得るのは一般に困難である。
本発明に用いるポリエステル繊維の加工糸は、伸縮回復
率が16〜40%である。伸縮回復率が16%未満では
、カサ高性に乏しく、風合いが扁平で、且つ、ストレッ
チ、バルキー性が不足する。一方、伸縮回復率が40%
を越えると、フカフカした風合いとなり、好ましくない
本発明に用いるポリエステル繊維は、ポリエステル加工
糸のL98が17%以下である。L98が17%を越え
る場合には、98℃で染色した場合の発色性が不十分で
ある。
本発明に用いるポリエステル繊維は、L98とLi2O
との差が1.0%以下である。L98とLi2Oとの差
が1.0%を越える場合には、130℃染色時の発色に
対する98℃染色時の発色が不十分であり、完全な常圧
可染性は得られない。
本発明において、L98. Li2Oとは前記のとおり
、それぞれ98℃染色時の黒色明度、130℃染色時の
黒色明度であって、次の方法で測定した値をいう。
<L98 、 Li2Oの測定方法〉 ポリエステルフィラメントの加工糸から靴下編地(−口
筒絹地)を編威し、次で精練剤としてサンデッドG−2
9(、三洋化成■製)を用い常法により98°0120
分間煮沸下で、精練処理し、風乾後、これをフリー状態
で180℃、3分間乾熱セットした後に後述の条件で染
色、水洗、還元洗浄、水洗、風乾する。
次いで、黒発色の明度を多光源分光測色計MSC2型(
スガ試験機■製)にてL値(%)を測定する。
染色温度が98℃の場合の黒色明度(L値)をL98.
染色温度が130℃の場合の黒色明度(L値)をLi2
Oとする。
染色条件: (イ)染料:  Dianix 1llack BG−
FS(200%品、三菱化成■製) 染色濃度二 7%owf 染色助剤:ニッカサンソルト[200 (日華化学工業■製) 染色助剤濃度:  0.5g/A’ 染色浴PH:6 染色浴比: 1/30 (ロ)水洗 (ハ)還元洗浄 洗浄剤濃度: ハイドロサルファイト 2g/A’ 苛性ソーダ      2g/A’ サンデッドG−29 (三洋化或■製)   Ig// 洗浄温度2時間二80℃、20分 浴比: 1/30 (ニ)水洗、風乾 本発明に用いるポリエステルの発色性挙動を第1図に示
す。
第1図は、本発明に用いるポリエステル(A)を染色温
度をかえたときの黒発色明度との関係を従来ポリエステ
ル(B、  C,D)と比較したものである。図におい
て、本発明に用いるポリエステルは従来のポリエステル
にくらべて、極めて低温領域から発色し、従来のポリエ
ステルホモポリマーの130℃染色レベルの発色(Li
2O)を92℃以上100℃以下の染色温度で達成する
ことができ、完全な常圧可染性を示すことが判る。なお
、比較の改質ポリエステル(B)は110’Cの染色温
度が、また、高速紡糸で製糸されたポリエステルホモポ
リマー(C)は113℃の染色温度が必要であり、いず
れも常圧可染性を示さない。
本発明に用いるポリエステル繊維の単繊維繊度は、発色
性、風合いの観点から、o、1〜20 dが好ましい。
本発明に用いるポリエステル繊維糸の総繊度は、布帛の
風合いを良好にする観点から、10〜500Dが好まし
い。
本発明に用いるポリエステル繊維としては、長繊維、短
繊維等に特に限定されるものではないが、特に、長繊維
が好ましく、その中でも嵩高加工糸を用いることが好ま
しい。これは加工糸のふくらみ感、バルキー性が要求さ
れること、および加工糸の伸縮性がポリウレタン繊維の
伸縮弾性によく馴染み易いからである。かかる嵩高加工
糸の具体的形態は仮ヨリ加工糸やプレリヤ加工糸(2段
熱処理系)が好ましく挙げられる。他に押込み加工糸、
ねじり加工糸、空気噴射加工糸が好ましく例示される。
嵩高加工糸の製造方法は特に限定されず、仮ヨリ加工糸
、ブレリヤ加工糸では通常の旋回式熱処理加工が適用で
きる。この場合、本発明に用いる常圧可染性ポリエステ
ルは、耐熱性が良好なので、通常のポリエステル並みの
200〜230℃の加工熱処理温度を適用することがで
きる。旋回式のほかに摩擦円板式、摩擦ベルト式、流体
旋回ノズル式等の加工方式によっても製造することがで
きる。
なお、嵩高加工糸に供する原糸としては通常延伸糸のほ
かに、半延伸糸(高配向未延伸糸)を嵩高加工時に延伸
と同時に加工糸にすることも可能であり、好ましい。な
お、半延伸糸は、通常延伸糸にくらべて前記加工糸の伸
縮回復率が高くできる特長がある。
本発明に用いるポリエステル繊維の原糸である延伸糸の
単繊維強度は、加工糸とする工程上3,5g/d以上が
好ましい。なお、6.0g/dを越えるものは一般に得
ることが困難である。
延伸糸の切断伸度は30〜50%が好ましい。
本発明でいう、ポリエステル加工糸の伸縮回復率は次の
とおり測定した値をいう。
〈加工糸の伸縮回復率〉 一周が80cmの10回巻きの加工糸のカセを作り、9
0℃、20分間温水にてフリー状態でリラックス処理を
行なった後、2時間以上乾燥した試料を用いる。次いで
水中にて定荷重0.1g/dを2分間かけカセ長A’l
  (cm)を測定する。除重後に2■/dの荷重を2
分間かけカセ長A’2  (cm)を測定する。
これから、伸縮回復率を次式により算出する。
((7t−A’2)/IB )X100 (%)一方、
ポリエステル繊維に混用するポリウレタン繊維は、染色
温度によって、物性が低下することを第2図に示す。
第2図は染色温度をかえた時のポリウレタン繊維の伸縮
回復性、破裂強度との関係を示す。従来のポリエステル
の染色温度の130℃で染色すると、ポリウレタン繊維
の上記物性が大幅に低下するが、本発明における染色温
度では損傷が少なく、ポリウレタン繊維の本来の物性が
発揮できるのである。
本発明に用いるポリウレタン繊維の組成、タイプ、糸使
い等は特に限定されず、一般の衣料用として用いられる
ポリエーテル系ポリウレタン繊維、ポリエステル系ポリ
ウレタン繊維が好ましく適用できる。中でも水着用途で
は耐塩素性が改善されたポリエーテル系ポリウレタン繊
維が好ましい。
ポリウレタン繊維のタイプは鮮明性の高いプライト系、
或いは光沢を抑えたセミダル系等、いずれも用途によっ
て適宜選択することができる。かかるタイプは酸化チタ
ンの添加量によって制御することができる。
本発明のポリエステル繊維に混用するポリウレタン繊維
の割合は、本発明の目的を達成させるにはポリウレタン
繊維を2〜40重量%混用させるのが好ましい。低率混
の場合は伸縮弾性が抑えられ、外衣、カジュアルウエア
用途が好ましい。また、高率混の場合は、インナーウェ
ア、ファンデーション、水着用途が好ましい。
本発明のポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用
布帛染色製品には、これ以外にウール、綿、絹、レーヨ
ン、ポリアミド繊維、ポリアクリル繊維等を少量混用し
ても構わない。この場合には混用する繊維特有の物性を
付加することが可能となる。
本発明のポリエステルとポリウレタン繊維の混用形態は
、特に限定されないが、ポリウレタン繊維の採糸(20
〜60デニール)をそのまま用いること、或いはかかる
採糸に本ポリエステルを巻きつけた被覆糸の形態が好ま
しい。採糸の場合は編成や製織時に2〜4倍程度に伸長
させながら、ポリエステルと引き揃えて混用することが
できる。被覆糸の場合は通常の被覆加工機で同様に伸長
して加工する。被覆糸は表面がポリエステルであり、ポ
リエステルの発色性・風合い等の機能性が発揮できるの
で好ましい。
別の混用形態として交撚、合糸、交絡、交織、交編する
方法があり、常圧可染性ポリエステルとポリウレタン繊
維との分散度が高まって発色性、風合い、機能面がより
改善され好ましい。
布帛形態はとくに限定されず、編物や織物のほか不織布
も含まれる。
本発明の常圧可染ポリエステルとポリウレタン繊維の混
用布帛は、編成、製織後、リラックス精練し、染色する
。また、必要に応じてリラックス精練後、染色前におい
てアルカリ減量処理をする。
精練は70〜98℃の温度で、できるだけリラックスす
るのが布帛の伸縮回復性を高めるので好ましい。
染色は、キャリヤーを用いることなく常圧で、通常の分
散染料を用いて染色する。なお、染色前に形態固定を行
なうものについては140〜180℃の温1度で乾熱セ
ットするのが適当である。染色後は常法に従って仕上げ
る。なお、浸染以外に常圧飽和蒸気や130〜160℃
の過熱蒸気で発色したプリント布帛であってもよい。
本発明においてアルカリ減量処理を施す場合には、浸漬
方式で、80〜98℃常圧下に行なうものである。処理
温度が98℃を越える場合には、ポリウレタン繊維の物
性が低下する。80℃未満では処理時間が長くかかり、
加工効率が低い。温度制御の容易さからは97〜98℃
が好ましい。
アルカリ減量処理に用いる苛性アルカリとしては苛性ソ
ーダ、苛性カリなどが用いられるが、汎用性、コストの
面から苛性ソーダが好ましい。
アルカリ濃度は、アルカリ純分100%換算で0.5〜
5重量%とするものである。5重量%を越える場合には
ポリウレタン繊維の物性、0度が低下する。一方、0.
5重量%未満では処理効率が低い。
ポリウレタン繊維の物性低下、白皮の低下を防ぎ、一方
、処理効率を良好にする観点からは、アルカリ濃度をア
ルカリ純分100%換算で1〜3重量%とするのが好ま
しい。
本発明においてアルカリ減量処理を施す場合の常圧可染
性ポリエステル繊維の減量率は、ソフトな風合いとし、
しかも、強力低下や目ズレを防止する観点から3〜60
重量%とするのが好ましい。
本発明において、減量率とは、アルカリ減量処理前後の
重量変化率をいう。
なお、減量率は、得ようとする風合い、用途によって適
宜選定するものであるが、中厚地の布帛では20〜40
重量%、中地では15〜30重量%、薄地では5〜15
重量%が好ましく選択される。
第3図にポリエステル系繊維のアルカリ減量処理時間と
減量率との関係を示す。本発明に用いる常圧可染性ポリ
エステル繊維は通常のポリエステルホモポリマーからな
る繊維に比べて容易に減量するために98℃以下の低温
常圧の条件でも効率良く減量処理ができることがわかる
一方、ポリエステ、ル系繊維に混用するポリウレタン繊
維は、アルカリ減量処理温度によって、物性が低下する
ことを第4図に示す。
第4図はアルカリ減量処理温度をかえた時のポリウレタ
ン繊維の伸縮回復性、破裂強度との関係を示す。従来の
ポリエステルのアルカリ減量処理温度である130℃で
処理すると、ポリウレタン繊維の上記物性が大幅に低下
するが、本発明における98℃以下の低温では損傷が少
なく、ポリウレタン繊維の本来の物性が発揮できるので
ある。
本発明の用途としては発色性、風合い、伸縮弾性が発揮
される水着、レオタード、トレーニングウェア、スキー
ウェア、スポーツニット、インナーウェア、ファンデー
ション、ソックス、パンティストッキング等がとくに好
ましい。
以下本発明を実施例により、更に説明する。
[実施例] なお、実施例中の評価項目は次のようにして測定した。
く単繊維の強度、伸度〉 長繊維の延伸糸、加工糸および短繊維のパーンの中から
、或いは必要に応じて編地や織物を分解してポリエステ
ル糸を取出す。これをインストロン引張試験機1122
型(インストロン社製、市販品)でサンプル試長2Qc
mを引張速度20cm/分にて切断点まで伸長したとき
の切断強力(g)を測定する。
この強力を実質総繊度(D)で除し、単繊維の切断強度
(g/d )を求める。また、切断点まで伸長したとき
の原長に対する伸度(%)を求める。
く発色明度〉 染色物の表面の明度を前記多光源分光測色計にて、L9
8 、 Li2Oの評価と同様な方法でL値(%)を測
定した。L値の値が小さい程、発色性が良好である。
く伸長率〉 布帛のタテ或いはヨコ方向に布帛と同重量の初荷重をか
け、布帛の原長を測定する。次に、1.8聴の荷重をか
けたときの布帛の伸びを原長に対する割合から伸長率(
%)を求める。測定値は編物についてはタテ、ヨコの平
均値、織物についてはヨコ方向の値で表わす。
く伸長回復率〉 前記伸長率と同様に布帛の原長fl (cll)を測定
する。次に布帛の伸長率の80%まで伸ばして1分間放
置し、原長までもどし3分間放置する。これを5回繰り
返し操作したのち、初荷重下の残留伸び11  (cm
)を測定して、伸長回復率(%)=((/−Ill)/
/) X100で表わす。値が大なる程、回復性が良好
である。測定値は編物についてはタテ、ヨコの平均値、
織物についてはヨコ方向の値で表わす。
〈伸縮疲労度〉 布帛のタテ或いはヨコ方向に前記伸長率までに伸長し、
除重し弛緩させる操作を繰り返し10000回行ない、
布帛中のポリウレタン繊維の切断程度を視感判定する。
切断がなく良好なものを5級とし、1級(切断があり、
劣るもの)までの5段階に評価した。測定値は編物につ
いてはタテ、ヨコの平均値、織物についてはヨコ方向の
値で表ワス。
く破裂強度〉 布帛の破裂強度(kg/co?)をUS L 1018
 (ミューレン形法)に従って測定した。
く耐光堅牢度〉 JIS L 0842に従って評価した。退色がなく、
良好なものを5級とし、順次1級(劣るもの)までの5
段階に判定する。
く洗タク堅牢度〉 JIS L 0844に従って評価した。退色及び汚染
が少なく良好なものを5級とし、順次1級(劣るもの)
に判定した。
く風合い〉 ソフトで張り、腰がある風合いを良好(◎)とし、劣る
もの(×)までの4段階で官能評価した。
く加工性〉 アルカリ減量処理や染色を常圧において短時間で容易に
加工できるものを良好(◎)とし、劣るもの(×)まで
の4段階で評価した。
く総合評価〉 最も優れているもの二〇、良好なもの:○、若干問題が
あるもの:△、問題があるもの:×としてそれぞれ評価
した。
(参考例1:常圧可染性ポリエステル繊維の製造)ジメ
チルテレフタレート 100部、エチレングリコール8
0部、抗酸化剤イルガノックス−1(110(チバ・ガ
イギー社製)0.3部、ジメチルポリシロキサン(東芝
シリコーン■製シリコーンオイル)0.01部、酢酸コ
バルト0.04部、二酸化アンチモン0.04部の混合
物を130 ’C〜230℃に加熱し、メタノールを留
出してエステル交換反応せしめた後、平均分子量100
GのPEGを8.3部添加し、さらに230℃で30分
間反応させた。その後、トリメチルホスフェート0.0
3部を添加し、5分後に0.05部の二酸化チタンを2
0重量%のエチレングリコールスラリーとして添加し、
低重合体を得た。
得られた低重合体をさらに230℃から280’Cに徐
々に昇温するとともに、大気圧からl mmf1g以下
の高真空まで徐々に減圧して重縮合させ、極限粘度0、
703、軟化点257℃の改質ポリエチレンテレフタレ
ートを得た。
このようにして得られたポリエステル中の平均分子量1
00GのPEGの共重合率は7.5重量%であった。(
■)。
また、平均分子量100GのPEGをそれぞれ7.2部
、11.0部添加した以外は上記とまったく同様に共重
合して、平均分子量100GのPEGの共重合率が6.
5重量%(■)、9.0重量%(■)の共重合ポリエス
テルを得た。
得られたそれぞれのポリエステルチップを乾燥機内の雰
囲気温度150℃で、1mm[Igの減圧を維持して5
時間乾燥した。該乾燥チップを孔数24個の口金を用い
、紡糸温度290℃、紡糸速度1350n+/minで
それぞれ紡糸した。引続き、ホットローラー温度80℃
、熱板温度165℃、延伸倍率3.38倍、延伸速度8
00m/+ioで延伸し、75デニール24フイラメン
トの延伸糸■〜■を得た。
得られた延伸糸■は単繊維強度4.9 g/d、伸度3
9%、滞水収縮率(以下、沸収)9.5%の糸物性を有
していた。また、延伸糸■は単繊維強度5.1g/d 
、伸度40%、沸収9.3%、延伸糸■は単繊維強度4
.7g/d、伸度37%、沸収10.3%であった。
得られたそれぞれの延伸糸を旋回型熱処理し、嵩高加工
糸■〜■を得た。加工条件は加工時に75デニールを2
本引き揃えて双糸(150デニール)で加工を行ない、
熱板温度215℃、仮撚加工撚数2400回/msフィ
ード率0.1%とした。
(参考例2:常圧可染性ポリエステル繊維の製造)参考
例1で得たPEG共重合率7,5重量%のポリエステル
を用い、参考例1と同様の条件で紡糸、延伸することに
より、50デニール24フイラメントの延伸糸を得た。
得られた延伸糸は単繊維強度5.Ig/d、伸度36%
の糸物性を有していた。
該延伸糸を旋回型熱処理し、嵩高加工糸を得た。
加工条件は熱板温度215℃1仮撚加工撚数4200回
/ m % フィード率0.1%とした。
(実施例1) 上記参考例1で得た加工糸に40デニールのポリエーテ
ル系ポリウレタン繊維である“オペロン”(登録商標)
T149B (耐塩素タイプ、ブライト糸、東し・デュ
ポン■製)を混用し、交編編物に編成した。交編条件は
該ポリウレタン繊維の採糸を3.0倍に伸長しながらポ
リエステルと引き揃えて、28ゲージ、釜径34インチ
の編成条件で天竺組織の九編地にした。ポリエステルの
混用率は92.1重量%であった。
得られた生成編地を90℃、2分間、拡布状でリラック
ス精練し、170℃、1分間乾熱セットした。
次いで、染色し、仕上げた。なお、染色は前記黒色分散
染料7%owfで98℃、60分の条件でキャリヤーを
用いることなく染色した。染色後、ハイドロサルファイ
ド4g/l、苛性ソーダ1g/l、非イオン洗浄剤1g
#で85℃、30分、還元洗浄し、水洗した。
染色物の黒色明度は前記の測色方法で表面のポリエステ
ル面を測定した。得られた加工糸の強度、伸縮回復率、
編地の黒色明度、伸長回復率、伸縮疲労度、破裂強力、
耐光堅牢度、洗タク堅牢度、風合いの評価結果を表1に
示す。
(以下、余白) 表1から明らかなように、本発明の染色製品は、いずれ
も、他の共重合ポリエステル加工糸を用いたものにくら
べて、通常のポリエステル加工糸と同等の強度、伸縮回
復率、耐光堅牢性、・洗タク堅牢性を有し、かつ、常圧
染色で良好な黒発色が得られ、伸長回復率、伸縮疲労度
、破裂強度が高く、極めて高物性、高品質のものが得ら
れた。
また、風合いはソフトで、張り、腰があり、伸縮弾性に
富むものであった。嵩高加工の工程通過性、編成性、染
色加工性も問題はなかった。
(比較例1〜3) 平均分子量1000のPEGの共重合率を変えた以外、
実施例1と全く同様にして重合、製糸を行なった。
比較例1は平均分子量10(10のPEGの共重合率を
4.0重量%とした場合、比較例2は平均分子量100
0のPEGの共重合率を12重量%とした場合であり、
比較例3はポリエステルホモポリマーを用いた場合であ
る。
延伸糸の単繊維強度は順に、5.1 g/d、  3.
4g/d 、  5.3 g/dであった。
次いで、双糸として嵩高加工糸とし、ポリウレタン繊維
の40デニールと交編する工程以降は実施例1と全く同
様の条件で評価を行なった結果を表1に合わせて示す。
なお、比較例3のポリエステルホモポリマーを用いた場
合についてのみ、染色温度130℃、60分の染色条件
で染色したものを評価した。結果を表1に併せて示す。
比較例1は常圧可染性を示さず、比較例2は加工糸特性
が劣り、比較例3は伸縮特性が劣るなど、いずれも本発
明の実施例に比べ問題があった。
(実施例2) 平均分子量IHOのPEGを7.5重量%共重合した以
外は実施例1と同様に重合し、紡糸温度290℃紡糸、
紡糸速度2500m/分で紡糸し、300デニル48フ
イラメントの半延伸糸(高配向未延伸糸)とし、次いで
旋回式糸加工で延伸と同時に熱板温度215℃で仮ヨリ
して150デニール48フイラメントの常圧可染性ポリ
エステル嵩高加工糸を得た。
半延伸糸は強度2.1 g/d、伸度230%、加工糸
の強度は4.0g/d、伸度25.2%、沸収6,7%
、伸縮回復率37.5%であった。
次いで、40デニールのポリエーテル系ポリウレタン繊
維の“オペロン” (登録商標)T127C(スーパー
プライト糸、東し・デュポン■製)に前記ポリエステル
加工糸を被覆したポリエステル/ポリウレタンのカバー
リング糸に加工した。カバーリングM/CタイプSR(
片間機械工業■製)を用い、カバーリング加工条件はポ
リウレタン繊維の加工伸長率=3.5倍、撚数:400
回/mとした。ポリエステルの混用率は93.0重量%
であった。
次いで、実施例1と同様に編成、精練、セット、染色し
、仕上げた。仕上幅は190cm、密度はつニール38
本/吋、)−ス6B本/吋、日付は471 g/r+で
あった。
なお、赤色の分散染料Dianix Br1llian
t Redlls−E (三菱化成■製)3.0%ow
fを用いて、98℃で45分間キャリヤーを用いること
なく染色し、実施例1と同様に洗浄した。
仕上品の評価結果を表2に示す。
表2より、本発明の常圧可染性ポリエステルとポリウレ
タン繊維との被覆糸からなる混用染色製品はいずれも通
常のポリエステル繊維を用いた場合にくらべて、常圧染
色で良好な発色性を示していた。また、伸長回復率、破
裂強度等の物性が高く、且つ、染色堅牢度も良好で高品
質のものが得られた。加工糸の加工通過性、編成性も問
題がなかった。染色加工は常圧染色のため、通常ポリエ
ステルにくらべて短時間に効率よく染色することができ
た。
(比較例4) ポリエステルホモポリマーを用い、実施例2と同様に半
延伸糸とし、嵩高加工をした。半延伸糸は単繊維強度2
.4g/d、伸度220%、加工糸の単繊維強度は4.
3g/d、伸度27.0%、沸収6.2%、伸縮回復率
43.0%であった。
次いで、実施例2と同様に編成、精練、セット、染色し
、仕上げた。なお、染色は130℃、45分間で染色し
た以外は実施例2と同様に染色、洗浄した。
(実施例3) 平均分子量1000のPEGを8.0重量%共重合した
以外は実施例1と同様に重合し、実施例1と同様に延伸
し、150デニール72フイラメントの延伸糸を得た。
次いで旋回式熱処理により嵩高加工糸を得た。
加工条件は熱板温度215℃、加工撚数2400回/ 
m ”−フィード率0.1%とした。加工糸の単繊維強
度は4.4g/d、伸度28.1%、沸収5,4%、伸
縮回復率31.0%であった。
次いで該加工糸を双糸とし、これに40デニールのポリ
エステル系ポリウレタン繊維の“オペロン”T128C
(スーパープライト糸、東し・デュポン■製)と、更に
140デニール相当のウールを混用した複合加工糸を製
造した。加工はポリウレタン繊維を4.0倍に伸長しな
がら該ポリエステル加工糸を引き揃えて芯部にし、更に
、これにウールを表面に巻いて鞘部とする芯鞘型複合加
工糸とした。該加工糸は20番単糸(450デニール)
であり、混率はポリエステル: 66、7重量%、ポリ
ウレタン:2.2重量%、ウール:31.1重量%であ
った。
次いで、該複合加工糸をタテ糸およびヨコ糸に用いて綾
織物に製織した。生機幅169cm、タテ密度66本/
吋、ヨコ密度46本/吋であった。
次いで常圧で精練、洗浄、染色し、仕上げた。
仕上幅150cm、タテ密度75本/吋、ヨコ密度52
本/吋であった。なお、染色は紺色の分散染料Dini
x Nav7 Blue BG−3E  (三菱化成■
製)2%ovfとウール用の酸性含金染料Kayaka
lan Nav7 R(日本化薬■製)4%owlを用
いて、95℃で45分間、キャリヤーを用いることなく
染色し、ソーダ灰0.5 g/l 、非イオン系洗浄剤
1g#を用いて60℃、30分間ソーピングした。
このポリエステル加工糸の黒色明度は、L9812.2
%、 Li2O: 12.1%、 L911−Li2O
:0.1%であった。
仕上品の発色明度は16.2%、伸縮回復率97.2%
、破裂強度8.7kg/carであり、耐光堅牢度5級
、洗タク堅牢度4級であった。風合いは伸縮弾性に富み
、且つ、ソフトで滑り感があり暖かみのある染色製品で
あった。常圧染色によるポリエステルの発色が優れ、且
つ、常圧染色によるポリウレタンおよびウールの損傷が
改善され、ポリウレタンの伸縮弾性とウールのソフト風
合いの特徴が同時に発揮された、素晴らしい紺色の綾織
物が得られた。
複合加工糸性、製織性、染色加工性は問題なかった。な
お、染色は従来染色のキャリヤーが不要であり、効率よ
く染色することができた。
(実施例4) 平均分子量1000のPEGを8.0重量%共重合した
以外は実施例1と同様に重合し、T型孔口金で紡糸温度
290℃、紡糸速度1350m/分で紡糸し、50デニ
ール36フイラメントの未延伸糸を得た。次いで、熱板
温度140℃で3.5倍に延伸した。この延伸糸の糸物
性は単繊維強度5.2 g/d 、伸度32.6%、沸
収14.2%であった。
次に、該延伸糸に40デニールのポリエーテル系ポリウ
レタン繊維の“オペロン”T149B (耐塩素性タイ
プ、ブライト糸、東し・デュポン■製)を混用し、経編
編地に交編成した。交編条件は、該ポリウレタン繊維の
種糸を3.6倍に伸長しながら該ポリエステル延伸糸と
引揃え、28ゲージのカールマイヤー編機で、編地幅3
30 cm 、ウエール密度28本/吋、コース密度7
4本/吋のシングルトリコット編地を得た。交編率は、
ポリエステル82重量%、ポリウレタン18重量%であ
った。
得られた変成編地を92℃で3分間、拡布状態でリラッ
クス精練し、17[1℃、45秒間乾熱セットし、染色
した。
染色は分散染料Ka7alon poly、  Fla
vine GL−3F(日本化薬■製)2.0%owf
を用い、98℃960分の条件でキャリヤーを用いるこ
となく染色した。
染色後は、ハイドロサルファイド3 g/I、苛性ソー
ダ1 g/l、非イオン系洗浄剤0.5g/Iで85℃
30分還元洗浄し、水洗し、仕上げた。仕上幅は137
cm、ウエール密度65本/吋、コース密度100本/
吋であった。
このポリエステル延伸糸の黒色明度は、L98;13.
2%、 L130’: 13.1%、  L9B−Li
2O:0,1%であった。
仕上編地の伸長率は120%、伸長回復率99%、伸縮
疲労度5級、耐光堅牢度5級、洗タク堅牢度:変褪色5
級、汚染5級であり、ソフトな風合いにポリウレタンの
高弾性回復性が兼備した光沢のある鮮明色が得られた。
なお、編成性、加工性は全く問題がなく、特に染色はノ
ンキャリヤー染色ができ、極めて効率良く染色製品を製
造することができた。
(実施例5) 参考例2で得た加工糸に40デニールのポリエーテル系
ポリウレタン繊維である“オペロン” (登録商標’)
T127 (ブライト糸、東し・デュポン■製)を混用
し、交編編物に編成した。交編条件は該ポリウレタン繊
維の種糸を331倍に伸長しながらポリエステルと引き
揃えて、32ゲージ、釜径34インチの編成条件で天竺
組織の九編地にした。
ポリエステルの混用率は80,1重量%であった。
得られた生成編地を90℃、2分間、拡布状でリラック
ス精練し、170℃、1分間乾熱セットした。
次いで、次の(i)、(ii )の2通りの条件でアル
カリ減量した。浴比はいずれもl:16とし、アルカリ
減量処理後は、水洗、酢酸中和、水洗、乾燥した。編地
のポリエステル系繊維の減量率は20.3重量%(i)
、20.2重量%(i)であった。
このような98℃以下の低温常圧の条件においても短時
間で効率良くアルカリ減量処理を行なうことができた。
アルカリ減量処理条件: (i)苛性ソーダ濃度=1.2重量%。
温度=98℃9時間:60分 (ii )苛性ソーダ濃度=4.5重量%。
温度二85℃9時間:60分 なお、染色以降の条件は実施例1と同様であった。
染色物の黒色明度は前記の測色方法で表面のポリエステ
ル面を測定した。得られた加工糸の強度、伸縮回復率、
編地の黒色明度、伸長回復率、伸縮疲労度、破裂強力、
耐光堅牢度、洗タク堅牢度、風合いの評価結果を表3に
示す。
表3から、本発明の染色製品は常圧染色で良好な黒発色
が得られ、伸長回復率、伸縮疲労度、破裂強度が高く、
極めて高物性、高品質のものが得られた。
また、風合いはソフトで、張り、腰があり、伸縮弾性に
富むものであった。編地の加工通過性、編成性、染色加
工性も問題はなかった。
(比較例5,6) ポリエステル系繊維としてポリエステルホモポリマーか
らなる延伸糸(単繊維強度5.3g/d、伸度38%)
を用いた他は実施例5と全く同様にしてポリエステル/
ポリウレタンの交編編物を編成した。
次いで、実施例5と同様に精練、セット、アルカリ減量
処理、染色し、仕上げた。ただし、比較例5の場合には
、アルカリ減量処理は常圧98℃、染色はキャリヤーを
用いることなく常圧98℃、60分の条件で行ない、比
較例6の場合には、アルカリ減量処理は高圧130℃、
染色は高圧130℃、60分の条件で行なった。結果を
表3に併せて示す。
比較例5の場合、アルカリ減量処理時間が長くかかり、
加工効率に問題があり、かつ発色性が不十分であった。
比較例6の場合、伸縮回復性、破裂強度などの物性が低
下し、いずれも本発明の実施例5に比べ問題があった。
(実施例6) 平均分子量1000のPEGを8.0重量%共重合した
以外は実施例5と同様に重合し、紡糸し、延伸し50デ
ニール36フイラメントの三角断面の延伸糸を得た。延
伸糸は強度5.0 g/d、伸度38%であった。
次いで、40デニールのポリエーテル系ポリウレタン繊
維の“オペロン″7127C(スーパーブライト糸、東
し・デュポン■製)に前記ポリエステル延伸糸を被覆し
てポリエステル/ポリウレタンのカバーリング糸に加工
した。カバーリングM/CタイプSR(片間機械工業■
製)を用い、カバーリング加工条件はポリウレタン繊維
の加工伸長率:3.5倍、撚数:400回/mとした。
次いで、被覆糸をヨコ糸に、上記三角断面のポリエステ
ル延伸糸をタテ糸に用いてポリエステル/ポリウレタン
の交撚交織サテン織物を製織した。
ポリエステル系繊維の混用率は94.0重量%であった
次いで、実施例5と同様に精練、セット、アルカリ減量
処理、染色し、仕上げた。仕上幅は92cm。
タテ密度268本/吋、ヨコ密度113本/吋であった
アルカリ減量処理条件は、苛性ソーダ濃度2.0重量%
、浴比1;15、温度98℃1処理時間47分とし、ポ
リエステル系繊維の減量率は29.5重量%であった。
なお、青色の分散染料Diantx Blue AC−
E  (三菱化成■製)2,0%owfを用いて、98
℃で45分間キャリヤーを用いることなく染色し、実施
例5と同様に洗浄した。
仕上品の評価結果を表4に示す。
表4より、本発明の常圧可染性ポリエステルとポリウレ
タン繊維との被覆糸からなる混用染色製品は通常のポリ
エステル繊維を用いた場合にくらべて、常圧アルカリ減
量処理、常圧染色でソフトな風合いと良好な発色性を示
していた。また、伸長回復率、破裂強度等の物性が高く
、高品質の絹様のストレッチ織物が得られた。被覆糸の
加工通過性、製織性も問題がなかった。アルカリ減量処
理、染色加工はいずれも98℃の常圧処理のため、通常
のポリエステル繊維製品にくらべて短時間に効率よく染
色することができた。
(比較例7) ポリエステル系繊維としてポリエステルホモポリマーか
らなる延伸糸(単繊維強度5.3g/d、伸度37%)
を用いた他は実施例6と全く同様にしてポリエステル/
ポリウレタンの交撚交織サテン織物を製織した。
次いで、実施例6と同様に精練、セット、アルカリ減量
処理、染色し、仕上げた。ただし、アルカリ減量処理は
高圧130℃、染色は高圧130℃、60分の条件で行
なった。結果を表4に併せて示す。
伸縮特性および風合いが低下るなどの問題があった。
[発明の効果] 本発明によれば、伸縮弾性に優れ、しかも、ソフトな風
合いと優れた発色性と機能性を兼ね備えた常圧可染性ポ
リエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染色製
品およびその製造方法を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いる常圧可染性ポリエステル延伸
糸(長繊維)の染色温度と黒色の発色明度との関係を示
す(ポリエステルの単繊維繊度:3.0デニール)。 第2図は本発明に用いる常圧可染性ポリエステル繊維に
混用するポリウレタン繊維の染色温度と伸長回復率およ
び破裂強度との関係を示す(ポリウレタン繊維;40デ
ニール、混用率;8.0重量%、ポリエステル加工糸[
150デニール]との交編孔編地)。ここで、黒のプロ
ットは未染色のポリウレタン繊維を示す。 第3図は、本発明に用いる常圧可染性ポリエステル延伸
糸(長繊維)のアルカリ減量処理時間とアルカリ減量率
との関係を示す(ポリエステルの単繊維繊度:2.0デ
ニール)。 第4図は本発明に用いる常圧可染性ポリエステル繊維に
混用するポリウレタン繊維のアルカリ減量処理温度と伸
長回復率および破裂強度との関係を示す(ポリウレタン
繊維;40デニール、混用率;8.5重量%、ポリエス
テル加工糸[150デニール]との交編孔絹地)。ここ
で、黒のプロットは未処理のポリウレタン繊維を示す。 図中、 A:本発明に用いるポリエステル延伸糸(平均分子量1
000. PEG 7,5重量%共重合ポリエステル) B:比較用ポリエステル延伸糸(5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸8.0重量%共重合ポリエステル) C:比較用ポリエステル延伸糸(超高速紡糸[7000
m/分、240℃,0,5秒、弛緩率2%で熱処理コし
たポリエステルホモポリマー)D=比較用ポリエステル
延伸糸(ポリエステルホモポリマー) E:本発明に用いるポリエステル延伸糸(平均分子量1
000、PEG7.5重量%共重合ポリエステル)で、
98℃でアルカリ減量したもの F:比較用ポリエステル延伸糸(ポリエステルホモポリ
マー)で、130℃でアルカリ減量したもの G:比較用ポリエステル延伸糸(ポリエステルホモポリ
マー)で、115℃でアルカリ減量したもの ■■:比較用ポリエステル延伸糸(ポリエステルホモポ
リマー)で、98℃でアルカリ減量したもの

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布
    帛染色製品において、ポリエステル繊維が平均分子量5
    00〜4000のポリエチレングリコールを6.0〜1
    0重量%共重合した常圧可染性ポリエステル繊維であり
    、該ポリエステル繊維の単繊維強度が3.0〜6.0g
    /dであると共に98℃染色時の黒色明度が17%以下
    、98℃染色時の黒色明度と130℃染色時の黒色明度
    の差が1.0%以下であることを特徴とするポリエステ
    ル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染色製品。
  2. (2)ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布
    帛染色製品において、ポリエステル繊維が平均分子量5
    00〜4000のポリエチレングリコールを6.8〜1
    0重量%共重合した常圧可染性ポリエステル繊維の嵩高
    加工糸であり、該加工糸の単繊維強度が3.0〜6.0
    g/d、伸縮回復率が16〜40%であると共に98℃
    染色時の黒色明度が17%以下、98℃染色時の黒色明
    度と130℃染色時の黒色明度の差が1.0%以下であ
    ることを特徴とするポリエステル繊維とポリウレタン繊
    維との混用布帛染色製品。
  3. (3)平均分子量500〜4000のポリエチレングリ
    コールをポリマー重量に対し6.0〜10重量%共重合
    した常圧可染性ポリエステル繊維とポリウレタン繊維と
    の混用布帛をリラックス精練した後、98℃以下の温度
    でキャリヤーを用いることなく分散染料により染色し、
    仕上加工することを特徴とするポリエステル繊維とポリ
    ウレタン繊維との混用布帛染色製品の製造方法。
  4. (4)平均分子量500〜4000のポリエチレングリ
    コールをポリマー重量に対し6.0〜10重量%共重合
    した常圧可染性ポリエステル繊維とポリウレタン繊維と
    の混用布帛をリラックス精練し、0.5〜5重量%の苛
    性アルカリ溶液にて常圧下80〜98℃でアルカリ減量
    処理した後、98℃以下の温度でキャリヤーを用いるこ
    となく分散染料により染色し、仕上加工することを特徴
    とするポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布
    帛染色製品の製造方法。
JP2252299A 1989-09-21 1990-09-20 ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との混用布帛染色製品およびその製造方法 Pending JPH03174076A (ja)

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