JPH0333133Y2 - - Google Patents

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JPH0333133Y2
JPH0333133Y2 JP11372686U JP11372686U JPH0333133Y2 JP H0333133 Y2 JPH0333133 Y2 JP H0333133Y2 JP 11372686 U JP11372686 U JP 11372686U JP 11372686 U JP11372686 U JP 11372686U JP H0333133 Y2 JPH0333133 Y2 JP H0333133Y2
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JP11372686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は送電線の延線に係るものである。
(従来の技術) 送電線の新設又は張替えにおいては旧来の引抜
工法又は吊金工法に変えて、延線径間に張設した
支持線に搬器を一定間隔に連結して乗架し、該搬
器に新線を抱持して移動させる索道式搬送工法が
開発された。この工法は新線を金車等で支持しな
いこと、又過張力を与えないこと等によつて新線
に傷害を与えない長所を有するものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところがこの索道搬送工法に用いられる搬器は
搬送した新線を延線径間で解放する機能が望まれ
るものであつた。つまり新線を抱持して延線径間
迄移動した搬器群はその位置で停止し、新線の両
端を鉄塔の固定ヨークへ引留めるのであるが、新
線の所定間隔には搬器が連続しており、作業員が
線上を乗り出して行つて各搬器を取外すことは不
可能であつた。よつて新線の両端に張力を加え、
搬器内に浮き上げて搬器による支持を解き、無負
荷となつた搬器群を支持線上で引抜き回収し、そ
の後単独の張架状態となつた新線に張力を加えて
張り上げる工法が考えられた。ところが搬器内で
新線を張り上げるのは微妙な張力の加減が必要で
あり、長い径間においては、その張り上げが径間
中央部迄伝わらず、安定して搬器の引抜きが行な
えないものであつた。又この引抜きの際搬器に新
線が接触し、傷つくことも考えられた。
(問題点を解決するための手段) よつて本願考案では新線を搬送して延線径間に
展開された搬器が抱持した新線を外力によつて解
放し、搬器の回収、又新線の張り上げを容易とす
るものである。
つまり連結ロープによつて所定間隔に連結され
て支持線に乗架した各搬器の切離機構内に解放ロ
ープを連通し、該解放ロープの突起部を巻き取り
により移動させ、各搬器の切離機構を作動させる
ことによつて、合成繊維ベルト又はロープをU状
に曲げ、そのU字底に新線を抱持した線抱持部を
直線状に垂れ下げ、各搬器毎に順次新線を解放し
て行くものであり、よつて前記した問題を解決す
るものである。
(実施例) 支持線に乗架する滑車部の下位置に延線方向直
角に下向鉤状の板材を所定間隔をあけて重合して
切離枠1とし、該下向鉤状の鉤口を板材間に回動
自在に設けた回動材2で閉鎖可能に設ける。又同
じく板材間の鉤部底近辺に回動自在に設けた固定
材3を、先記回動材2と係合して、回動材2の鉤
口閉鎖状態を保持可能とし、又固定材3の上位置
(鉤部に近い位置)にはロツク材4を設けて固定
材3の回動を阻止する。又鉤口近辺の回動材4の
鉤部底近辺の固定材3間の位置にはローラー5を
設けて解放ロープ6の保持用とする。以上の構成
の切離機構7の下位置には線抱持材8を取りつけ
る。線抱持材8は所定長の合成繊維ベルトの両端
を環部81に加工し、その長さ方向ほぼ中央部に
は線保持材82としてウレタン等より成る断面U
状の軟質材を取付ける。両端の環部81の一方は
切離枠1の下端に固定し、他方は回動材2の先端
より挿入し、回動材2は固定材3、ロツク材4で
固定する。この時線保持材82のU字内には新線
を保持させるものである。
以上の構成の本願考案搬器であるが、その切離
機構を作動させる為には対応する解放ロープ6が
必要となる。解放ロープ6の構成はロープの所定
部にコーン状の突起部61を固定したものであ
り、ローラー5上を移動した解放ロープ6の突起
部61が搬器に至ると、コーン先端の細径部より
後端の太径部の順でローラー5上を移動し、太径
部がローラー5に至つた際には、回動材2と係止
して切離枠1内で水平状態となつた固定材3を上
位置より押圧して係止し、該固定材3の下側へ突
出したロツク材4を押し上げ固定材3との係止を
解いてその回動を可能とした後、固定材3を上方
へ回動させ、回動材2との係合を解く、よつて回
動材2は下方へ回動し、それに挿通した線抱持材
8の一端は抜け出て、下方へ垂れ下がり、抱持し
た新線を解放するものである。最初の搬器で新線
を解放した解放ロープ6は巻き取られることによ
り、順次その突起部61のコーンが各搬器を通過
して行き、延線径間にわたつて次々と抱持した新
線の解放を行うものである。
(考案の効果) 以上のように本願考案搬器とそれに対応する解
放ロープを用いることによつて延線径間に搬送し
た線を搬器外へ解放する為、搬器を支持線上に展
開したまま線の張り上げが可能であり、従来のよ
うに搬器内で一度線を張り上げて浮かし、搬器群
の回収を行つた後、張り上げを行うという複雑な
工法は必要なくなるわけである。以上のように本
願考案搬器は索道搬送工法においてその能率を極
めて向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の正面図、第2図は右側面図、第
3図は背面図、第4図乃至第9図は解放状態図
で、第4図は突起部がロツク材に当接したところ
の正面図、第5図はその右側面図、第6図はロツ
ク材を押し上げ固定材との係止を解いたところの
正面図、第7図はその右側面図、第8図は固定材
を上方に回動させたところの正面図、第9図はそ
の右側面図、第10,11図は使用状態右側面
図。 図中の符号、1……切離枠、2……回動材、3
……固定材、4……ロツク材、5……ローラー、
6……解放ロープ、61……突起部、7……切離
機構、8……線抱持材、81……環部、82……
線保持材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 支持線に乗架する滑車部の下部に設けた切離
    機構に合成繊維ベルト、又はロープ等より成る
    線抱持材をU状に曲げて一端を固定し、他端は
    切離機構内に分離自在に仮固定したことを特徴
    とする抱持線解放型搬器。 2 切離機構は切離枠に設けた回動材とその固定
    材より成り、回動材に係止した線抱持材の一端
    が、常時には保持され、固定材が外力によつて
    移動させられることにより、回動材との係止を
    解かれ、回動材の切離枠体との固定点を支点に
    した回動によつて線抱持材の一端を解放するこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の抱持線解放型搬器。
JP11372686U 1986-07-23 1986-07-23 Expired JPH0333133Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11372686U JPH0333133Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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JP11372686U JPH0333133Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6321415U JPS6321415U (ja) 1988-02-12
JPH0333133Y2 true JPH0333133Y2 (ja) 1991-07-15

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JPS6321415U (ja) 1988-02-12

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