JPH0332174B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0332174B2 JPH0332174B2 JP54114345A JP11434579A JPH0332174B2 JP H0332174 B2 JPH0332174 B2 JP H0332174B2 JP 54114345 A JP54114345 A JP 54114345A JP 11434579 A JP11434579 A JP 11434579A JP H0332174 B2 JPH0332174 B2 JP H0332174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- electrode means
- axis
- tube
- electron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 60
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims description 26
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 claims description 6
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
- H01J29/503—Three or more guns, the axes of which lay in a common plane
Description
本発明は、管軸に平行な軸線に沿つて位置し数
本の電子ビームを発生する第1電極手段と、前記
電子ビームが集中される表示スクリーンと、前記
第1電極手段と表示スクリーンとの間の電子ビー
ム通路に沿つて位置し前記電子ビームを対称に集
束するレンズ電界を形成する第2電極手段と、前
記第1及び第2電極手段間にあつて必要に応じ第
1電極手段と共働して電子ビームを表示スクリー
ン上に集中する非対称レンズ電界を形成する第3
電極手段とを具えるカラー表示管に関するもので
ある。 斯種のカラー表示管は米国特許第2957106号明
細書に開示されている。斯種のカラー表示管はカ
ラー画像を表示する管又はオツシロスコープ管等
として使用されている。斯種の表示管においては
数本の電子ビームを表示スクリーン上の1点に集
中させる必要がある。 第2図は前記米国特許第2957106号明細書に開
示されている従来の電子銃の断面図である。電子
ビームを発生する第1電極手段は陰極15、グリ
ツド電極16及び加速電極17から成る。第3電
極手段を構成する電極18の凸部19にはビーム
通過孔20及び21が設けられる。電極18の凸
部19の結果として電極18の陰極側端面が電極
17の対向面に対し不平行になり、非対称電界が
電極17及び18間に形成されて電子ビーム22
及び23が軸線24側に折り曲げられて表示スク
リーン12上に集中される。電極27及び28は
第2電極手段を構成し、電極27にはビーム通過
孔25及び26が、電極28にはビーム通過孔2
8及び29が電子ビームの通路内に位置するよう
に設けられる。これらビーム通過孔が設けられる
電極27及び30の凸部の彎曲はそれらの表面が
電子ビームの通路に対し常に垂直に延在するよう
にする。この結果及び電極27及び28間に充分
大きな電位差を与えることにより、これら電極間
に電子ビームに対し対称な集束作用を及ぼす対称
レンズ電界が得られる。この結果、このレンズ電
界の強度変化はビーム集中に影響を与えない。し
かしこのように電子ビームに対し垂直に且つ互に
平行になるよう精密に彎曲させた表面を有する電
極27及び30は製造が極めて難かしく、またそ
の組み立てに互にある角度を成す組立ピンを用い
る必要があるためにその組み立てが難かしく、不
正確となる。 この問題は米国特許第3906279号明細書におい
て認識されており、その解決法が開示されてい
る。この特許明細書に開示されているカラー表示
管は、互に平行に組み立てられ(従つて互に平行
な組立ピンを用いることができる)、互に独立に
作動する3本の電子銃からの3本の電子ビームを
集中する構造を具えている。 第3図は前記米国特許第3906279号明細書に記
載されている電子銃34,35及び36の軸線3
1,32及び33が互に平行に一平面内に位置す
る電子銃系を示す。電子銃34は陰極37、グリ
ツド38及び陽極39から成る第1電極手段と、
第2電極手段兼第3電極手段を構成するグリツド
40及び41を具える。電子銃35の対応する電
極は47〜51で示す。電子銃36の対応する電
極は57〜61で示す。この図に示されているよ
うに、グリツド41及び61は関連するグリツド
40及び60より大きな直径を有し、それらの軸
線43及び42は電子銃軸線31及び33よりも
軸線32から遠く離れて位置する。従つて電極4
0及び41間及び電極60及び61間のレンズ電
界は非対称となり、ビーム45及び44が中心ビ
ーム46側へ偏向される。これらレンズ電界及び
グリツド50及び51間のレンズ電界は電子ビー
ムを集束する作用もする。従つて電極40及び4
1間の電圧差の小さな変化が電子ビームの集中及
び集束にも影響を与える。電子ビームの集束と集
中は互に無関係に変化し得るようにするのが好適
であるため、このことは不所望である。 尚、このように構成された電子銃系の3個の電
子銃の対応する各電極をそれぞれ1つの共通の円
筒電極に一体化して成る同様に動作する一体構造
の電子銃系も既知であり、例えば米国特許第
3772554号明細書に開示されている。この電子銃
系も集束レンズの強度変化が電子ビームの集中に
直接影響を与える欠点があること勿論である。 これがため、本発明の目的は軸線が平行に配置
された電子銃の電子ビームの集束及び集中を互に
独立に行なうことができ、互に影響しない簡単な
電子銃の電極構造を提供しようとするにある。 本発明は、この目的のために、管器と、表示ス
クリーンと、電子銃系とを具え、該電子銃系は複
数の電子ビームを管軸に平行な中心軸線を有する
ビーム通過孔を経て発生する第1電極手段と、該
第1電極手段の後方に配置された電極手段であつ
て表示スクリーン側に位置する最終集束電極及び
関連する第1集束電極を具えた第2電極手段と、
前記第1及び第2電極手段間にあつて附勢時に電
子ビームを表示スクリーンに集中するよう構成さ
れた第3電極手段とを具えて成る表示管におい
て、前記第2及び第3電極手段のビーム通過孔の
中心軸線を管軸に平行にし、且つ前記第2電極手
段の最終集束電極76,96,106の、管軸と
一致しない電子ビームのビーム通過孔の中心軸線
54をその第1集束電極75,95,105の対
応するビーム通過孔の中心軸線55及び前記第1
電極手段の対応するビーム通過孔の中心軸線62
に対し離心して位置させ、前記第1集束電極7
5,95,105の中心軸線55は最終集束電極
76,96,106の中心軸線54よりも管軸ま
での距離を小さくし、後者の中心軸線54は前記
第1電極手段の対応するビーム通過孔の中心軸線
62よりも管軸までの距離を小さくしたことを特
徴とする。 本発明は、全てのビーム通過孔の中心軸線が互
に平行な電子銃構造にすれば簡単、迅速且つ精密
な製造及び組立てが可能になるという認識に基づ
くものである。更に、本発明は、上述のように第
1集束電極と最終集束電極のサイドビーム通過孔
を第1電極手段のサイドビーム通過孔に対し離心
配置し、サイド電子ビームをこのような機械的に
非対称な電極系に、電子銃軸線に対し所定の角度
で入射させると、電子ビームの対称集束が得ら
れ、集束レンズの強度変化がビームの集中に影響
を与えないという事実を確かめ、斯る認識に基づ
いて為したものである。電子銃の寸法に依存する
この所定の角度はオプチカルベンチを用いて実験
的に決めることができる。 本発明カラー表示管の好適例では、全ての電極
手段の軸線を一平面内に位置させ、1つの第1電
極手段及び関連する第2電極手段の軸線を管軸と
一致させ、且つ他の2個の第1及び第2電極手段
の軸線を管軸に対し対称に位置させる。 図面につき本発明を説明する。 第1図は本発明を具現するカラー表示管の断面
図である。表示窓2及びコーン部3から成るガラ
ス管器1のネツク部4内には3個の電子銃5,6
及び7が設けられ、これら電子銃は電子ビーム
8,9及び10を発生する。これら電子銃の軸線
は1平面(図の紙面)内に位置する。中心電子銃
6の軸線はガラス器の主軸11と一致する。3個
の電子銃は軸線に沿つて配列された複数個の円筒
状電極から成る。既知のように、電子銃の並置さ
れる1個以上の電極は1つの組立体として構成す
ることができる。表示窓の内面上には多数のけい
光体細条トリオが設けられる。各けい光体細条ト
リオは緑色発光けい光体の細条と、青色発光けい
光体の細条と赤色発光けい光体の細条とからな
る。全けい光体細条トリオが表示スクリーン12
を構成する。けい光体細条に平行な多数の細長い
孔14を有するシヤドウマスク13が表示スクリ
ーンの前に配置される。電子ビームは互に小角度
をなして表示スクリーン上に集中するため、各ビ
ームはマスクの細長い孔を通つて1つの色のけい
光体細条にのみ入射する。既知のように、電子銃
は管内に正三角形の頂点に位置するように三角形
に配列することもできる。この場合にはシヤドウ
マスクは円形の孔を有するものとし、表示スクリ
ーンはけい光体のドツトトリオで構成する。 第4図は前記米国特許第2957106号明細書記載
の従来の電子銃で必要とされる彎曲電極が不要
で、且つ電極の全ての軸線が互に平行に延在し、
しかも電子ビームの集中を集束電圧(最后の2電
極間の電圧)と無関係にし得る本発明による電子
銃の第1の実施例を示す。 この実施例は陰極71,81及び91とグリツ
ド電極72,82及び92とグリツド電極73,
83及び93を具える第1電極手段を有する3個
の電子銃70,80及び90を具えている。この
第1電極手段は、附勢時に、最初互に平行な3本
の電子ビーム74,84,及び94を発生する。
この電子銃系には、更に、ビーム74及び94の
最初の平行部分の中心軸線62に対し外側にずら
せたビーム通過孔52及53を有する第3電極手
段75,95が設けられている。ビーム通過孔5
2及び53を有する第3電極手段と第1電極手段
の電極73及び93との間には、附勢時に、非対
称電界が形成され、これにより電子ビーム74及
び94が中心電子ビーム84側に偏向されてスク
リーン12上に集中される。この電子銃系には、
更に、最終集束電極76,,86,96と、表示
スクリーン側が先行集束電極としても作用する電
極75,85,95とを有する第2電極手段が電
子ビーム74,84,94を集束するために設け
られている。この集束は電極75及び76間、8
5及び86間及び95及び96間に形成されるレ
ンズ電界によつて行なわれる。前記米国特許第
3906279号明細書に開示されている従来の構成と
異なり、外側電子銃70及び90の電極75及び
76間及び95及び96間の集束レンズ電界の変
化は電子ビームの集中に全く影響を与えない。そ
の理由は、外側電子銃70及び90の電極75,
76及び95,96が非対称に配置されており、
且つ電子ビーム74及び94が前記レンズ電界中
に電子銃軸線に対し所定角度で入射する結果とし
て、電子ビームに対称に作用する集束レンズが得
られるためである。 ここで、第4図に示す構成の電子銃系の動作を
第4A及び第4B図を用いて更に詳しく説明す
る。 第4A図は第4図の電子銃系の下側電子銃の第
1電極手段と第3電極手段の部分の拡大図であ
り、第3電極手段95の陰極側ビーム通過孔53
の中心軸線56は第1電極手段91,92,93
のビーム通過孔の中心軸線(電子銃軸線)62に
対し外側にずれており、電極93と電極95との
間には図に示すような電位分布の非対称レンズ電
界が形成され、既知のように第1電極手段から電
子銃軸線62に沿つて管軸に平行に放射された電
子ビームは94のごとく電子銃軸線62から管軸
側へと偏向(集中)される。 第4B図は第4図の電子銃系の下側電子銃の第
2電極手段部分の拡大図であり、先行集束電極9
5の最終集束電極96に対向するビーム通過孔の
中心軸線55は電子銃軸線62に対し内側(管軸
側)にずれており、最終集束電極96の先行集束
電極95に対向するビーム通過孔の中心軸線54
も電子銃軸線62に対し内側にずれているが、そ
のずれは中心軸線55よりも小さくしてあり、第
3電極手段を構成する電極93及び95間で偏向
された電子ビーム94(中心電子線のみを示す)
は第2電極手段を構成する電極96及び95間に
形成される集束レンズ電界の中心部C(電極96
及び95の対向するビーム通過孔の端縁を対角方
向に結ぶ2つの線の交点部)を通る。この構成で
は電極96及び95間に形成される集束レンズ電
界の電位分布はだいたい図に示すように非対称に
なるが、軸線55に対し所定の角度でこのレンズ
電界の中心部を通る電子ビーム94は略々対称な
集束作用を受ける。 これら種々の電極に加える電圧の一例を電子銃
70について第4図に示す。これら電極の寸法と
それらの相互間隔を下表に示す。
本の電子ビームを発生する第1電極手段と、前記
電子ビームが集中される表示スクリーンと、前記
第1電極手段と表示スクリーンとの間の電子ビー
ム通路に沿つて位置し前記電子ビームを対称に集
束するレンズ電界を形成する第2電極手段と、前
記第1及び第2電極手段間にあつて必要に応じ第
1電極手段と共働して電子ビームを表示スクリー
ン上に集中する非対称レンズ電界を形成する第3
電極手段とを具えるカラー表示管に関するもので
ある。 斯種のカラー表示管は米国特許第2957106号明
細書に開示されている。斯種のカラー表示管はカ
ラー画像を表示する管又はオツシロスコープ管等
として使用されている。斯種の表示管においては
数本の電子ビームを表示スクリーン上の1点に集
中させる必要がある。 第2図は前記米国特許第2957106号明細書に開
示されている従来の電子銃の断面図である。電子
ビームを発生する第1電極手段は陰極15、グリ
ツド電極16及び加速電極17から成る。第3電
極手段を構成する電極18の凸部19にはビーム
通過孔20及び21が設けられる。電極18の凸
部19の結果として電極18の陰極側端面が電極
17の対向面に対し不平行になり、非対称電界が
電極17及び18間に形成されて電子ビーム22
及び23が軸線24側に折り曲げられて表示スク
リーン12上に集中される。電極27及び28は
第2電極手段を構成し、電極27にはビーム通過
孔25及び26が、電極28にはビーム通過孔2
8及び29が電子ビームの通路内に位置するよう
に設けられる。これらビーム通過孔が設けられる
電極27及び30の凸部の彎曲はそれらの表面が
電子ビームの通路に対し常に垂直に延在するよう
にする。この結果及び電極27及び28間に充分
大きな電位差を与えることにより、これら電極間
に電子ビームに対し対称な集束作用を及ぼす対称
レンズ電界が得られる。この結果、このレンズ電
界の強度変化はビーム集中に影響を与えない。し
かしこのように電子ビームに対し垂直に且つ互に
平行になるよう精密に彎曲させた表面を有する電
極27及び30は製造が極めて難かしく、またそ
の組み立てに互にある角度を成す組立ピンを用い
る必要があるためにその組み立てが難かしく、不
正確となる。 この問題は米国特許第3906279号明細書におい
て認識されており、その解決法が開示されてい
る。この特許明細書に開示されているカラー表示
管は、互に平行に組み立てられ(従つて互に平行
な組立ピンを用いることができる)、互に独立に
作動する3本の電子銃からの3本の電子ビームを
集中する構造を具えている。 第3図は前記米国特許第3906279号明細書に記
載されている電子銃34,35及び36の軸線3
1,32及び33が互に平行に一平面内に位置す
る電子銃系を示す。電子銃34は陰極37、グリ
ツド38及び陽極39から成る第1電極手段と、
第2電極手段兼第3電極手段を構成するグリツド
40及び41を具える。電子銃35の対応する電
極は47〜51で示す。電子銃36の対応する電
極は57〜61で示す。この図に示されているよ
うに、グリツド41及び61は関連するグリツド
40及び60より大きな直径を有し、それらの軸
線43及び42は電子銃軸線31及び33よりも
軸線32から遠く離れて位置する。従つて電極4
0及び41間及び電極60及び61間のレンズ電
界は非対称となり、ビーム45及び44が中心ビ
ーム46側へ偏向される。これらレンズ電界及び
グリツド50及び51間のレンズ電界は電子ビー
ムを集束する作用もする。従つて電極40及び4
1間の電圧差の小さな変化が電子ビームの集中及
び集束にも影響を与える。電子ビームの集束と集
中は互に無関係に変化し得るようにするのが好適
であるため、このことは不所望である。 尚、このように構成された電子銃系の3個の電
子銃の対応する各電極をそれぞれ1つの共通の円
筒電極に一体化して成る同様に動作する一体構造
の電子銃系も既知であり、例えば米国特許第
3772554号明細書に開示されている。この電子銃
系も集束レンズの強度変化が電子ビームの集中に
直接影響を与える欠点があること勿論である。 これがため、本発明の目的は軸線が平行に配置
された電子銃の電子ビームの集束及び集中を互に
独立に行なうことができ、互に影響しない簡単な
電子銃の電極構造を提供しようとするにある。 本発明は、この目的のために、管器と、表示ス
クリーンと、電子銃系とを具え、該電子銃系は複
数の電子ビームを管軸に平行な中心軸線を有する
ビーム通過孔を経て発生する第1電極手段と、該
第1電極手段の後方に配置された電極手段であつ
て表示スクリーン側に位置する最終集束電極及び
関連する第1集束電極を具えた第2電極手段と、
前記第1及び第2電極手段間にあつて附勢時に電
子ビームを表示スクリーンに集中するよう構成さ
れた第3電極手段とを具えて成る表示管におい
て、前記第2及び第3電極手段のビーム通過孔の
中心軸線を管軸に平行にし、且つ前記第2電極手
段の最終集束電極76,96,106の、管軸と
一致しない電子ビームのビーム通過孔の中心軸線
54をその第1集束電極75,95,105の対
応するビーム通過孔の中心軸線55及び前記第1
電極手段の対応するビーム通過孔の中心軸線62
に対し離心して位置させ、前記第1集束電極7
5,95,105の中心軸線55は最終集束電極
76,96,106の中心軸線54よりも管軸ま
での距離を小さくし、後者の中心軸線54は前記
第1電極手段の対応するビーム通過孔の中心軸線
62よりも管軸までの距離を小さくしたことを特
徴とする。 本発明は、全てのビーム通過孔の中心軸線が互
に平行な電子銃構造にすれば簡単、迅速且つ精密
な製造及び組立てが可能になるという認識に基づ
くものである。更に、本発明は、上述のように第
1集束電極と最終集束電極のサイドビーム通過孔
を第1電極手段のサイドビーム通過孔に対し離心
配置し、サイド電子ビームをこのような機械的に
非対称な電極系に、電子銃軸線に対し所定の角度
で入射させると、電子ビームの対称集束が得ら
れ、集束レンズの強度変化がビームの集中に影響
を与えないという事実を確かめ、斯る認識に基づ
いて為したものである。電子銃の寸法に依存する
この所定の角度はオプチカルベンチを用いて実験
的に決めることができる。 本発明カラー表示管の好適例では、全ての電極
手段の軸線を一平面内に位置させ、1つの第1電
極手段及び関連する第2電極手段の軸線を管軸と
一致させ、且つ他の2個の第1及び第2電極手段
の軸線を管軸に対し対称に位置させる。 図面につき本発明を説明する。 第1図は本発明を具現するカラー表示管の断面
図である。表示窓2及びコーン部3から成るガラ
ス管器1のネツク部4内には3個の電子銃5,6
及び7が設けられ、これら電子銃は電子ビーム
8,9及び10を発生する。これら電子銃の軸線
は1平面(図の紙面)内に位置する。中心電子銃
6の軸線はガラス器の主軸11と一致する。3個
の電子銃は軸線に沿つて配列された複数個の円筒
状電極から成る。既知のように、電子銃の並置さ
れる1個以上の電極は1つの組立体として構成す
ることができる。表示窓の内面上には多数のけい
光体細条トリオが設けられる。各けい光体細条ト
リオは緑色発光けい光体の細条と、青色発光けい
光体の細条と赤色発光けい光体の細条とからな
る。全けい光体細条トリオが表示スクリーン12
を構成する。けい光体細条に平行な多数の細長い
孔14を有するシヤドウマスク13が表示スクリ
ーンの前に配置される。電子ビームは互に小角度
をなして表示スクリーン上に集中するため、各ビ
ームはマスクの細長い孔を通つて1つの色のけい
光体細条にのみ入射する。既知のように、電子銃
は管内に正三角形の頂点に位置するように三角形
に配列することもできる。この場合にはシヤドウ
マスクは円形の孔を有するものとし、表示スクリ
ーンはけい光体のドツトトリオで構成する。 第4図は前記米国特許第2957106号明細書記載
の従来の電子銃で必要とされる彎曲電極が不要
で、且つ電極の全ての軸線が互に平行に延在し、
しかも電子ビームの集中を集束電圧(最后の2電
極間の電圧)と無関係にし得る本発明による電子
銃の第1の実施例を示す。 この実施例は陰極71,81及び91とグリツ
ド電極72,82及び92とグリツド電極73,
83及び93を具える第1電極手段を有する3個
の電子銃70,80及び90を具えている。この
第1電極手段は、附勢時に、最初互に平行な3本
の電子ビーム74,84,及び94を発生する。
この電子銃系には、更に、ビーム74及び94の
最初の平行部分の中心軸線62に対し外側にずら
せたビーム通過孔52及53を有する第3電極手
段75,95が設けられている。ビーム通過孔5
2及び53を有する第3電極手段と第1電極手段
の電極73及び93との間には、附勢時に、非対
称電界が形成され、これにより電子ビーム74及
び94が中心電子ビーム84側に偏向されてスク
リーン12上に集中される。この電子銃系には、
更に、最終集束電極76,,86,96と、表示
スクリーン側が先行集束電極としても作用する電
極75,85,95とを有する第2電極手段が電
子ビーム74,84,94を集束するために設け
られている。この集束は電極75及び76間、8
5及び86間及び95及び96間に形成されるレ
ンズ電界によつて行なわれる。前記米国特許第
3906279号明細書に開示されている従来の構成と
異なり、外側電子銃70及び90の電極75及び
76間及び95及び96間の集束レンズ電界の変
化は電子ビームの集中に全く影響を与えない。そ
の理由は、外側電子銃70及び90の電極75,
76及び95,96が非対称に配置されており、
且つ電子ビーム74及び94が前記レンズ電界中
に電子銃軸線に対し所定角度で入射する結果とし
て、電子ビームに対称に作用する集束レンズが得
られるためである。 ここで、第4図に示す構成の電子銃系の動作を
第4A及び第4B図を用いて更に詳しく説明す
る。 第4A図は第4図の電子銃系の下側電子銃の第
1電極手段と第3電極手段の部分の拡大図であ
り、第3電極手段95の陰極側ビーム通過孔53
の中心軸線56は第1電極手段91,92,93
のビーム通過孔の中心軸線(電子銃軸線)62に
対し外側にずれており、電極93と電極95との
間には図に示すような電位分布の非対称レンズ電
界が形成され、既知のように第1電極手段から電
子銃軸線62に沿つて管軸に平行に放射された電
子ビームは94のごとく電子銃軸線62から管軸
側へと偏向(集中)される。 第4B図は第4図の電子銃系の下側電子銃の第
2電極手段部分の拡大図であり、先行集束電極9
5の最終集束電極96に対向するビーム通過孔の
中心軸線55は電子銃軸線62に対し内側(管軸
側)にずれており、最終集束電極96の先行集束
電極95に対向するビーム通過孔の中心軸線54
も電子銃軸線62に対し内側にずれているが、そ
のずれは中心軸線55よりも小さくしてあり、第
3電極手段を構成する電極93及び95間で偏向
された電子ビーム94(中心電子線のみを示す)
は第2電極手段を構成する電極96及び95間に
形成される集束レンズ電界の中心部C(電極96
及び95の対向するビーム通過孔の端縁を対角方
向に結ぶ2つの線の交点部)を通る。この構成で
は電極96及び95間に形成される集束レンズ電
界の電位分布はだいたい図に示すように非対称に
なるが、軸線55に対し所定の角度でこのレンズ
電界の中心部を通る電子ビーム94は略々対称な
集束作用を受ける。 これら種々の電極に加える電圧の一例を電子銃
70について第4図に示す。これら電極の寸法と
それらの相互間隔を下表に示す。
【表】
電極76のビーム通過孔の中心軸線54から電
子銃軸線(偏向される前のビームの中心軸線)6
2までの距離は0.3mmとする。電極75のビーム
通過孔の中心軸線55から電子銃軸線62までの
距離は0.4mmとし、ビーム通過孔52の中心軸線
56から電子銃軸線62までの距離は0.2mmとす
る。他の電子銃の寸法に対しては他の軸線相互間
距離が必要となる。これらの距離はオプチカルベ
ンチに基づいて実験的に或は計算により決めるこ
とができる。種々の電極を製造する材料(Cr−
Ni−スチール)の厚さは本例では0.13〜0.2mmと
する。2個の電子銃軸線間の距離は10mmとする。 第5図は本発明による電子銃系の第2の例の断
面図である。明瞭のため、対応する部分は第4図
と同一の符号で示す。本例では第3電極手段75
及び95の陰極側端面のビーム通過孔の中心軸線
を第1電極手段71,72,73及び91,9
2,93のビーム通過孔の軸線(電子銃軸線)6
2に一致させ、電極73及び93に対向する電極
75及び95の陰極側端面を電子銃軸線62に対
し約87゜の角度とすることによつて、すなわち電
極75,95の陰極側端面を電極73,93の対
向面と不平行にすることによつて電極75,95
と電極73,95との間に非対称レンズ電界を形
成し、電子ビーム74,94を管軸側に偏向集中
させるようにした点が第4図の例と相違するだけ
であり、この電子銃系の種々の電極の寸法及びそ
れらの相互間隔は上記の表に示す第4図ものとほ
ぼ同一である。 このように電子ビームの集中は電極73,93
と電極75,95のビーム通過孔の中心軸線を、
第4図に示すようにビームを管軸側へ偏向する非
対称偏向レンズが発生するようにずらせるか或は
又第5図に示すように電極75,95の対向端面
を電極73,93に対し傾けることにより達成す
ることができるが、この点については既知である
のでこれ以上説明しない。 第6図は本発明による電子銃系の第3の例の断
面図である。本例電子銃系は3本の電子ビームに
共通に構成した複数個の電極102,103,1
05及び106から成る。第6図は第4図及び第
5図と略々同一のスケールで描かれている。明瞭
のため、対応する部分は第4図及び第5図と同一
の符号で示す。これら電極の1つを2個の電極に
分割してもよいことで明らかであり、また本発明
の本質に影響を与えないように追加の電極を付加
することもできること明らかである。 第6図の実施例において、第1電極手段は陰極
71,81,91と、共通の有孔グリツド電極1
02と、共通の有孔グリツド電極103を含んで
いる。第2電極手段は共通の先行集束円筒電極1
05と共通の最終集束円筒電極106を含んでい
る。円筒電極105には陰極側端部に3個のビー
ム通過孔52,−53を有する板状の第3電極手
段が設けられている。この第3電極手段のサイド
ビーム通過孔52及び53の中心軸線は電子銃軸
線62に対し外側にずれている。この構成によ
り、電極103,105を附勢するとこれら電極
のサイドビーム通過孔間に非対称電界が発生し、
この非対称電界がサイドビーム74,94を偏向
して集中させる。 円筒電極105の電極106側には円筒電極1
06のビーム通過孔と対向するビーム通過孔を有
している。この電極105のビーム通過孔の中心
軸線55は電子銃軸線62に対し内側にずれてい
る。電極106のサイドビーム通過孔の中心軸線
54も電子銃軸62に対し管軸側にずれている
が、そのずれは中心軸線55よりも小さい。電極
105,106を附勢すると、対向するビーム通
過孔間に非対称集束電界が発生する。電極10
5,106の上述の特定の構成により、電極10
3及び105間で偏向(集中)された電子ビーム
74,94は非対称集束電界の中心部を通り、対
称集束が達成される。 (発明の効果) 上述したように、本発明では外側電子銃70,
90の外側電子ビーム74,94を第3電極手段
75,95により管軸側に偏向集中させ、且つ後
段の第2電極手段を構成する先行集束電極75,
95及び最終集束電極76,96を、それらの互
に対向するビーム通過孔の軸線55及び54が電
子銃軸線62から内側に、前者の方が後者より大
きくずれて位置するように非対称に配置し、前段
の第3電極手段で管軸側に偏向集中された電子ビ
ーム74,94が先行集束電極95及び集束電極
96間に形成される非対称集束レンズ電界の中心
を通るようにした結果、電子ビームの対称集束が
得られ、前段で集中が、後段で集束が別々に行な
われるため電子ビームの集束を電子ビームの集中
に影響を与えることなく調整することが可能にな
る。また、全ての電極の軸線が互に平行であるか
ら極めて簡単に、迅速に且つ精密に製造及び組立
てることができる。
子銃軸線(偏向される前のビームの中心軸線)6
2までの距離は0.3mmとする。電極75のビーム
通過孔の中心軸線55から電子銃軸線62までの
距離は0.4mmとし、ビーム通過孔52の中心軸線
56から電子銃軸線62までの距離は0.2mmとす
る。他の電子銃の寸法に対しては他の軸線相互間
距離が必要となる。これらの距離はオプチカルベ
ンチに基づいて実験的に或は計算により決めるこ
とができる。種々の電極を製造する材料(Cr−
Ni−スチール)の厚さは本例では0.13〜0.2mmと
する。2個の電子銃軸線間の距離は10mmとする。 第5図は本発明による電子銃系の第2の例の断
面図である。明瞭のため、対応する部分は第4図
と同一の符号で示す。本例では第3電極手段75
及び95の陰極側端面のビーム通過孔の中心軸線
を第1電極手段71,72,73及び91,9
2,93のビーム通過孔の軸線(電子銃軸線)6
2に一致させ、電極73及び93に対向する電極
75及び95の陰極側端面を電子銃軸線62に対
し約87゜の角度とすることによつて、すなわち電
極75,95の陰極側端面を電極73,93の対
向面と不平行にすることによつて電極75,95
と電極73,95との間に非対称レンズ電界を形
成し、電子ビーム74,94を管軸側に偏向集中
させるようにした点が第4図の例と相違するだけ
であり、この電子銃系の種々の電極の寸法及びそ
れらの相互間隔は上記の表に示す第4図ものとほ
ぼ同一である。 このように電子ビームの集中は電極73,93
と電極75,95のビーム通過孔の中心軸線を、
第4図に示すようにビームを管軸側へ偏向する非
対称偏向レンズが発生するようにずらせるか或は
又第5図に示すように電極75,95の対向端面
を電極73,93に対し傾けることにより達成す
ることができるが、この点については既知である
のでこれ以上説明しない。 第6図は本発明による電子銃系の第3の例の断
面図である。本例電子銃系は3本の電子ビームに
共通に構成した複数個の電極102,103,1
05及び106から成る。第6図は第4図及び第
5図と略々同一のスケールで描かれている。明瞭
のため、対応する部分は第4図及び第5図と同一
の符号で示す。これら電極の1つを2個の電極に
分割してもよいことで明らかであり、また本発明
の本質に影響を与えないように追加の電極を付加
することもできること明らかである。 第6図の実施例において、第1電極手段は陰極
71,81,91と、共通の有孔グリツド電極1
02と、共通の有孔グリツド電極103を含んで
いる。第2電極手段は共通の先行集束円筒電極1
05と共通の最終集束円筒電極106を含んでい
る。円筒電極105には陰極側端部に3個のビー
ム通過孔52,−53を有する板状の第3電極手
段が設けられている。この第3電極手段のサイド
ビーム通過孔52及び53の中心軸線は電子銃軸
線62に対し外側にずれている。この構成によ
り、電極103,105を附勢するとこれら電極
のサイドビーム通過孔間に非対称電界が発生し、
この非対称電界がサイドビーム74,94を偏向
して集中させる。 円筒電極105の電極106側には円筒電極1
06のビーム通過孔と対向するビーム通過孔を有
している。この電極105のビーム通過孔の中心
軸線55は電子銃軸線62に対し内側にずれてい
る。電極106のサイドビーム通過孔の中心軸線
54も電子銃軸62に対し管軸側にずれている
が、そのずれは中心軸線55よりも小さい。電極
105,106を附勢すると、対向するビーム通
過孔間に非対称集束電界が発生する。電極10
5,106の上述の特定の構成により、電極10
3及び105間で偏向(集中)された電子ビーム
74,94は非対称集束電界の中心部を通り、対
称集束が達成される。 (発明の効果) 上述したように、本発明では外側電子銃70,
90の外側電子ビーム74,94を第3電極手段
75,95により管軸側に偏向集中させ、且つ後
段の第2電極手段を構成する先行集束電極75,
95及び最終集束電極76,96を、それらの互
に対向するビーム通過孔の軸線55及び54が電
子銃軸線62から内側に、前者の方が後者より大
きくずれて位置するように非対称に配置し、前段
の第3電極手段で管軸側に偏向集中された電子ビ
ーム74,94が先行集束電極95及び集束電極
96間に形成される非対称集束レンズ電界の中心
を通るようにした結果、電子ビームの対称集束が
得られ、前段で集中が、後段で集束が別々に行な
われるため電子ビームの集束を電子ビームの集中
に影響を与えることなく調整することが可能にな
る。また、全ての電極の軸線が互に平行であるか
ら極めて簡単に、迅速に且つ精密に製造及び組立
てることができる。
第1図は本発明を具現するカラー表示管の全体
の断面図、第2図及び第3図は従来の電子銃系断
面図、第4図は本発明による電子銃系の第1実施
例の断面図、第4A図は第4図に示す電子銃系の
第1及び第3電極手段部分及びそれらの間に形成
される集中レンズ電界の電位分布の概略を示す部
分拡大図、第4B図は第4図に示す電子銃系の第
2電極手段部分及びこれにより形成される集束レ
ンズ電界の電位分布の概略を示す部分拡大図、第
5図は本発明による電子銃系の第2の実施例の断
面図、第6図は本発明による電子銃系の第3の実
施例の断面図である。 1……管器、2……表示窓、3……コーン部、
4……ネツク部、5,6,7……電子銃、8,
9,10……電子ビーム、11……管軸、12…
…表示スクリーン、13……シヤドウマスク、7
0,80,90……電子銃、{71,81,91
……陰極、72,82,92……グリツド、7
3,83,93……加速電極}(第1電極手段)、
75,85,95……グリツド{陰極側:第3電
極手段、スクリーン側:先行集束電極}、76,
96,106……グリツド(最終集束電極)、7
4,84,94……電子ビーム、54,55,5
6,62……各電極のビーム通過孔の中心軸線。
の断面図、第2図及び第3図は従来の電子銃系断
面図、第4図は本発明による電子銃系の第1実施
例の断面図、第4A図は第4図に示す電子銃系の
第1及び第3電極手段部分及びそれらの間に形成
される集中レンズ電界の電位分布の概略を示す部
分拡大図、第4B図は第4図に示す電子銃系の第
2電極手段部分及びこれにより形成される集束レ
ンズ電界の電位分布の概略を示す部分拡大図、第
5図は本発明による電子銃系の第2の実施例の断
面図、第6図は本発明による電子銃系の第3の実
施例の断面図である。 1……管器、2……表示窓、3……コーン部、
4……ネツク部、5,6,7……電子銃、8,
9,10……電子ビーム、11……管軸、12…
…表示スクリーン、13……シヤドウマスク、7
0,80,90……電子銃、{71,81,91
……陰極、72,82,92……グリツド、7
3,83,93……加速電極}(第1電極手段)、
75,85,95……グリツド{陰極側:第3電
極手段、スクリーン側:先行集束電極}、76,
96,106……グリツド(最終集束電極)、7
4,84,94……電子ビーム、54,55,5
6,62……各電極のビーム通過孔の中心軸線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 管器と、表示スクリーンと、電子銃系とを具
え、該電子銃系は複数の電子ビームを管軸に平行
な中心軸線を有するビーム通過孔を経て発射する
第1電極手段と、該第1電極手段の後方に配置さ
れた電極手段であつて表示スクリーン側に位置す
る最終集束電極及び関連する先行集束電極を具え
た第2電極手段と、前記第1及び第2電極手段間
にあつて附勢時に電子ビームを表示スクリーンに
集中するよう構成された第3電極手段とを具えて
成る表示管において、前記第2及び第3電極手段
のビーム通過孔の中心軸線を管軸に平行にし、管
軸に一致しない電子ビームを管軸側に偏向集中す
るように前記第3電極手段の第1電極手段側の端
面のビーム通過孔の軸線56を第1電極手段の対
応するビーム通過孔の軸線62に対し管軸と反対
側にずらせ、且つ前記第2電極手段の最終集束電
極76,96,106の、管軸と一致しない電子
ビームのビーム通過孔の中心軸線54をその先行
集束電極75,95,105の対応するビーム通
過孔の中心軸線55及び前記第1電極手段の対応
するビーム通過孔の中心軸線62に対し管軸方向
に離心して位置させ、前記先行集束電極75,9
5,105の中心軸線55は最終集束電極76,
96,106の中心軸線54よりも管軸までの距
離を小さくし、後者の中心軸線54は前記第1電
極手段の対応するビーム通過孔の中心軸線62よ
りも管軸までの距離を小さくし、偏向集中された
管軸に一致しない電子ビームが第2電極手段の最
終集束電極と先行集束電極との間に形成される集
束レンズ電界の中心部を通るように先行集束電極
と最終集束電極とを配置してあることを特徴とす
る表示管。 2 特許請求の範囲1記載の表示管において、前
記全ての軸線を一平面内に位置させ、1つの第1
電極手段及び関連する第2電極手段のビーム通過
孔の中心軸線は管軸と一致させ、他の2個の第1
及び第2電極手段のビーム通過孔の中心軸線は管
軸に対し対称に位置させたことを特徴とする表示
管。 3 管器と、表示スクリーンと、電子銃系とを具
え、該電子銃系は複数の電子ビームを管軸に平行
な中心軸線を有するビーム通過孔を経て発射する
第1電極手段と、該第1電極手段の後方に配置さ
れた電極手段であつて表示スクリーン側に位置す
る最終集束電極及び関連する先行集束電極を具え
た第2電極手段と、前記第1及び第2電極手段間
にあつて附勢時に電子ビームを表示スクリーンに
集中するよう構成された第3電極手段とを具えて
成る表示管において、前記第2及び第3電極手段
のビーム通過孔の中心軸線を管軸に平行にし、管
軸と一致しない電子ビームを管軸側に偏向集中す
るように前記第3電極手段の第1電極手段側の端
面のビーム通過孔を有する端面を第1電極手段の
対向電極の端面に対し斜めに配置し、且つ前記第
2電極手段の最終集束電極76,96,106
の、管軸と一致しない電子ビームのビーム通過孔
の中心軸線54をその先行集束電極75,95,
105の対応するビーム通過孔の中心軸線55及
び前記第1電極手段の対応するビーム通過孔の中
心軸線62に対し管軸方向に離心して位置させ、
前記先行集束電極75,95,105の中心軸線
55は最終集束電極76,96,106の中心軸
線54よりも管軸までの距離を小さくし、後者の
中心軸線54は前記第1電極手段の対応するビー
ム通過孔の中心軸線62よりも管軸までの距離を
小さくし、偏向集中された管軸に一致しない電子
ビームが第2電極手段の最終集束電極と先行集束
電極との間に形成される集中レンズ電界の中心部
を通るように先行集束電極と最終集束電極とを配
置してあることを特徴とする表示管。 4 特許請求の範囲3記載の表示管において、前
記全ての軸線を一平面内に位置させ、1つの第1
電極手段及び関連する第2電極手段のビーム通過
孔の中心軸線は管軸と一致させ、他の2個の第1
及び第2電極手段のビーム通過孔の中心軸線は管
軸に対し対称に位置させたことを特徴とする表示
管。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL7809160A NL7809160A (nl) | 1978-09-08 | 1978-09-08 | Kleurenbeeldbuis. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5537798A JPS5537798A (en) | 1980-03-15 |
JPH0332174B2 true JPH0332174B2 (ja) | 1991-05-10 |
Family
ID=19831501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11434579A Granted JPS5537798A (en) | 1978-09-08 | 1979-09-07 | Discharge tube |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4291251A (ja) |
JP (1) | JPS5537798A (ja) |
CA (1) | CA1135766A (ja) |
DD (1) | DD145819A5 (ja) |
DE (1) | DE2934993C2 (ja) |
ES (1) | ES483938A1 (ja) |
FR (1) | FR2435808A1 (ja) |
GB (1) | GB2031221B (ja) |
IT (1) | IT1123551B (ja) |
NL (1) | NL7809160A (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763750A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-17 | Hitachi Ltd | Control picture tube electron gun |
NL8102527A (nl) * | 1981-05-22 | 1982-12-16 | Philips Nv | Kleurenbeeldbuis. |
NL8102526A (nl) * | 1981-05-22 | 1982-12-16 | Philips Nv | Kleurenbeeldbuis. |
US4449069A (en) * | 1982-02-10 | 1984-05-15 | Rca Corporation | Color picture tube with focusing electrode having electrostatic field distortion aperture therein |
JPS5951440A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-24 | Matsushita Electronics Corp | インライン形電子銃およびその製造方法 |
NL8204185A (nl) * | 1982-10-29 | 1984-05-16 | Philips Nv | Kathodestraalbuis. |
US4528476A (en) * | 1983-10-24 | 1985-07-09 | Rca Corporation | Cathode-ray tube having electron gun with three focus lenses |
US4833364A (en) * | 1984-04-04 | 1989-05-23 | Hitachi, Ltd. | Electron gun for color picture tubes having uniquely formed lens apertures |
US4697120A (en) * | 1986-06-26 | 1987-09-29 | Rca Corporation | Color display system with electrostatic convergence means |
GB2208564A (en) * | 1987-07-29 | 1989-04-05 | Philips Nv | Colour cathode ray tube having an in-line electron gun |
FR2644628B1 (fr) * | 1989-03-17 | 1996-10-04 | Videocolor | Grille de focalisation pour canon a electrons en ligne pour tube de television en couleurs et canon a electrons en ligne utilisant une telle grille |
DE69118719T2 (de) * | 1990-01-18 | 1996-08-29 | Toshiba Kawasaki Kk | Farbkathodenstrahlröhre |
FR2724048B1 (fr) * | 1994-08-26 | 1997-01-10 | Thomson Tubes & Displays | Canon a electrons coplanaire a zone de formation de faisceau amelioree |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2957106A (en) * | 1954-08-12 | 1960-10-18 | Rca Corp | Plural beam gun |
BE793992A (fr) * | 1972-01-14 | 1973-05-02 | Rca Corp | Tube a rayons cathodiques |
NL7217179A (ja) * | 1972-12-16 | 1974-06-18 | ||
DE2406443A1 (de) * | 1973-02-26 | 1974-09-05 | Hitachi Ltd | Elektronenschleuder fuer farbbildroehren |
NL7400887A (nl) * | 1974-01-23 | 1975-07-25 | Philips Nv | Kathodestraalbuis. |
NL7402421A (nl) * | 1974-02-22 | 1975-08-26 | Philips Nv | Kathodestraalbuis voor het weergeven van gekleurde beelden. |
JPS53118972A (en) * | 1977-03-28 | 1978-10-17 | Toshiba Corp | Electron gun constituent body |
DE2832687C2 (de) * | 1978-07-26 | 1984-01-12 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt | Elektronenstrahlerzeugungssystem einer Farbbildkathodenstrahlröhre |
-
1978
- 1978-09-08 NL NL7809160A patent/NL7809160A/nl not_active Application Discontinuation
-
1979
- 1979-08-24 US US06/069,440 patent/US4291251A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-08-30 CA CA000334764A patent/CA1135766A/en not_active Expired
- 1979-08-30 DE DE2934993A patent/DE2934993C2/de not_active Expired
- 1979-09-05 FR FR7922210A patent/FR2435808A1/fr active Granted
- 1979-09-05 GB GB7930701A patent/GB2031221B/en not_active Expired
- 1979-09-05 IT IT25505/79A patent/IT1123551B/it active
- 1979-09-06 ES ES483938A patent/ES483938A1/es not_active Expired
- 1979-09-06 DD DD79215386A patent/DD145819A5/de unknown
- 1979-09-07 JP JP11434579A patent/JPS5537798A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1135766A (en) | 1982-11-16 |
IT1123551B (it) | 1986-04-30 |
DE2934993C2 (de) | 1985-05-15 |
DE2934993A1 (de) | 1980-03-20 |
IT7925505A0 (it) | 1979-09-05 |
FR2435808B1 (ja) | 1982-04-23 |
DD145819A5 (de) | 1981-01-07 |
NL7809160A (nl) | 1980-03-11 |
FR2435808A1 (fr) | 1980-04-04 |
JPS5537798A (en) | 1980-03-15 |
ES483938A1 (es) | 1980-03-01 |
GB2031221B (en) | 1982-10-06 |
GB2031221A (en) | 1980-04-16 |
US4291251A (en) | 1981-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2605202B2 (ja) | カラー陰極線管用電子銃 | |
JPS6256624B2 (ja) | ||
JPH0427656B2 (ja) | ||
JPH0332174B2 (ja) | ||
KR910007800B1 (ko) | 다이나믹 포커스 전자총 | |
JP2938476B2 (ja) | カラー受像管装置 | |
JPS59211948A (ja) | 陰極線管 | |
JPS5954151A (ja) | カラ−表示管 | |
JP2928282B2 (ja) | カラー受像管装置 | |
JPH0463502B2 (ja) | ||
US5202604A (en) | Electron gun for cathode ray tube | |
JPH0136223B2 (ja) | ||
JPH0665004B2 (ja) | 電子銃装置 | |
CA1194081A (en) | Cathode ray tube | |
JPH07111879B2 (ja) | カラ−受像管装置 | |
JPH0139187B2 (ja) | ||
EP0156431B1 (en) | Cathode ray tube | |
JPH05114368A (ja) | 平行平面光学系を有する電子銃を具えている陰極線管 | |
US4503355A (en) | Mask-focusing color picture tube | |
JP2001093436A (ja) | カラー陰極線管 | |
JPH0148608B2 (ja) | ||
JPS5848341A (ja) | インライン形カラ−受像管 | |
JPS6376241A (ja) | インライン型電子銃 | |
KR100869099B1 (ko) | 음극선관용 전자총 | |
TW402732B (en) | Cathode ray tube comprising an electron gun |