JPH0332105B2 - - Google Patents
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- JPH0332105B2 JPH0332105B2 JP59201112A JP20111284A JPH0332105B2 JP H0332105 B2 JPH0332105 B2 JP H0332105B2 JP 59201112 A JP59201112 A JP 59201112A JP 20111284 A JP20111284 A JP 20111284A JP H0332105 B2 JPH0332105 B2 JP H0332105B2
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Description
産業上の利用分野
本発明は、機械と人間が協力しながら、正しい
翻訳文を造りあげてゆく対話型翻訳装置に関す
る。 背景技術 一般に機械翻訳は、第7図に示すよう過程を経
てなされる。翻訳されるべき入力言語で構成され
る原文は翻訳過程において解析される必要があ
る。その解析には、段階的に形態素解析、構文解
析、意味解析の3つがある。形態素解析とは、機
械翻訳用の辞書を引き、各単語に対する品詞など
の文法情報、訳語情報を取り出し、人称、数、文
の時制などを解析することである。構文解析と
は、各単語間の従属関係を示す係り受け関係など
を調べ、文の構造の解析することである。意味解
析とは、複数の構文解析結果から正しいものとそ
うでないものとを判別することである。機械翻訳
は、3つのいずれかのレベルまで解析を行なつて
入力言語の内部構造を得た後、その構造にしたが
つて翻訳文を構成する出力言語の同レベルの内部
構造に変換し、それから出力言語を生成するもの
である。この解析レベルの深さにより機械翻訳の
精度は異なる。形態素解析のみを行うものは文単
位の翻訳はできず、いわゆる電子式翻訳機に代表
される単語単位の翻訳にとどまる。構文解析まで
を行なうものには、文法的に正しい解釈はすべて
出力するもののそのためにかえつて多種の翻訳結
果が出力されることになり、人間が正解を判定す
る手間が増える。意味解釈まで行なうものは、原
理的にはただ1つの正しい翻訳結果を出力できる
ものの、そのためには膨大な量の情報を機械に記
憶させる必要があり、現実的には不可能に近い。
本発明の対象となる機械翻訳とは、少なくとも構
文解析のレベルまで行なうものとする。すなわち
文単位の翻訳ができ、文法的に正しい解釈が総て
出力でき、意味解析まで行なつてもよいが、それ
は完全でなく出力を一意に絞りきれない機械翻訳
のことを示す。 第8図は典型的な翻訳装置の構成を示すブロツ
ク図である。処理装置1に関連してデータをキー
入力するキーボード2、処理装置1に関連するデ
ータがストアされるメモリ3、処理装置1で処理
された結果を表示するための表示装置4および翻
訳に関するデータがストアされる翻訳モジユール
5が備えられている。翻訳モジユール5には、入
力文章をストアする原文バツフア51、辞書引き
の結果をストアする辞書引きバツフア52、入力
言語の構文解析結果をストアする構成解析バツフ
ア53の内容を出力言語用に変換した結果をスト
アする構文生成バツフア54、出力言語の形態素
生成の結果をストアする結果バツフア55および
機械翻訳用の辞書、文規則などから成るテーブル
56が含まれる。第9図は、翻訳されるとき入力
文が Time flies like an arrow. であるとき、従来技術における各バツフア51〜
55にストアされる内容を示している。第9図1
は原文バツフア51と辞書引きバツフア52の内
容を示す。原文バツフア51に入力された単語に
基づいて、辞書引きバツフア52では各単語に対
応する品詞などの文法情報や訳語情報が取り出さ
れる。第9図2で示されている構文解析バツフア
53では各単語に与えられた品詞情報によつて入
力文の構文解析が行なわれる。第9図3には構文
生成バツフア54およびび結果バツフア55の内
容が示されている。構文解析バツフア53の内容
を出力言語用に変換した結果が構文生成バツフア
54にストアされ、その生成された構文に基づい
て結果バツフア55に翻訳結果がストアされる。 第10図は従来技術における表示装置4による
表示画面を示す図である。第10図1に示されて
いるように翻訳されるべき入力文が入力され、キ
ーボード2に備えられた翻訳キーが操作される
と、第10図2〜第10図6に示されているよう
な翻訳結果が表示される。各表示画面第10図2
〜第10図6に示されている翻訳文は、下記に示
す第1表のように入力文を、主語、動詞、日的
語、補語、形容詞句、副詞句などのいわゆる文の
構成要素の組合せによつて認定した結果である。
翻訳文を造りあげてゆく対話型翻訳装置に関す
る。 背景技術 一般に機械翻訳は、第7図に示すよう過程を経
てなされる。翻訳されるべき入力言語で構成され
る原文は翻訳過程において解析される必要があ
る。その解析には、段階的に形態素解析、構文解
析、意味解析の3つがある。形態素解析とは、機
械翻訳用の辞書を引き、各単語に対する品詞など
の文法情報、訳語情報を取り出し、人称、数、文
の時制などを解析することである。構文解析と
は、各単語間の従属関係を示す係り受け関係など
を調べ、文の構造の解析することである。意味解
析とは、複数の構文解析結果から正しいものとそ
うでないものとを判別することである。機械翻訳
は、3つのいずれかのレベルまで解析を行なつて
入力言語の内部構造を得た後、その構造にしたが
つて翻訳文を構成する出力言語の同レベルの内部
構造に変換し、それから出力言語を生成するもの
である。この解析レベルの深さにより機械翻訳の
精度は異なる。形態素解析のみを行うものは文単
位の翻訳はできず、いわゆる電子式翻訳機に代表
される単語単位の翻訳にとどまる。構文解析まで
を行なうものには、文法的に正しい解釈はすべて
出力するもののそのためにかえつて多種の翻訳結
果が出力されることになり、人間が正解を判定す
る手間が増える。意味解釈まで行なうものは、原
理的にはただ1つの正しい翻訳結果を出力できる
ものの、そのためには膨大な量の情報を機械に記
憶させる必要があり、現実的には不可能に近い。
本発明の対象となる機械翻訳とは、少なくとも構
文解析のレベルまで行なうものとする。すなわち
文単位の翻訳ができ、文法的に正しい解釈が総て
出力でき、意味解析まで行なつてもよいが、それ
は完全でなく出力を一意に絞りきれない機械翻訳
のことを示す。 第8図は典型的な翻訳装置の構成を示すブロツ
ク図である。処理装置1に関連してデータをキー
入力するキーボード2、処理装置1に関連するデ
ータがストアされるメモリ3、処理装置1で処理
された結果を表示するための表示装置4および翻
訳に関するデータがストアされる翻訳モジユール
5が備えられている。翻訳モジユール5には、入
力文章をストアする原文バツフア51、辞書引き
の結果をストアする辞書引きバツフア52、入力
言語の構文解析結果をストアする構成解析バツフ
ア53の内容を出力言語用に変換した結果をスト
アする構文生成バツフア54、出力言語の形態素
生成の結果をストアする結果バツフア55および
機械翻訳用の辞書、文規則などから成るテーブル
56が含まれる。第9図は、翻訳されるとき入力
文が Time flies like an arrow. であるとき、従来技術における各バツフア51〜
55にストアされる内容を示している。第9図1
は原文バツフア51と辞書引きバツフア52の内
容を示す。原文バツフア51に入力された単語に
基づいて、辞書引きバツフア52では各単語に対
応する品詞などの文法情報や訳語情報が取り出さ
れる。第9図2で示されている構文解析バツフア
53では各単語に与えられた品詞情報によつて入
力文の構文解析が行なわれる。第9図3には構文
生成バツフア54およびび結果バツフア55の内
容が示されている。構文解析バツフア53の内容
を出力言語用に変換した結果が構文生成バツフア
54にストアされ、その生成された構文に基づい
て結果バツフア55に翻訳結果がストアされる。 第10図は従来技術における表示装置4による
表示画面を示す図である。第10図1に示されて
いるように翻訳されるべき入力文が入力され、キ
ーボード2に備えられた翻訳キーが操作される
と、第10図2〜第10図6に示されているよう
な翻訳結果が表示される。各表示画面第10図2
〜第10図6に示されている翻訳文は、下記に示
す第1表のように入力文を、主語、動詞、日的
語、補語、形容詞句、副詞句などのいわゆる文の
構成要素の組合せによつて認定した結果である。
【表】
これらはすべて文法的には正しい解釈である。
もちろん人間には第10図6に示されている解釈
が正解であると判断できるわけである。もし意味
解析が完全であれば翻訳文は第10図6に示され
ているようになるが、そのためには、(a)矢と蝿は
似ていない、(b)矢は時間を測る能力が無い、(c)蝿
は矢を好きになることはない、という知識を機械
に記憶させる必要がある。このような現実の世界
に関する知識をすべて機械に記憶させることは不
可能であることは自明である。したがつて、機械
翻訳の従来のレベルでは両立してはならないはず
の解が存在することは避けられないことがわか
る。 このように従来技術の機械翻訳システムでは多
数の解が存在するため、正解を得るまで翻訳キー
を何度も押さなければならない、という欠点があ
る。さらに機械翻訳においては、あらゆる種類の
可能性を探索し、すべての解を求めるため、正解
を得るまでの時間が長くなる。このため解が見付
かつたものから順次出力する方式をとつている。
したがつて第10図2で第1の解が出力された時
点では、残りの解が幾つ存在するかは判明してい
ない。カナ−漢字変換における残り同音語数のよ
うなものは表示できないのである。このため単に
翻訳キーを押す回数が多いとい欠点だけではな
く、最高何回翻訳キーを押せば正解が出るかすら
わからないという欠点も存在する。したがつて操
作者の精神的負担はかなり大きい。この面からも
簡単な操作で解の総数を1つでも減らすことが望
まれているわけである。 発明が解決しようとしている問題点 上述の翻訳結果において、第10図2〜第10
図5に示されているような誤訳は、文の構成要素
の認定を誤まつたことに起因していることがわか
る。第10図2の例では、“flies”を名詞句の一
部、“like an arrow”を形容詞句であるという
ように文の構成要素の認定を誤つている。しかし
ながらこのような誤りは、翻訳結果を見てその成
否を判定する能力を持つた人間ならば直ちにわか
るものである。 本発明の目的は、機械翻訳における翻訳結果の
多意性を解消し、人間が簡単な指示を与えること
により、正しい翻訳結果を得ることのできる翻訳
装置を提供するものである。 問題点を解決するための手段 本発明は、第1言語の文を第2言語の文に翻訳
する翻訳装置において、 第1言語の文を入力するとともに、その第1言
語の文を構成する語の文中における構成要素を指
定することが可能な入力手段と、 入力手段によつて入力された第1言語の文中の
語を、入力手段によつて構成要素が指定されてい
るときは、その指定された構成要素として、入力
手段によつて構成要素が指定されていないとき
は、予め定める規則に従つて構成要素の種類を決
定して、第1言語の文を第2言語の文に翻訳する
手段と、 目視表示手段と、 入力手段によつて入力された第1言語の文を目
視表示手段によつて目視表示させるとともに、構
成要素が指定された語については、その語が表示
されている位置の近傍に指定された構成要素名を
目視表示手段によつて目視表示させ、翻訳された
第2言語の文を、目視表示手段によつて目視表示
させ、かつ第1言語の文中における入力手段によ
つて指定されていない語については、その語の位
置の近傍に、翻訳手段によつて決定された構成要
素名を、前記指定された構成要素名とは異なる表
示態様で表示させる手段とを含むことを特徴とす
る翻訳装置である。 作 用 本発明に従えば、入力手段によつて、第1言語
の文を入力するとともに、その第1言語の文を構
成する語の文中における構成要素を指定すること
ができる。入力手段によつて入力された第1言語
の文は目視表示手段によつて目視表示される。入
力手段によつて、語の文中における構成要素が入
力されたときは、その語の近傍の位置に構成要素
名も目視表示される。翻訳手段では、構成要素が
指定された語についてはその指定された構成要素
として、構成要素が指定されない語については予
め定める規則に従つて種類が決定される構成要素
として、第1言語の文を第2言語の文に翻訳す
る。このようにして得られる第2言語の文は、目
視表示手段によつて目視表示される。入力手段に
よつて構成要素が指定されていない語について
は、翻訳手段によつて決定された構成要素名がそ
の語の位置の近傍に、入力手段によつて指定され
た構成要素名とは異なる表示態様で表示される。
したがつて、表示手段には、第1言語の文および
第2言語に翻訳された文が表示されるばかりでは
なく、第1言語の文の語に対する翻訳手段によつ
て決定された構成要素名も表示される。これによ
つて操作者は、第1言語の語について構成要素を
指定した効果を把握することが容易であり、ま
た、次に効率的に翻訳を行うために構成要素を指
定すべき語を知ることも容易である。 実施例 第1図は本発明を実施することができる翻訳装
置の構成を示すブロツク図である。処理装置1に
関連して、データをキー入力する入力手段である
キーボード2、処理装置1に関連するデータがス
トアされるメモリ3、処理装置1で処理された結
果を表示するための目視表示手段である表示装置
4および翻訳に関するデータがストアされる翻訳
モジユール5が備えられている。翻訳モジユール
5には、入力文章をストアする原文バツフア5
1、辞書引きの結果をストアする辞書引きバツフ
ア52、第1言語である入力言語の構文解析結果
をストアする構文解析バツフア53、構文解析バ
ツフア53の内容を第2言語である出力言語用に
変換した結果をストアする構文生成バツフア5
4、出力言語の形態素生成の結果をストアする結
果バツフア55、機械翻訳用の辞書、文法規則な
どから成るテーブル56および本発明に従つて操
作者が指示した文の構成要素に関する条件がスト
アされる構文解析チエツク用バツフア57が含ま
れる。 第2図は、本発明に従う動作を説明するための
フローチヤートである。また第3図には、本発明
に従う表示装置4の表示画面の一例が示されてい
る。まずステツプn1において、翻訳原文の入力
に先立ち、次候補フラグがクリアされる。このフ
ラグは、後述するように全ての品詞の組合せに対
して構文解析を行なつても、1つも解が得られな
かつたときにエラー表示を出すためのものであ
る。次に操作者がキーボード2のキーを操作する
と、ステツプn2では入力文の単語の入力か、翻
訳を指示するための翻訳キーの入力かが判断され
る。単語入力のとき、ステツプn3に移つて処理
装置1を経てその単語が表示手段4に表示される
と同時に処理装置1からその文字コードが翻訳モ
ジユール5に送られる。ステツプn4では翻訳モ
ジユール5に入力された文字コードが原文バツフ
ア51にストアされるとともに、テーブル56の
辞書が引かれ形態素解析が行なわれる。形態素解
析が行なわれてステツプn5に移ると、その解析
結果が辞書引きバツフア52にストアされる。ス
テツプn6に移ると、操作者によつて入力された
の単語に対して文の構成要素の指示がなされたか
否かが判断される。指示がないとステツプn2に
戻り、指示されるとステツプn7に移つてその指
示された文の構成要素名が表示される。ステツプ
n8では指示された文の構成要素が構文解析チエ
ツクバツフア57にストアされる。この指示され
た文の構成要素が後述のステツプn12における限
定条件となる。このように原文の入力が続いてい
る間、ステツプn2〜n8という処理動作が繰り返
される。 原文の入力が終了し、ステツプn2において操
作者によつて翻訳キー操作による翻訳指示が行な
われると、ステツプn9に移る。第3図1には、
単語入力が終了した原文と操作者が“Time”を
主語に指示した状態が示されている。 ステツプn9では品詞の組合せが初期設定され
る。品詞の組合せが初期設定されるとステツプ
n10ではテーブル56の解析規則を参照して構文
解析が行なわれ、その解析結果が構文解析バツフ
ア53にストアされる。ステツプn11では解析が
成功したか否かが判断され、構文解析が成功する
と、ステツプn12に移つて構文解析チエツク用バ
ツフア57の条件を満たしているか否かが判断さ
れる。ステツプn8でストアされた“flies”が主
語といつた条件が満たされないときはステツプ
n10に戻つて再び構文解析が行なわれる。前記条
件が満たされるとステツプn13に移つて、翻訳モ
ジユール5においてテーブル56の変換規則およ
び生成規則を参照しながら構造変換が行なわれ
る。次にステツプn14では構文生成が行なわれ、
構文生成バツフア54が完成される。そしてステ
ツプn15では結果バツフア55が完成され、その
結果がステツプn16において表示手段4に表示さ
れる。すなわち、ステツプn3〜n5およびステツ
プn10〜n15は翻訳手段を構成する。また、ステ
ツプn16は、第2言語の文および第1言語の単語
に対応する構成要素名を表示する手段を構成す
る。操作者は、表示を見て、構成要素名の指定を
やり直した方が早いと判断するときは、原文の入
力と構成要素名の指定をやり直すこともできる。 ステツプn17では翻訳結果が誤りであつたとき
次候補を生成するために操作者によつて次候補キ
ー入力されたか否かが判断される。次候補キー入
力がなされるとステツプn18に移つて次候補フラ
グがセツトされる。このようにステツプn10にお
いて構文解析が1度でも成功して翻訳結果を表示
した後に、操作者がさらに別の翻訳結果を要求し
たときに次候補フラグがセツトされた状態にな
る。ステツプn18から再びステツプn10の構文解
析に移るが構文解析バツフア53では前回の品詞
の組合せおよび構文解析結果を記憶しており、品
詞の組合せが前回と変わつていないときには前回
とは別の構文解析結果を探索する機能がある。こ
のとき同じ品詞の組合せに対して別の解がないと
解析は失敗し、ステツプn11からステツプn19に
移る。 ステツプn19では辞書引きバツフア52内にお
ける全品詞の組合せが終了したか否かが判断され
る。しかしこの段階では辞出引きバツフア52内
での全ての品詞組み合わせを終了していないので
ステツプn20に移り、新しい品詞の組合せが設定
され、再びステツプn10の構文解析が行なわれ
る。その結果構文解析が成功すると、ステツプ
n11からステツプn12〜n16の処理動作がなされ
る。その翻訳結果も誤つている場合、操作者の次
候補指示によつてステツプn17からステツプn18
に移り、再びステツプn10の構文解析に移る。こ
のとき同じ品詞の組合せに対して別の解があると
ステツプn11〜n16の処理動作がなされる。この
結果がまた誤りであると操作者の指示によりステ
ツプn17からステツプn18に移り、再びステツプ
n10の構文解析が行なわれる。この後の詳細な動
作については繁雑になるので詳しい説明は省略す
るが、一般的には同一の品詞組合せについて別の
解が存在すればステツプn18、n10、n11、n12、
n13、n14、n15、n16と処理動作がなされ、その
解を表示し操作者の判断を待つことになる。別の
解が存在しなければ、ステツプn18、n10、n11と
処理動作がなされた後、ステツプn19に移つて全
品詞の組合せについて終了したか否かが判断され
る。終了していなければステツプn20において新
しい品詞の組合せが選定され、ステツプn10に戻
る。新しい品詞組合せで構文解析が成功すれば、
ステツプn11からステツプn12〜n16と処理動作が
なされ、その解を表示し、操作者の判断を待つこ
とになる。失敗すればステツプn11からステツプ
n19へ移り、全品詞の組合せ終了か否かのチエツ
クが行なわれる。 第3図2に示されているように品詞の組合せに
対して構文解析が成功し、その結果の翻訳文が正
しいとき、操作者の判断によつてステツプn17か
らステツプn23に移り、次の文章の入力を行なう
か否かが判断され、次の文章の入力を行なう場合
はステツプn1に移り、次の文章の入力が無い場
合は翻訳終了となる。 ステツプn19において全品詞の組合せが終了し
たとき、ステツプn21に移り、次候補フラグがセ
ツトされているか否かが判断される。次候補フラ
グがセツトされている場合はステツプn9に移り、
セツトされていない場合はステツプn22に移る。
この場合はステツプn10、n11、n190、n20という
ループで処理動作がなされると、次候補フラグが
セツトされないままになる。このときステツプ
n22においてエラー表示が行なわれる。 第3図と同様に、第4図および第5図には表示
手段4における表示画面が示されている。第4図
1および第5図1は、翻訳されるべき原文の入力
が完了して、前述のステツプn6において操作者
によつて指示された文の構成要素名が原文ととも
に表示された状態が示されている。第4図1は
“flies”を動詞を指示した状態を示し、第5図1
は、“like an arrow”を副詞句と指示した状態
を示す。その指示の方法として、たとえば文の構
成要素を指示するためキー操作を行うと、単語単
位にカーソルが移動し、そのカーソルの位置する
単語に対して、予め設けられた文の構成要素名を
示すキーを操作すると、前記単語に対応して、入
力された文の構成要素名を表示するようにするこ
とができる。ここでは入力時に1単語の品詞を指
示した場合を示し、たとえば第4図のように
“flies”を動詞と指示した場合は解が一義的に定
まり、第4図2に示されるように第1候補で正解
を得ることができる。また第5図のように“like
an arrow”を副詞句と指示した場合は、第5図
2および第5図3に示されているように2つの候
補で正解を得ることができる。すなわち、このよ
うな複数の単語の組合わせについて品詞の指示を
行うこともできる。このように、本発明では、単
一の単語または複数の単語の組合わせである語に
対して、構成要素の指定を行うことができる。い
ずれの場合も従来技術に比較して翻訳候補の数を
少なくすることができ、早く正解を得ることがで
きる。本発明では、入力時に1単語の文の構成要
素を指示するだけでもよいが、もちろん1単語に
制限されるものではなく、複数の単語について指
示を行なつてもよい。たとえば“Time”を主語
と指示し、“like an arrow”を副詞句と指示す
ることもでき、この場合翻訳結果の解の総数が1
単語の品詞を指示した場合よりも少なくなる。 第6図は本発明における各バツフア51〜55
にストアされる内容を示す。第6図1は原文バツ
フア51と辞書引きバツフア52の内容を示す。
原文バツフア51に入力された単語に基づいて辞
書引きバツフア52では、各単語に対応する品詞
などの文法情報や訳語情報が取り出される。第6
図2に示されている構文解析バツフア53では、
各単語に与えられた品詞情報および本発明に従つ
て指示された文の構成要素に基づいて入力文の構
文解析がおこなわれる。第6図3は、構文生成バ
ツフア54と結果バツフア55の内容を示す。構
文解析された内容に基づいて、構文生成バツフア
54では出力言語による構文が生成され、その構
成に基づいて結果バツフア55に翻訳文の内容が
ストアされる。 発明の効果 以上のように本発明によれば、機械翻訳におけ
る翻訳結果の多意性を解決し、人間が簡単な指示
を与えることにより、正しい翻訳結果を得ること
ができる。 また本発明によれば、表示手段上で、入力手段
によつて指定しない語についても翻訳手段によつ
て決定された構成要素を知ることができる。した
がつて、再度翻訳させるときは、構成要素の指示
の方法を改善して、より迅速に正しい第2言語に
よる文が得られるようにすることができる。 さらに本発明によれば、構成要素名は、対応す
る第1言語の語が表示される位置の近傍に表示さ
れ、しかも、入力手段における指定の有無によつ
て異なる表示態様で表示される。このため、翻訳
手段によつて決定された結果を容易に認識するこ
とができ、構成要素の指定方法を改善することも
容易である。
もちろん人間には第10図6に示されている解釈
が正解であると判断できるわけである。もし意味
解析が完全であれば翻訳文は第10図6に示され
ているようになるが、そのためには、(a)矢と蝿は
似ていない、(b)矢は時間を測る能力が無い、(c)蝿
は矢を好きになることはない、という知識を機械
に記憶させる必要がある。このような現実の世界
に関する知識をすべて機械に記憶させることは不
可能であることは自明である。したがつて、機械
翻訳の従来のレベルでは両立してはならないはず
の解が存在することは避けられないことがわか
る。 このように従来技術の機械翻訳システムでは多
数の解が存在するため、正解を得るまで翻訳キー
を何度も押さなければならない、という欠点があ
る。さらに機械翻訳においては、あらゆる種類の
可能性を探索し、すべての解を求めるため、正解
を得るまでの時間が長くなる。このため解が見付
かつたものから順次出力する方式をとつている。
したがつて第10図2で第1の解が出力された時
点では、残りの解が幾つ存在するかは判明してい
ない。カナ−漢字変換における残り同音語数のよ
うなものは表示できないのである。このため単に
翻訳キーを押す回数が多いとい欠点だけではな
く、最高何回翻訳キーを押せば正解が出るかすら
わからないという欠点も存在する。したがつて操
作者の精神的負担はかなり大きい。この面からも
簡単な操作で解の総数を1つでも減らすことが望
まれているわけである。 発明が解決しようとしている問題点 上述の翻訳結果において、第10図2〜第10
図5に示されているような誤訳は、文の構成要素
の認定を誤まつたことに起因していることがわか
る。第10図2の例では、“flies”を名詞句の一
部、“like an arrow”を形容詞句であるという
ように文の構成要素の認定を誤つている。しかし
ながらこのような誤りは、翻訳結果を見てその成
否を判定する能力を持つた人間ならば直ちにわか
るものである。 本発明の目的は、機械翻訳における翻訳結果の
多意性を解消し、人間が簡単な指示を与えること
により、正しい翻訳結果を得ることのできる翻訳
装置を提供するものである。 問題点を解決するための手段 本発明は、第1言語の文を第2言語の文に翻訳
する翻訳装置において、 第1言語の文を入力するとともに、その第1言
語の文を構成する語の文中における構成要素を指
定することが可能な入力手段と、 入力手段によつて入力された第1言語の文中の
語を、入力手段によつて構成要素が指定されてい
るときは、その指定された構成要素として、入力
手段によつて構成要素が指定されていないとき
は、予め定める規則に従つて構成要素の種類を決
定して、第1言語の文を第2言語の文に翻訳する
手段と、 目視表示手段と、 入力手段によつて入力された第1言語の文を目
視表示手段によつて目視表示させるとともに、構
成要素が指定された語については、その語が表示
されている位置の近傍に指定された構成要素名を
目視表示手段によつて目視表示させ、翻訳された
第2言語の文を、目視表示手段によつて目視表示
させ、かつ第1言語の文中における入力手段によ
つて指定されていない語については、その語の位
置の近傍に、翻訳手段によつて決定された構成要
素名を、前記指定された構成要素名とは異なる表
示態様で表示させる手段とを含むことを特徴とす
る翻訳装置である。 作 用 本発明に従えば、入力手段によつて、第1言語
の文を入力するとともに、その第1言語の文を構
成する語の文中における構成要素を指定すること
ができる。入力手段によつて入力された第1言語
の文は目視表示手段によつて目視表示される。入
力手段によつて、語の文中における構成要素が入
力されたときは、その語の近傍の位置に構成要素
名も目視表示される。翻訳手段では、構成要素が
指定された語についてはその指定された構成要素
として、構成要素が指定されない語については予
め定める規則に従つて種類が決定される構成要素
として、第1言語の文を第2言語の文に翻訳す
る。このようにして得られる第2言語の文は、目
視表示手段によつて目視表示される。入力手段に
よつて構成要素が指定されていない語について
は、翻訳手段によつて決定された構成要素名がそ
の語の位置の近傍に、入力手段によつて指定され
た構成要素名とは異なる表示態様で表示される。
したがつて、表示手段には、第1言語の文および
第2言語に翻訳された文が表示されるばかりでは
なく、第1言語の文の語に対する翻訳手段によつ
て決定された構成要素名も表示される。これによ
つて操作者は、第1言語の語について構成要素を
指定した効果を把握することが容易であり、ま
た、次に効率的に翻訳を行うために構成要素を指
定すべき語を知ることも容易である。 実施例 第1図は本発明を実施することができる翻訳装
置の構成を示すブロツク図である。処理装置1に
関連して、データをキー入力する入力手段である
キーボード2、処理装置1に関連するデータがス
トアされるメモリ3、処理装置1で処理された結
果を表示するための目視表示手段である表示装置
4および翻訳に関するデータがストアされる翻訳
モジユール5が備えられている。翻訳モジユール
5には、入力文章をストアする原文バツフア5
1、辞書引きの結果をストアする辞書引きバツフ
ア52、第1言語である入力言語の構文解析結果
をストアする構文解析バツフア53、構文解析バ
ツフア53の内容を第2言語である出力言語用に
変換した結果をストアする構文生成バツフア5
4、出力言語の形態素生成の結果をストアする結
果バツフア55、機械翻訳用の辞書、文法規則な
どから成るテーブル56および本発明に従つて操
作者が指示した文の構成要素に関する条件がスト
アされる構文解析チエツク用バツフア57が含ま
れる。 第2図は、本発明に従う動作を説明するための
フローチヤートである。また第3図には、本発明
に従う表示装置4の表示画面の一例が示されてい
る。まずステツプn1において、翻訳原文の入力
に先立ち、次候補フラグがクリアされる。このフ
ラグは、後述するように全ての品詞の組合せに対
して構文解析を行なつても、1つも解が得られな
かつたときにエラー表示を出すためのものであ
る。次に操作者がキーボード2のキーを操作する
と、ステツプn2では入力文の単語の入力か、翻
訳を指示するための翻訳キーの入力かが判断され
る。単語入力のとき、ステツプn3に移つて処理
装置1を経てその単語が表示手段4に表示される
と同時に処理装置1からその文字コードが翻訳モ
ジユール5に送られる。ステツプn4では翻訳モ
ジユール5に入力された文字コードが原文バツフ
ア51にストアされるとともに、テーブル56の
辞書が引かれ形態素解析が行なわれる。形態素解
析が行なわれてステツプn5に移ると、その解析
結果が辞書引きバツフア52にストアされる。ス
テツプn6に移ると、操作者によつて入力された
の単語に対して文の構成要素の指示がなされたか
否かが判断される。指示がないとステツプn2に
戻り、指示されるとステツプn7に移つてその指
示された文の構成要素名が表示される。ステツプ
n8では指示された文の構成要素が構文解析チエ
ツクバツフア57にストアされる。この指示され
た文の構成要素が後述のステツプn12における限
定条件となる。このように原文の入力が続いてい
る間、ステツプn2〜n8という処理動作が繰り返
される。 原文の入力が終了し、ステツプn2において操
作者によつて翻訳キー操作による翻訳指示が行な
われると、ステツプn9に移る。第3図1には、
単語入力が終了した原文と操作者が“Time”を
主語に指示した状態が示されている。 ステツプn9では品詞の組合せが初期設定され
る。品詞の組合せが初期設定されるとステツプ
n10ではテーブル56の解析規則を参照して構文
解析が行なわれ、その解析結果が構文解析バツフ
ア53にストアされる。ステツプn11では解析が
成功したか否かが判断され、構文解析が成功する
と、ステツプn12に移つて構文解析チエツク用バ
ツフア57の条件を満たしているか否かが判断さ
れる。ステツプn8でストアされた“flies”が主
語といつた条件が満たされないときはステツプ
n10に戻つて再び構文解析が行なわれる。前記条
件が満たされるとステツプn13に移つて、翻訳モ
ジユール5においてテーブル56の変換規則およ
び生成規則を参照しながら構造変換が行なわれ
る。次にステツプn14では構文生成が行なわれ、
構文生成バツフア54が完成される。そしてステ
ツプn15では結果バツフア55が完成され、その
結果がステツプn16において表示手段4に表示さ
れる。すなわち、ステツプn3〜n5およびステツ
プn10〜n15は翻訳手段を構成する。また、ステ
ツプn16は、第2言語の文および第1言語の単語
に対応する構成要素名を表示する手段を構成す
る。操作者は、表示を見て、構成要素名の指定を
やり直した方が早いと判断するときは、原文の入
力と構成要素名の指定をやり直すこともできる。 ステツプn17では翻訳結果が誤りであつたとき
次候補を生成するために操作者によつて次候補キ
ー入力されたか否かが判断される。次候補キー入
力がなされるとステツプn18に移つて次候補フラ
グがセツトされる。このようにステツプn10にお
いて構文解析が1度でも成功して翻訳結果を表示
した後に、操作者がさらに別の翻訳結果を要求し
たときに次候補フラグがセツトされた状態にな
る。ステツプn18から再びステツプn10の構文解
析に移るが構文解析バツフア53では前回の品詞
の組合せおよび構文解析結果を記憶しており、品
詞の組合せが前回と変わつていないときには前回
とは別の構文解析結果を探索する機能がある。こ
のとき同じ品詞の組合せに対して別の解がないと
解析は失敗し、ステツプn11からステツプn19に
移る。 ステツプn19では辞書引きバツフア52内にお
ける全品詞の組合せが終了したか否かが判断され
る。しかしこの段階では辞出引きバツフア52内
での全ての品詞組み合わせを終了していないので
ステツプn20に移り、新しい品詞の組合せが設定
され、再びステツプn10の構文解析が行なわれ
る。その結果構文解析が成功すると、ステツプ
n11からステツプn12〜n16の処理動作がなされ
る。その翻訳結果も誤つている場合、操作者の次
候補指示によつてステツプn17からステツプn18
に移り、再びステツプn10の構文解析に移る。こ
のとき同じ品詞の組合せに対して別の解があると
ステツプn11〜n16の処理動作がなされる。この
結果がまた誤りであると操作者の指示によりステ
ツプn17からステツプn18に移り、再びステツプ
n10の構文解析が行なわれる。この後の詳細な動
作については繁雑になるので詳しい説明は省略す
るが、一般的には同一の品詞組合せについて別の
解が存在すればステツプn18、n10、n11、n12、
n13、n14、n15、n16と処理動作がなされ、その
解を表示し操作者の判断を待つことになる。別の
解が存在しなければ、ステツプn18、n10、n11と
処理動作がなされた後、ステツプn19に移つて全
品詞の組合せについて終了したか否かが判断され
る。終了していなければステツプn20において新
しい品詞の組合せが選定され、ステツプn10に戻
る。新しい品詞組合せで構文解析が成功すれば、
ステツプn11からステツプn12〜n16と処理動作が
なされ、その解を表示し、操作者の判断を待つこ
とになる。失敗すればステツプn11からステツプ
n19へ移り、全品詞の組合せ終了か否かのチエツ
クが行なわれる。 第3図2に示されているように品詞の組合せに
対して構文解析が成功し、その結果の翻訳文が正
しいとき、操作者の判断によつてステツプn17か
らステツプn23に移り、次の文章の入力を行なう
か否かが判断され、次の文章の入力を行なう場合
はステツプn1に移り、次の文章の入力が無い場
合は翻訳終了となる。 ステツプn19において全品詞の組合せが終了し
たとき、ステツプn21に移り、次候補フラグがセ
ツトされているか否かが判断される。次候補フラ
グがセツトされている場合はステツプn9に移り、
セツトされていない場合はステツプn22に移る。
この場合はステツプn10、n11、n190、n20という
ループで処理動作がなされると、次候補フラグが
セツトされないままになる。このときステツプ
n22においてエラー表示が行なわれる。 第3図と同様に、第4図および第5図には表示
手段4における表示画面が示されている。第4図
1および第5図1は、翻訳されるべき原文の入力
が完了して、前述のステツプn6において操作者
によつて指示された文の構成要素名が原文ととも
に表示された状態が示されている。第4図1は
“flies”を動詞を指示した状態を示し、第5図1
は、“like an arrow”を副詞句と指示した状態
を示す。その指示の方法として、たとえば文の構
成要素を指示するためキー操作を行うと、単語単
位にカーソルが移動し、そのカーソルの位置する
単語に対して、予め設けられた文の構成要素名を
示すキーを操作すると、前記単語に対応して、入
力された文の構成要素名を表示するようにするこ
とができる。ここでは入力時に1単語の品詞を指
示した場合を示し、たとえば第4図のように
“flies”を動詞と指示した場合は解が一義的に定
まり、第4図2に示されるように第1候補で正解
を得ることができる。また第5図のように“like
an arrow”を副詞句と指示した場合は、第5図
2および第5図3に示されているように2つの候
補で正解を得ることができる。すなわち、このよ
うな複数の単語の組合わせについて品詞の指示を
行うこともできる。このように、本発明では、単
一の単語または複数の単語の組合わせである語に
対して、構成要素の指定を行うことができる。い
ずれの場合も従来技術に比較して翻訳候補の数を
少なくすることができ、早く正解を得ることがで
きる。本発明では、入力時に1単語の文の構成要
素を指示するだけでもよいが、もちろん1単語に
制限されるものではなく、複数の単語について指
示を行なつてもよい。たとえば“Time”を主語
と指示し、“like an arrow”を副詞句と指示す
ることもでき、この場合翻訳結果の解の総数が1
単語の品詞を指示した場合よりも少なくなる。 第6図は本発明における各バツフア51〜55
にストアされる内容を示す。第6図1は原文バツ
フア51と辞書引きバツフア52の内容を示す。
原文バツフア51に入力された単語に基づいて辞
書引きバツフア52では、各単語に対応する品詞
などの文法情報や訳語情報が取り出される。第6
図2に示されている構文解析バツフア53では、
各単語に与えられた品詞情報および本発明に従つ
て指示された文の構成要素に基づいて入力文の構
文解析がおこなわれる。第6図3は、構文生成バ
ツフア54と結果バツフア55の内容を示す。構
文解析された内容に基づいて、構文生成バツフア
54では出力言語による構文が生成され、その構
成に基づいて結果バツフア55に翻訳文の内容が
ストアされる。 発明の効果 以上のように本発明によれば、機械翻訳におけ
る翻訳結果の多意性を解決し、人間が簡単な指示
を与えることにより、正しい翻訳結果を得ること
ができる。 また本発明によれば、表示手段上で、入力手段
によつて指定しない語についても翻訳手段によつ
て決定された構成要素を知ることができる。した
がつて、再度翻訳させるときは、構成要素の指示
の方法を改善して、より迅速に正しい第2言語に
よる文が得られるようにすることができる。 さらに本発明によれば、構成要素名は、対応す
る第1言語の語が表示される位置の近傍に表示さ
れ、しかも、入力手段における指定の有無によつ
て異なる表示態様で表示される。このため、翻訳
手段によつて決定された結果を容易に認識するこ
とができ、構成要素の指定方法を改善することも
容易である。
第1図は翻訳装置の構成を示すブロツク図、第
2図は本発明に従う動作を説明するためのフロー
チヤート、第3図〜第5図は表示手段4における
表示画面を示す図、第6図は本発明における各バ
ツフア51〜55にストアされる内容を示す図、
第7図は機械翻訳の過程を説明するための図、第
8図は従来技術の翻訳装置の構成を示すブロツク
図、第9図は従来技術における各バツフア51〜
56にストアされる内容を示す図、第10図は従
来技術における表示装置4による表示画面を示す
図である。 5……翻訳モジユール、51〜55,57……
バツフア、56……テーブル。
2図は本発明に従う動作を説明するためのフロー
チヤート、第3図〜第5図は表示手段4における
表示画面を示す図、第6図は本発明における各バ
ツフア51〜55にストアされる内容を示す図、
第7図は機械翻訳の過程を説明するための図、第
8図は従来技術の翻訳装置の構成を示すブロツク
図、第9図は従来技術における各バツフア51〜
56にストアされる内容を示す図、第10図は従
来技術における表示装置4による表示画面を示す
図である。 5……翻訳モジユール、51〜55,57……
バツフア、56……テーブル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1言語の文を第2言語の文に翻訳する翻訳
装置において、 第1言語の文を入力するとともに、その第1言
語の文を構成する語の文中における構成要素を指
定することが可能な入力手段と、 入力手段によつて入力された第1言語の文中の
語を、入力手段によつて構成要素が指定されてい
るときは、その指定された構成要素として、入力
手段によつて構成要素が指定されていないとき
は、予め定める規則に従つて構成要素の種類を決
定して、第1言語の文を第2言語の文に翻訳する
手段と、 目視表示手段と、 入力手段によつて入力された第1言語の文を目
視表示手段によつて目視表示させるとともに、構
成要素が指定された語については、その語が表示
されている位置の近傍に指定された構成要素名を
目視表示手段によつて目視表示させ、翻訳された
第2言語の文を、目視表示手段によつて目視表示
させ、かつ第1言語の文中における入力手段によ
つて指定されていない語については、その語の位
置の近傍に、翻訳手段によつて決定された構成要
素名を、前記指定された構成要素名とは異なる表
示態様で表示させる手段とを含むことを特徴とす
る翻訳装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59201112A JPS6180358A (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 翻訳装置 |
DE8585111722T DE3587009T2 (de) | 1984-09-18 | 1985-09-17 | Uebersetzungssystem. |
EP85111722A EP0176858B1 (en) | 1984-09-18 | 1985-09-17 | Translation system |
US07/845,847 US5220503A (en) | 1984-09-18 | 1992-03-06 | Translation system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59201112A JPS6180358A (ja) | 1984-09-26 | 1984-09-26 | 翻訳装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6180358A JPS6180358A (ja) | 1986-04-23 |
JPH0332105B2 true JPH0332105B2 (ja) | 1991-05-09 |
Family
ID=16435597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59201112A Granted JPS6180358A (ja) | 1984-09-18 | 1984-09-26 | 翻訳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6180358A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63113668A (ja) * | 1986-05-15 | 1988-05-18 | Ricoh Co Ltd | 言語解析装置 |
JPS63113669A (ja) * | 1986-05-16 | 1988-05-18 | Ricoh Co Ltd | 言語解析装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59140582A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-11 | Hitachi Ltd | 自然言語翻訳援助方式 |
JPS6118074A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-25 | Hitachi Ltd | プレ・エデイツト方式 |
JPS6137547B2 (ja) * | 1982-01-20 | 1986-08-25 | Nippon Steel Corp |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137547U (ja) * | 1984-08-06 | 1986-03-08 | 正道 松田 | 翻訳機 |
-
1984
- 1984-09-26 JP JP59201112A patent/JPS6180358A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137547B2 (ja) * | 1982-01-20 | 1986-08-25 | Nippon Steel Corp | |
JPS59140582A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-11 | Hitachi Ltd | 自然言語翻訳援助方式 |
JPS6118074A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-25 | Hitachi Ltd | プレ・エデイツト方式 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6180358A (ja) | 1986-04-23 |
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