JPH0331608Y2 - - Google Patents

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JPH0331608Y2
JPH0331608Y2 JP1985104063U JP10406385U JPH0331608Y2 JP H0331608 Y2 JPH0331608 Y2 JP H0331608Y2 JP 1985104063 U JP1985104063 U JP 1985104063U JP 10406385 U JP10406385 U JP 10406385U JP H0331608 Y2 JPH0331608 Y2 JP H0331608Y2
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door
door glass
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sash
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JP1985104063U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドア装置の改良に関するもの
である。
(従来技術) 最近の自動車は、空気抵抗減少等のためフラツ
シユサーフエイス化、すなわち車体外表面の段差
をなくして極力面一となるようにすることが行わ
れている。このようなフラツシユサーフエイス化
のため、ドアガラスを、ドアパネル上部に設けら
れドアサツシユよりも車外側に位置させるように
したものがある(米国特許第4240227号明細書参
照)。
このように、ドアの車外側にドアガラスを位置
させる場合、ドアサツシユとドアガラスとの間の
シールを行うため、ドアサツシユにシール部材を
取付けて、このシール部材より突設されたリツプ
部をドアガラスに当接させるようにしている。ま
た、ドアガラスの円滑な昇降やそのがたつきを防
止するため、ドアガラスに設けたガイドブロツク
をドアサツシユによつてガイドすることが一般に
行われている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記ガイドブロツクは部分的にしか
存在しないため、このガイドブロツクが存在する
部分以外の箇所から、車外より針金や薄板等の侵
入用工具を車室内に挿入してドアのロツクが外さ
れ、盗難にあつてしまう、というような問題が生
じ易かつた。この点を詳述すると、ドアサツシユ
とドアガラスとの間のシールを行うためのリツプ
部は、横方向からの外力を受けると容易に変形し
て倒れ易く、このため、車外からドアガラスとシ
ール部材との間に挿入された侵入用工具は、この
リツプ部を押し倒すことにより当該リツプ部を容
易に乗り越えて車室内に侵入可能であつた。
したがつて、本考案の目的は、ドアのロツクを
外すための針金等の侵入用工具が、ドアガラス内
面に当接するリツプ部を容易に乗り越えられない
ようにして盗難に対する安全性を向上させた自動
車のドアシール構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本考案にあつて
は、ドアサツシユのフランジ部に取付けられてド
アガラス内面に当接されるリツプ部を有するシー
ル部材内に、このフランジ部に対する取付補強用
の芯金を埋設する一方、この芯金を上記リツプ部
内に延設することにより、この延設された芯金に
よつてリツプ部の変形(倒れ)を防止するように
してある。具体的には、 ドアパネルの上部に設けられたドアサツシユの
車外側にドアガラスが位置された自動車のドアに
おいて、 前記ドアサツシユのフランジ部には、前記ドア
ガラスの内面に当接されるリツプ部を有するシー
ル部材が取付けられ、 前記シール部材内には、前記フランジ部に嵌合
すると共に前記リツプ部内に伸びる延設端部を有
する芯金が埋設されている、 ような構成としてある。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付した図面に基いて説
明する。
第1図において、自動車Aは2ドアタイプとさ
れて、そのドア1は、第2図に示すように、ドア
パネル2の上部にドアサツシユ3が一体的に設け
られて、このドアサツシユ3の車外側にドアガラ
ス4が位置するようにされている。これによりド
アガラス4が閉じたとき(最上昇位置にあると
き)は、このドアガラス4が、自動車Aのルーフ
パネル5、フロントピラー6、リアピラー(セン
タピラー)7に対して段差なくほぼ面一となるよ
うにされる一方、ドアパネル2の上端縁部2aが
ドアガラス4の板面に向けて滑らかに連なるよう
に形成されて、フラツシユサーフエイス化が図ら
れている。
ドアサツシユ3は、第2図に示すように、ほぼ
垂直方向に伸びる後縁部3Aと、フロントピラー
6の傾斜に合せて上方へ向かうにつれて後方へ向
かうように強く傾斜された前縁部3Bと、この前
後縁部3Aと3Bとの上端部同士を連設する上縁
部3Cと、からなる。上記後縁部3Aの下端から
は、ドアパネル2内に伸びる後ガイド8が延設さ
れ、また上記前縁部3Bの下端部若干上方から
は、この後ガイド8と平行にドアパネル2内に伸
びる前ガイド9が延設されている。そして、ドア
ガラス4には、後ガイド8、ドアサツシユ3の後
縁部3Aに摺動自在に係合される上下2つのガイ
ドブロツク10,11が一体化されると共に、前
ガイド9に摺動自在に係合される1つのガイドブ
ロツク12が一体化されている。これによりドア
ガラス4は、がたつきなく円滑に開閉(昇降)さ
れる。さらに、ドアガラス4には、その上端前部
分においてフツクブロツク13が一体化され、ド
アガラス4が閉とされたときに、このフツクブロ
ツク13がドアサツシユ3の上縁部3Cに係合さ
れて、ドアガラス4の車外側への変位すなわち走
行時におけるドアガラス4の吸出し防止が図られ
ている。
上述したドア1は、周知のように、把手14を
利用してその開閉が行われるが、その後端部付近
において車室内に位置されたロツク用のノブ15
の操作によつて、把手14の操作に拘りなくドア
2を閉じた状態でロツクし得るようになつてい
る。
さて次に、第3図により、ドアサツシユ3とド
アガラス4との関係を詳述する。先ず、ドアサツ
シユ3はドアガラス4と略平行に伸びるフランジ
部21と、このフランジ部21の中間部分より略
直角に車室側に伸びる中間リブ部22とを有し、
フランジ部21の中間リブ部22よりも外側(ド
アガラス4の板面方向外側)部分が外側フランジ
部21aとされ、また中間リブ部22よりも内側
部分が内側フランジ部21bとされている。
上記中間リブ部22の車内端側からは、内側フ
ランジ部21bに相対向してこれと略平行となる
ように屈曲された閉断面状の支柱部23が連設さ
れ、この支柱部23の先端部は、内側フランジ部
21bに向けて短く伸びる係止部23aとされて
いる。さらに、中間リブ部22の車内側端部近傍
においては、外側フランジ部21aに向けて開口
するU字状の係止部24が形成されている。この
ようなドアサツシユ3は、実施例ではアルミニユ
ムや鉄板等の一枚の金属板を、例えばロール成形
することにより構成されている。
ドアサツシユ3の内側フランジ部21bには、
摩擦係数の小さい合成樹脂等からなるガイドレー
ル31が嵌着されている。このガイドレール31
は、略U字状とされて上記内側フランジ部21b
に嵌合される取付部32と、この取付部32の車
外側よりドアガラス4へ向けて突設されたリツプ
部33と、取付部32の車内側に連設されて内側
フランジ部21bと相対向するように伸びる支柱
部34と、を備えている。すなわち、支柱部34
を境にして、車外側すなわちドアガラス4側には
取付部32と協働して第1嵌合凹部35が形成さ
れると共に、車内側にはドアサツシユ3の支柱部
23と協働して第2嵌合凹部36が形成されてい
る。なお、上記取付部32および支柱部34は、
芯金45により補強されている。
上記第1嵌合凹部35には、ドアガラス4に取
付けた前記ガイドブロツク11が嵌入されてい
る。すなわち、ガイドブロツク11は、断面略U
字状とされてガイドレール31の取付部32を包
被するように嵌合しており、ドアガラス4の板面
と略平行に伸びるその先端部11a車外側面が、
取付部32の車内側面となる案内面32aに対し
て摺動するようにされている。そして、前述した
ガイドレール31のリツプ部33によつて、ドア
ガラス4が車外側へ押圧されることにより、上記
先端部11aが取付部32の案内面32aに対し
てがたつきなく常時接触されるようになつてい
る。
一方、前記第2嵌合凹部36には、ガーニツシ
ユ41の係止突起部41aがきつく嵌入、係止さ
れている。この係止突起部41aは、その側面に
突設された複数の係止用リツプ部41bがガイド
レール31の支柱部34に対して弾性変形しつつ
圧着されることにより、またドアサツシユ3の支
柱部23に形成された係止部23aに係止される
ことにより、その十分な取付強度が確保されてい
る。このようなガーニツシユ41によつて、ドア
サツシユ3の内周面側すなわちドアガラス4板面
方向内方側の面やガイドブロツク11がほぼ全体
的に覆われて、車室内からの見張えが体裁良いも
のとされている。
なお、フツクブロツク13は、第4図に示すよ
うに、実質的にガイドブロツク11と同じように
されているが、ドアガラス4の昇降に応じてガイ
ドレール31に対して嵌合、離脱される関係上、
第1嵌合凹部35内に嵌入されるその先端部13
aが先開きとなるように形成されている。また、
ガーニツシユ41には、このフツクブロツク13
の移動軌跡となる部分に、当該フツクブロツク1
3通過用の切欠き41cが形成されている。
ドアサツシユ3の外側フランジ部21aには、
シール部材51が嵌着されている。このシール部
材51は、ウエザストリツプ61とドアシール4
2とを兼用したものとなつていて、外側フランジ
部21aに対する取付部52より車外側がウエザ
ストリツプ61とされ、また取付部52より車内
側がドアシール42とされている。そして、上記
取付部52内には、U字状とされて外側フランジ
部21aを包被するように芯金53が埋設され
て、取付部52の補強がなされている。
上記ウエザストリツプ61は、ドアガラス4の
外端面と対向する部分が、内側より外側へ薄肉部
62と厚肉部63との内外二重構造とされると共
に、先端部がドアガラス4よりも車外側へ伸びる
第1リツプ部64とされている。この第1リツプ
部64は、上記薄肉部62にドアガラス4の外端
面が当接することにより車内側へ向けて屈曲され
て、ドアガラス4の外面に当接されるようになつ
ている。また、上記厚肉部63からは、第2リツ
プ部65が突設されて、この第2リツプ部65に
より、ドアサツシユ3と車体43との間のシール
がなされる。
ウエザストリツプ61には、さらに第3リツプ
部66が、取付部52より突設されている。この
第3リツプ部66は、その先端がドアガラス4の
内面に当接するものであり、先端へ向かうにつれ
てドアガラス4の板面方向外側へ向かうように若
干傾斜されて比較的長く伸びている。
この第3リツプ部66内には、前記芯金53の
一端部を90゜強折曲することにより延設してなる
延設端部53aが伸びている。すなわち、延設端
部53aは、第3リツプ部66の基端部側より先
端側へ伸びているが、第3リツプ部66の先端部
分には位置しないようにされて、この第3リツプ
部66先端部の十分な弾性、すなわちドアガラス
4に対する十分な密着性が確保されている。換言
すれば、延設端部53aは、ドアガラス4に第3
リツプ部66が弾接した状態で、このドアガラス
4の内面には達つしない程度の長さとされてい
る。なお、このような芯金53(の延設端部53
a)は、実施例では、シール部材51の全長に渡
つて設けられている。
前記ドアシール42は、中空状の変形し易いも
のとされて、前記ウエザストリツプ61に形成さ
れた第2リツプ部65よりも車内側において、ド
アサツシユ3と車体43との間をシールするもの
ものとなつている。また、このドアシール42
は、ドアサツシユ3の係止部24をも利用してそ
の取付強度が確保されている。
以上のような構成において、ドアサツシユ3と
ドアガラス4との間のシールは、ウエザストリツ
プ61の第1リツプ部64、薄肉部62、第3リ
ツプ部66およびガイドレール31のリツプ部3
3の実質的に4重構造として行われることにな
る。また、ドアサツシユ3と車体43との間のシ
ールは、第2リツプ部65とドアシール42との
2重構造として行われることになる。
ここで、車外よりロツク用ノブ15を操作して
ドア1のロツクを外して盗みを行おうとする者
は、針金等の侵入用工具を、ロツク用操作ノブ1
5近傍箇所から、第1リツプ部64とドアガラス
4との間に差し込んでドアガラス4の内面に沿う
ように滑り込ませ、このドアガラス4の内面に当
接するリツプ部を乗り越えてこの針金をロツク用
ノブ15あるいは直接ロツク機構そのものへ接近
させようとする。このとき、ドアガラス4内面に
当接するリツプ部のうち、先ず上記針金等の侵入
用工具が当接するのは、第3リツプ部66であ
り、この第3リツプ部66に作用する針金等の異
物からの外力は、第3図矢印Fで示すように、ド
アガラス4の板面方向外側から内側へ向かうもの
となる。すなわち、この外力Fは、第3リツプ部
66を、ドアガラス4の板面方向内方側へ変形
(倒す)させるように作用する。
しかしながら、この外力Fを受ける第3リツプ
部66内には、芯金53の延設端部53aがある
ため、外力Fを受けてもこの第3リツプ部66が
内側(リツプ部33側)へ倒れるのが防止され
る。これにより、侵入用工具が第3リツプ部66
を乗り越えることが不可能となつて、盗難を防ぐ
ことができる。
特に、上記芯金53は、外側フランジ部21a
を包被するように配設されているので、外力Fに
よりこの芯金53そのものが全体的に動かされる
ことも防止されて、上記盗難防止を効果的に行う
ことができる。
以上実施例について説明したが、芯金53特に
その延設端部53aは、ロツク用ノブ15近傍部
分においてのみ設けるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案は以上述べたことから明らかなように、
ドアサツシユとドアガラス内面との間のシールを
行うためのリツプ部を乗り越えて針金等の侵入用
工具が車室内へ侵入するのを防止して、盗難を効
果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された自動車の一例を示
す斜視図。第2図は第1図の自動車のドア部分の
側面図。第3図は第2図−線断面図。第4図
は第2図−線断面図。 A:自動車、1:ドア、2:ドアパネル、3:
ドアサツシユ、4:ドアガラス、14:把手、1
5:ロツク用ノブ、21a:外側フランジ部、5
1:シール部材、53:芯金、53a:延設端
部、61:ウエザストリツプ、66:第3リツプ
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアパネルの上部に設けられたドアサツシユの
    車外側にドアガラスが位置された自動車のドアに
    おいて、 前記ドアサツシユのフランジ部には、前記ドア
    ガラスの内面に当接されるリツプ部を有するシー
    ル部材が取付けられ、 前記シール部材内には、前記フランジ部に嵌合
    すると共に前記リツプ部内に伸びる延設端部を有
    する芯金が埋設されている、 ことを特徴とする自動車のドア装置。
JP1985104063U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH0331608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985104063U JPH0331608Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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JP1985104063U JPH0331608Y2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10

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Publication Number Publication Date
JPS6212520U JPS6212520U (ja) 1987-01-26
JPH0331608Y2 true JPH0331608Y2 (ja) 1991-07-04

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