JPH0331051Y2 - - Google Patents

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JPH0331051Y2
JPH0331051Y2 JP1606685U JP1606685U JPH0331051Y2 JP H0331051 Y2 JPH0331051 Y2 JP H0331051Y2 JP 1606685 U JP1606685 U JP 1606685U JP 1606685 U JP1606685 U JP 1606685U JP H0331051 Y2 JPH0331051 Y2 JP H0331051Y2
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JP
Japan
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voltage coil
terminal
terminal mounting
lead wire
low
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JP1606685U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はテレビジヨン受像機等の陰極線管アノ
ードに対し高電圧を供給してなるフライバツクト
ランスに関する。
〈従来の技術〉 一般に、フライバツクトランスにおいては、低
圧コイルを巻回するための円筒部と、円筒部の一
端に形成されたコアの一部を収納するためのコア
収納部と、コア収納部の外面から概略径方向に突
出して形成された複数個の端子取付部とから低圧
コイルボビンを構成し、低圧コイルボビンの円筒
部の外周に高圧コイルを巻回した高圧コイルボビ
ンを重ねた状態で配置固定してなるもので、この
場合、端子取付部に植設固定されたピン端子に対
して、低圧コイル域は高圧コイルから導出された
リード線を互いに接触したりすることなく効率良
く配線接続することが、電気的に安全なフライバ
ツクトランスを得る上から強く望まれるものであ
る。
従来の斯かる構成のフライバツクトランスにお
いては、第5図A,Bに示すように、低圧コイル
ボビン30の低圧コイル31を巻回する円筒部3
2の一端に形成されたコア収納部33の外面から
複数個(10個)の端子取付部34をそれぞれ独立
して略放射方向、例えば、馬蹄形状となるように
突設し、各端子取付部34にピン端子35を植設
固定し、低圧コイル31および高圧コイル(図示
せず)からのリード線36を所定のピン端子35
に対して端子取付部34に設けたリード線係止突
起37に係止した後接続配線してなるものであつ
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の構成によれ
ば、低圧コイルボビン30の円筒部32外周に配
置される高圧コイルボビン38の内径が小さい場
合、第6図に示すように、高圧コイルボビン38
の内径面38aに影響されて、コア収納部33の
一方の側面33a側で底部33bから1番目に位
置する端子取付部34aのピン端子35aに対し
て接続される低圧コイル31からのリード線36
aを、底部33bから2番目に位置する端子取付
部34bと端子取付部34a間の隙間Sを通して
導出することは、スペース的問題およびリード線
の高圧ボビンとの接触のためにできず、端子取付
部34aのピン端子35aに対するリード線36
aの配線を、端子取付部34bのピン端子35b
に対するリード線36bの配線と同じく、端子取
付部34bの上部から導出し、その後、リード線
36bと別れて端子取付部34aのリード線係止
突起37aに係止して行なうものであつた。この
結果、両リード線36a,36bが接触し、リー
ド線36a,36b間の絶縁が良好になされず、
電気的に安全なフライバツクトランスを得ること
ができない、といつた問題点を有し、また、両リ
ード線36a,36bのクロス部分Cが端子取付
部34bのリード線係止突起37b近傍の位置に
あり、ピン端子35に対するリード線36の半田
付け作業の際に、クロス部分が半田付け部分に接
近していて半田熱の影響を受けやすく、リード線
36a,36bの絶縁被膜が劣化したり絶縁破壊
が生じる虞れがある、といつた問題点もあつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案のフライバツクトランスは上記問題点を
解決するため、コア収納部の外面から概略径方向
に突出して形成された複数個の端子取付部のう
ち、コア収納部の一方の側面側で底部から2番
目、3番目に位置する端子取付部をコア収納部の
外面に突設した共通基台から分岐して設けるとと
もに、コア収納部の同一側面側で底部から1番目
に位置する端子取付部の端子に対して接続される
リード線を共通基台の下面側を通して配線してな
るものである。
〈実施例〉 以下、本考案フライバツクトランスの一実施例
を図面を用いて詳細に説明する。第1図におい
て、1は一対のコ字状コアであり、コア1上には
低圧コイルボビン2を介して低圧コイル3が巻回
され、低圧コイル3の外周には高圧コイルボビン
4を介して高圧コイル5が低圧コイル3と重合し
た状態で巻回配置される。低圧コイル3が巻回さ
れる低圧コイルボビン2は、第2図、第3図に示
すように、外周に低圧コイル3が巻回され内部に
コア1の脚片1aが挿入される円筒部6と、円筒
部6の一端に形成されたコア1の一方の側片1b
を収納するコア収納部7と、コア収納部7の外面
から概略径方向に馬蹄形状に位置して突出して形
成した複数個(図示の例では10個)の端子取付部
8を備えるもので、端子取付部8の前面、つまり
円筒部6と相反する面側にはそれぞれ端子9とし
てピン端子が植設固定される。そして、端子取付
部8の各々のコア収納部7の外面に近接した位置
には、原則として、端子9の植設方向に一致して
リード線係止突起10が突出形成される。コア収
納部7の外面に突出形成された端子取付部8のう
ち、コア収納部7の一方の側面7a側でコア収納
部7の底部7bから2番目、3番目に位置する端
子取付部8a,8bはコア収納部7の外面に略径
方向に突設した共通基台11から分岐して(二又
状に形成して)設けられる。また、同じ側面7a
側で底部7bから1番目に位置する端子取付部8
cには2番目に位置する端子取付部8aに対応し
て設けられたリード線係止突起10aが連続して
一体的に設けられるものである。尚、第1図中、
12は高圧コイルボビン4の外周上に支持手段1
3を介して支持固定された高圧コイル5のコイル
群間に接続されてなる整流ダイオードである。
斯かる構成のフライバツクトランスにおいて、
第3図に示すように、低圧コイルボビン2の円筒
部6外周に低圧コイル3を巻回し、低圧コイル3
からのリード線14を所定の端子取付部8の端子
9に対して接続配線し、次に円筒部6の外周に高
圧コイルボビン4を装着固定する。この際、第4
図に示すように、コア収納部7の側面7a側で底
部7bから2番目に位置する端子取付部8aの端
子9aに対しては、一般に底部7bから3番目に
位置する端子取付部8bの端子9cに対してリー
ド線が接続されないことを利用して、低圧コイル
3からリード線(通常ヒータリード線)14aを
共通基台11の上面側を通して共通基台11に設
けたリード線係止突起10bに係止して配線接続
し、また、同じく底部7bから1番目に位置する
端子取付部8cの端子9bに対しては、低圧コイ
ル3からのリード線(通常AFCリード線)14
bを、円筒部6の外周に配置される高圧コイルボ
ビン4の内径面4aに影響されることなく、リー
ド線14aと分離して、共通基台11の下面側を
通して、リード線係止突起10aおよび端子取付
部8cに設けたリード線係止突起10cに係止し
て配線接続を行なうものである。
尚、本考案フライバツクトランスの一実施例に
おいては、低圧コイルボビンのコア収納部の外面
から10個の端子取付部を突出して形成するものに
ついて述べたが、端子取付部の数は実施例に限定
されることはなく、必要に応じて適宜に増減でき
るものである。また、本実施例においては、低圧
コイル、高圧コイルを共にボビンに対してセクシ
ヨン状に巻回するものについて述べたが、低圧コ
イル、高圧コイルの巻回形状は実施例に限定され
ず任意に変更できるもので、これに伴い、低圧コ
イルボビン、高圧コイルボビンの構成(形状)も
実施例に限定されず、コイルの巻回形状に応じて
種々変更・変形がなし得るものである。さらに、
本実施例においては、コア収納部の一方側面とし
て、図面上右側を用いて説明したが、図面上左側
を一方側面として構成しても良いことは言うまで
もない。
〈考案の効果〉 本考案のフライバツクトランスは以上詳細に述
べたとおりであり、以下に示す効果を生じるもの
である。つまり、低圧コイルボビンを構成するコ
ア収納部の一方の側面側でコア収納部の底部から
1番目と2番目に位置する端子取付部の端子に接
続する低圧コイルからのリード線(主に3次巻線
からのリード線)を、1番目の端子に対するリー
ド線を共通基台の下面側を通し、2番目の端子に
対するリード線を共通基台の上面側を通すことに
より、それぞれ分離した状態で配線することがで
き、両リード線間の絶縁が良好になされ、電気的
に安全なフライバツクトランスを得ることができ
るものである。また、底部から1番目の端子取付
部の端子に接続するリード線を、高圧コイルボビ
ンの内径の大小に関係なく、高圧コイルボビンの
内径面に影響されずに配線することができ、リー
ド線の絶縁被膜の損傷や断線の懸念がなく、確
実・安全でしかも効率の良い配線接続を得ること
ができるものである。さらに、底部から1番目お
よび2番目の端子に接続するリード線のクロス部
分が低圧コイルボビンの円筒部側に存在するもの
で、端子に対するリード線の半田付け作業の際
に、クロス部分が半田熱の影響を受けることはな
く、従つて、リード線の絶縁被膜が劣化したり絶
縁破壊が生じたりする虞れもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案フライバツクトランスの一実施
例における要部断面側面図、第2図は同じく低圧
コイルボビンの正面図、第3図は同じく低圧コイ
ルを巻回した状態の低圧コイルボビンの側面図、
第4図は同じく低圧コイルボビンに高圧コイルボ
ビンを装着固定した状態でのリード線の配線を説
明するための低圧コイルボビンの概略正面図、第
5図は従来のフライバツクトランスの低圧コイル
ボビンに低圧コイルを巻回した状態を表わし、同
図Aは側面図、同図Bは正面図、第6図は同じく
低圧コイルボビンに高圧コイルボビンを装着固定
した状態でのリード線の配線を説明するための要
部正面図である。 1……コア、2……低圧コイルボビン、3……
低圧コイル、6……円筒部、7……コア収納部、
7a……コア収納部一方側面、7b……同底部、
8……端子取付部、8a,8b……底部から2番
目、3番目に位置する端子取付部、8c……同1
番目に位置する端子取付部、9……端子、11…
…共通基台、14……リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に低圧コイルが巻回される円筒部の一端に
    コア収納部が形成され、該コア収納部の外面から
    概略径方向に突出して複数個の端子取付部が形成
    され、該端子取付部にそれぞれ端子が植設固定さ
    れた低圧コイルボビンを備えたフライバツクトラ
    ンスにおいて、前記端子取付部のうち、前記コア
    収納部の一方の側面側で底部から2番目、3番目
    に位置する端子取付部を前記コア収納部の外面に
    突設した共通基台から分岐して設けるとともに、
    前記コア収納部の同一側面側で底部から1番目に
    位置する端子取付部の端子に対して接続されるリ
    ード線を前記共通基台の下面側を通して配線した
    ことを特徴とするフライバツクトランス。
JP1606685U 1985-02-07 1985-02-07 Expired JPH0331051Y2 (ja)

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JP1606685U JPH0331051Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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JP1606685U JPH0331051Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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JPS61134014U JPS61134014U (ja) 1986-08-21
JPH0331051Y2 true JPH0331051Y2 (ja) 1991-07-01

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