JPH0331031Y2 - - Google Patents

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JPH0331031Y2
JPH0331031Y2 JP1986130272U JP13027286U JPH0331031Y2 JP H0331031 Y2 JPH0331031 Y2 JP H0331031Y2 JP 1986130272 U JP1986130272 U JP 1986130272U JP 13027286 U JP13027286 U JP 13027286U JP H0331031 Y2 JPH0331031 Y2 JP H0331031Y2
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electric heating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は腐蝕性薬液を加熱するのに用いるフツ
素樹脂被膜ヒータに関するものである。
〔従来の技術〕
腐蝕性薬液を加熱する場合に、銅線にクロムメ
ツキ又はニツケルメツキを施した電気発熱線ある
いはステンレス鋼線(SUS 304,316)から成る
電気発熱線にフツ素樹脂被膜を被覆し、これらの
電気発熱線をコイル状に形成して、適宜の支持部
材に支持させ面状の発熱体としたヒータを前記薬
液中に投入し、電気発熱線に通電して加熱するこ
とが行われている。
而して、従来この種のヒータとしては、上記の
電気発熱線にフツ素樹脂被膜を被覆し、この電気
発熱線を一方向巻きコイル状に形成して、耐薬品
性材料から成る格子網状をなす支持部材に、最初
の2列は支持部材の表側から、次の2列は同じく
裏側からという具合に順次Uターンさせながら嵌
めこんで面状の発熱体を構成すると共に、表側か
ら嵌めこんだ分については支持部材の裏側から、
裏側から嵌めこんだ分については同じく表側か
ら、可撓性の支持杆を通して発熱体が支持部材か
ら離脱しないようにし、発熱体を面状に形成した
ものがあり、この発熱体における電気発熱線の両
端にリード線を接続し、それらリード線を支持部
材に設けた挿通孔を通し電源に接続して通電すれ
ば、電気発熱線が発熱するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のヒータは、これを腐蝕性薬液の中に投げ
込んで通電すれば、電気発熱線が発熱して前記腐
蝕性薬液を加熱することができ、フツ素樹脂被膜
が電気発熱線を保護して耐久性を高めることがで
きるが、コイル状に形成する際にその巻き方向を
一方向にとつているため、相隣る電気発熱線同志
の間で誘電現象が生じて、電気的に好ましくない
影響を及ぼしていた。即ち、誘電現象が生じる
と、静電気が発生し、蛍光灯を近づけると点灯し
たり、あるいは加熱する液体が溶剤であるような
場合には、該溶剤が燃焼するという危険があるの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述のような従来品の問題点を解決す
ることを目的としてなされたもので、その構成
は、フツ素樹脂被膜を被覆した1本の電気発熱線
を一定間隔で巻回方向を反転させると共に、巻回
方向が反転する変換部においてジグザグ状をなす
ようなUターンさせて複数列のコイル状発熱体を
形成する一方、格子網状をなす支持部材に対し、
前記発熱体をその各列ごとに前記支持部材の表,
裏側から交互に嵌め込むと共に、嵌め込まれた各
列のコイル状発熱体内に、1本の可撓性支持杆
を、当該発熱体の各列が支持部材に嵌め込まれた
側とは反対側に通すことにより、前記発熱体を支
持部材に取付けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
即ち、本考案ヒータは上記のように構成するこ
とにより、電気発熱線を面状に形成する際に、相
隣るコイル状体の巻き方向を逆方向にしたから、
電気発熱線に通電して加熱作業を行うときに、誘
電現象が起こるのを防止することができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施の一例を図により説明する。
1は銅線にクロムメツキ又はニツケルメツキを
施した電気発熱線あるいはステンレス鋼線
(SUS 304,316)から成る電気発熱線、2は該
電気発熱線1に被覆したフツ素樹脂被膜で、この
フツ素樹脂被膜2を形成した電気発熱線1を適宜
長さごとに巻き方向を逆にしたコイル状に形成
し、発熱体を構成する。3は耐薬品性材料から成
る格子網状の接続部材で、前記コイル状体に形成
した電気発熱線1を巻き方向の変換部において、
Uターンさせて取付けてあり、その取り付け方法
は、電気発熱線1の第1列のコイル状部を支持部
材3の一側の表側から、第2列のコイル状部を同
じく裏側からという具合にUターンさせながら嵌
めこんで面状の発熱体Aに構成すると共に、支持
部材3の表側から嵌めこんだ分については支持部
材3の裏側から、また支持部材3の裏側から嵌め
こんだ分については同じく表側から、可撓性の支
持杆4を通して前記発熱体Aが支持部材3から離
脱しないようにするのである。
5,6は前記発熱体における電気発熱線1の両
端に接続したリード線で、それらリード線を支持
部材3に設けた挿通孔を通し電源Eに接続して通
電すれば、電気発熱線1が発熱するようになつて
おり、以上により本考案フツ素樹脂被膜ヒータの
一例が構成される。
上記のように構成される本考案ヒータは、これ
を腐蝕性薬液中に投げ込んで通電すれば、電気発
熱線1が発熱して前記薬液を加熱するのである
が、発熱体における相隣るコイル状部のコイルの
巻き方向が相互に逆になつているため、従来品の
ように加熱時に誘電現象の生じるおそれがなく、
従つて、誘電現象に起因する問題の生じるおそれ
はおよそ皆無である。
尚、本考案ヒータの電気発熱線1に被覆したフ
ツ素樹脂被膜2の適宜の個所に温度センサを取り
付け、その上に更にフツ素樹脂被膜を設けて、前
記温度センサにフツ素樹脂の限界温度に近い温度
を設定しておき、加熱時にフツ素樹脂被膜2の温
度が前記設定温度に達したら、前記温度センサが
それを検知し、電源Eが切断されるようにすれ
ば、フツ素樹脂被膜2が過加熱により損傷される
ことがないので、ヒータの耐久性が高められる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のとおりであつて、従来品におい
て生じていた誘電現象の生じるおそれがないの
で、該現象に起因する問題が発生するおそれはな
く、安全性が極めて高い。次に、本考案ヒータは
ジグザグ状をなすようなUターンさせて形成した
複数列のコイル状発熱体を、各列ごとに格子網状
をなす支持部材に対し、その表,裏側から交互に
嵌め込んで取付け、しかも支持杆が前記嵌め込み
とは逆サイドから発熱体を貫通させて設けられて
いるから、腐蝕性薬液中等に手荒く投入されるこ
とがあつても、また、仮に、支持杆が切断される
ことがあつても、発熱体が支持部材から離脱する
ことはおよそなく、更に、ヒータとして、表,裏
がないから投入型ヒータとして極めて使い勝手が
良く好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施の一例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図は従来品の電気発熱線をコイル
状に巻く巻き方を示す図、第3図は本考案品にお
ける電気発熱線の巻き方を示す図である。 1…電気発熱線、2…フツ素樹脂被膜、3…支
持部材、4…支持杆、5,6…リード線、A…発
熱体、E…電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フツ素樹脂被膜を被覆した1本の電気発熱線を
    一定間隔で巻回方向を反転させると共に、巻回方
    向が反転する変換部においてジグザグ状をなすよ
    うにUターンさせて複数列のコイル状発熱体を形
    成する一方、格子網状をなす支持部材に対し、前
    記発熱体をその各列ごとに前記支持部材の表,裏
    側から交互に嵌め込むと共に、嵌め込まれた各列
    のコイル状発熱体内に、1本の可撓性支持杆を、
    当該発熱体の各列が支持部材に嵌め込まれた側と
    は反対側に通すことにより、前記発熱体を支持部
    材に取付けたことを特徴とするフツ素樹脂被膜ヒ
    ータ。
JP1986130272U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0331031Y2 (ja)

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JPS6337100U JPS6337100U (ja) 1988-03-10
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