JP4898352B2 - 加熱ユニット及び樹脂シート加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、輻射ヒータが複数配列されて構成された加熱ユニット及びこの加熱ユニットを用いた樹脂シート加熱装置に関するものである。
従来、前述の加熱ユニットとしては、例えば特許文献1及び特許文献2に示されるように、概略正方形平板状をなす支持板に帯状ヒータエレメントが配設された複数の輻射ヒータが、フレーム体に碁盤目状に配列されたものが提案されている。
この加熱ユニットにおいては、帯状ヒータエレメントに通電することにより帯状ヒータエレメントを直接発熱させ、この帯状ヒータエレメントからの輻射熱によって被加熱物を加熱するものであり、碁盤目状に配列した複数の輻射ヒータによって、例えば樹脂シートを一様に加熱することができるものである。
このような加熱ユニットにおいては、帯状ヒータエレメントへ通電する電流または電圧を変化させることで帯状ヒータエレメント自体の温度を調整することができ、この輻射ヒータによる被加熱物の加熱状態を応答性良く制御することができる。
特許第3576080号公報 特開2003−181912号公報
ところで、従来の加熱ユニットにおいては、加熱ユニットのフレーム体に輻射ヒータを1個ずつ個別に取り付けていたため、取付作業及びこれらの輻射ヒータへの配線作業が煩雑となり、多くの時間と労力を要していた。
また、加熱時に輻射ヒータが熱変形した場合には、隣り合う輻射ヒータの支持板同士が干渉してしまい、被加熱物を一様に加熱することができなくなるおそれがあった。これを防止するためには輻射ヒータ同士の間隔を調整する必要があるが、輻射ヒータ同士の間隔を考慮しながら多くの輻射ヒータをフレーム体に取り付ける作業はさらに煩雑であり、非常に困難な作業であった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、フレーム体への輻射ヒータの取付作業及び配線作業を簡易に行うことができるとともに、輻射ヒータの熱変形による輻射ヒータ同士の干渉を防止して安定した加熱を行うことができる加熱ユニット及びこの加熱ユニットを利用した樹脂シート加熱装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る加熱ユニットは、概略矩形状をなす支持板及びこの支持板の一方の面に互いに間隔をあけて立設されている一対の接続端子を有するとともにこれら一対の接続端子の間に帯状ヒータエレメントが前記支持板の一方の面を覆うように配置された輻射ヒータと、この輻射ヒータを碁盤目状に複数配置して固定するフレーム体とを備えた加熱ユニットであって、前記接続端子は、前記支持板の他方の面から突出する接続部を有し、前記輻射ヒータは、前記接続部が挿通される端子孔を有するブラケットに一列に縦列するように取り付けられ、複数の前記ブラケットが、並列するように前記フレーム体に固定され、前記フレーム体に並列するように固定された前記ブラケットの少なくとも一部には、隣接するブラケット側に向けて互いに開口する切欠部が設けられ、これら切欠部同士を対向配置することにより画成された挿通孔には、被加熱物の加熱状態を検出するセンサのための保護パイプが配置されていることを特徴としている。
また、本発明に係る樹脂シート加熱装置は、前述の加熱ユニット同士が、それぞれの輻射ヒータが互いに対向するように配置され、これら加熱ユニットの間に被加熱物である樹脂シートが通過するように構成されていることを特徴としている。
本発明の加熱ユニット及び樹脂シート加熱装置によれば、輻射ヒータがブラケットに一列に縦列するように取り付けられており、このブラケットを並列するようにフレーム体に固定しているので、輻射ヒータをブラケットに取り付けた後に、このブラケット自体をフレーム体に固定することで加熱ユニットを構成することができ、輻射ヒータの取付作業を簡単に行うことができる。
また、ブラケットに接続端子の接続部が挿通される端子孔が配設されているので、端子孔から突出した前記接続部が縦列するように配置されることになり、配線作業を容易に行うことができる。
また、ブラケットに輻射ヒータを取り付ける際に縦列方向における輻射ヒータ同士の間隔を調整しておき、さらにこのブラケットをフレーム体に並列するように固定する際にブラケット同士の間隔を調整することにより、輻射ヒータが熱変形した際の輻射ヒータ同士の干渉を防止でき、被加熱物を安定して加熱することができる。また、間隔の調整がそれぞれ一方向のみとなるので輻射ヒータの位置調整を容易に行うことができる。
また、前記フレーム体に並列するように固定された前記ブラケットの少なくとも一部に、隣接するブラケット側に向けて互いに開口する切欠部を設け、これら切欠部同士を対向配置することにより画成された挿通孔に、被加熱物の加熱状態を検出するセンサのための保護パイプを配置することにより、センサによる測定結果をフィードバックさせて帯状ヒータエレメントへの電流または電圧を調整して加熱状態を精度良く制御することができる。
また、前記ブラケットに、このブラケットを前記フレーム体に固定するための固定孔を穿設し、該固定孔を前記輻射ヒータの縦列方向に沿って延びる長孔とすることにより、ブラケットが温度上昇によって熱膨張した場合でも、ブラケットをフレーム体に確実に固定することができ、被加熱物を安定して加熱することができる。
さらに、前記輻射ヒータの前記一対の接続端子の一方が縦列するように配置され、これら一方の接続端子をブスバーによって接続することにより、一方の接続端子に電源ケーブル等を配線する必要がなくなり、配線作業をさらに容易にすることができる。
本発明によれば、フレーム体への輻射ヒータの取付作業及び配線作業を簡易に行うことができるとともに、輻射ヒータの熱変形による輻射ヒータ同士の干渉を防止して安定した加熱を行うことができる加熱ユニット及びこの加熱ユニットを利用した樹脂シート加熱装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照にして説明する。図1から図4に本実施形態である加熱ユニットを示す。また、図5から図7に、この加熱ユニットに使用される輻射ヒータを示す。
この加熱ユニット10は、概略正方形平板状をなす輻射ヒータ20と、この輻射ヒータ20が一列に並べて取り付けられるブランケット50と、これら複数のブランケット50が並列するように固定されるフレーム体11とを備えている。
輻射ヒータ20は、図5及び図6に示すように、概略正方形平板状、厳密には正方形面の4つの角部がそれぞれ正方形面の辺稜部に対して45°で交差する直線で切り落とされた八角形平板状をなす支持板21と、この支持板21の一方の面21A(図5において上側を向く面)に配置される帯状ヒータエレメント40とを有している。
支持板21は、例えばステンレス鋼の板材から構成され、八角形面の辺稜部にそれぞれ一方の面21Aに対して直交するように折り曲げられた側壁部22が配設されており、全体として八角形の角盆状をなしている。なお、各辺稜部に形成された側壁部22同士の間にはスリットが形成されている。
また、支持板21の一方の面21Aには、断熱性及び絶縁特性に優れたマイカシート23が貼着されている。
さらに、支持板21の一方の面21Aには、複数の張架支持部材24及び一対の接続端子30、30が立設されている。本実施形態においては、図5に示すように、八角形面の対角(図5おいて左上側及び右下側)に前記一対の接続端子30、30が配置され、これらの接続端子30、30の間に8個の張架支持部材24が、八角形面の対向する一対の辺稜部(図5において上側及び下側に位置する辺稜部)に沿ってそれぞれ交互に配置されている。なお、これらの張架支持部材24及び一対の接続端子30の支持板21の一方の面21Aからの突出高さは、前記側壁部22の高さよりも一段低くなるように設定されている。
張架支持部材24は、図6に示すように、支持板21に穿設された貫通孔を通じて一方の面21A側に向けて突出するように固定されたスタッドピン25に、概略円筒状をなす一対のスペーサ(第1スペーサ26及び第2スペーサ27)が貫通され、これら第1、第2スペーサ26、27がブッシュナット28で固定されることで構成されている。
支持板21の一方の面21Aにマイカシート23を介して接するように配置された第1スペーサ26は、絶縁体によって構成され、その一方側を向く端面の中央に凹部26Aが穿設されている。
また、第2スペーサ27は、同じく絶縁体によって構成され、他方側(図6において下側)に向けて突出して前記凹部26Aに嵌合可能な凸部27Aを有している。ここで、この凸部27Aの突出高さは前記凹部26Aの深さよりも大きくされており、これら第1、第2スペーサ26、27の間に位置するスタッドピン25の周縁に、僅かなスペースが形成されることになる。
接続端子30は、支持板21の角部に設けられた貫通孔に一方の面21Aから嵌入される矩形平板状をなす絶縁碍子31と、支持板21及び絶縁碍子31を貫通するようにして支持板21の一方の面21A及び他方の面21Bからそれぞれ突出するように配置されるボルト32とを有している。
ボルト32のうち支持板21の一方の面21Aから突出した部分には、電極金具33及び固定ナット34が配設されている。また、ボルト32のうち支持板21の他方の面21Bから突出した部分には、絶縁ワッシャ35が支持板21の他方の面21Bに密着するようにワッシャを介してナット36で固定され、このワッシャの他方側には内部筒37と碍管38とが配置され、これら内部筒37及び碍管38のさらに他方側には、電源ケーブル57が接続される接続部39が、複数のナットとワッシャによって構成されている。
帯状ヒータエレメント40は、薄板状をなすニクロム板を左右から交互に切れ目をいれることで蛇行するように構成されており、帯状部42と折り返し部43とが交互に設けられている。
この帯状ヒータエレメント40の端部はそれぞれU字状に切り欠かれており、同じくU字状に形成された補強部材44が積層するように接合されている。
また、前記折り返し部43の内側部分には、前記張架支持部材24を構成する第2スペーサ27の凸部27Aと係合可能な切り欠き(図示なし)が設けられている。さらに、この折り返し部43の外側部分には、薄板小片状の導電部材45が積層するように貼着されている。
また、この帯状ヒータエレメント40の断面は、図7に示すように、一方側(図7において上側)に向けて幅方向中央部が突出する山形状をなすように折り曲げられている。この帯状ヒータエレメント40の一方側を向く面には、輻射率を向上させるために、耐熱性を有するとともに黒色を呈する合成樹脂製塗料が塗布されて塗膜46が形成されており、帯状ヒータエレメント40の他方側を向く面にはこの塗膜46が形成されていない。つまり、帯状ヒータエレメント40の一方側を向く面にのみ選択的に前記塗膜46が形成されているのである。
ここで、帯状ヒータエレメント40の塗膜46が形成された面が被加熱物に対向配置される加熱面40Aとされ、塗膜46が形成されていない面が前記支持板21の一方の面21Aに対向配置される対向面40Bとされている。
また、塗膜46が形成された加熱面40Aの輻射率は0.96とされ、塗膜46が形成されていない対向面40Bの輻射率は0.64〜0.76とされている。
帯状ヒータエレメント40は、前記対向面40Bが支持板21の一方の面21Aに対向するようにして、接続端子30に設けられた電極金具33に帯状ヒータエレメント40の端部が載置されて固定ナット34によって固定されるとともに、帯状ヒータエレメント40の折り返し部43の内側部分に設けられた切り欠きが張架支持部材24の第2スペーサ27の凸部27Aに係合されて、第1スペーサ26と第2スペーサ27との間のスペースに遊動可能に支持され、支持板21の一方の面21Aから離間するように装着される。
なお、固定ナット34は緩み防止のためにボルト32に溶着されるとともに、ブッシュナット28の外れ防止のためにスタッドピン25の先端がカシメられている。
ここで、支持板21の一方の面21Aに対向する側、つまり、帯状ヒータエレメント40の加熱面40Aに対向する側から見て、この帯状ヒータエレメント40の面積は、支持板21の面積の55%から75%を占めるように構成されており、より具体的には65%を占めるように構成されている。
また、支持板21の他方の面21Bには、八角形面の中央から接続端子30と平行に突出する断面矩形状の取付部29が設けられている。
このように構成された輻射ヒータ20が一列に縦列するように並べて取り付けられるブラケット50は、図2及び図3に示すように、輻射ヒータ20の縦列方向に延びる長方形平板状をなしている。ブラケット50の長手方向両端には、このブラケット50をフレーム体11に固定する固定ネジ(図示なし)が挿通される固定孔51が設けられている。この固定孔51は、前記輻射ヒータ20の縦列方向に延びる長孔とされている。
そして、ブラケット50の幅方向中央には、幅方向に延びる長孔状をなして輻射ヒータ20の取付部29が挿通される取付孔52が縦列するように配設されており、本実施形態においては7つの取付孔52が配設されている。つまり、このブラケット50は、7つの輻射ヒータ20を縦列するように取り付けるものである。
これら取付孔52の幅方向両側には、一対の接続端子30の接続部39がそれぞれ挿通される端子孔53が縦列するように配設されている。つまり、端子孔53、取付孔52、端子孔53の3つが並列するように配設されているのである。
また、このブラケット50の幅方向両端部分は、図4に示すように、輻射ヒータ20の取付部29が配置される方向に向けてコの字状に折り曲げられてセラミックスファイバー等の断熱材55を保持する保持部54が形成されている。
前記輻射ヒータ20の取付部29が取付孔52に挿通されるとともに一対の接続端子30、30の接続部39、39が端子孔53、53にそれぞれ挿通されるように配置され、取付部29とブラケット50とがクランプ部材(図示なし)によって固定されることにより、輻射ヒータ20は、図4に示すように、支持板21がブラケット50から離間した状態で固定されることになる。
なお、前記端子孔53に挿通された接続端子30の接続部39が断熱材55から突出するように、取付部29の突出高さが設定されている。
ここで、7つの輻射ヒータ20の一方の接続端子30(図3において右側)は、銅のブスバー56によって接続されており、他方(図3において左側)の接続端子30には、それぞれ個別に電源ケーブル57が接続されている。なお、本実施形態においては、3相4線方式で配線されており、ブスバー56がニュートラルライン(N)とされていて、他方の接続端子30にそれぞれU相、V相、W相のいずれかの電源ケーブル57が接続されている。
そして、このように7つの輻射ヒータ20が一列に縦列するように取り付けられたブラケット50は、その幅方向に並列するようにしてフレーム体11に固定され、加熱ユニット10が構成される。本実施形態においては、9つのブラケット50がフレーム体11に固定されており、図1に示すように、7×9=63の輻射ヒータ20が配列されている。
ここで、9つのブラケット50のうちの一部には、図2に示すように、それぞれ隣り合うブラケット50側に向けて開口する半円状の切欠部58が形成されている。なお、この切欠部58は、縦列された輻射ヒータ20の角部が切り落とされた部分同士によってできた空隙部分に設けられており、支持板21や側壁部22に干渉することなく形成されている。
これらの切欠部58が対向配置されることによって画成された断面円形の挿通孔599には、放射温度計60の赤外線を通過させるための保護パイプ61が挿通されている。
このような構成とされた2つの加熱ユニット10、10が、図9に示すように、輻射ヒータ20の加熱面40A同士が互いに対向するように配置されて、樹脂シート加熱装置が構成される。
この樹脂シート加熱装置は、複数配列された輻射ヒータ20の帯状ヒータエレメント40に通電することによって帯状ヒータエレメント40を温度上昇させて、この帯状ヒータエレメント40からの輻射熱によって、被加熱物である樹脂シートSを加熱するものである。ここで、それぞれの輻射ヒータ20に通電する際の電流あるいは電圧を調整することによって、樹脂シートSを所望の温度パターンで加熱することができる。
本実施形態である加熱ユニット10においては、7つの輻射ヒータ20がブラケット50に一列に縦列するように取り付けられており、このブラケット50をその幅方向に並列するようにフレーム体11に固定しているので、輻射ヒータ20の取付作業をブラケット50毎に行った後に、このブラケット50をフレーム体11に固定することで、63の輻射ヒータ20を配列した加熱ユニット10を構成することができ、輻射ヒータ20の取付作業を簡単に行うことができる。
さらに、ブラケット50に輻射ヒータ20を取り付ける際に縦列方向における輻射ヒータ20同士の間隔を調整し、さらにこのブラケット50をフレーム体11に並列するように固定する際にブラケット50同士の間隔を調整することにより、輻射ヒータ20が熱変形した際の輻射ヒータ20同士の干渉を防止でき、被加熱物(樹脂シートS)を安定して加熱することができる。
また、フレーム体11に固定されたブラケット50の一部に、隣り合うブラケット50側に向けて互いに開口する断面半円状の切欠部58が設けられており、これら切欠部58同士を対向配置することで画成された挿通孔59に、放射温度計60の赤外線を通過させるための保護パイプ61が挿通されているので、この放射温度計60によって被加熱物(樹脂シートS)の加熱状態を測定して、その測定結果をフィードバックさせて帯状ヒータエレメント40への電流または電圧を調整することで、被加熱物(樹脂シートS)を精度良く加熱することができる。
また、ブラケット50の長手方向両端に、ブラケット50をフレーム体11に固定するための固定ネジが挿通される固定孔51が穿設され、この固定孔51が輻射ヒータ20の縦列方向に沿って延びる長孔とされているので、ブラケット50が熱変形した場合でもブラケット50はフレーム体11に確実に固定され、被加熱物(樹脂シートS)を安定して加熱することができる。
さらに、端子孔53から突出されて輻射ヒータ20の縦列方向に並ぶように配置された接続端子30の一方をブスバー56で接続することにより、接続端子30に接続する電源ケーブル57の数を減らすことができ、配線作業をさらに容易にすることができる。
また、電源ケーブル57の数が少なくなっているので、一方の接続端子30と他方の接続端子30の突出高さを同一に設定しても電源ケーブル57同士が干渉することがない。したがって、接続端子30の突出高さを同一に設定してブラケット50の厚さを薄くすることができ、加熱ユニット10の小型化を図ることができる。
さらに、輻射ヒータ20においては、帯状ヒータエレメント40の被加熱物(樹脂シートS)と対向配置される加熱面40Aに輻射率を向上させる塗膜46が形成されているので、被加熱物(樹脂シートS)を効率良く加熱することができる。また、支持板21の一方の面21Aに対向するように配置される対向面40Bに前記塗膜46が形成されていないので、対向面40Bからの熱の輻射が抑えられて支持板21の温度上昇が防止され、支持板21、接続端子30等への熱影響を抑えることができる。
さらに、対向面40Bからの輻射熱が抑制されるので、支持板21に反射率の高い反射板を設けて熱を反射する必要がなく、反射板の表面状態によって輻射ヒータ20の加熱状態がばらつくことがない。すなわち、この輻射ヒータ20においては、反射熱は加熱にほとんど寄与せず、帯状ヒータエレメント40の加熱面40Aからの輻射熱のみが被加熱物(樹脂シートS)の加熱に寄与することになる。したがって、輻射ヒータ20毎の加熱状態のばらつきが小さくなり、複数の輻射ヒータ20を並べて使用した場合でも被加熱物(樹脂シートS)を均一に加熱することができる。
また、加熱面40Aに対向する側から見て、帯状ヒータエレメント40の加熱面40Aの面積が、支持板21の面積の55%から75%を占めるように、より具体的には 65%を占めるように構成されているので、帯状ヒータエレメント40からの輻射熱のみによって被加熱物(樹脂シートS)を均一に加熱することができるとともに、隣り合うように配置された帯状部42同士の間の空隙を確保して、帯状ヒータエレメント40が熱膨張によって変形した場合でも帯状ヒータエレメント40同士が接触することを防止でき、帯状ヒータエレメント40を温度上昇させて輻射熱を大きくして被加熱物(樹脂シートS)を効率良く加熱することができる。
また、帯状ヒータエレメント40の断面が、一方側に向けて突出する山形状をなすように折り曲げられているので、この帯状ヒータエレメント40の剛性が確保され、加熱した際に帯状ヒータエレメント40が垂れ下がるように変形することを防止できる。
また、帯状ヒータエレメント40の折り返し部43の外側部分に導電部材45が貼着されているので、折り返し部43における電流経路が是正されて均一に電流を流すことができる。
以上、本発明の実施形態である加熱ユニットについて説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、輻射ヒータを7×9=63ヶ配列したものとして説明したが、これに限定されることはなく、被加熱物の大きさや材質等を考慮して適宜設定することが好ましい。
さらに、9ヶのブラケットを一列に並べて固定したものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば14ヶのブラケットを7つずつ二列に並べるように、複数列で配列しても良い。
また、ブラケットの固定孔を輻射ヒータの縦列方向に延びる長孔とし、この固定孔に固定ネジを挿通してフレーム体に固定するものとして説明したが、これに限定されることはなく、他の固定手段を用いてもよい。ただし、本実施形態のように固定孔を縦列方向に延びる長孔とすることによりブラケットが熱変形してもフレーム体に確実に固定できるので好ましい。
さらに、ブラケットに半円状の切欠部を形成するとともにこれら切欠部を対向配置させて断面円形の挿通孔を画成したもので説明したが、切欠部の形状に限定はなく、断面矩形や楕円形の挿通孔を構成してもよい。
また、被加熱物の加熱状態を検出するためのセンサとして放射温度計を設置したもので説明したが、これに限定されることはなく他のセンサであっても良い。
輻射ヒータの帯状ヒータエレメントを蛇行させるように配置したものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、帯状の帯状ヒータエレメントを渦巻状に配置してもよい。ただし、本実施形態のように帯状ヒータエレメントを蛇行させることで接続端子同士を離間するように配置することができ、配線作業が容易となるので好ましい。
また、加熱面に対向する側から見て、帯状ヒータエレメントの加熱面の面積が、支持板の面積の55%から75%を占めるように、より具体的には65%を占めるように構成したものとして説明したが、この数値範囲に限定されることはない。
本実施形態である加熱ユニットの正面図である。 図1に示す加熱ユニットの背面図である。 図1に示す加熱ユニットに備えられたブラケットを示す図である。 図1に示す加熱ユニットの部分断面図である。 図1に示す加熱ユニットに装着された輻射ヒータの正面図である。 図5に示す輻射ヒータの断面図である。 図5に示す輻射ヒータに備えられた帯状ヒータエレメントの一部拡大断面図である。 図1に示す加熱ユニットを利用した樹脂シート加熱装置の斜視図である。
符号の説明
10 加熱ユニット
11 フレーム体
20 輻射ヒータ
21 支持板
30 接続端子
39 接続部
40 帯状ヒータエレメント
50 ブラケット
51 固定孔
52 取付孔
53 端子孔
56 ブスバー
58 切欠部
59 挿通孔
60 放射温度計(センサ)
61 保護パイプ

Claims (4)

  1. 概略矩形状をなす支持板及びこの支持板の一方の面に互いに間隔をあけて立設されている一対の接続端子を有するとともにこれら一対の接続端子の間に帯状ヒータエレメントが前記支持板の一方の面を覆うように配置された輻射ヒータと、この輻射ヒータを碁盤目状に複数配置して固定するフレーム体とを備えた加熱ユニットであって、
    前記接続端子は、前記支持板の他方の面から突出する接続部を有し、前記輻射ヒータは、前記接続部が挿通される端子孔を有するブラケットに一列に縦列するように取り付けられ、
    複数の前記ブラケットが、並列するように前記フレーム体に固定され
    前記フレーム体に並列するように固定された前記ブラケットの少なくとも一部には、隣接するブラケット側に向けて互いに開口する切欠部が設けられ、
    これら切欠部同士を対向配置することにより画成された挿通孔には、被加熱物の加熱状態を検出するセンサのための保護パイプが配置されていることを特徴とする加熱ユニット。
  2. 前記ブラケットには、このブラケットを前記フレーム体に固定するための固定孔が穿設されており、該固定孔は、前記輻射ヒータの縦列方向に沿って延びる長孔とされていることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
  3. 前記輻射ヒータの前記一対の接続端子の一方が縦列するように配置され、これら一方の接続端子がブスバーによって接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱ユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の加熱ユニット同士が、それぞれの輻射ヒータが互いに対向するように配置され、これらの加熱ユニットの間に被加熱物である樹脂シートが通過するように構成されていることを特徴とする樹脂シート加熱装置。
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