JP3886799B2 - 樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法 - Google Patents
樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3886799B2 JP3886799B2 JP2001387768A JP2001387768A JP3886799B2 JP 3886799 B2 JP3886799 B2 JP 3886799B2 JP 2001387768 A JP2001387768 A JP 2001387768A JP 2001387768 A JP2001387768 A JP 2001387768A JP 3886799 B2 JP3886799 B2 JP 3886799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heating control
- resin sheet
- heater
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法に関し、特に、熱成形に際して樹脂シートの上下面を加熱する樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の樹脂シート加熱装置は、樹脂シートの上下面を加熱する上下ヒータを有するものが知られている。当該樹脂シート加熱装置は、加熱制御に際して、樹脂シートを上下ヒータにて挟み、この上ヒータにて樹脂シートの上面を加熱し、下ヒータにて下面を加熱していた。従来、この加熱を行なう場合、上ヒータ側に樹脂シートの上面のシート温度を測定可能な温度センサーを配設し、この温度センサーを加熱制御を実行する制御コントローラに接続していた。そして、この制御コントローラには上述した上下ヒータを接続し、同制御コントローラは温度センサーから上面のシート温度を入力し、このシート温度に基づいて、上下ヒータが所定の目標温度になるように加熱を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の樹脂シート加熱装置においては、上下ヒータを個別に加熱制御することができないという課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、上下ヒータに対して異なる手法の加熱制御を実行することが可能であるとともに、樹脂シートが積層であって上層の樹脂シートと下層の樹脂シートとの性質が異なる場合に当該異なる性質に対応した加熱制御を実現することが可能な樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、樹脂シートの上面を加熱する上ヒータと、同樹脂シートの下面を加熱する下ヒータと、上記樹脂シートの上下面の何れか一方のシート温度を測定するシート温度測定手段と、上記上下ヒータの何れか一方に対し、上記測定されたシート温度に基づいて上記樹脂シートの上下面のうち上記シート温度が測定された面のシート温度を所定の加熱温度にさせるフィードバック加熱制御を実行する第一加熱制御手段と、上記上下ヒータのうち上記第一加熱制御手段にて加熱制御されない他方のヒータに対して、上記樹脂シートの上下面のシート温度とは無関係に同第一加熱制御手段と異なる加熱制御を実行する第二加熱制御手段とを具備し、上記第二加熱制御手段は、上記他方のヒータに対して上記シート温度とは無関係に所定の設定温度にさせるフィードフォワード加熱制御を実行する構成としてある。
【0006】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、樹脂シートを加熱軟化させるにあたり、上ヒータにて樹脂シートの上面を加熱し、下ヒータにて樹脂シートの下面を加熱する。そして、シート温度測定手段にて樹脂シートの上下面の何れか一方のシート温度を測定する。シート温度が測定されると第一加熱制御手段は、上下ヒータの何れか一方に対し、この測定されたシート温度に基づいて上記樹脂シートの上下面のうち上記シート温度が測定された面のシート温度を所定の加熱温度にさせるフィードバック加熱制御を実行する。一方、第二加熱制御手段では上記上下ヒータのうち第一加熱制御手段にて加熱制御されない他方のヒータに対して、上記樹脂シートの上下面のシート温度とは無関係に当該第一加熱制御手段と異なる加熱制御を実行する。
【0007】
測定されたシート温度に基づくフィードバック制御とは異なる手法の加熱制御を実行する第二加熱制御手段における加熱制御方法として、請求項1にかかる発明は、上記第二加熱制御手段は、上記他方のヒータに対して上記シート温度とは無関係に所定の設定温度にさせるフィードフォワード加熱制御を実行する構成としてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明において、第二加熱制御手段では上記他方のヒータに対して上記設定温度にさせるフィードフォワード加熱制御を実行する。すなわち、シート温度に基づくフィードバック制御ではなく、設定温度に基づくフィードフォワード制御を実行する。
【0008】
測定されたシート温度に基づくフィードバック制御が実行される第一加熱制御手段による制御対象を適宜選択できると好適である。そこで、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の樹脂シート加熱装置において、上記第一加熱制御手段にて加熱制御を実行する上下ヒータの何れか一方を選択するヒータ選択手段を備える構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、当該樹脂シート加熱装置にヒータ選択手段を備えさせる。そして、このヒータ選択手段にて第一加熱制御手段にて加熱制御を実行する上下ヒータの何れか一方を選択する。
【0009】
上述した第二加熱制御手段にてフィードフォワード加熱制御する場合の設定温度の一例として、上記請求項1または請求項2に記載の樹脂シート加熱装置において、上記第二加熱制御手段は、上記設定温度を上記第一加熱制御手段における上記加熱温度に比較して大幅な温度差が生じるように設定する構成としてもよい。
上記のように構成した発明においては、第二加熱制御手段にて実行する加熱制御の設定温度を第一加熱制御手段における加熱温度と比較して大幅な温度差が生じるように設定する。
【0010】
シート温度を測定する部位および上下ヒータと第一,第二加熱制御手段との組み合わせに採用して好適な一例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の樹脂シート加熱装置において、上記シート温度測定手段は、上記樹脂シートの上面のシート温度を測定するとともに、上記第一加熱制御手段は、上記上ヒータの加熱制御を実行し、上記第二加熱制御手段は、上記下ヒータの加熱制御を実行する構成としてある。
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、シート温度測定手段にて樹脂シート上面のシート温度を測定する。そして、第一加熱制御手段にて上ヒータの加熱制御を実行し、第二加熱制御手段にて下ヒータの加熱制御を実行する。
【0011】
樹脂シートのシート温度を上下個別に測定するとともに、上下ヒータの加熱制御をこの個別に測定したシート温度に基づいて個別に実行することが可能な構成として、上記シート温度測定手段は、上記樹脂シートの上面のシート温度を測定する上面シート温度測定手段と、上記樹脂シートの下面のシート温度を測定する下面シート温度測定手段とを備え、上記第一加熱制御手段は、上記上面シート温度測定手段にて測定された樹脂シートの上面のシート温度に基づいて上ヒータを所定の加熱温度に加熱制御するとともに、上記第二加熱制御手段は、上記下面シート温度測定手段にて測定された樹脂シートの下面のシート温度に基づいて下ヒータを所定の加熱温度に加熱制御する構成としてもよい。
【0012】
上記のように構成した発明においては、シート温度測定手段に樹脂シートの上面のシート温度を測定する上面シート温度測定手段と、樹脂シートの下面のシート温度を測定する下面シート温度測定手段とを備えさせる。そして、第一加熱制御手段は上面シート温度測定手段にて測定された樹脂シート上面のシート温度に基づいて上ヒータを所定の加熱温度に加熱制御を実行する。一方、第二加熱制御手段は下面シート温度測定手段にて測定された樹脂シート下面のシート温度に基づいて下ヒータを所定の加熱温度に加熱制御する。
上記発明によれば、樹脂シートの上下面のシート温度を個別に測定可能であるとともに、このシート温度に基づいて樹脂シート上下面に対して個別にフィードバック制御を実行することが可能になる。
【0013】
シート温度測定手段の具体的構成として採用して好適な一例として、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の樹脂シート加熱装置において、上記シート温度測定手段は、放射温度計にて形成される構成としてもよい。
上記のように構成した発明においては、シート温度測定手段を放射温度計にて形成する。
上記発明によれば、シート温度測定手段に適用して好適な構成を提示することができる。
【0014】
上下ヒータを第一,第二加熱制御手段にて異なる加熱制御を実行するに際して、樹脂シートに採用して好適な一例として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の樹脂シート加熱装置において、上記樹脂シートは、積層にて形成されている構成としてある。
上記のように構成した請求項5にかかる発明においては、樹脂シートを積層にて形成する。樹脂シートが積層である場合、上層の樹脂シートと下層の樹脂シートとの性質が異なる場合が多い。かかる場合、この性質に応じて加熱制御を異ならせる必要がある。従って、本発明を利用して上下ヒータにて上層および下層に対して異なる加熱制御を実行することによって、異なる性質に対応した加熱制御を実現することが可能になる。
【0015】
また、このような上下ヒータにて樹脂シートの上下面を加熱する手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。
このため、請求項6にかかる発明は、上下ヒータにて樹脂シートの上下面を加熱する樹脂シート加熱方法であって、上記樹脂シートの上下面の何れか一方のシート温度を測定するシート温度測定工程と、上記上下ヒータの何れか一方に対し、上記測定されたシート温度に基づいて上記樹脂シートの上下面のうち上記シート温度が測定された面のシート温度を所定の加熱温度にさせるフィードバック加熱制御を実行する第一加熱制御工程と、上記上下ヒータのうち上記第一加熱制御工程にて加熱制御されない他方のヒータに対して、上記樹脂シートの上下面のシート温度とは無関係に同第一加熱制御工程と異なる加熱制御を実行する第二加熱制御工程とを具備し、上記第二加熱制御工程では、上記他方のヒータに対して上記シート温度とは無関係に所定の設定温度にさせるフィードフォワード加熱制御を実行する構成としてある。
すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。
また、上下ヒータを第一,第二加熱制御工程にて異なる加熱制御を実行するに際して、樹脂シートに採用して好適な一例として、請求項7にかかる発明は、上記請求項6に記載の樹脂シート加熱装置において、上記樹脂シートは、積層にて形成されている構成としてある。
上記のように構成した請求項7にかかる発明においては、樹脂シートを積層にて形成する。樹脂シートが積層である場合、上層の樹脂シートと下層の樹脂シートとの性質が異なる場合が多い。かかる場合、この性質に応じて加熱制御を異ならせる必要がある。従って、本発明を利用して上下ヒータにて上層および下層に対して異なる加熱制御を実行することによって、異なる性質に対応した加熱制御を実現することが可能になる。
【0016】
上述した樹脂シート加熱装置は樹脂シートに対する加熱制御を実行するに際して上下ヒータの加熱制御方法を異ならせた。ここで、所定の設定温度に対して加熱制御を実行する場合、その具体的制御手法を適宜選択可能である。そこで、この具体的制御手法の一例として、熱成形に際して樹脂シートに対する加熱制御を実行する樹脂シート加熱制御装置であって、上記加熱制御における設定温度を取得する設定温度取得手段と、上記樹脂シートを加熱する加熱手段と、上記取得した設定温度に対応して同設定温度に対するゲインを変更しつつ上記加熱手段に対する加熱制御を実行する加熱制御手段とを具備する構成としてもよい。
【0017】
上記のように構成した発明においては、熱成形に際して樹脂シートに対する加熱制御を実行する樹脂シート加熱制御装置を提供するに際して、設定温度取得手段にて加熱制御における設定温度を取得する。そして、加熱制御手段にて取得した設定温度に対応して同設定温度に対するゲインを変更しつつ加熱手段に対する加熱制御を実行する。
上記発明によれば、設定温度に対応してゲインの変更を行なうことが可能な樹脂シート加熱制御装置を提供することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上下ヒータに対して異なる手法の加熱制御を実行することが可能になるとともに、樹脂シートが積層であって上層の樹脂シートと下層の樹脂シートとの性質が異なる場合に当該異なる性質に対応した加熱制御を実現することが可能な樹脂シート加熱装置を提供することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、フィードバック制御を実行するヒータを任意に選択することが可能になる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、樹脂シート上下面にて温度差を設けて好適な素材、熱成形条件に適用することが可能になる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、具体的構成の一例を提示することができる。
【0019】
さらに、請求項5、請求項7にかかる発明によれば、上下面を個別に加熱制御して好適な素材の一例を提示することができる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、上下ヒータに対して異なる手法の加熱制御を実行することが可能になるとともに、樹脂シートが積層であって上層の樹脂シートと下層の樹脂シートとの性質が異なる場合に当該異なる性質に対応した加熱制御を実現することが可能な樹脂シート加熱方法を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)発明の概要について:
(2)熱成形装置の構成について:
(3)樹脂シート加熱装置の構成について:
(4)制御システムの構成について:
(5)加熱制御処理について:
(6)制御システムの変形構成について:
(7)ヒータ切替加熱制御処理について:
(8)加熱制御処理の変形例について:
(9)加熱制御方法について:
(10)まとめ:
【0021】
(1)発明の概要について:
図1は本発明にかかる樹脂シート加熱装置の概要を示した発明概要図である。
同図において、樹脂シート加熱装置Cは、上ヒータC1と、下ヒータC2と、シート温度測定手段C3と、第一加熱制御手段C4と、第二加熱制御手段C5とから構成されている。上ヒータC1と下ヒータC2との間には樹脂シートSが介在し、上ヒータC1は樹脂シートSの上面を加熱し、下ヒータC2は樹脂シートSの下面を加熱する。シート温度測定手段C3は、この樹脂シートSの上下面の何れか一方のシート温度を測定可能に配設されているとともに、シート温度測定手段C3にて測定されたシート温度は第一加熱制御手段C3に入力される。シート温度を入力した第一加熱制御手段C4は、このシート温度に基づいて上ヒータC1あるいは下ヒータC2の何れか一方に対し、所定の加熱温度を目標温度とした加熱制御を実行する。
【0022】
すなわち、シート温度に基づいてフィードバック加熱制御を実行する。このとき、ヒータ選択手段C6を備えさせ、第一加熱制御手段C4が加熱制御を実施する対象を選択可能にしても良い。これにより、適宜状況に応じて上下ヒータC1,C2からフィードバック加熱制御を実行するヒータを選択することが可能になる。一方、第二加熱制御手段C5は、第一加熱制御手段C4によって加熱制御されないヒータに対して加熱制御を実行する。この加熱制御は第一加熱制御手段C4にて実行される加熱制御とは異なる手法にて実行する。このように樹脂シートSの上下面を一方はシート温度に基づくフィードバック加熱制御を実行し、他方はこれと異なる加熱制御を実行することによって、上下面にて温度差を設けた加熱制御を実行したり、上下面にてシート温度に基づく加熱制御と、シート温度に基づかない加熱制御とを区別して実行することが可能になる。
【0023】
(2)熱成形装置の構成について:
図2は、本発明にかかる樹脂シート加熱装置が配置される熱成形装置の全体構成を示した構成図である。
同図において、熱成形装置10には工程順にシート供給装置20、樹脂シート加熱装置30、成形装置40、トリミング装置50およびスクラップ回収装置60が備えられている。かかる構成により、シート供給装置20から樹脂シートSを順次繰り出し、樹脂シート加熱装置30を介して成形装置40に供給すると、この成形装置40は樹脂シートSに対して所定の成形型をプレスすることによって当該樹脂シートSのシート面に成形品S1を所定間隔で形成していく。そして、型成形が終了した樹脂シートSはトリミング装置50に繰り出されるため、このトリミング装置50は樹脂シートSから成形品S1をトリミングして成形品S1を回収する。そして、スクラップ回収装置60は成形品S1がトリミングされたスクラップシートS2を巻き取って回収する。
【0024】
ここで、シート供給装置20は樹脂シートSを巻き回して形成されたシートロール20aを回転可能に支持しており、樹脂シートSを繰り出して供給することが可能になっている。また、樹脂シート加熱装置30は相対面して配設された上下ヒータ30a,30bを備えており、シート供給装置20から供給される樹脂シートSはこの上下ヒータ30a,30b間を通過する。このとき、樹脂シートSは上下テーブル30a,30bから出力される輻射熱によって加熱軟化される。成形装置40は上下型40a,40bから構成される型成形機構を備えており、樹脂シート加熱装置30にて加熱軟化された樹脂シートSに対してこの上下型40a,40bをプレスさせることによって型成形を実行する。また、トリミング装置50は上方に押し切り刃が備えられた押し切り刃型50aが配置されるとともに、下方にこの押し切り刃の当接を受ける押し切り受型50bが配設されている。
【0025】
そして、トリミングに際して、押し切り刃型駆動部50a1にて押し切り刃型50aを下降駆動させるとともに、押し切り受型駆動部50b1にて押し切り受型50bを上昇駆動させることによって、押し切り刃型50aと押し切り受型50bとを樹脂シートSを介して相互に当接させる。そして、この当接によって、同樹脂シートSに成形された成形品S1をトリミング可能になっている。トリミングされた成形品S1はトリミング装置50内に設置されている成形品回収装置51にて回収され、スクラップシートS2が排出される。ここで、スクラップ回収装置60は所定の巻取機構を備えており、トリミング装置50から排出されるスクラップシートS2を順次巻き取り可能になっている。本実施形態の熱成形装置10にはシート供給装置20に回転可能に支持されたロールシートから樹脂シートSを繰り出して、樹脂シート加熱装置30、成形装置40、トリミング装置50に連続的に樹脂シートSを搬送するための樹脂シート搬送装置70が配設されている。
【0026】
(3)樹脂シート加熱装置の構成について:
図3は、樹脂シート加熱装置30の概略構成を斜視図により示している。
同図において、樹脂シート加熱装置30は、上下方向に所定間隔をおいて配置された上ヒータ30aと、下ヒータ30bとを備えており、図左方よりロールシートから繰り出された樹脂シートSを上下ヒータ30a,30bの間に介在させつつ加熱して軟化させている。なお、この軟化された樹脂シートSは、同図の右方に配置された成形装置40に搬送されて所定形状の成形品が成形される。
【0027】
図4は、上ヒータ30aの主要構成を平面図により示し、図5は、下ヒータ30bの主要構成を平面図により示している。
図において、上ヒータ30aは、所定の間隔を取りつつ碁盤目状に配置された36個(6個×6個)のヒータユニット30a1と、このヒータユニット30a1の間に配置された放射温度計(パイロメータ)30a2,30a3とを備えている。そして、上ヒータ30aの中央付近に形成された二箇所の空隙には、ヒータ面に対して略直交する方向へ軸線を配向させた略筒状の保護部材30a4,30a5が配置されており、保護部材30a4,30a5には、上述した放射温度計30a2,30a3が挿入される。
【0028】
このように、ヒータユニット30a1を密着させつつ配置するため、樹脂シートSの加熱時における加熱バランスの悪化を防ぐことが可能となる。また、放射温度計30a2,30a3を配置するため、樹脂シートSの表面のシート温度を検出し、このヒータ温度に基づいてフィードバック加熱制御を実行することにより、成形品ごとに軟化度合いの偏りを生じさせることなく、均一な樹脂シートSの加熱を実現可能としている。同様に、下ヒータ30bには、36個(6個×6個)のヒータユニット30b1が碁盤目状に配置されている。
【0029】
各ヒータユニット30b1は、上ヒータ30aと同様に、略矩形形状の外形を有しているため、隣接するヒータユニット30b1の直線部位に自身の直線部位を対向させ、各角部を突き合わせつつ配置される。なお、この下ヒータ30bも各ヒータユニット30b1が所定の間隔を取りつつ配置されており、上ヒータ30aにおけるヒータ面積と、下ヒータ30bにおけるヒータ面積とが均等になるように構成されている。本実施形態においては、ヒータユニット30a1およびヒータユニット30b1は輻射加熱可能な赤外線ヒータが利用される。
【0030】
(4)制御システムについて:
図6は、樹脂シート加熱装置30の加熱制御を実行する制御システムの構成を示した構成図である。
同図において、制御システム100は、概略、加熱制御処理を実行する制御コントローラ101を有し、この制御コントローラ101に放射温度計30a2,30a3を接続するとともに、上ヒータ30aおよび下ヒータ30bを接続して構成される。制御コントローラ101は内部に図示しないCPU、ROM、RAM等の機器を具備し、CPUがROMに格納された所定の制御プログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして使用しつつ当該制御プログラムを実行することによって、上ヒータ30aのヒータユニット30a1および下ヒータ30bのヒータユニット30b1のヒータ温度を加熱制御する。
【0031】
(5)加熱制御処理について:
図7は、制御システム100にて実行される上ヒータ加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。同図において、制御コントローラ101にて放射温度計30a2,30a3からシート温度を入力する(ステップS100)。次に、熱成形の諸条件に基づいて図示しない操作盤により制御コントローラ101のRAMに設定された樹脂シートSの目標温度を入力する(ステップS105)。そして、入力したシート温度が入力した目標温度より高いか否かを判別する(ステップS110)。判別の結果、シート温度が目標温度より高い場合は、このシート温度を低下させるために制御コントローラ101は、上ヒータ30aのヒータユニット30a1のヒータ温度を微少温度Δtだけ下降させる加熱制御を実行する(ステップS115)。
【0032】
一方、シート温度が目標温度より低いと判別された場合は(ステップS120)、このシート温度を上昇させるために制御コントローラ101は、上ヒータ30aのヒータユニット30a1のヒータ温度を微少温度Δtだけ上昇させる加熱制御を実行する(ステップS125)。また、シート温度が目標温度と一致している場合はヒータ温度を維持する加熱制御を実行する(ステップS130)。すなわち、上ヒータ30aに対してはシート温度に基づいて目標温度に対するフィードバック加熱制御を実行する。
【0033】
図8は、制御システム100にて実行される下ヒータ加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
同図において、最初に、熱成形の諸条件に基づいて図示しない操作盤により制御コントローラ101のRAMに設定された設定ヒータ温度を入力する(ステップS200)。そして、制御コントローラ101はこの入力した設定ヒータ温度に基づいて下ヒータ30bのヒータユニット30b1のヒータ温度の加熱制御を実行する(ステップS205)。
【0034】
図9は、上ヒータ加熱制御処理および下ヒータ加熱制御処理が実行された場合のヒータ温度の変化を示した変化態様図である。
同図においては、縦軸に上ヒータ30aおよび下ヒータ30bのヒータ温度を示すとともに、横軸に時間経過を示す。上ヒータ30aはシート温度の目標温度に対する変動に基づいてヒータ温度が加熱制御され、出力が微少に上下動する。一方、下ヒータ30bは設定ヒータ温度に基づいて出力が一定に保持される。すなわち、樹脂シートSの上面は微少に上下動する上ヒータ30aの出力を受けてシート温度が目標温度に略保持される。また、樹脂シートSの下面はシート温度の変動に拘わらず、一定の下ヒータ30bの出力を受ける。
【0035】
このように、上ヒータ30aに放射温度計30a2,30a3を配設するとともに制御コントローラ101にて上ヒータ30aに対してはこの放射温度計30a2,30a3によって測定されるシート温度によるフィードバック加熱制御を実行し、下ヒータ30bに対しては設定ヒータ温度によるフィードフォワード加熱制御を実行し、上下ヒータ30a,30bを個別に加熱制御することを可能にする。また、かかる場合、上ヒータ30aによる加熱制御の基準となる目標温度と、下ヒータ30bによる加熱制御の基準となる設定ヒータ温度とに温度差を設けることによって、樹脂シートSの上下面を異なるシート温度とすることが可能となる。
【0036】
上述した実施形態においては、上ヒータ30aに放射温度計30a2,30a3を配設し、上ヒータ30aのヒータ温度を加熱制御するに際して、この放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度を参照し、シート温度を所定の目標温度に加熱制御する手法を採用した。むろん、上述した本実施形態とは逆の構成、すなわち、上ヒータ30aには放射温度計を配設せず、当該上ヒータ30aを所定の設定ヒータ温度に基づいてフィードフォワード加熱制御を実行し、図10に示すように、下ヒータ30bに放射温度計30b2,30b3を配設し、当該下ヒータ30bのヒータ温度をこの放射温度計30b2,30b3にて測定されたシート温度に基づいてフィードバック加熱制御を実行する手法を採用しても良い。
【0037】
また、上述した実施形態においては、上ヒータ30aに配設された放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度に基づいて、上ヒータ30aのヒータ温度に対するフィードバック加熱制御を実行する構成を採用した。むろん、上ヒータ30aに配設された放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度に基づいて、下ヒータ30bをフィードバック加熱制御するようにしても良い。また、樹脂シートSの性質や熱成形条件等の状況に応じて、放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度に基づいてフィードバック加熱制御を実行するヒータを選択することができるようにしても良い。
【0038】
(6)制御システムの変形構成について:
図11は、制御システムの構成を示した構成図である。
同図において、制御システム100は、上述した制御コントローラ101に切替回路102を内蔵させるとともに、この切替回路102に対してヒータ選択部103を接続させる。そして、この切替回路102に上ヒータ30aおよび下ヒータ30bを接続し、切替回路102の内部に配置される図示しないスイッチによってフィードバック加熱制御対象を切り替え可能になっている。一方、作業者は、ヒータ選択部103にてフィードバック加熱制御対象を選択可能になっている。このヒータ選択部103にて上ヒータ30aが選択された場合は、この選択が切替回路102に通知され、切替回路102はフィードバック加熱制御対象を上ヒータ30aに切り替える。一方、ヒータ選択部103にて下ヒータ30bが選択された場合は、この選択が切替回路102に通知され、切替回路102はフィードバック加熱制御対象を下ヒータ30bに切り替える。
【0039】
(7)ヒータ切替加熱制御処理について:
図12は、ヒータ切替加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。同図において、制御コントローラ101は最初にヒータ選択部103からの通知を切替回路102にて入力する(ステップS300)。ここで、この通知が上ヒータ30aであるか下ヒータ30bであるかを判別し(ステップS305)、上ヒータ30aであると判別された場合はスイッチを上ヒータ30a側に切り替える(ステップS310)。このように、切替回路102が上ヒータ30aに切り替えられると、上ヒータ30aに対して、放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度を目標温度に加熱制御するフィードバック加熱制御を実行する(ステップS315)。一方、ステップS305にて通知が下ヒータ30bであると判別された場合はスイッチを下ヒータ30b側に切り替える(ステップS320)。このように、切替回路102が下ヒータ30bに切り替えられると、下ヒータ30bに対して、放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度を目標温度に加熱制御するフィードバック加熱制御を実行する(ステップS325)。
【0040】
また、樹脂シートSの上下面に対して異なる加熱制御を実行し、この上下面に温度差を設ける観点においては、樹脂シートSの上面と下面とのシート温度を個別に測定し、上面のシート温度に基づいて上ヒータ30aの加熱制御を実行するとともに、下面のシート温度に基づいて下ヒータ30bの加熱制御を実行するようにしても良い。かかる場合、上ヒータ30aを上述した図4の構成にすることにより、同上ヒータ30aに放射温度計30a2,30a3を配設し、下ヒータ30bを上述した図10の構成にすることにより、同下ヒータ30bに放射温度計30b2,30b3を配設すれば良い。
【0041】
(8)加熱制御処理の変形例について:
図13は、下ヒータ30bに放射温度計30b2,30b3を配設した場合に、制御システム100にて実行される下ヒータ加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。同図において、制御コントローラ101にて放射温度計30b2,30b3からシート温度を入力する(ステップS400)。次に、熱成形の諸条件に基づいて図示しない操作盤により制御コントローラ101のRAMに設定された樹脂シートSの目標温度を入力する(ステップS405)。そして、入力したシート温度が入力した目標温度より高いか否かを判別する(ステップS410)。判別の結果、シート温度が目標温度より高い場合は、このシート温度を低下させるために制御コントローラ101は、下ヒータ30bのヒータユニット30b1のヒータ温度を微少温度Δtだけ下降させる加熱制御を実行する(ステップS415)。
【0042】
一方、シート温度が目標温度より低いと判別された場合は(ステップS420)、このシート温度を上昇させるために制御コントローラ101は、下ヒータ30bのヒータユニット30b1のヒータ温度を微少温度Δtだけ上昇させる加熱制御を実行する(ステップS425)。また、シート温度が目標温度と一致している場合はヒータ温度を維持する加熱制御を実行する(ステップS430)。すなわち、上ヒータ30bに対してはシート温度に基づいて目標温度に対するフィードバック加熱制御を実行する。
【0043】
(9)加熱制御方法について:
ここで、目標温度に対してヒータ温度を加熱制御する場合、目標温度に対するゲインの設定は特に限定されない。このとき、目標温度とシート温度との温度差に基づいてゲインを設定しても良いし、目標温度に対応してゲインの設定を行なっても良い。
【0044】
(10)まとめ:
以上、説明してきたように、上ヒータ30aに放射温度計30a2,30a3を配設してこの放射温度計30a2,30a3にて測定されたシート温度に基づいて当該上ヒータ30aに対してフィードバック加熱制御を実行するとともに、下ヒータ30bに対しては所定の設定ヒータ温度によるフィードフォワード加熱制御を実行することによって、上下ヒータ30a,30bに対して異なる加熱制御を実行することが可能になるとともに、樹脂シートが積層であって上層の樹脂シートと下層の樹脂シートとの性質が異なる場合に当該異なる性質に対応した加熱制御を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる樹脂シート加熱装置の概要を示した発明概要図である。
【図2】 熱成形装置の全体構成を示した構成図である。
【図3】 樹脂シート加熱装置の概略構成を示した斜視図である。
【図4】 上ヒータの主要構成の平面図である。
【図5】 下ヒータの主要構成の平面図である。
【図6】 加熱制御を実行する制御システムの構成を示した構成図である。
【図7】 上ヒータ加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図8】 下ヒータ加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図9】 ヒータ温度の変化を示した変化態様図である。
【図10】 下ヒータの変形例の主要構成の平面図である。
【図11】 制御システムの変形構成を示した構成図である。
【図12】 ヒータ切替加熱制御処理の処理内容を示したフローチャートである。
【図13】 下ヒータ加熱制御処理の変形処理内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
C…樹脂シート加熱装置
C1…上ヒータ
C2…下ヒータ
C3…シート温度測定手段
C4…第一加熱制御手段
C5…第二加熱制御手段
C6…ヒータ選択手段
S…樹脂シート
Claims (7)
- 樹脂シートの上面を加熱する上ヒータと、
同樹脂シートの下面を加熱する下ヒータと、
上記樹脂シートの上下面の何れか一方のシート温度を測定するシート温度測定手段と、
上記上下ヒータの何れか一方に対し、上記測定されたシート温度に基づいて上記樹脂シートの上下面のうち上記シート温度が測定された面のシート温度を所定の加熱温度にさせるフィードバック加熱制御を実行する第一加熱制御手段と、
上記上下ヒータのうち上記第一加熱制御手段にて加熱制御されない他方のヒータに対して、上記樹脂シートの上下面のシート温度とは無関係に同第一加熱制御手段と異なる加熱制御を実行する第二加熱制御手段とを具備し、
上記第二加熱制御手段は、上記他方のヒータに対して上記シート温度とは無関係に所定の設定温度にさせるフィードフォワード加熱制御を実行することを特徴とする樹脂シート加熱装置。 - 上記第一加熱制御手段にて加熱制御を実行する上下ヒータの何れか一方を選択するヒータ選択手段を備えることを特徴とする上記請求項1に記載の樹脂シート加熱装置。
- 上記第二加熱制御手段は、上記設定温度を上記第一加熱制御手段における上記加熱温度と比較して温度差が生じるように設定することを特徴とする上記請求項1または請求項2に記載の樹脂シート加熱装置。
- 上記シート温度測定手段は、上記樹脂シートの上面のシート温度を測定するとともに、上記第一加熱制御手段は、上記上ヒータの加熱制御を実行し、上記第二加熱制御手段は、上記下ヒータの加熱制御を実行することを特徴とする上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の樹脂シート加熱装置。
- 上記樹脂シートは、積層にて形成されていることを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の樹脂シート加熱装置。
- 上下ヒータにて樹脂シートの上下面を加熱する樹脂シート加熱方法であって、
上記樹脂シートの上下面の何れか一方のシート温度を測定するシート温度測定工程と、
上記上下ヒータの何れか一方に対し、上記測定されたシート温度に基づいて上記樹脂シートの上下面のうち上記シート温度が測定された面のシート温度を所定の加熱温度にさせるフィードバック加熱制御を実行する第一加熱制御工程と、
上記上下ヒータのうち上記第一加熱制御工程にて加熱制御されない他方のヒータに対して、上記樹脂シートの上下面のシート温度とは無関係に同第一加熱制御工程と異なる加熱制御を実行する第二加熱制御工程とを具備し、
上記第二加熱制御工程では、上記他方のヒータに対して上記シート温度とは無関係に所定の設定温度にさせるフィードフォワード加熱制御を実行することを特徴とする樹脂シート加熱方法。 - 上記樹脂シートは、積層にて形成されていることを特徴とする上記請求項6に記載の樹脂シート加熱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387768A JP3886799B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387768A JP3886799B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003181912A JP2003181912A (ja) | 2003-07-03 |
JP3886799B2 true JP3886799B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=27596496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001387768A Expired - Fee Related JP3886799B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3886799B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008053150A (ja) | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Asano Laboratories Co Ltd | 加熱装置及び加熱方法 |
JP4898352B2 (ja) | 2006-08-29 | 2012-03-14 | 株式会社浅野研究所 | 加熱ユニット及び樹脂シート加熱装置 |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001387768A patent/JP3886799B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003181912A (ja) | 2003-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3886799B2 (ja) | 樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法 | |
US8746132B2 (en) | Heated discharge platen for dough processing system | |
US2791801A (en) | Method and apparatus for continuously producing thermoplastic organic synthetic plastic sheets having polished surfaces | |
EP0063462B1 (en) | Thermoforming apparatus | |
JP6527375B2 (ja) | トリミング装置 | |
EP0535998B1 (en) | Improvements in the manufacture of package blanks | |
US7317175B2 (en) | User interface for configuring and controlling an array of heater elements | |
JPS5836406A (ja) | 熱板圧空式成形装置 | |
JP4459342B2 (ja) | 厚物熱成形装置および厚物熱成形方法 | |
CN211498267U (zh) | 数控电热裁剪装置 | |
CN110026513B (zh) | 锻压生产方法 | |
JP7058384B2 (ja) | 差圧成形装置、及び、差圧成形方法 | |
CN109228275B (zh) | 一种具有厚度检测装置的吸塑成型机及其控制方法 | |
JP7456611B2 (ja) | シートトリミング装置の制御方法、及びシート成形システム | |
JP5937313B2 (ja) | 熱成形装置及びその温調ユニット | |
EP0292199B1 (en) | Forming system for thermoformable parts with flexible web coverstock | |
JPS6362380B2 (ja) | ||
JP2006247772A (ja) | 硬質ウレタンフォームの裁断加工方法 | |
JP3521053B2 (ja) | シ−ト状材料の加熱制御方法 | |
JPS6147232A (ja) | 連続シ−トフオ−ミング装置 | |
JP2021130234A (ja) | 熱成形装置 | |
EP4169697A1 (en) | Thermoforming method and system | |
WO2004056544A1 (en) | Continuous press for manufacturing biodegradable plates | |
CN112154056B (zh) | 片导引装置 | |
JPH04127997A (ja) | タンデムプレス装置の温度制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060720 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3886799 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151201 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |