JP4898353B2 - 加熱システム - Google Patents

加熱システム Download PDF

Info

Publication number
JP4898353B2
JP4898353B2 JP2006232256A JP2006232256A JP4898353B2 JP 4898353 B2 JP4898353 B2 JP 4898353B2 JP 2006232256 A JP2006232256 A JP 2006232256A JP 2006232256 A JP2006232256 A JP 2006232256A JP 4898353 B2 JP4898353 B2 JP 4898353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
heater
phase
heater element
support plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006232256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008059790A (ja
Inventor
俊広 高井
靖艶 大橋
和司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asano Laboratories Co Ltd
Original Assignee
Asano Laboratories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asano Laboratories Co Ltd filed Critical Asano Laboratories Co Ltd
Priority to JP2006232256A priority Critical patent/JP4898353B2/ja
Priority to US11/558,516 priority patent/US7323664B1/en
Publication of JP2008059790A publication Critical patent/JP2008059790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4898353B2 publication Critical patent/JP4898353B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B1/00Details of electric heating devices
    • H05B1/02Automatic switching arrangements specially adapted to apparatus ; Control of heating devices
    • H05B1/0227Applications
    • H05B1/0288Applications for non specified applications
    • H05B1/0294Planar elements

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

本発明は、輻射熱によって被加熱物を加熱する輻射ヒータが複数配列された加熱システムに関するものである。
従来、前述の輻射ヒータとして、例えば特許文献1に示されるように、一対の接続端子が間隔を開けて配置された支持板の一方の面に、帯状ヒータエレメントがその幅方向を支持板と平行となるように、かつ、前記支持板の一方の面を略覆うように配置されたものが提案されている。
この輻射ヒータにおいては、帯状ヒータエレメントに接続端子を介して通電することにより帯状ヒータエレメントを直接発熱させ、この帯状ヒータエレメントからの輻射熱によって被加熱物を加熱するものである。
このような輻射ヒータにおいては、通常、3相交流電源を供給電源として単相2線方式で配線されており、比較的高い電圧を帯状ヒータエレメントに与えて効率良く発熱させている。
また、帯状ヒータエレメントへ通電する電流または電圧を変化させることで帯状ヒータエレメント自体の温度を調整することができ、この輻射ヒータによる被加熱物の加熱状態を応答性良く制御することができる。
特開2002−260831号公報
ところで、従来の輻射ヒータにおいては、3相交流電源の比較的高い電圧(例えば、200V)で帯状ヒータエレメントに通電しているので、万が一漏電した場合に周辺機器等に与える影響が大きくなるおそれがあった。
さらに、前記輻射ヒータを複数配列させた場合においては、それぞれの輻射ヒータに電源ケーブルを配線することになり、これら電源ケーブル同士が干渉してしまい、配線作業が非常に困難であった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、輻射ヒータの発熱量を確保できるとともに、配線作業が容易な加熱システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る加熱システムは、概略矩形状をなす支持板及びこの支持板の一方の面に互いに間隔をあけて立設されている一対の接続端子を有するとともにこれら一対の接続端子の間に帯状ヒータエレメントが前記一方の面を覆うように配置された輻射ヒータが複数配列され、これら輻射ヒータに通電する供給電源と前記輻射ヒータとの間にはトランスが配備され、該トランスによって前記一対の接続端子間の電圧Eが25V≦E≦35Vの範囲内に調整されており、前記帯状ヒータエレメントは、幅方向中央部が突出する山形状をなすように折り曲げられた断面形状をなし、前記帯状ヒータエレメントの幅Wが8.5mm≦W≦11.7mm、厚さtが0.05mm≦t≦0.08mmの範囲内に設定され、前記幅Wは、前記山形状の断面がなすそれぞれの斜辺の長さの和となり、前記輻射ヒータは、前記トランスと3相4線方式で結線されていて、一方の接続端子にはニュートラルラインが接続され、他方の接続端子には前記トランスの2次側のU相、V相、W相のいずれかが接続されていることを特徴としている。
本発明の加熱システムによれば、輻射ヒータの一対の接続端子間の電圧Eがトランスによって25V≦E≦35Vの範囲内に調整されているので、万が一漏電した場合の周辺機器への影響を小さくすることができる。
さらに、前記帯状ヒータエレメントの幅Wが8.5mm≦W≦11.7mm、厚さtが0.05mm≦t≦0.08mmの範囲内に設定されているので、帯状ヒータエレメントの断面積が小さく電気抵抗が大きくなり、25V≦E≦35Vの範囲内の電圧であっても確実に発熱させることができる。さらに、この帯状ヒータエレメントの剛性を確保して加熱時の熱変形を防止することができる。
また、幅Wが確保されているので、この帯状ヒータエレメントを、支持板の一方の面を覆うように容易に配置でき、被加熱物を一様に加熱することができる。
また、前記輻射ヒータが、前記トランスと3相4線方式で結線され、一方の接続端子にニュートラルラインが接続され、他方の接続端子に前記トランスの2次側のU相、V相、W相のいずれかが接続されているので、輻射ヒータは、それぞれU−N、V−N、W−Nで結線されることになり、ニュートラルラインにはヒータアンバランス分のみの電流が流れることになり、ニュートラルラインを細くして配線作業を容易に行うことができる。
ここで、複数の前記輻射ヒータの前記一方の接続端子を一列に並ぶように配置してこれらをブスバーによって接続してもよい。
この場合、ニュートラルラインをそれぞれの輻射ヒータに個別に配線する必要がなくなり、配線作業をさらに容易にすることができる。
本発明によれば、輻射ヒータの発熱量を確保できるととともに、配線作業が容易な加熱システムを提供することができる。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照にして説明する。図1に本発明の一実施形態である加熱システムの電源系統図を示す。また、図2から図5に、前記加熱システムを構成する加熱ユニットを示す。さらに、図6から図8に、加熱ユニットに使用される輻射ヒータを示す。
この加熱システム1は、概略正方形平板状をなす輻射ヒータ20がフレーム体11に複数配列された加熱ユニット10と、これらの輻射ヒータ20と供給電源との間に配備されたトランス2とを備えている。
本実施形態においては、供給電源として200Vの3相交流電源を使用しており、トランス2の1次側2Aに3相交流電源のR相3、S相4、T相5がそれぞれ結線されており、トランス2の2次側2Bには3相4線方式で複数の輻射ヒータ20が接続されている。つまり、輻射ヒータ20には、それぞれニュートラルライン6(N)とU相7、V相8、W相9のいずれかが接続されているのである。
そして、このトランス2によって、U相7とニュートラルライン6間、V相8とニュートラルライン6間、W相9とニュートラルライン6間の電圧Eが、25V≦E≦35Vの範囲内に設定されており、より具体的にはE=32Vに設定されている。
次に加熱ユニット10について説明する。加熱ユニット10は、輻射ヒータ20が一列に並べて取り付けられるブランケット50を有し、これら複数のブランケット50がフレーム体11に並列するように固定されて構成されている。
輻射ヒータ20は、図6及び図7に示すように、概略正方形平板状、厳密には正方形面の4つの角部がそれぞれ正方形面の辺稜部に対して45°で交差する直線で切り落とされた八角形平板状をなす支持板21と、この支持板21の一方の面21A(図6において上側を向く面)に配置される帯状ヒータエレメント40とを有している。
支持板21は、例えばステンレス鋼の板材から構成され、八角形面の辺稜部にそれぞれ一方の面21Aに対して直交するように折り曲げられた側壁部22が配設されており、全体として八角形の角盆状をなしている。なお、各辺稜部に形成された側壁部22同士の間にはスリットが形成されている。
また、支持板21の一方の面21Aには、断熱性及び絶縁特性に優れたマイカシート23が貼着されている。
さらに、支持板21の一方の面21Aには、複数の張架支持部材24及び一対の接続端子30、30が立設されている。本実施形態においては、図6に示すように、八角形面の対角(図6おいて左上側及び右下側)に前記一対の接続端子30、30が配置され、これらの接続端子30、30の間に8個の張架支持部材24が、八角形面の対向する一対の辺稜部(図6において上側及び下側に位置する辺稜部)に沿ってそれぞれ交互に配置されている。なお、これらの張架支持部材24及び一対の接続端子30の支持板21の一方の面21Aからの突出高さは、前記側壁部22の高さよりも一段低くなるように設定されている。
張架支持部材24は、図7に示すように、支持板21に穿設された貫通孔を通じて一方の面21A側に向けて突出するように固定されたスタッドピン25に、概略円筒状をなす一対のスペーサ(第1スペーサ26及び第2スペーサ27)が貫通され、これら第1、第2スペーサ26、27がブッシュナット28で固定されることで構成されている。
支持板21の一方の面21Aにマイカシート23を介して接するように配置された第1スペーサ26は、絶縁体によって構成され、その一方側を向く端面の中央に凹部26Aが穿設されている。
また、第2スペーサ27は、同じく絶縁体によって構成され、他方側(図7において下側)に向けて突出して前記凹部26Aに嵌合可能な凸部27Aを有している。ここで、この凸部27Aの突出高さは前記凹部26Aの深さよりも大きくされており、これら第1、第2スペーサ26、27の間に位置するスタッドピン25の周縁に、僅かなスペースが形成されることになる。
接続端子30は、支持板21の角部に設けられた貫通孔に一方の面21Aから嵌入される矩形平板状をなす絶縁碍子31と、支持板21及び絶縁碍子31を貫通するようにして支持板21の一方の面21A及び他方の面21Bからそれぞれ突出するように配置されるボルト32とを有している。
ボルト32のうち支持板21の一方の面21Aから突出した部分には、電極金具33及び固定ナット34が配設されている。また、ボルト32のうち支持板21の他方の面21Bから突出した部分には、絶縁ワッシャ35が支持板21の他方の面21Bに密着するようにワッシャを介してナット36で固定され、このワッシャの他方側には内部筒37と碍管38とが配置され、これら内部筒37及び碍管38のさらに他方側には、電源ケーブル57が接続される接続部39が、複数のナットとワッシャによって構成されている。
そして、一対の接続端子30、30に設けられたそれぞれの接続部39、39の支持板21の他方の面21Bからの突出高さは同一とされている。
帯状ヒータエレメント40は、薄板状をなすニクロム板を左右から交互に切れ目をいれることで蛇行するように構成されており、帯状部42と折り返し部43とが交互に設けられている。
この帯状ヒータエレメント40の端部はそれぞれU字状に切り欠かれており、同じくU字状に形成された補強部材44が積層するように接合されている。
また、前記折り返し部43の内側部分には、前記張架支持部材24を構成する第2スペーサ27の凸部27Aと係合可能な切り欠き(図示なし)が設けられている。さらに、この折り返し部43の外側部分には、薄板小片状の導電部材45が積層するように貼着されている。
また、この帯状ヒータエレメント40の断面は、図8に示すように、一方側(図8において上側)に向けて幅方向中央部が突出する山形状をなすように折り曲げられている。そして、この帯状ヒータエレメント40の幅Wは、8.5mm≦W≦11.7mmの範囲内に設定され、より具体的にはW=10mmとされている。なお、本実施形態においては帯状ヒータエレメント40が山形状とされており、山形状の断面がなすそれぞれの斜辺の長さW1、W2とすると幅Wは、W=W1+W2となる。
さらに、この帯状ヒータエレメント40の厚さtは、0.05mm≦t≦0.08mmの範囲内に設定され、より具体的にはt=0.06mmとされている。
この帯状ヒータエレメント40の一方側を向く面が被加熱物に対向配置される加熱面40Aとされ、輻射率を向上させるために耐熱性を有するとともに黒色を呈する合成樹脂製塗料が塗布されて塗膜46が形成されている。また、帯状ヒータエレメント40の他方側を向く面が前記支持板21の一方の面21Aに対向配置される対向面40Bとされ、前記塗料は塗布されておらず塗膜46が形成されていない。
ここで、塗膜46が形成された加熱面40Aの輻射率は0.96とされ、塗膜46が形成されていない対向面40Bの輻射率は0.64〜0.76とされている。
帯状ヒータエレメント40は、前記対向面40Bが支持板21の一方の面21Aに対向するようにして、接続端子30に設けられた電極金具33に帯状ヒータエレメント40の端部が載置されて固定ナット34によって固定されるとともに、帯状ヒータエレメント40の折り返し部43の内側部分に設けられた切り欠きが張架支持部材24の第2スペーサ27の凸部27Aに係合されて、第1スペーサ26と第2スペーサ27との間のスペースに遊動可能に支持され、支持板21の一方の面21Aから離間するように装着される。
なお、固定ナット34は緩み防止のためにボルト32に溶着されるとともに、ブッシュナット28の外れ防止のためにスタッドピン25の先端がカシメられている。
ここで、支持板21の一方の面21Aに対向する側、つまり、帯状ヒータエレメント40の加熱面40Aに対向する側から見て、この帯状ヒータエレメント40の面積は、支持板21の面積の55%から75%を占めるように構成されており、より具体的には65%を占めるように構成されている。
また、支持板21の他方の面21Bには、八角形面の中央から接続端子30と平行に突出する断面矩形状の取付部29が設けられている。
このように構成された輻射ヒータ20が一列に縦列するように並べて取り付けられるブラケット50は、図4に示すように、輻射ヒータ20の縦列方向に延びる長方形平板状をなしている。ブラケット50の長手方向両端には、このブラケット50をフレーム体11に固定する固定ネジ(図示なし)が挿通される固定孔51が設けられている。この固定孔51は、前記輻射ヒータ20の縦列方向に延びる長孔とされている。
そして、ブラケット50の幅方向中央には、幅方向に延びる長孔状をなして輻射ヒータ20の取付部29が挿通される取付孔52が縦列するように配設されており、本実施形態においては7つの取付孔52が配設されている。つまり、このブラケット50は、7つの輻射ヒータ20を縦列するように取り付けるものである。
これら取付孔52の幅方向両側には、一対の接続端子30の接続部39がそれぞれ挿通される端子孔53が縦列するように配設されている。つまり、端子孔53、取付孔52、端子孔53の3つが並列するように配設されているのである。
また、このブラケット50の幅方向両端部分は、図5に示すように、輻射ヒータ20の取付部29が配置される方向に向けてコの字状に折り曲げられてセラミックスファイバー等の断熱材55を保持する保持部54が形成されている。
前記輻射ヒータ20の取付部29が取付孔52に挿通されるとともに一対の接続端子30、30の接続部39、39が端子孔53、53にそれぞれ挿通されるように配置され、取付部29とブラケット50とがクランプ部材(図示なし)によって固定されることにより、輻射ヒータ20は、図5に示すように、支持板21がブラケット50から離間した状態で固定されることになる。
なお、前記端子孔53に挿通された接続端子30の接続部39が断熱材55から突出するように、取付部29の突出高さが設定されている。
図4においては、7つの輻射ヒータ20の一方の接続端子30(図4において右側)は、銅のブスバー56によって接続されてトランス2の2次側2Bのニュートラルライン6(N)に接続されていて、他方(図4において左側)の接続端子30には、それぞれ個別に電源ケーブル57が結線されて、それぞれトランス2の2次側2BのU相7、V相8、W相9のいずれかに接続されている。
このような構成とされた加熱システム1は、複数配列された輻射ヒータ20の帯状ヒータエレメント40に通電することによって帯状ヒータエレメント40を温度上昇させて、この帯状ヒータエレメント40からの輻射熱によって被加熱物を加熱するものである。
本実施形態である加熱システム1においては、トランス2によって2次側2BのU相7とニュートラルライン6間、V相8とニュートラルライン6間、W相9とニュートラルライン6間の電圧Eが、25V≦E≦35Vの範囲内に設定され、より具体的にはE=32Vに設定されていて、輻射ヒータ20の一方の接続端子30がニュートラルライン6(N)に接続され、他方の接続端子30がそれぞれU相7、V相8、W相9のいずれかに接続されているので、万が一漏電した場合であっても、電圧が低く周辺への影響を小さくすることができるとともに、帯状ヒータエレメント40を確実に発熱させることができる。
また、帯状ヒータエレメント40の幅Wが8.5mm≦W≦11.7mmの範囲内に、より具体的にはW=10mmとされ、厚さtが0.05mm≦t≦0.08mmの範囲内に、より具体的にはt=0.06mmとされているので、帯状ヒータエレメント40の断面積が小さくなって抵抗が大きくなり、電圧が32Vと比較的低くても帯状ヒータエレメント40を発熱させることができる。
また、厚さtが0.06mmとされて帯状ヒータエレメント40の剛性が確保されているので、帯状ヒータエレメント40の熱変形を防止することができる。
さらに、幅Wが10mmとされているので、この帯状ヒータエレメント40を、支持板21の一方の面21Aを覆うように簡単に配置でき、被加熱物を一様に加熱することができる。
さらに、本実施形態である加熱ユニット10においては、輻射ヒータ20が3相4線方式で結線されていて、一方の接続端子30にニュートラルライン6(N)が、他方の接続端子30に前記トランス2の2次側2BのU相7、V相8、W相9のいずれかが接続されているので、ヒータアンバランス分のみの電流がニュートラルライン6に流れることになり、ニュートラルライン6を細くして配線作業を一層簡単にすることができる。
また、複数の輻射ヒータ20の一方の接続端子30が一列に並ぶように配置されてブスバー56によって接続されているので、ニュートラルライン6をそれぞれの輻射ヒータ20に個別に配線する必要がなく、配線作業をさらに容易にすることができる。
また、電源ケーブル57の数が少なくなっているので、一方の接続端子30と他方の接続端子30の突出高さを同一に設定しても電源ケーブル57同士が干渉することがない。よって、一方の接続端子30の支持板21の他方の面21Bからの突出高さと他方の接続端子30の前記他方の面21Bからの突出高さとを同一に設定して輻射ヒータ20の全体の厚さを薄くすることができ、加熱ユニット10を小型化することができる。
また、複数の輻射ヒータ20がブラケット50に一列に縦列するように取り付けられており、このブラケット50をその幅方向に並列するようにフレーム体11に固定しているので、輻射ヒータ20の取付作業をブラケット50毎に行った後に、このブラケット50をフレーム体11に固定することで、複数の輻射ヒータ20を配列した加熱ユニット10を構成することができ、輻射ヒータ20の取付作業を簡単に行うことができる。
さらに、ブラケット50に輻射ヒータ20を取り付ける際に縦列方向における輻射ヒータ20同士の間隔を調整し、さらにこのブラケット50をフレーム体11に並列するように固定する際にブラケット50同士の間隔を調整することにより、輻射ヒータ20が熱変形した際の輻射ヒータ20同士の干渉を防止できる。
さらに、輻射ヒータ20においては、帯状ヒータエレメント40の被加熱物(樹脂シートS)と対向配置される加熱面40Aに輻射率を向上させる塗膜46が形成されているので、被加熱物を効率良く加熱することができる。また、支持板21の一方の面21Aに対向するように配置される対向面40Bに前記塗膜46が形成されていないので、対向面40Bからの熱の輻射が抑えられて支持板21の温度上昇が防止され、支持板21、接続端子30等への熱影響を抑えることができる。
さらに、対向面40Bからの輻射熱が抑制されるので、支持板21に反射率の高い反射板を設けて熱を反射する必要がなく、反射板の表面状態によって輻射ヒータ20の加熱状態がばらつくことがない。すなわち、この輻射ヒータ20においては、反射熱は加熱にほとんど寄与せず、帯状ヒータエレメント40の加熱面40Aからの輻射熱のみが被加熱物の加熱に寄与することになる。したがって、輻射ヒータ20毎の加熱状態のばらつきが小さくなり、複数の輻射ヒータ20を並べて使用した場合でも被加熱物を均一に加熱することができる。
また、加熱面40Aに対向する側から見て、帯状ヒータエレメント40の加熱面40Aの面積が、支持板21の面積の55%から75%を占めるように、より具体的には 65%を占めるように構成されているので、帯状ヒータエレメント40からの輻射熱のみによって被加熱物を均一に加熱することができるとともに、隣り合うように配置された帯状部42同士の間の空隙を確保して、帯状ヒータエレメント40が熱膨張によって変形した場合でも帯状ヒータエレメント40同士が接触することを防止でき、帯状ヒータエレメント40を温度上昇させて輻射熱を大きくして被加熱物を効率良く加熱することができる。
また、帯状ヒータエレメント40の断面が、一方側に向けて突出する山形状をなすように折り曲げられているので、この帯状ヒータエレメント40の剛性が確保され、加熱した際に帯状ヒータエレメント40が垂れ下がるように変形することを防止できる。
また、帯状ヒータエレメント40の折り返し部43の外側部分に導電部材45が貼着されているので、折り返し部43における電流経路が是正されて均一に電流を流すことができる。
以上、本発明の実施形態である加熱システムについて説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、供給電源を200Vの3相交流電源として説明したが、これに限定されることはなく、380V、100V等の3相交流電源であってもよい。
また、輻射ヒータの帯状ヒータエレメントを蛇行させるように配置したものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば、帯状の帯状ヒータエレメントを渦巻状に配置してもよい。ただし、本実施形態のように帯状ヒータエレメントを蛇行させることで接続端子同士を離間するように配置することができ、配線作業が容易となるので好ましい。
また、加熱面に対向する側から見て、帯状ヒータエレメントの加熱面の面積が、支持板の面積の55%から75%を占めるように、より具体的には65%を占めるように構成したものとして説明したが、この数値範囲に限定されることはない。
本実施形態である加熱システムの電源系統図である。 図1に示す加熱システムを構成する加熱ユニットの正面図である。 図2に示す加熱ユニットの背面図である。 図2に示す加熱ユニットに備えられたブラケットを示す図である。 図2に示す加熱ユニットの部分断面図である。 図2に示す加熱ユニットに装着された輻射ヒータの正面図である。 図6に示す輻射ヒータの断面図である。 図6に示す輻射ヒータに備えられた帯状ヒータエレメントの一部拡大断面図である。
符号の説明
1 加熱システム
2 トランス
6 ニュートラルライン(N)
7 U相
8 V相
9 W相
10 加熱ユニット
12 トランス
20 輻射ヒータ
21 支持板
30 接続端子
40 帯状ヒータエレメント
56 ブスバー

Claims (2)

  1. 概略矩形状をなす支持板及びこの支持板の一方の面に互いに間隔をあけて立設されている一対の接続端子を有するとともにこれら一対の接続端子の間に帯状ヒータエレメントが前記一方の面を覆うように配置された輻射ヒータが複数配列され、
    これら輻射ヒータに通電する供給電源と前記輻射ヒータとの間にはトランスが配備され、該トランスによって前記一対の接続端子間の電圧Eが25V≦E≦35Vの範囲内に調整されており、
    前記帯状ヒータエレメントは、幅方向中央部が突出する山形状をなすように折り曲げられた断面形状をなし、
    前記帯状ヒータエレメントの幅Wが8.5mm≦W≦11.7mm、厚さtが0.05mm≦t≦0.08mmの範囲内に設定され、
    前記幅Wは、前記山形状の断面がなすそれぞれの斜辺の長さの和となり、
    前記輻射ヒータは、前記トランスと3相4線方式で結線されていて、一方の接続端子にはニュートラルラインが接続され、他方の接続端子には前記トランスの2次側のU相、V相、W相のいずれかが接続されていることを特徴とする加熱システム。
  2. 前記一方の接続端子は、一列に並ぶように配置されてブスバーによって接続されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱システム。
JP2006232256A 2006-08-29 2006-08-29 加熱システム Active JP4898353B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232256A JP4898353B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 加熱システム
US11/558,516 US7323664B1 (en) 2006-08-29 2006-11-10 Heating system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232256A JP4898353B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 加熱システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008059790A JP2008059790A (ja) 2008-03-13
JP4898353B2 true JP4898353B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=38973883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006232256A Active JP4898353B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 加熱システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7323664B1 (ja)
JP (1) JP4898353B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4898352B2 (ja) * 2006-08-29 2012-03-14 株式会社浅野研究所 加熱ユニット及び樹脂シート加熱装置
JP7181840B2 (ja) * 2019-06-14 2022-12-01 Dowaサーモテック株式会社 熱処理装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1258881A (fr) * 1987-04-15 1989-08-29 Leonard Bolduc Transformateur-inducteur auto-regule a entrefers
JP2536813B2 (ja) * 1993-10-22 1996-09-25 光也 松村 三相単巻変圧器
JP3576080B2 (ja) * 2000-07-28 2004-10-13 株式会社浅野研究所 樹脂シート加熱装置および樹脂シート加熱方法
JP2002260831A (ja) 2001-02-27 2002-09-13 Asano Laboratories Co Ltd ヒータユニットおよびヒータ部材
JP2003068425A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Fuji Photo Film Co Ltd 温度制御方法及び装置
JP4979909B2 (ja) * 2005-08-19 2012-07-18 株式会社日立製作所 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7323664B1 (en) 2008-01-29
JP2008059790A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4162395A (en) Heating unit for heating fluid
US7003014B2 (en) Electric heater for thermal treatment furnace
CN1146934C (zh) 热保护器
US20230363509A1 (en) Heater assembly
US20240015856A1 (en) Heater assembly
US20230375224A1 (en) Heater assembly
KR20100119987A (ko) 가열장치
JP4898353B2 (ja) 加熱システム
JP2008059788A (ja) 輻射ヒータ
CN104053255B (zh) Ptc发热器
JP4898352B2 (ja) 加熱ユニット及び樹脂シート加熱装置
JP2004296150A (ja) 面状電気暖房器
JP2006261095A (ja) 面状ヒータ装置
CN203912217U (zh) Ptc发热器
ITRM20080516A1 (it) Riscaldatore elettrico per asciugabiancheria
KR101515380B1 (ko) 길이 조절이 가능한 면상 발열체의 전극 접속용 연결단자
JP3577691B2 (ja) 面状発熱体
JP2009037885A (ja) テープヒーター及びテープヒーター構造
CN220292201U (zh) 一种发热部件及电子设备
JP6927082B2 (ja) 貯湯式給湯機
US12089299B2 (en) One piece heater rack, heater assembly using the heater rack, and method of use
KR200241444Y1 (ko) 카본 발열체
KR101137264B1 (ko) 보조히터
JPS5852599Y2 (ja) 温度ヒュ−ズ取付装置
KR200347748Y1 (ko) 카본 난방필름

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4898353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350