JPH0331015Y2 - - Google Patents

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JPH0331015Y2
JPH0331015Y2 JP1985096218U JP9621885U JPH0331015Y2 JP H0331015 Y2 JPH0331015 Y2 JP H0331015Y2 JP 1985096218 U JP1985096218 U JP 1985096218U JP 9621885 U JP9621885 U JP 9621885U JP H0331015 Y2 JPH0331015 Y2 JP H0331015Y2
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、プリント基板等にカシメにより固
着し、外部のリード線を接続するために使用する
に適したハトメに関する。
〔背景技術〕
カシメによりにプリント基板に固着され、リー
ド線を電気的に接続するハトメとして、第4図に
示すようなものが従来使用されてきた。このハト
メ10は、筒状の胴部11の開口側の端部に大径
のフランジ部12が設けられており、プリント基
板50の部品面50a側から取付穴Hに挿入し、
銅箔面50b側の端部13をカシメにより拡径す
る方法で固定されていた。しかしながら、このハ
トメ10は、カシメにより端部13が薄く延びて
ゆるやかな傾斜をもつ構造となるので、ハンダデ
イツピング(ハンダ浸漬)時にハトメに付着する
ハンダBの量が少なく、銅箔面50bとハトメと
の間に接触不良が起こり易いという問題点があつ
た。
このような問題点を解決するものとして、第5
図に示すようなハトメ20がある。このハトメ
は、筒状の胴部21の開口端と反対側の端部にフ
ランジ状の底部22が設けられているもので、プ
リント基板50の銅箔面50b側から取付穴Hに
挿入し、部品面50a側でカシメにより開口端部
を拡径して固定するようになつている。このハト
メ20は、底部22が厚みdを有するので、ハン
ダに浸漬したときに底部22の外周面と銅箔面5
0bとで形成されるコーナー部Cに多量のハンダ
が付着する結果、接触不良が起こりにくい。
しかしながら、上記ハトメ20は、第6図に示
す如く、ワツト数の高い半田ゴテで時間をかけて
リード線51をろう接する場合に、下面側のハン
ダBが溶接して分離することがあり、これが接触
不良の原因となつていた。
これを改良するものとして、第7図に示すよう
に、底部32の上面側に段部32aを設け、第5
図に示すハトメ20の如く、リード線のろう接中
にハンダが分離しても、段部32aに入り込んだ
ハンダによつて接触不良が防止されるようにした
ハトメ30や、第8図に示すように、底部上面側
に針状突起41を設け、これを銅箔面50bにく
い込ませることによつて機械的に接触を保とうと
するハトメ40が考えられているが、これらはい
ずれも構造的に複雑、製造コストが高くなり、カ
シメのための圧力の管理が難しいという問題点が
あつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
構造的に簡単で、デイツピング時におけるハンダ
の付着量が多く、しかもリード線のろう接時にハ
ンダが分離して接触不良を生ずる恐れが少ないハ
トメを提供することを目的としている。
〔考案の開示〕
前記のような目的を達成するため、この考案
は、筒状の胴部の一方の端部にフランジ状拡径部
を備え、この拡径部の頂面の少なくとも周囲には
高い所と低い所とが設けられているハトメをその
要旨としている。
以下に、この考案を詳しく説明する。
第1図はこの考案の1実施例をあらわし、第2
図は、別の実施例をあらわす。以下、両者を同時
に説明する。このハトメ1は、筒状の胴部2と該
胴部の一方の端部に一体に形成されたフランジ状
の拡径部3をそなえ、該拡径部の頂面3aには、
溝状の凹部4…が十字形に形成されて、凹凸状の
面となつている。溝状凹部4は、外周面に向かつ
て開口し、中心部が高く、外周部が低い傾斜溝と
して形成されている。その結果、拡径部の頂面3
aには高い所7と低い所8とが交互に形成されて
いる。低い所8は溝状凹部4の底部となつている
ので、中心に向かうほど高くなる斜面となつてい
る。高い所7は中心近傍まで高さが等しくなつて
いる。高い所7の外側面は、第1図のハトメ1に
おいては垂直面となり、第2図のハトメ1におい
ては中央部がふくらむような湾曲面となつてい
る。また、拡径部3の付け根部には、軸方向に沿
つて胴部2の中間部に延びる複数(図示例では4
本)の突条5…が一体に形成されている。なお、
胴部2の中空部6は、拡径部3の付け根部付近に
まで達している。
このハトメ1は、第3図に示す如く、プリント
基板50の銅箔面50b側から取付穴Hに挿入
し、部品面50a側に突出した胴部2aをカシメ
により押し拡げることによつてプリント基板50
に固着する。しかるのち、溶融ハンダ中に浸漬し
て拡径部3の銅箔面50bにハンダを付着させる
が、このとき、拡径部3の高い所7に厚みdがあ
るため、その外周部と銅箔面50bとで形成され
るコーナー部Cに多量のハンダが溜まつて残留す
るとともに、溝状凹部4…の内部、すなわち、低
い所8の上面にもハンダが付着する。
つぎに、リード線を部品面50a側に開口する
中空部6内に挿入するハンダ付けするが、このと
き、高温で長時間の過熱を行つても、第3図に示
す如く溝状凹部4…内にハンダが残留して外部の
ハンダとつながつているため、拡径部3の外周部
付近でハンダ切れが生じることが少なく、したが
つて、接触不良が起こる恐れが少ない。また、取
付穴Hに嵌合している胴部2に突条5…が形成さ
れているため、ハトメの回転が防止される。突条
の変わりに点状突部によつても回転を防止するこ
とができる。このような突条や突部は、必ずしも
必要とされるものではない。なお、溝状凹部4
は、前述の如く傾斜溝として形成され、拡径部3
の中央部の肉厚が大きく、カシメ時等において拡
径部3が変形しにくいものとなつているが、場合
によつては、平坦な溝状凹部として高さの等しい
低い所を形成してもよい。また、低い所は必ずし
も溝状凹の底からなるようにする必要はなく、他
の適当な形状の凹部の底等として形成するようで
あつてもよい。高い所の外側面はほぼ垂直あるい
は、胴部側よりも頂面側の方が突き出すようにし
たり、中央部がふくらむような湾曲面等にするの
がよい。高い所は必ずしも、拡径部の中心近傍ま
で高さが等しくなつている必要はない。
〔考案の効果〕
この考案にかかるハトメは、筒状の胴部の一方
の端部にフランジ状拡径部を備え、この拡径部の
頂面の少なくとも周囲には高い所と低い所とが設
けられているので、デイツピング時におけるハン
ダの付着量が多く、しかもリード線のろう接時に
ハンダが分離して接触不良を生ずる恐れが少な
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるハトメの1実施例を
あらわす斜視図、第2図a,b,c,dはこの考
案にかかるハトメの別の実施例の平面図、正面
図、底面図および縦断面図、第3図a,bは前記
両ハトメの固着状態の説明図、第4図、第5図
a,b、第6図、第7図および第8図は従来のハ
トメの説明図である。 1……ハトメ、2……胴部、3……拡径部、7
……高い所、8……低い所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状の胴部の一方の端部にフランジ状拡径部
    を備え、この拡径部の頂面の少なくとも周囲に
    は高い所と低い所とが設けられているハトメ。 (2) 高い所と低い所とが交互に設けられている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のハトメ。 (3) 高い所の外側面が垂直面になつている実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載のハ
    トメ。 (4) 高い所が、拡径部の中心近傍まで高さが等し
    くなつている実用新案登録請求の範囲第1項か
    ら第3項までのいずれかに記載のハトメ。 (5) 低い所が、拡径部の中心に向かうほど高くな
    る斜面となつている実用新案登録請求の範囲第
    1項から第4項までのいずれかに記載のハト
    メ。 (6) 低い所が、拡径部の頂面に設けられた溝の底
    面となつている実用新案登録請求の範囲第1項
    から第5項までのいずれかに記載のハトメ。
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JPS624076U JPS624076U (ja) 1987-01-12
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JPH0738065Y2 (ja) * 1987-12-07 1995-08-30 スズキ株式会社 オートバイの燃料タンク振れ止め装置

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JPS624076U (ja) 1987-01-12

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