JPH0330975Y2 - - Google Patents

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JPH0330975Y2
JPH0330975Y2 JP16350985U JP16350985U JPH0330975Y2 JP H0330975 Y2 JPH0330975 Y2 JP H0330975Y2 JP 16350985 U JP16350985 U JP 16350985U JP 16350985 U JP16350985 U JP 16350985U JP H0330975 Y2 JPH0330975 Y2 JP H0330975Y2
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JP
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casing
protective tube
slide shaft
lead wire
sealed
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば、自動二輪車のブレーキレバ
ーに付設されて、ブレーキレバーの作動を外部表
示する際等に用いられる密封型スイツチに関する
ものである。
「従来の技術」 第1図はこの種密封型スイツチの一従来例を示
すものである。図において符号1はベースで、こ
のベース1には固定端子となる端子板2,2が嵌
め込まれ、この端子板2にはリード線Rが電気的
に接続されている。また、ベース1には端子板2
を覆うように円筒状のケーシング4が外嵌され、
該ケーシング4内にはスライドシヤフト5が、そ
の長さ方向に移動自在に、かつ、その先端をケー
シング4の一端開口から外方に突出されて配設さ
れている。
スライドシヤフト5は、ベース1との間にスプ
リング6が介在され、このスプリング6により図
中左方向に付勢されている。また、スライドシヤ
フト5の外周所定箇所には金属板が貼着されてな
る可動接点7が設けられている。
上述のスイツチによれば、通常の状態におい
て、スライドシヤフト5がスプリング6により第
1図中左方向に付勢され、同シヤフト5の先端段
部8がケーシング4の内つぱ9に突き当たる位置
に位置させられている。このとき、スライドシヤ
フト5に設けられた可動接点7は端子板2のそれ
ぞれの固定接点2aに電気的に接続されており、
それら固定接点2aを導通状態すなわち「ON」
状態にさせている。他方、ブレーキレバー等に押
されてスライドシヤフト5が図中右方向に移動さ
せられると、可動接点7は両固定接点2a同士を
導通させる位置からずれて、両固定接点2aの導
通を解く。すなわち、「OFF」状態になる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上述した密封型スイツチは、ブレー
キ装置に組み込まれるとき、通常、ブレーキレバ
ーのピボツト付近に配置される関係上、雨水の影
響を受け易く特に走行中においてはそれが著しく
なる。
このため、電気的接点のさびを防ぐ意味から
は、ケーシング4内を完全な密封構造とするのが
好ましいが、仮に、完全は密封構造とすると、も
ともとケーシング4内の空間S0が狭小と成つてい
ることと相まつて、スライドシヤフト5が移動す
る際や電気的接点からの発熱および被水による冷
却が繰り返される際において、ケーシング4内の
圧力変動が大きくなり、シール部分の機能が早期
に損なわれる場合が往々にしてある。
そして、シール部分の機能が損なわれるとケー
シング4内の圧力が大気圧より下がる際、該シー
ル部分から水が侵入するが、この侵入した水は、
もともと密封構造となつているケーシング4内か
ら容易に外部に抜けず、長時間ケーシング4内に
残留し、電気的接点のさびを助長するという不具
合を生じさせる。
このため、従来では、このスイツチを雨水が直
接かからない箇所に配置したり、図に示すよう
に、ケーシング4の下部に水抜け孔10を設け
て、完全な密封構造となるのを避け、仮に、ケー
シング4内に水が侵入しても、この水抜け孔10
を通じて外部に払い出すような構造としているの
が実情である。
しかしながら、防水上の観点からすれば、完全
な密封構造とするのが好ましい。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、小
形で簡便な完全密封構造とすることができ、か
つ、スライドシヤフトが移動する際等であつても
ケーシング内の圧力変化を小さく抑えることがで
き、もつてケーシング内の圧力が下がるときに、
付近に付着する水の吸い込みを一掃することがで
きる密封型スイツチを提供することを目的とす
る。
「問題を解決するための手段」 本考案では係る目的を達成するために、スライ
ドシヤフトのケーシングから突出する箇所には同
ケーシングとの間にシール部材が介在され、リー
ド線の先端には前記ケーシングに隣接してリード
線との間に空間を形成する保護チユーブが被せら
れ、該保護チユーブは柔軟性材料によつてつくら
れ、かつ、該保護チユーブのケーシングに対向す
る端部はケーシングに気密的に接続され、さら
に、保護チユーブの他端部はリード線の外周に気
密的に接着され、該保護チユーブ内に形成される
密封空間と前記ケーシング内に形成される密封空
間とが互いに連通されている構成としている。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第2図および第3図
を参照して説明する。
第1図は本考案に係る密封型スイツチの縦断面
図であり、図において符号20はベースで、この
ベース20は、一端側(図中左側)が略円筒状に
形成され、かつ、他端側が先端に行くに従い漸次
狭まる截頭円すい台状に形成されて成るもので、
内部に形成された貫通孔21にはリード線Rが挿
通されている。ベース20の一端側には円筒状の
ケーシング22が気密的に外嵌されている。この
ケーシング22は、端部に穿設された孔23にベ
ース20の外周の突起24が嵌合し、かつ、内周
部に形成された周方向に延びる溝25にベース2
0の外周の突起26が嵌合することで、ベース2
0に対する長さ方向の移動が規制されている。ケ
ーシング22の内部にはシヤフト案内部材27が
配設されている。
このシヤフト案内部材27は円筒状に形成され
て成るもので、中央に形成された挿通孔28には
スライドシヤフト29の基端側小型部が同シヤフ
ト29の長さ方向に移動自在に嵌装されており、
該スライドシヤフト29の先端はケーシング22
の内つば30に案内された状態で外方に突出して
いる。また、このスライドシヤフト29は、中間
部に形成された大径部31と前記シヤフト案内部
材27のスプリング受け部との間に介在されたス
プリング32により、図中左方向に付勢されてお
り、通常は、大径部31がケーシング22の内つ
ば30に突き当たる位置に位置させられている。
また、大径部31の外周には金属板が貼着され、
これにより可動接点33とされている。
また、シヤフト案内部材27の外周には長さ方
向に延びる縦溝34が方向に180度ずれて形成さ
れ、この縦溝34には前記リード線Rに電気的に
接続される端子板35,35が嵌め込まれてい
る。端子板35の先端は内方に折り曲げられ、前
記縦溝34に連続する切欠36を通して、スライ
ドシヤフト29の可動接点33に接触されるよう
に成つている。
一方、ケーシング22の内つば30の先端側凹
所にはシール部材37が嵌め込まれ、このシール
部材37によつてスライドシヤフト29とケーシ
ング22との間が気密に保たれている。
前記ベース20のケーシング22が取り付けら
れる側と反対側には、柔軟性材料から成る保護チ
ユーブ38が、リード線Rを覆うようにかつ該リ
ード線Rとの間にすき間を形成するように設けら
れている。この保護チユーブ38の一端は前記ベ
ース20に接着剤等によつて気密に接合され、他
端はリード線Rの外周に超音波溶着等の手段によ
つて気密に接合されている。
そして、この保護チユーブ38内に形成される
密封空間S1は前記ケーシング22内に形成される
密封空間S2に、リード線Rの両側のクサビ状のす
き間39(第3図参照)を介して連通されてい
る。
次に、上記スイツチの作用について説明する。
通常の状態において、スライドシヤフト29は
スプリング32により第2図中左方向に付勢さ
れ、同シヤフト29の大径部31がケーシング2
2の内つば30に突き当たる位置に位置させられ
ている。このとき、スライドシヤフト29に設け
られた可動接点33は両端子板35のそれぞれの
固定接点35aに電気的に接続されており、それ
ら固定接点35a同士を導通状態すなわち
「ON」状態にさせている。そして、例えば、ブ
レーキレバー等に押されてスライドシヤフト29
が図中右方向に移動させられると、可動接点33
は両固定接点35a同士を導通させる位置からず
れて、両固定接点35a同士の導通を解く。すな
わち、「OFF」状態となる。
上記スイツチにおいては、スライドシヤフト2
9がスライドする際、あるいは、電気接点部分か
ら発熱したりケーシング22が被水されたりして
ケーシング22内の圧力が変化するときであつて
も、同ケーシング22内の密封空間S1が保護チユ
ーブ38内の密封空間S2に連通され、それら合わ
さつた空間の容量が大となつているから、そのと
きの内圧変化を極少量に抑えることができる。し
たがつて、ケーシング22内の圧力が大気圧より
も下がつて、ケーシング22内に外部に付着して
いる水を吸い込むといつた不具合はほとんど生じ
ない。
さらに、上記保護チユーブ38は柔軟性材料に
よつて作られており、内部圧力が変化する際自ら
の変化によつてそれを吸収し得ることから、前記
ケーシング22内の圧力変化をより一層減少させ
ることができ、防水性をさらに高めることができ
る。
なお、上記実施例においては、ケーシング22
と保護チユーブ38とを気密的に接続させるの
に、両者間にベース20を介在させているが、双
方を直接気密に接合させてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、スライド
シヤフトを収納するケーシングの内部を、両者間
にシール部材を介在させることで密封構造とする
一方、該ケーシング内の密封空間を、リード線と
それを覆う保護チユーブとの間に形成した密封空
間に連通させ、それら合わさつた密封空間の容積
を大としており、したがつて、スライドシヤフト
の移動や電気的接点部分からの発熱等に起因する
密封空間の圧力変化を、極少量に抑えることがで
きる。この結果、ケーシングの内部圧力が下がる
ことに伴いスイツチ回りに付着した水を吸い込む
といつた不具合はほとんど生じない。
加えて、前記リード線との間に密封空間を形成
する保護チユーブを柔軟性材料から作つており、
同保護チユーブは内部圧力が変化する際自らの変
形によつてそれを吸収することとなる。このた
め、前記密封空間を広く採り得たこととあいまつ
て、ケーシング内の圧力変化をより低く抑えるこ
とができ、ひいては長期に亙つて安定した防水効
果が得られ、作動の安定性が増し、かつ、耐久性
が向上することとなつた。
また、上述のように従来構造のものに保護チユ
ーブを加える概略構成であり、小形でかつ簡便に
完全密封構造とすることが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は密封型スツチ一従来例を示す縦断面
図、第2図および第3図は本考案の一実施例を示
し、第2図は密封型スイツチの縦断面図、第3図
は第2図の−線に沿う断面図である。 20……ベース、22……ケーシング、27…
…シヤフト案内部材、29……スライドシヤフ
ト、33……可動接点、35……端子板、35a
……固定接点、37……シール部材、38……保
護チユーブ、39……すきま、R……リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リード線の先端部を覆う筒状のケーシングと、
    該ケーシング内にその長さ方向に移動自在に配設
    され、かつ、その先端がケーシングの一端開口か
    ら外方へ突出されるスライドシヤフトと、前記ス
    ライドシヤフトの基端側に設けられた可動接点
    と、前記ケーシング内に配設されかつ前記リード
    線に電気的に接続された固定接点とを備え、前記
    スライドシヤフトが押圧操作されて移動する際該
    スライドシヤフトと一体になつて前記可動接点が
    移動し、該可動接点と前記固定接点との間で電気
    的な断続切り替えがなされる密封型スイツチにお
    いて、前記スライドシヤフトの前記ケーシングか
    ら突出する箇所には同ケーシングとの間にシール
    部材が介在され、前記リード線の先端には前記ケ
    ーシングに隣接してリード線との間に空間を形成
    する保護チユーブが被せられ、該保護チユーブは
    柔軟性材料によつてつくられ、かつ、該保護チユ
    ーブのケーシングに対向する端部は該ケーシング
    に気密的に接続され、さらに、保護チユーブの他
    端部はリード線の外周に気密的に接着され、該保
    護チユーブ内に形成される密封空間と前記ケーシ
    ング内に形成される密封空間とが互いに連通され
    ていることを特徴とする密封型スイツチ。
JP16350985U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0330975Y2 (ja)

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JP16350985U JPH0330975Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

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JP5222601B2 (ja) * 2008-03-26 2013-06-26 本田技研工業株式会社 スイッチ装置

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