JPH0115195Y2 - - Google Patents

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JPH0115195Y2
JPH0115195Y2 JP1982198082U JP19808282U JPH0115195Y2 JP H0115195 Y2 JPH0115195 Y2 JP H0115195Y2 JP 1982198082 U JP1982198082 U JP 1982198082U JP 19808282 U JP19808282 U JP 19808282U JP H0115195 Y2 JPH0115195 Y2 JP H0115195Y2
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JP
Japan
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case
cover
groove
protrusion
opening
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JP1982198082U
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JPS5998687U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 本考案は、シール性を必要とする電気機器など
の箱体のシール構造に関するものである。
(ロ) 従来技術とその問題点 従来、光電スイツチにおいて、レンズをケース
に取付ける際、十分な取付強度と完全な密封性と
を達成するために、ゴムパツキンと超音波溶着と
を併用したものが知られている(特公昭56−
38019号公報)。このようなシール構造を一般のケ
ースとカバーとからなる箱体に応用すると、例え
ば第1図の如くになる。すなわち、ケース1の開
口部に2つの段部4,5を設け、下方の段部5に
ゴムパツキン2を載置するとともに、上方の段部
4には突条6を設け、カバー3と下方の段部5と
の間にゴムパツキン2を挾持するようにして突条
6とカバー3とを超音波溶着させるものである。
ところが、上記の構造の場合には、ゴムパツキ
ン2が下方の段部5上に載置されているにすぎな
いため、組立時にゴムパツキン2がケース1内に
落下してしまい作業性が悪い。
そこで、第2図のようにケース1の開口部にゴ
ムパツキン2が嵌入する溝7を形成すれば、ゴム
パツキン2の落下は防止できる。しかしながら、
この場合には密封箇所が第1図のものと同様に、
超音波溶着部8とゴムパツキン2の圧接部9との
2箇所に過ぎないため、密封性が不十分であるば
かりでなく、上記密封箇所がケース1の厚み方向
に並設されているため、ケース1の厚みbが増
し、そのためケース1の内容積が縮少されてしま
うという欠点がある。さらに、カバー3に作用す
る力は第2図中矢印f1,f2で示すごとく超音波溶
着部8では下方に、ゴムパツキン圧接部9では上
方に作用し、薄肉カバーの場合にはカバー3の中
央部が膨出するといつた不具合もある。
(ハ) 考案の目的 本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、密封性を向上させるととも
に、ケースの厚みを小さくでき、しかもカバーの
膨出という不具合を防止できる箱体のシール構造
を提供することにある。
(ニ) 考案の構成 上記目的を達成するために、本考案は、ケース
の開口部端面に一巡する溝を設けるとともに、カ
バーには突部を設け、上記溝と突部との間に弾性
体を挾持した状態で、溝の開口部と突部両側面と
を超音波溶着するようにしたものである。すなわ
ち、超音波溶着部と弾性体の圧接部とをケースの
溝内に合計3箇所設けるようにしたものである。
(ホ) 実施例の説明 以下、本考案をその実施例である添付図面にし
たがつて説明する。
第3図は本考案にかかる箱体のシール構造を光
電スイツチに適用した場合を示し、10は樹脂製
ケース、20はたとえばOリングからなる弾性
体、30は樹脂製カバー、40は回路基板であ
る。上記ケース10は略コ字形に一体成形され、
その凹所50内面に形成された投光窓55、受光
窓56にプリズムをかねる投光側窓板51、受光
側窓板52が、それぞれゴムパツキン53,54
とともに対向するようにはめこまれている。ケー
ス10の開口部内にはめこまれるように形成され
た回路基板40は、その腕片先端に投光素子4
1、受光素子42が設けられている。この光電ス
イツチは、投光素子41と投光側窓板51および
受光側窓板52と受光素子42により光路を形成
し、凹所50内を通過する検出物体により光をし
や光することによつて制御出力を得るものであ
る。
第4図、第5図は上記箱体の要部を示し、ケー
ス10の開口部端面11には一巡する溝12が設
けられている。この溝12の開口縁部には外方に
向つて拡開する傾斜面13,15が形成されてい
る。一方、カバー30は上記ケース10の開口部
を覆う形状に形成されており、上記溝12と対応
する箇所には一巡する突部31が突設されてい
る。この突部31の先端部両側面には、ほぼ直角
をなすエツジ部32,34が形成されている。
ここで、上記ケース10とカバー30とからな
る箱体をシールする方法を説明する。まず、ケー
ス10の溝12内に弾性体20を挿入し、溝12
の傾斜面13,15にカバー30の突部31のエ
ツジ部32,34を当接させる。そして、超音波
を加えながらカバー30全周に圧力を加えると、
突部31のエツジ部32,34にエネルギーが集
中されてエツジ部32,34と傾斜面13,15
とが溶解し、ケース10の開口部端面11とカバ
ー30の内面とが密着する。上記超音波溶着と同
時に、弾性体20は溝の底面14と突部の先端面
33との間で挾着され、シール作業を完了する。
上記のごとく組立てられたケース10とカバー
30とは、第6図の如く2箇所の超音波溶着部3
5,37と1箇所の弾性体圧接部36との合計3
箇所でシールされるため、従来に比べて密封性が
一段と向上すると共に、上記超音波溶着部35,
37と弾性体圧接部36とがケースの溝内に設け
られているため、従来(第2図)に比べてケース
の厚みaを小さくすることができる。また、カバ
ー30には第6図矢印で示すごとく力f3,f4,f5
が作用するが、これらの力はカバー30の中央部
には波及せず、薄肉カバーであつてもカバー30
の中央部が膨出するといつた不具合はない。な
お、上記の例のごとく溝12の深さcを弾性体2
0の直径より大きくしておけば、弾性体20が外
にはずれにくくなることから、溝12への挿入作
業が容易となり、特に溝12が複雑な形状をなす
場合に有効である。また、溝底面14と突部先端
面33とを平滑面にしておけば、弾性体20を挾
着したときのシール性は更に向上する。第7図は
本考案の他の実施例を示し、ケース10の溝12
の開口縁部にはエツジ部16,17を形成し、一
方カバー30の突部31の両側面に傾斜面38,
39を設けたものである。この実施例の場合も、
上記の実施例と同様に、エツジ部16,17と傾
斜面38,39とが超音波溶着され、かつ突部先
端面33と溝底面14との間で弾性体20が挾着
される。
(ヘ) 考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案は、超音
波溶着部と弾性体の圧接部とが同一溝内で構成さ
れることになるのでケースの肉厚を薄くすること
ができる。しかも、従来2箇所でシール性を確保
していたものを3箇所で確保することになるため
シール性が高まる。さらに、2つの超音波溶着部
の中間部で弾性体を圧接するためカバーの膨出と
いう不具合も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を応用した場合の実施例の断面
図、第2図は第1図の実施例を改良した場合の実
施例の断面図、第3図は本考案を適用した光電ス
イツチの分解斜視図、第4図は本考案にかかるシ
ール構造の溶着前の断面図、第5図は第4図の斜
視図、第6図は本考案にかかるシール構造の溶着
後の断面図、第7図は本考案にかかる他の実施例
の断面図である。 10……ケース、11……開口部端面、12…
…溝、13,15……傾斜面、14……溝底面、
16,17……ケース溝のエツジ部、20……弾
性体、30……カバー、31……突部、32,3
4……突部のエツジ部、33……突部の先端面、
35,37……超音波溶着部、36……弾性体圧
接部、38,39……カバー突部の傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースと該ケースの開口部を閉鎖するカバーと
    からなる箱体において、上記ケースの開口部端面
    に一巡する溝を設けるとともに、カバーの上記開
    口部と対応する箇所に一巡する突部を突設し、上
    記溝の開口縁部と上記突部の両側面との一方に傾
    斜面を形成し、かつ他方に該傾斜面と線接触する
    エツジ部を形成し、上記溝の底面と突部の先端面
    との間に弾性体を挾持するようにして、上記傾斜
    面とエツジ部とを超音波溶着したことを特徴とす
    る箱体のシール構造。
JP19808282U 1982-12-22 1982-12-22 箱体のシ−ル構造 Granted JPS5998687U (ja)

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JPS5998687U JPS5998687U (ja) 1984-07-04
JPH0115195Y2 true JPH0115195Y2 (ja) 1989-05-08

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