JPH0339876Y2 - - Google Patents

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JPH0339876Y2
JPH0339876Y2 JP18814786U JP18814786U JPH0339876Y2 JP H0339876 Y2 JPH0339876 Y2 JP H0339876Y2 JP 18814786 U JP18814786 U JP 18814786U JP 18814786 U JP18814786 U JP 18814786U JP H0339876 Y2 JPH0339876 Y2 JP H0339876Y2
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knob
contact
terminal
hole
coil spring
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 この考案は、例えばカセツトテープの種類ある
いは録音済か否かの判別を行うためのセレクタス
イツチに関する。
ロ 従来の技術 ビデオテープレコーダやテープレコーダに備え
られ、カセツトテープの種類、あるいは録画、録
音済か否かの判別を行うセレクタスイツチは知ら
れている。
このセレクタスイツチは、テープの種類あるい
は録画、録音済か否かにより、そのカセツトの後
底面等の所定の位置に凹部を陥没させておき、該
凹部の板状底部の有無を検出することでテープを
判別するようにしたものである。
従来のセレクタスイツチは、例えば一端を接点
部とし、他端を外部と接続するようにした2枚の
端子を固定すると共にビデオテープレコーダのカ
セツト収納部に該スイツチを取り付けるためのケ
ースと、一端はカバーより突出して出入り自在に
摺動するノブと、該ノブに当接し該ノブを押圧し
た時、前記端子に一端が接触するよう配設された
接点用コイルバネと、略全体を覆う前記カバー
と、ノブを復帰させるためのコイルバネとから構
成されるものである。
かかる構成において、前記ノブの先端はカセツ
トの所定の凹部に板状底部が形成されている場合
にのみ、このカセツトの所定の位置に押接される
ことになり該ノブに当接された接点用コイルバネ
も下降して、該コイルバネの接点部が前記2枚の
端子のそれぞれの接点部と接触し、この結果カセ
ツトテープの凹部の板状底部の検出、即ちカセツ
トテープの種類等が判別されることになる。
ハ 考案が解決しようとする問題点 ビデオテープレコーダやテープレコーダは、近
来小型化が進み、これによつてセレクタスイツチ
はやはり小型化、低動作力化、低ストローク化が
要求され、この要求を満たす手段として前記従来
技術のセレクタスイツチが提案されていた。
しかし従来の技術のセレクタスイツチは、前記
の要求はほぼ満たすが、スイツチで最も重要な接
触の信頼性があまりなかつた。この理由は、コイ
ルバネの端部を接点部として使用するために接点
用コイルバネと端子間は摺動せず自浄効果が全く
ないこと。又、接触圧が小さいこと。更にコイル
バネは螺旋形をしていてその端部一巻分の一部は
コイルバネを形成する線材の太さの分による段差
のため接点として有効に利用できないこと等があ
つた。
又、ケースとカバーに狭まれ外部へ導出される
端子部の周辺は、わずかだが隙間がありこの隙間
から接点部へ塵埃や、半田フラツクスが潜入して
接触不具合の要因となつていた。
更に従来のセレクタスイツチの開閉ストローク
は、接点用コイルバネの自由長で決まるが、コイ
ルバネの自由長は製造上バラツキが大きく、この
バラツキがそのままノブストロークのバラツキと
なつていた。又、ストロークに該バラツキを考慮
するのでストローク自体もやや大きくせざるを得
なかつた。
本考案は以上の問題点を解決すべくなされたも
ので、その目的とする処は、接点の接触信頼性を
高め、且つ開閉ストロークのバラツキをなくした
セレクタスイツチを提供するにある。
ニ 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本考案に係るセレクタ
スイツチ1で、ボデイ2にはインサート成形され
て一端は前記ボデイ2内部に配設されて接触部3
aとし、他端は前記ボデイ2外部に導出されるよ
う配設されて端子部3bとなる端子3を有し、且
つ前記ボデイ2には前記接触部3aが露出するよ
う穴2aを設けてある。
一方、ノブ6はボデイ2に出入り自在となすた
め前記穴2aに対応する形状を形成するが、前記
穴2aの内側面2bとノブ6の側面で、ノブ6が
回転せぬよう案内係止部8が設けてある。
5は渦巻状接触片で弾性材よりなり、ほぼ中央
部は前記ノブ6に当接して保持されるようになつ
ていて前記中央部からは渦巻状に形成された渦巻
状接片5bを有していて前記ノブ6の移動によ
り、前記ボデイ2内の接触部3aに押圧摺動する
ようになつている。
4は復帰用コイルバネで、一端は前記ノブ6に
押接し、他端は前記接触部3aのほぼ中心部に押
接して前記ノブ6を常時カバー7側に押圧してい
る。
本考案に係るセレクタスイツチ1は以上のよう
な構成になつている。
ホ 作用 可動側の接触部材を弾性材の渦巻状接触片とし
たので接点部は摺動し、スイツチがONとなる位
置までのストロークも渦巻状接触片の機械的寸法
精度が出やすいのでほぼ一定になる。又、端子を
インサート成形としたので接点部はほぼ密閉状に
なる。
ヘ 実施例 以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図は本考案に係るセレクタスイツチの分解
斜視図、第2図は内部構造を示す上面図、第3図
は側面要部断面図、第4図は渦巻状接触片の展開
図である。
セレクタスイツチ1において2はボデイであ
り、このボデイ2には端子3がインサート成形さ
れていて前記ボデイ2の内部には前記端子3の接
触部3aがボデイ2の穴2aの底部に露出せしめ
られている。又、前記ボデイ2の外部には前記端
子3の端子部3bが突出している。
前記穴2aは該穴2aに出入り自在に嵌入され
るノブ6が回転せぬよう該穴2aの内側面2bに
凹溝2cが設けられていると共に、前記ノブ6に
は凸条6aが設けられ、嵌入した時前記凹溝2c
とこの凸条6aが係合されて案内係止部8を形成
している。
一方ノブ6の上端6bは、ノブ6がカバー7の
孔7aから出入り自由になるよう形成し、該ノブ
6の略中央部にはノブの上端6bがカバー7より
所要寸法突出するようフランジ6cを設ける。
又、該ノブ6の下端6dは略円柱状でその周縁部
には復帰用コイルバネ4の一端が係合するように
なつていると共に、渦巻状接触片5の中央部5a
が挿入されるよう溝6eが設けている。5は渦巻
状接触片で、上記の如く中央部5aは前記ノブ6
の溝6eに挿入するよう平板状となり、その両端
からは渦巻状に接片5bが延設され、前記ノブ6
が押圧された時所要ストロークでスイツチがON
となるよう各渦巻状接片5bを下方に折曲げ、弾
性材で形成されていてノブ6の溝6eに挿入係止
される。
復帰用コイルバネ4は上記の如くノブ6に挿入
された渦巻状接触片5をノブ6のフランジ6cに
押圧するようその一端は前記ノブ6の下端6d周
縁部に係合されると共に、他端は前記ボデイ2の
端子接触部3aのほぼ中央に当接するようにし
て、組立時は圧縮変形してノブ6のフランジ6c
の上面がカバー7の内面に押圧されるような長さ
に形成する。
7はカバーであるが、前記ボビン、ノブ、渦巻
状接触片、復帰用コイルバネを所定位置に組立て
た後、前記ノブ6の上端部6bが出入り自在とな
るよう孔7aが設けてあり、略全体を覆うように
被せられ図示しないがボデイ2に係合固定され
る。
かかる構成において、前記ノブ6はカセツトの
所定の位置の凹部の板状底部が形成されている場
合のみその板状底部に当接して押圧されることに
なり、復帰用コイルバネ4がノブ6により接触部
3a方向へ圧縮弾性変形されて渦巻状接片5bが
接触部3aの各端子に接触し、この結果カセツト
の板状底部の検出、即ちカセツトテープの種類が
判別されることとなる。
又、渦巻状接触片5はプレス加工等により形成
されるので寸法精度はコイルスプリングに比べ非
常に良く接点の間隔が狭くできると共に、一定の
間隔とすることができる。
更に渦巻状接片5bは弾性を有しているので各
端子に接触したのち更に押圧されるが、その時前
記渦巻状接片5bは弾性変形すると共に、その接
触部分は前記各端子上を摺動して接触部分をセル
フクリーニングすることとなる。
又、端子はボデイにインサート成形され、上部
よりカバーを被せる構造となつているばかりでな
く、ノブのフランジ6cがカバーの孔7aのすぐ
下部にあるので接触部への半田付時のフラツクス
や塵埃の侵入も防止できる。
ト 考案の効果 以上から明らかな如く本考案によれば弾性のあ
る渦巻状接触片としたため、そのバネ性で接触部
分は摺動して自浄効果があり、接触が不安定とな
る要因の塵埃、悪環境による接点化合物、汚れ等
を除去する。
更に端子がボデイにインサート成形され接触部
分がボデイに設けた穴の底部にあるので半田付時
のフラツクスが浸入することがなくなつたと共に
ノブがカバーから突出する孔の内側にはノブにフ
ランジが設けてあるので孔からの塵埃の浸入もな
く、従来のコイルスプリングを接点としたもので
はなし得なかつたスイツチに強く要求される接触
の信頼性は極めて向上する。
又、従来のコイルバネを使用した接点は、自浄
効果が全くないと共にコイルバネの自由長は製造
上大きなバラツキが生じてしまい、スイツチのノ
ブストロークにもバラツキが出ると同時にストロ
ークを大きく設定せざるを得なかつたが、本考案
による渦巻状接触片は、プレス加工等により形成
されるので機械的寸法精度は殆んどバラツキがな
く、ノブストロークのバラツキもなくなり、ノブ
ストロークも小さく設定することができる。
更に端子の端子部形状を実施例の図では穴がな
くプリント基板等へ挿入して自動半田付が可能と
なつているが、穴を設けてリード線を接続したり
するなど、自由な形状とすることができて機器の
設計も自由になる大きな効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るセレクタスイツチの分解
斜視図、第2図は同内部構成を示す上面図、第3
図は同側面の要部断面図、第4図は渦巻状接触片
の展開図である。 尚、図面中1はセレクタスイツチ、2はボデ
イ、2aは穴、2bは穴の内側面、2cは凹溝、
3は端子、3aは接触部、3bは端子部、4は復
帰用コイルバネ、5は渦巻状接触片、5aは接触
片の中央部、5bは渦巻状接片、6はノブ、6a
は凸条、6bはノブの上端、6cはフランジ、6
dはノブの下端、6eは溝、7はカバー、7aは
孔、8は案内係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁材よりなるボデイと、該ボデイにインサー
    ト成形により埋設状でボデイ内部には接触部を有
    し外部には端子部を有するように配設した端子
    と、前記ボデイ内に出入り自在に保持されるノブ
    と、前記端子の接触部が前記ボデイの穴とした底
    部で露出され該穴に前記ノブが嵌入した時該穴の
    内側面と前記ノブにより形成されるノブの回転を
    阻止するための案内係止部と、前記ノブに当接し
    て保持され、前記ノブの移動により前記端子の接
    触部に摺動接触する弾性材で略渦巻状に形成した
    渦巻状接触片と、前記ノブと前記接触部のほぼ中
    央間に少なくても一端は電気的に絶縁されて弾性
    変形させられて配設され前記ノブを所定位置へ押
    圧するようにした復帰用コイルバネと、全体を略
    覆うようにすると共に前記ノブを外部へ突出させ
    る孔を設けたカバーよりなるセレクタスイツチ。
JP18814786U 1986-12-06 1986-12-06 Expired JPH0339876Y2 (ja)

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