JPH0330551B2 - - Google Patents

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JPH0330551B2
JPH0330551B2 JP59275138A JP27513884A JPH0330551B2 JP H0330551 B2 JPH0330551 B2 JP H0330551B2 JP 59275138 A JP59275138 A JP 59275138A JP 27513884 A JP27513884 A JP 27513884A JP H0330551 B2 JPH0330551 B2 JP H0330551B2
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JP
Japan
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air cylinder
airboat
joint
upright wall
side plate
Prior art date
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JP59275138A
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JPS61160385A (ja
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明はエアボート、特に硬質船底と、これに
浮力を与えるべく連結される気胴とを備えてなる
形式のエアボートに関する。
(2) 従来の技術 従来、斯かる形式のエアボートにおいては、硬
質船底の周縁部上面に、該周縁部に沿うよう配設
された気胴の下面をボルト等を用いて一体的に接
合して船体を構成するようにしていた(例えば実
公昭52−7039号公報参照)。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところが上記従来のものでは、上記気胴と硬質
船底との接合部が常に水面下に在るので該接合部
のシールを確実に行う必要があり、その確実なシ
ールのために多数のボルトの他、多量のコーキン
グ剤を必要とし、また気胴と硬質船底とを分離し
再結合する際にはその都度上記シール作業をやり
直す必要もあつて作業が面倒であつた。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来の
ものの上記問題を全て解決し得るエアボートを提
供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、硬質船底
と、これに浮力を与えるべく連結される気胴とを
備えてなるエアボートにおいて、前記硬質船底の
周縁部に、その全周に亘り起立する起立壁を一体
に形成し、前記気胴を前記起立壁外面に沿設して
その両者を着脱可能に結合し、前記起立壁上縁を
その全周に亘りエアボートの最高荷重搭載時の吃
水線よりも上方に突出させたことを特徴とする。
(2) 作 用 上記構成によれば、気胴と硬質船底との実質的
な接合部となる、該気胴と上記起立壁外面間の結
合部のシール性が完全でなくても、該結合部を通
して水がボート内に侵入する虞れはないから、該
結合部を、コーキング剤を用いて特別にシールす
る必要はなく、また気胴と硬質船底とを分離し再
結合する際にその都度シール作業を行う必要もな
い。更に硬質船底の周縁部よりその全周に亘り上
記起立壁を一体に起立させたから、硬質船底自体
の剛性・強度が大幅に高められる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、先ず本発明の第1実施例を示す第1図に
おいて、このエアボート1は、略U字状のゴム引
布製気胴2に、繊維強化合成樹脂(FRP)など
から一体成形される船体3が結合されて成る。
第2図および第3図を併せて参照して、気胴2
は横断面円形に形成される。前記船体3は、気胴
2に対応した平面形状を有し横断面が扁平な略V
字状をなす硬質船底4と、その硬質船底4の周縁
部に一体に形成されて該周縁部よりその全周に亘
り起立する起立壁Wとより構成され、その起立壁
Wは、硬質船底4の左右両側縁に対応した左右側
板部5と、その後部開放端を塞ぐ後板部6とが一
体に連結されて構成され、前記左右側板部5の外
面に沿うように気胴2が配設されている。
前記左右側板部5の外側面には、水平面から鉛
直面までの中心角略90度の範囲に亘つて気胴2の
内方下部外面に対応する円弧状当接面7と、該当
接面7の下端から下方に略鉛直に延びる下部外側
面10とが形成されている。また前記後板部6は
硬質船底4の後端縁から上方に延設されており、
その上端は、船体3を気胴2に結合したときに気
胴2の最上部に対応した位置にある。しかも後板
部6の上部両側面は気胴2の外面に対応して湾曲
される。この後板部6には船外機(図示せず)を
取付可能である。而して前記起立壁Wを構成する
左右側板部5及び後板部6の各上縁は何れもエア
ボートの最大荷重搭載時における吃水線lよりも
上方に位置するように設定されている。
第4図において、気胴2には、支持体12,1
3が一体的に設けられる。一方の支持体12は、
前記左右側板部5の上端に対応して気胴2の内方
外側面に貼着されるものであり、該側板部5の水
平な上端面、即ち上部接合面8に対応する接合板
14と、内側面9に対向する側板15と、気胴2
に貼着される支持板16とが、気胴2と同一のゴ
ム引布によつて一体的に形成されて成る。
前記支持体12を気胴2に貼着した状態で、左
右側板部5の上端は前記側板15および気胴2間
に嵌合され、前記接合板14の上方から複数のね
じ部材17を側板部5の前記上部接合面8に螺合
して締付けることにより、該側板部5の上端が支
持体12を介して気胴2に接合される。
他方の支持体13は、側板部5の下部外側端に
対応して気胴2の下部に貼着されるものであり、
該側板部5の下部外側面10に対向する側板19
と、硬質船底4の周縁部の水平な下面、即ち下部
接合面11に対向する接合板18と、気胴2に貼
着される支持板20とを有して、気胴2と同一の
ゴム引布によつて一体的に形成されて成る。
前記支持体13を気胴2に貼着した状態で、側
板部5の下部外側端は、接合板18および気胴2
間に嵌合され、接合板18の下方から複数のねじ
部材21を前記下部接合面11に螺合して締付け
ることより、側板部5の下部外側端が気胴2に接
合される。
前記両支持体12,13は、前記側板部5に対
応して気胴2に貼着されるが、後板部6に対応す
る部分では、後板部6を両側から挟むように上方
に屈曲した状態で気胴2に貼着される。
次にこの実施例の作用について説明すると、エ
アボート1に想定される最高荷重が加わつた時の
吃水線lは、起立壁Wを構成する左右側板部5及
び後板部6の各上縁よりも低く、したがつて、下
部接合面11から気胴2および当接面7間に侵入
する水も、上部接合面8に至ることはない。この
ため、支持体12,13と側板部5の上、下部接
合面8,11との接合を、コーキング材などを用
いない比較的粗い接合構造としても、船体3内に
水が侵入する虞れはなく、ねじ部材17,21の
使用本数も極力少なくすることができる。
第5図は本発明の第2実施例を示すものであ
り、この実施例では、第1実施例における両支持
体12,13の支持板16,20を連結して補強
帯22とし、この補強帯22が当接面7に対向す
る部分を除く気胴2の外周に巻掛けられる。こう
すると、前述の第1実施例と同様の効果が得られ
るだけでなく、補強効果が大きくなる。
本発明のさらに他の実施例として、第1実施例
の両支持体12,13を側板部5の当接面7に対
向する部分で連結し、その連結部を気胴2に貼着
するようにしてもよい。
また上記実施例では、U字状の気胴2を有する
エアボート1について説明したが、本発明は楕円
状気胴を有するエアボートについても実施可能で
あることは言うまでもない。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、硬質船底と、こ
れに浮力を与えるべく連結される気胴とを備えて
なるエアボートにおいて、前記硬質船底の周縁部
に、その全周に亘り起立する起立壁を一体に形成
し、前記気胴を前記起立壁外面に沿設してその両
者を着脱可能に結合し、前記起立壁上縁をその全
周に亘りエアボートの最高荷重搭載時の吃水線よ
りも上方に突出させたので、気胴と硬質船底との
実質的な接合部となる、該気胴と上記起立壁外面
間の結合部のシール性が完全でなくても、該結合
部を通して水がボート内に侵入する虞れはなく、
従つて該結合部を、コーキング剤を用いて特別に
シールする必要はなく、それだけコストを低減す
ることができ、また気胴と硬質船底とを分離し再
結合する際にその都度シール作業を行う必要もな
いから、気胴と硬質船底間の脱着を頗る簡単に行
うことができてエアボートの取扱いに便利であ
る。更に硬質船底の周縁部よりその全周に亘り上
記起立壁を一体に起立させたことによつて、補強
材を特別に設けなくても硬質船底の剛性・強度を
大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示すも
のであり、第1図は全体斜視図、第2図は第1図
の−線断面図、第3図は第1図の−線断
面図、第4図は要部拡大縦断面図、第5図は本発
明の第2実施例の要部拡大縦断面図である。 1……エアボート、2……気胴、4……硬質船
底、l……吃水線、W……起立壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硬質船底4と、これに浮力を与えるべく連結
    される気胴2とを備えてなるエアボートにおい
    て、前記硬質船底4の周縁部に、その全周に亘り
    起立する起立壁Wを一体に形成し、前記気胴2を
    前記起立壁W外面に沿設してその両者を着脱可能
    に結合し、前記起立壁W上縁をその全周に亘りエ
    アボートの最高荷重搭載時の吃水線lよりも上方
    に突出させたことを特徴とする、エアボート。
JP27513884A 1984-12-25 1984-12-25 エアボ−ト Granted JPS61160385A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27513884A JPS61160385A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 エアボ−ト

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JP27513884A JPS61160385A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 エアボ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS61160385A JPS61160385A (ja) 1986-07-21
JPH0330551B2 true JPH0330551B2 (ja) 1991-04-30

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ID=17551218

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JP27513884A Granted JPS61160385A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 エアボ−ト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH067033Y2 (ja) * 1985-08-01 1994-02-23 オカモト株式会社 複合ボ−ト
JP4758320B2 (ja) * 2006-10-12 2011-08-24 カルソニックカンセイ株式会社 パイプの接続部構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527039U (ja) * 1975-07-02 1977-01-19
JPS644636U (ja) * 1987-06-30 1989-01-12
JPS644637U (ja) * 1987-06-27 1989-01-12
JPS6420238U (ja) * 1987-07-29 1989-02-01

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