JP4758320B2 - パイプの接続部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パイプの接続部構造に関し、特に、車両用排気系を構成するパイプの接続に最適なパイプの接続部構造に関する。
従来、パイプの接続部構造としては、端部付近に径方向外側に膨出する山形のビードが形成されたインナーパイプを、端部に径方向外側に拡開して山形のビードの端部側テーパー面に当接するフレアが形成されたアウターパイプに差し込み、山形のビードの端部側テーパー面にフレアを当接させて、テーパー面とフレアを外側から締結ボルトを備えた断面山形のC型クランプで締め付けてインナーパイプとアウターパイプを接続するようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−189386号公報
しかしながら、上述の従来例にあっては、インナーパイプをアウターパイプに差し込んだ後、C型クランプを装着して締結ボルトで締結するには、一方の手でC型クランプを持ち、もう一方の手でエアードライバー等の工具で締結ボルトをC型クランプの締結ボルト挿通孔に差し込んで螺合締結させる必要があるため、作業性が悪く非常に疲れる作業となっていた。
本発明の解決しようとする課題は、C型クランプでパイプを接続する際の作業性を高めることができるパイプの接続部構造を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載のパイプの接続部構造は、端部近傍に径方向外側に膨出する山形のビードが形成された第1パイプを、端部に径方向外側に拡開して山形のビードの端部側テーパー面に当接するフレアが形成された第2パイプに差し込み、前記端部側テーパー面と前記フレアを断面山形のC型クランプで締め付けて第1パイプと第2パイプを接続するようにしたパイプの接続部構造であって、前記フレアの一部に前記山形のビードの端部側テーパー面との間に隙間を形成する外向き膨出部が形成され、前記C型クランプにおけるC型本体部の一部が前記フレアの外向き膨出部に対し予め溶接固定されていることを特徴とする手段とした。
本発明のパイプの接続部構造では、上述のように、フレアの一部に山形のビードの端部側テーパー面との間に隙間を形成する外向き膨出部が形成され、C型クランプにおけるC型本体部の一部がフレアの外向き膨出部に対し予め溶接固定されている構成としたことで、C型クランプでパイプを接続する際に片方の手でC型クランプを持つ必要がなく、エアードライバー等の工具で締結ボルトをC型クランプの締結ボルト挿通孔に差し込んで螺合締結させる作業に両手が使えるため、作業性を高めることができるようになるという効果が得られる。
また、フレアの一部に山形のビードの端部側テーパー面との間に隙間を形成する外向き膨出部が形成されている構成としたことで、C型クランプにおけるC型本体部の溶接により溶接ビードが第2パイプの内面側に膨らんでも、膨出部の隙間で吸収されるため、溶接ビードの膨らみが山形のビードの端部側テーパー面とフレアとの合わせ面に悪影響を及ぼすことがない。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例のパイプの接続部構造は、請求項1〜3に記載の発明に対応する。
まず、この実施例のパイプの接続部構造を図面に基づいて説明する。
図1はこの実施例のパイプの接続部構造を示す接続状態の正面図、図2は実施例のパイプの接続部構造を示す要部拡大縦断面図、図3はインナーパイプを示す平面図、図4は図3のA矢視図、図5はアウターパイプを示す一部切欠底面図、図6は図5のB矢視図、図7は図5のC−C線における拡大縦断面図、図8はアウターパイプにC型クランプを溶接固定した状態を示す正面図、図9は図8のD矢視図である。
このパイプの接続部構造は、インナーパイプ(第1パイプ)1と、アウターパイプ(第2パイプ)2と、ガスケット(環状シール部材)3と、C型クランプ4と、を備えている。
さらに詳述すると、上記インナーパイプ1は、図2〜4に示すように、その端部付近に径方向外側に膨出する山形のビード11が形成されている。また、先端開口縁部の上面側には切欠部12が形成されている。なお、切欠部12の代わりに凹状溝形状としてもよく、この場合は切断せずプレス型で押すのみで比較的容易に加工することができる。
上記アウターパイプ2は、図2、5〜7に示すように、インナーパイプ1における山形のビード11より先端のパイプ先端部分1aを差し込む部分にアウターパイプ2の元径よりパイプの肉厚分大径の第2大径部21が形成され、該第2大径部21の基部側に第2大径部21及びインナーパイプ1における山形のビード11より先端のパイプ先端部分の外径より大径の第1大径部22が形成され、さらに、第1大径部22の端部には、径方向外側に拡開してインナーパイプ1における山形のビード11の端部側テーパー面11aに当接するフレア23が形成されている。
そして、フレア23の下面側に山形のビード11の端部側テーパー面11aとの間に隙間hを形成する外向き膨出部23aが形成されている。
また、第2大径部21の上面側中途部には、インナーパイプ1の先端開口縁部に形成された切欠部12に係合する内向き突部21aが形成されている。
そして、上記アウターパイプ2の第1大径部22とインナーパイプ1のパイプ先端部分1aとの間にガスケット3が介装されることにより、インナーパイプ1とアウターパイプ2との接続部のシールが確実に行われるようになっている。
なお、山形ビード11の端部側テーパー面11aとフレア23とでもシールが行われるため、必要性に応じてガスケット3を省くことも可能である。
上記C型クランプ4は、図2、8、9に示すように、その本体部(C型本体部)41が一部切欠の略円形に形成され、切欠された両端部には外向き略平行に延設された締結フランジ42、43を備え、この両締結フランジ42、43を締結ボルト44とナット45で締結するようになっている。なお、両締結フランジ42、43には締結ボルト挿通孔42a、43aが形成され、ナット45はフランジ43の外側に予め溶接固定されている。
また、本体部41は、その中央部が径方向外側に膨出する断面山形のクランプビード41aが形成されている。
そして、C型クランプにおける本体部41の周方向中央部分で一方のテーパー面がフレア23に形成された膨出部23aに溶接Pすることで、アウターパイプ2に対しC型クランプ4の本体部41が予め固定されている。
次に、この実施例の作用を図2に基づいて説明する。
この実施例のパイプの接続部構造では上述のように構成されるため、まず、インナーパイプ1のパイプ先端部分1aの外周にガスケット3を装着させ、インナーパイプ1の切欠部12とアウターパイプ2における内向き突部21aとの周方向位置を合わせた状態で、アウターパイプ2における第1大径部22及び第2大径部21にインナーパイプ1のパイプ先端部分1aを差し込むことにより、この第1大径部22とパイプ先端部分1aとの間にガスケット3が圧入介装された状態になると共に、切欠部12に内向き突部21aが係合し、アウターパイプ2のフレア23が、インナーパイプ1の山形のビード11における端部側のテーパー面11aに当接した状態になる。
そこで、両締結フランジ42、43を締結ボルト44とナット45で締結することにより、山形のクランプビード41aの両テーパー面がインナーパイプ1における山形のビード11の基部側のテーパー面11bとアウターパイプ2のフレア23に当接して軸心方向に締め付けられ、これにより、アウターパイプ2とインナーパイプ1の抜けが阻止された状態で接続される。
次に、この実施例の効果を説明する。
この実施例のパイプの接続部構造では、上述のように、フレア23の一部に山形のビード11の端部側テーパー面11aとの間に隙間hを形成する外向き膨出部23aが形成され、C型クランプ4におけるC型本体部41の一部がフレア23の外向き膨出部23aに対し予め溶接P固定されている構成としたことで、C型クランプ4でパイプを接続する際に片方の手でC型クランプ4を持つ必要がなく、エアードライバー等の工具で締結ボルト44をC型クランプ4の締結ボルト挿通孔42a、43aに差し込んでナット45に螺合締結させる作業に両手が使えるため、作業性を高めることができるようになるという効果が得られる。
また、フレア23の一部に山形のビード11の端部側テーパー面11aとの間に隙間hを形成する外向き膨出部23aが形成されている構成としたことで、C型クランプ4におけるC型本体部41の溶接Pにより溶接ビードがアウターパイプ2の内面側に膨らんでも、外向き膨出部23aの隙間hで吸収されるため、溶接ビードの膨らみが山形のビード11の端部側テーパー面11aとフレア23との合わせ面に悪影響を及ぼすことがない。
また、C型クランプ4におけるC型本体部41の周方向中央部分がフレア23の外向き膨出部23aに溶接Pされたことで、アウターパイプ2にインナーパイプ1を差し込む際に、C型クランプ4におけるC型本体部41を大きく広げなくても、C型本体部41の両テーパー面が山形のビード11の通過を邪魔することがなくなる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、C型クランプ4におけるC型本体部41の周方向中央部分をフレア23の外向き膨出部23aに溶接Pしたが、溶接位置は任意である。
実施例のパイプの接続部構造を示す接続状態の正面図である。 実施例のパイプの接続部構造を示す要部拡大縦断面図である。 インナーパイプを示す平面図である。 図3のA矢視図である。 アウターパイプを示す一部切欠底面図である。 図5のB矢視図である。 図5のC−C線における拡大縦断面図である。 アウターパイプにC型クランプを溶接固定した状態を示す正面図である。 図8のD矢視図である。
符号の説明
P 溶接
h 隙間
1 インナーパイプ
1a パイプ先端部分
11 山形のビード
11a 端部側のテーパー面
11b 基部側のテーパー面
12 切欠部
2 アウターパイプ
21 第2大径部
21a 内向き突部
22 第1大径部
23 フレア
23a 外向き膨出部
3 ガスケット
4 C型クランプ
41 本体部
41a クランプビード
42 締結フランジ
42a 締結ボルト挿通孔
43 締結フランジ
43a 締結ボルト挿通孔
44 締結ボルト
45 ナット

Claims (3)

  1. 端部近傍に径方向外側に膨出する山形のビードが形成された第1パイプを、端部に径方向外側に拡開して山形のビードの端部側テーパー面に当接するフレアが形成された第2パイプに差し込み、前記端部側テーパー面と前記フレアを断面山形のC型クランプで締め付けて第1パイプと第2パイプを接続するようにしたパイプの接続部構造であって、
    前記フレアの一部に前記山形のビードの端部側テーパー面との間に隙間を形成する外向き膨出部が形成され、
    前記C型クランプにおけるC型本体部の一部が前記フレアの外向き膨出部に対し予め溶接固定されていることを特徴とするパイプの接続部構造。
  2. 請求項1に記載のパイプの接続部構造において、前記第1パイプと前記第2パイプとの接合部間には環状シール部材が介装されていることを特徴とするパイプの接続部構造。
  3. 請求項1または2に記載のパイプの接続部構造において、前記C型クランプにおけるC型本体部の略中央部分が前記フレアの外向き膨出部に溶接固定されていることを特徴とするパイプの接続部構造。
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