JPH0125759Y2 - - Google Patents

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JPH0125759Y2
JPH0125759Y2 JP1983189573U JP18957383U JPH0125759Y2 JP H0125759 Y2 JPH0125759 Y2 JP H0125759Y2 JP 1983189573 U JP1983189573 U JP 1983189573U JP 18957383 U JP18957383 U JP 18957383U JP H0125759 Y2 JPH0125759 Y2 JP H0125759Y2
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JP
Japan
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bottom plate
cavity
frame
wall
air cylinder
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JP1983189573U
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JPS6095389U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴムボートの底板の枠構造、すなわち
ゴムボートの底板を形成し、また底板とゴムボー
ト気胴との接触部を形成する枠体の新規な構造に
関するものである。
通常見られるゴムボートの構造を第1図を用い
て説明すると、断面略円形の空気室からなる気胴
1を楕円形若しくはU字形に形成して船体の舷部
あるいは船腹となし、この気胴底部に底布2を水
密に貼着して船体底面を形成せしめる。そして底
布2の上面には底板3を載置し、これを気胴1及
び底布2の貼着部4−4′間に横架している。こ
のような底板としては木板またはプラスチツク板
の一枚板を用いることもあるが、船体の大きさそ
の他の諸要因を考慮して数枚の底板材を組立てて
底板となすものもあり、本考案はかかる底板に関
してなされたものである。
ところで、ゴムボートには各種のものがある
が、近年は船外エンジンを使用することにより時
速50〜60Kmもの速度で航行する機種が現われてき
た。このような高速ゴムボートにあつては、速度
に安全に耐えるために、組立後全体として剛性を
持ち、しかも航行中波浪等により分解する危険の
ない強固な底板を備えることが必要となる。
従つて本考案の目的は、底板材を組合せたとき
かかる要求を満足させうる底板を形成し得るよう
な新規な枠構造を提供することにあり、その目的
を、数枚の底板材8相互間を組合せ底板9を形成
する雌雄の横縁枠5,6と;底板側部16と嵌合
する溝17を有し、且つ、船体舷部を形成する気
胴1と該気胴底面に貼着され船体底面を形成する
底布2とにより形成される角と適合する角部18
を有するサイドストリンガー7とからなることを
特徴とするゴムボートの底板の枠構造によつて達
成するものである。
以下に添付の図面を用いて本考案を実施例につ
いて説明する。
本考案の一実施例を示す第2図から第4図にお
いて、枠構造は雌雄の横縁枠5,6及びサイドス
トリンガー7よりなつている。雌雄の横縁枠5,
6は矩形及び台形の底板材8数枚の相互の間を組
合せて一枚の底板9となすものであり、アルミ金
属より好適に形成され、底板材8の端部を突歯1
0を介して嵌合固定する溝部11,12を有して
いる。第3図は横縁枠の好ましい断面形状を示し
ており、雌横縁枠5は枠体長手方向に延伸した突
片からなる上下のツメ13,14を有し、雄横縁
枠6はこれらのツメ13,14の間に嵌合する突
出部15を枠体長手方向に延長して設けてなる。
尚重量軽減を量る等のため突出部15内は空洞と
するのがよい。従来は木板に設けた凹凸の組合せ
により底板を形成していたが、かかる枠組を用い
ることで継目を平坦にでき、床面がフラツトにな
り安全であると共に、また強度も出る利点があ
る。さらに好ましくは雌横縁枠5の上下のツメ1
3,14は図示の如く各々の突出長を異にする。
このようにすれば横縁枠間の着脱は非常に容易に
なる。
サイドストリンガー7はかかる横縁枠により連
結されて形成された底板9の側部16に使用され
る。このサイドストリンガー7は本考案の中心的
な位置を占める部材であり、好ましくはアルミ金
属製で、底板側部16を嵌合する溝17を有し、
またそれと共に気胴1及び底布2の接合部に形成
される角と適合する角部18を有している。サイ
ドストリンガー7の好ましい断面形状は第4図に
示されており、枠体長手方向に延伸した第1の空
洞19並びに同じく枠体長手方向に延伸した第2
の空洞20を備え、第1の空洞19の外壁部21
が角部18として気胴1と底布2により形成され
る角、換言すれば両者の挾む空間形状に合致する
形状を有している。また溝17は、角部の形成に
関与していない第1の空洞19の他の外壁22
と、第2の空洞20の外壁23、及び該他の外壁
22と前記外壁21との接合部から枠体長手方向
に延長して突設されたツメ24とにより形成され
ている。
このサイドストリンガー7は第2図に示されて
いるように底板9の側部16と嵌合するが、側部
16の全体をカバーしなくともよい。サイドスト
リンガー7を用いることにより、従来(第1図)
のように底板が直接気胴1間で横架されるもので
はなく、気胴と底布の間の形状に適合した形のサ
イドストリンガー7がゴムボート気胴と接触す
る。従つて底板の横架は充分なフイツト感の下に
行うことができ、また強度的にも申し分のないも
のである。また底板を直接嵌合して使用できるか
ら、底板側部に別個の枠付けを施さなくともよ
く、経済的でかつ強度の高い枠構造である。
他方、第5図及び第6図のように底板側部16
は底板材の各々がその端部に嵌合した縦縁枠25
を備えたものでもありうる。上に述べたようにこ
のような縦縁枠25を用いずとも本考案はサイド
ストリンガー7により充分その作用を果たし得る
ものではあるけれども、かかる縦縁枠25を用い
てこれをサイドストリンガー7の溝部17と嵌合
させた場合には、サイドストリンガー7との嵌合
をよりスムースに行うことができる。従つてゴム
ボートの膨張、枠組立作業を迅速かつ容易になす
ことができ、また組立後も十分な強度で嵌合しあ
つて外部圧力に対抗しうるものとなる。なお、こ
の縦縁枠も好ましくはアルミ金属よりなり、サイ
ドストリンガー7の溝17に対応する形状に突出
する突出部26の内部は空洞にされる。なお縦縁
枠25の底板材に嵌合する溝部27は、内面に突
歯28を備えうる。
さらにサイドストリンガーは、第4図もしくは
第6図にて示されているように、外壁21とツメ
24とがやや傾斜あるいは弧面をもつて連続する
よう構成されている。かかる弧面を備えている場
合には、底板9を底布2上に載置した後に底板側
部16或いは縦縁枠25にサイドストリンガー7
を嵌合し、また脱着する際に第4図及び第6図で
矢印にて示されている方向へ回転させて行えば、
これらの動作は容易となる。
本考案は如上のごとき構成からなり、底板材8
に横縁枠5,6を組合せ、必要に応じてこれに縦
縁枠25を備えさせ、これによつて形成される底
板9の側部16にサイドストリンガー7を嵌合せ
しめて枠体を形成し、ゴムボート気胴1間かつ底
布2上に横架せしめる。かかる枠構造によつて底
板9は全体として一枚構造の場合と同様な剛性を
持ち、しかもしなりも防止される。また組立が容
易であるにも拘らず気胴1とサイドストリンガー
7とは密着状態を作り出して全体の構造も安定す
る。従つて本考案の枠構造を用いて作成されたゴ
ムボートは高速で航行して船底に波浪による外力
を受けても危険のない構造を備えうるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のゴムボートの構造を示すボート
の横断面図、第2図は本考案の好適実施例の平面
図、第3図及び第4図はそれぞれ第2図の部分拡
大縦断面図及び部分拡大横断面図、第5図は本考
案の更に他の好適実施例の平面図、第6図は第5
図の部分拡大横断面図である。 1……気胴、2……底布、3……底板、4,
4′……貼着部、5……雌横縁枠、6……雄横縁
枠、7……サイドストリンガー、8……底板材、
9……底板、10……突歯、11,12……溝、
13……上ツメ、14……下ツメ、15……突出
部、16……底板側部、17……溝、18……角
部、19……第1の空洞、20……第2の空洞、
21,22,23……外壁部、24……ツメ、2
5……縦縁枠、26……突出部、27……溝部、
28……突歯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 長手方向に伸びた上下のツメ13,14を有
    する雌横縁枠5と該上下のツメ13,14の間
    に嵌合する突出部15を有する雄横縁枠6とか
    ら構成され、数枚の底板材8相互間を組合せ底
    板9を形成する雌雄の横縁枠5,6と;底板側
    部16と嵌合する溝17を有し、且つ、船体舷
    部を形成する気胴1と該気胴底面に貼着され船
    体底面を形成する底布2とにより形成される角
    と適合する曲面状を呈する角部18を有するサ
    イドストリンガー7とからなり、該サイドスト
    リンガー7は長手方向に延伸した第1の空洞1
    9及び第2の空洞20を有し、角部18は第1
    の空洞19の外壁21によつて形成され、溝1
    7は第1の空洞19の他の外壁22、第2の空
    洞20の外壁23及び第1の空洞19の外壁2
    1と他の外壁22の接合部から突設されたツメ
    24により形成され、外壁21とツメ24とが
    傾斜あるいは弧面をもつて連続するように構成
    されていることを特徴とするゴムボートの底板
    の枠構造。 2 サイドストリンガー7の溝17に嵌合する底
    板側部16は縦縁枠25を備えた底板側部であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の枠構
    造。 3 雌横縁枠の上下のツメ13,14は各々の突
    出長が異なつている実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項に記載の枠構造。
JP18957383U 1983-12-08 1983-12-08 ゴムボ−トの底板の枠構造 Granted JPS6095389U (ja)

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JPS6095389U JPS6095389U (ja) 1985-06-28
JPH0125759Y2 true JPH0125759Y2 (ja) 1989-08-01

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KR101971347B1 (ko) * 2017-08-11 2019-04-23 배이산업 주식회사 접절식 깔판을 구비한 공기주입식 보트

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1481028A (en) * 1973-08-03 1977-07-27 Scheibert Dt Schlauchbootfab Inflatable boats
JPS589833U (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 三菱重工業株式会社 集電線

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GB1481028A (en) * 1973-08-03 1977-07-27 Scheibert Dt Schlauchbootfab Inflatable boats
JPS589833U (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 三菱重工業株式会社 集電線

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