JPH0230394Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0230394Y2 JPH0230394Y2 JP1983092638U JP9263883U JPH0230394Y2 JP H0230394 Y2 JPH0230394 Y2 JP H0230394Y2 JP 1983092638 U JP1983092638 U JP 1983092638U JP 9263883 U JP9263883 U JP 9263883U JP H0230394 Y2 JPH0230394 Y2 JP H0230394Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- boat
- transom
- rubber
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、船外機を装備する高速航走可能なゴ
ムボートに関する。
ムボートに関する。
（従来の技術）
従来、船外機を装備する船尾開放型のゴムボー
トは、トランサムに船外機を取付けるようになつ
ている。ところで、この様なゴムボートの航走安
定性を高めるためには、トランサムより船外方向
へ突出するトリムを備えることが有効である。こ
のトリム構造の従来例として実公昭46−25636号
公報及び特開昭56−103685号公報のものがある。
トは、トランサムに船外機を取付けるようになつ
ている。ところで、この様なゴムボートの航走安
定性を高めるためには、トランサムより船外方向
へ突出するトリムを備えることが有効である。こ
のトリム構造の従来例として実公昭46−25636号
公報及び特開昭56−103685号公報のものがある。
前者の実公昭46−25636号公報のものは、トリ
ムが剛性の低い軟質合成樹脂材からなり、単なる
しぶき除けとしての機能を果すのみでゴムボート
の航走安定性に寄与するものではない。
ムが剛性の低い軟質合成樹脂材からなり、単なる
しぶき除けとしての機能を果すのみでゴムボート
の航走安定性に寄与するものではない。
後者の特開昭56−103685号公報のものは、トリ
ムが船底気室と一体的に膨出可能な構造とされ、
前者のものと同様トリムの剛性及び支持強度が低
く、所定以上の航走速度ではトリムが水の抵抗に
負けて機能を発揮し得ないものである。
ムが船底気室と一体的に膨出可能な構造とされ、
前者のものと同様トリムの剛性及び支持強度が低
く、所定以上の航走速度ではトリムが水の抵抗に
負けて機能を発揮し得ないものである。
以上の様に従来のゴムボートでは、トランサム
又は船底へのトリムの支持を強固にすることが困
難であるため、トリムを剛性の高いものにするこ
とができず、航走安定性が低く高速航走が困難で
あつた。
又は船底へのトリムの支持を強固にすることが困
難であるため、トリムを剛性の高いものにするこ
とができず、航走安定性が低く高速航走が困難で
あつた。
（考案が解決しようとする課題）
本考案は上記従来事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とする処は、航走時における安定
性を向上させることにより、従来のゴムボートで
は困難であつた高速航走が可能なゴムボートを提
供することにある。
あり、その目的とする処は、航走時における安定
性を向上させることにより、従来のゴムボートで
は困難であつた高速航走が可能なゴムボートを提
供することにある。
（課題を解決する為の手段）
以上の目的を達成するために、本考案ゴムボー
トの講じた手段は、船底周縁に設けたゴム製気胴
の船尾側を開放構造とし、トランサムに船外機を
取付けるようにしたゴムボートであつて、前記船
底を硬質合成樹脂材で舟型状に形成すると共に、
該船底には前記トランサムより船外方向へ突出し
且つ下面が突出方向へ上向きに傾斜するトリムを
一体に設けたことである。
トの講じた手段は、船底周縁に設けたゴム製気胴
の船尾側を開放構造とし、トランサムに船外機を
取付けるようにしたゴムボートであつて、前記船
底を硬質合成樹脂材で舟型状に形成すると共に、
該船底には前記トランサムより船外方向へ突出し
且つ下面が突出方向へ上向きに傾斜するトリムを
一体に設けたことである。
（実施例）
以下、本考案の実施例を図面により説明する
と、ゴムボートＡは、第１図及び第２図に示す如
くゴム製気胴ａの船尾側を開放し、トランサムｃ
に不図示の船外機を取付けるようにしたものであ
る。
と、ゴムボートＡは、第１図及び第２図に示す如
くゴム製気胴ａの船尾側を開放し、トランサムｃ
に不図示の船外機を取付けるようにしたものであ
る。
トランサムｃはFRPなどの硬質合成樹脂材で
船底ｂと一体成形され、船底ｂとともに気胴ａに
接合されている。
船底ｂと一体成形され、船底ｂとともに気胴ａに
接合されている。
船底ｂは舟型状に形成され、航走時における水
の抵抗が少なく、しかも航走安定性が良いように
してある。
の抵抗が少なく、しかも航走安定性が良いように
してある。
この様なゴムボートＡにおいて、トランサムｃ
より船外方向へ突出するトリムｄが設けられる。
トリムｄは第２図及び第３図に示す如くトランサ
ムｃに取付ける船外機の両側に位置するよう左右
一対に設けられ、船底ｂ及びトランサムｃと同質
の硬質合成樹脂材即ちFRP等で一体成形されて
いる。トリムｄの形態は中空な略台形状とし、且
つ下面を突出方向へ向つて上向きに傾斜させ、ゴ
ムボートＡの航走時に船尾が沈み込んだ状態でほ
ぼ水平となるようにしてある。
より船外方向へ突出するトリムｄが設けられる。
トリムｄは第２図及び第３図に示す如くトランサ
ムｃに取付ける船外機の両側に位置するよう左右
一対に設けられ、船底ｂ及びトランサムｃと同質
の硬質合成樹脂材即ちFRP等で一体成形されて
いる。トリムｄの形態は中空な略台形状とし、且
つ下面を突出方向へ向つて上向きに傾斜させ、ゴ
ムボートＡの航走時に船尾が沈み込んだ状態でほ
ぼ水平となるようにしてある。
以上の様なトリム構造によれば、トリムｄが高
い剛性及び支持強度を保持し且つ浮力を発生する
ことにより、ゴムボートＡの航走安定性が向上す
るものである。
い剛性及び支持強度を保持し且つ浮力を発生する
ことにより、ゴムボートＡの航走安定性が向上す
るものである。
第４図、第５図はトリムd′，d′を平板状にトラ
ンサムｃと一体に成形したものである。即ち、前
記トリムｄは中空状のものｄに限定されるもので
なく中実状（平板状）のものd′でも良いこと勿論
である。
ンサムｃと一体に成形したものである。即ち、前
記トリムｄは中空状のものｄに限定されるもので
なく中実状（平板状）のものd′でも良いこと勿論
である。
（考案の効果）
本考案は以上説明したように構成したので、以
下に記載されるような効果を奏する。
下に記載されるような効果を奏する。
船底を硬質合成樹脂材で舟型状に形成すると共
に、この船底にトリムを一体に設けたことによ
り、航走時における水の抵抗が少なくなると同時
に、トリムが高い剛性及び支持強度を保持し、且
つ浮力を発生して高速航走時でもより安定した走
行が可能なゴムボートを提供することができる。
しかも、トリムの下面がその突出方向へ上向きに
傾斜しているので、航走時に船尾が沈み込んだ状
態でトリム下面が水面に対しほぼ水平となり、ゴ
ムボートの高速航走時においても、該トリムによ
つて常に船体の安定化を図ることができる。
に、この船底にトリムを一体に設けたことによ
り、航走時における水の抵抗が少なくなると同時
に、トリムが高い剛性及び支持強度を保持し、且
つ浮力を発生して高速航走時でもより安定した走
行が可能なゴムボートを提供することができる。
しかも、トリムの下面がその突出方向へ上向きに
傾斜しているので、航走時に船尾が沈み込んだ状
態でトリム下面が水面に対しほぼ水平となり、ゴ
ムボートの高速航走時においても、該トリムによ
つて常に船体の安定化を図ることができる。
第１図は本考案ゴムボートの実施例を示す一部
切欠側面図、第２図は同平面図、第３図は同斜視
図、第４図は他の実施例の背面図、第５図は第４
図の部分縦断面側面図である。 尚、図中、Ａ……ゴムボート、ａ……気胴、ｂ
……船底、ｃ……トランサム、ｄ，d′……トリ
ム。
切欠側面図、第２図は同平面図、第３図は同斜視
図、第４図は他の実施例の背面図、第５図は第４
図の部分縦断面側面図である。 尚、図中、Ａ……ゴムボート、ａ……気胴、ｂ
……船底、ｃ……トランサム、ｄ，d′……トリ
ム。
Claims (1)
- 船底周縁に設けたゴム製気胴の船尾側を開放構
造とし、トランサムに船外機を取付けるようにし
たゴムボートであつて、前記船底を硬質合成樹脂
材で舟型状に形成すると共に、該船底には前記ト
ランサムより船外方向へ突出し且つ下面が突出方
向へ上向きに傾斜するトリムを一体に設けたこと
を特徴とする高速航走用ゴムボート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9263883U JPS59196396U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 高速航走用ゴムボ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9263883U JPS59196396U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 高速航走用ゴムボ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59196396U JPS59196396U (ja) | 1984-12-27 |
| JPH0230394Y2 true JPH0230394Y2 (ja) | 1990-08-15 |
Family
ID=30222945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9263883U Granted JPS59196396U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 高速航走用ゴムボ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59196396U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4811918B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2011-11-09 | アキレス株式会社 | エアボート |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS402671Y1 (ja) * | 1962-07-12 | 1965-01-26 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5387597U (ja) * | 1976-12-18 | 1978-07-18 |
-
1983
- 1983-06-15 JP JP9263883U patent/JPS59196396U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS402671Y1 (ja) * | 1962-07-12 | 1965-01-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59196396U (ja) | 1984-12-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3680517A (en) | Hull friction reducing apparatus | |
| JP2671091B2 (ja) | 滑走艇の船体構造 | |
| JPH0230394Y2 (ja) | ||
| CA1299030C (en) | Planing craft | |
| JPH07309289A (ja) | 水ジェット推進艇 | |
| JPS58152691A (ja) | 小型船舶の船尾部形状 | |
| JPS6296193A (ja) | 救難用小型舟艇 | |
| JP3320801B2 (ja) | 小型船舶のビルジキールの構造 | |
| US6173670B1 (en) | Combined aerodynamic and hydrodynamic aluminum boat hull | |
| JPS62143595U (ja) | ||
| JPS63130492A (ja) | 半没水型三胴船 | |
| JPH0515198Y2 (ja) | ||
| JP2585591Y2 (ja) | ゴムボート | |
| JP3331585B2 (ja) | 不沈構造を有する高速艇 | |
| JPH0433196Y2 (ja) | ||
| JPS6215157A (ja) | 側壁型エアクツシヨン艇 | |
| JPH038999B2 (ja) | ||
| JPH0539040Y2 (ja) | ||
| JPS62112995U (ja) | ||
| JPH0439837Y2 (ja) | ||
| JPH0319797U (ja) | ||
| JPS63145168A (ja) | スケグ付き側壁型エアクツシヨン艇 | |
| JP2001088778A (ja) | 小型船舶 | |
| JPS61169787U (ja) | ||
| JPS59213585A (ja) | モ−タボ−ト |