JPH0225758Y2 - - Google Patents

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JPH0225758Y2
JPH0225758Y2 JP3095686U JP3095686U JPH0225758Y2 JP H0225758 Y2 JPH0225758 Y2 JP H0225758Y2 JP 3095686 U JP3095686 U JP 3095686U JP 3095686 U JP3095686 U JP 3095686U JP H0225758 Y2 JPH0225758 Y2 JP H0225758Y2
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JP
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air
keel
bottom plate
spout
air keel
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JP3095686U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は空気膨張式ボート(エア・ボート)に装
備するエアキールの構造に関する。
〔従来の技術〕
海難救助用の救命いかだや船舶の船体塗装、補
修用あるいはレジヤー用等に用いられる大型のエ
アボートには、ボート本体の底布と、左右のチユ
ーブ間に張り渡す底板との間にエアキールを設置
する構造のものが多い。
この種のエアボートは、使用する際にまず、底
布上に脱気したエアキールをセツトした後、左右
のチユーブ間に底板を張り渡し、船体を象るチユ
ーブ内に空気を封入し、最後に底板の一部に開口
した小孔を通してエアキールの口栓を引き出し、
この口栓を通してエアキール内に空気を吹きこん
で組立てを完了するのが通例である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、エアキールは空気の封入により断面
円形に賦形され、その胴部周面の一部に前記口栓
が設けられており、空気封入前の扁平なエアキー
ルの中央上面に口栓が位置しているかぎり底板の
小孔を通して引き上げるのは容易であるが、保管
時の折りぐせの状況によつては、組立て時に必ず
しも底板の小孔の直下に口栓が位置するとは限ら
ず、第6図に示すようにエアキール11に付され
た折れ線lの位置の如何によつては口栓12の位
置が底板13の小孔14より直下より大きく左右
にずれることがあり、小孔14を通しての口栓1
2の取り出しが厄介となる。特に一旦付された折
りぐせは容易に修正されず、したがつて毎回の組
立て毎に厄介な手数を余儀なくされるという問題
点があつた。
本案の目的は上記問題点を解消し、脱気時にエ
アキールに付される折れ線の位置を規制して口栓
のずれをなくしたエアキールを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本案はボート本体の底布と、左右のチユーブ間
に張り渡された底板との間に設置するエアールの
表面に、前記底板に開口された小孔の位置に対応
して口栓を有するエアボートのキールにおいて、
前記口栓を中心として断面円形に賦形されるエア
キールの胴部外面に、その半周を覆う可撓性シー
トを貼着したことを特徴とするエアボートのエア
キールである。
〔作用〕
エアキールの胴部外周に、口栓を中心として略
半周の範囲に渡つて可撓性シートを貼着したため
に、可撓性シートの貼着部分は補強されて扁平に
折り重ねたときに、専ら可撓性シートの両側縁の
境界に沿つて折れぐせが形成されることとなり、
したがつて口栓は常に脱気により扁平となつたエ
アキールの中央上面に位置することとなる。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を図によつて説明する。
第1図、第2図において、ボート本体1は船体
の舳先から船尾にかけてその両側にチユーブ2を
有し、両側のチユーブ2,2間にはV字状の底布
3が取付けられている。さらに両側のチユーブ
2,2間にはボートの床面を形成する複数枚の底
板4が張り渡され、底板4と底布3との間に空間
が形成されており、この空間内にエアキール5が
セツトされる。エアキール5は第3図に示すよう
に船体の方向に沿つて全体的に流線形をなす気胴
であり、断面円形をなしているものである。エア
キール5の先端部分の中央上面には口栓6を有し
ており、この口栓6が位置する直上の底板4の一
部には口栓引出し口となる小孔7が開口されてい
る。
第3図、第4図において、本案は口栓6を中心
としてエアキール5の胴部外面にその半周を覆う
可撓性シート8を貼着したものである。実施例で
は上半周に貼着した例を示しているが、逆に下半
周であつてもよい。可撓性シート8の材質は特に
限定されるものではなく、エアキール5と同じ程
度の強度、同材質のもので十分である。要するに
可撓性シートの貼着部分の強度をエアキール5の
他の胴部部分の強度より増大させればよく、さら
に耐摩耗性に優れた材質であることが好ましい。
可撓性シート8は平行な両側縁を有し、その両側
縁をエアキール5の長手方向の軸線と平行に貼着
する。貼着範囲はエアキール5の全長に渡ること
も勿論差支えないが、全長4〜5mの船体の場合
には実質上第3図に示すように口栓6を中心とし
て前後15cm程度で十分である。可撓性シート8に
て補強された部分を含んで折れ曲がることはな
い。折れ線l,lは可撓性シート8の貼着部分の
境界に付されることになる。すなわち、第4図に
おいて、エアキール5は脱気状態では扁平に折り
重ねられるが、その折れ線lは可撓性シート8の
境界の胴部に生じ、したがつて、口栓6は両折れ
線l,lの中央に位置する。このエアキール5を
底布3と底板4との間の定位置にセツトしたとき
には底板4の小孔7の直下に口栓6が位置するこ
ととなる。この口栓6を小孔7内に引き上げ、底
板4上から口栓6を通してエアキール5内に空気
を封入して断面円形に賦形し、船底の形態を整え
る。また、第5図に明らかなとおり、可撓性シー
ト8を上周面に貼着したときには、口栓6の周囲
のエアキールが、小孔7の小口から受ける損傷を
シートによつて有効に保護できる。
〔考案の効果〕
以上のように本案によるときにはエアキールを
扁平に折り重ねたときに、キールの口栓が必ずそ
の上面中央に位置し、エアボート組立ての際にこ
の口栓と底板の小孔との関係位置にずれが生ずる
ことがなく、したがつて何等の困難を伴わずに小
孔内より口栓を引き上げて空気を封入でき、ひい
てはエアボートの組立て作業を能率よく行うこと
ができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案のエアキールを装備したエアボー
トの平面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図は本案のエアキールの一実施例を示す平面
図、第4図はエアキールを扁平に折り重ねた状態
を示す断面図、第5図はエアキールを膨らませた
状態を示す断面図、第6図は従来のエアキールの
問題点を示す説明図である。 1……ボート本体、2……チユーブ、3……底
布、4……底板、5……エアキール、6……口
栓、7……小孔、8……可撓性シート、l……折
れ線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボート本体の底布と、左右のチユーブ間に張り
    渡された底板との間に設置するエアキールの表面
    に、前記底板に開口された小孔の位置に対応して
    口栓を有するエアボートのエアキールにおいて、
    前記口栓を中心として断面円形に賦形されるエア
    キールの胴部外面に、その半周を覆う可撓性シー
    トを貼着したことを特徴とするエアボートのエア
    キール。
JP3095686U 1986-03-04 1986-03-04 Expired JPH0225758Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3095686U JPH0225758Y2 (ja) 1986-03-04 1986-03-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3095686U JPH0225758Y2 (ja) 1986-03-04 1986-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62145791U JPS62145791U (ja) 1987-09-14
JPH0225758Y2 true JPH0225758Y2 (ja) 1990-07-13

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ID=30836239

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JP3095686U Expired JPH0225758Y2 (ja) 1986-03-04 1986-03-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320238Y2 (ja) * 1987-09-21 1991-04-30

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JPS62145791U (ja) 1987-09-14

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