JPH0330313Y2 - - Google Patents

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JPH0330313Y2
JPH0330313Y2 JP1982009713U JP971382U JPH0330313Y2 JP H0330313 Y2 JPH0330313 Y2 JP H0330313Y2 JP 1982009713 U JP1982009713 U JP 1982009713U JP 971382 U JP971382 U JP 971382U JP H0330313 Y2 JPH0330313 Y2 JP H0330313Y2
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container
water storage
vegetables
storage groove
notch
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JP1982009713U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、プラスチツク発泡体からなり上面
に開口し、2個以上積み重ねて用いうる箱状コン
テナであつて、野菜等を収納しておき、その野菜
等に適度な水分を与えながら輸送するための野菜
等輸送用コンテナの分野に属するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、プラスチツク発泡体からなり上面に開口
し、2個以上積み重ねて用いうる箱状コンテナで
あつて、野菜等を収納しておき、その野菜等に適
度な水分を与えながら輸送するための野菜等輸送
用コンテナとしては、内底面に、野菜等に適度な
水分を与えるための貯水溝と、過剰な水を排出す
る水抜き孔と、水はけ用の複数の小溝とを備えた
ものが知られている(特開昭56−32267号参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のコンテナは、外底面に格
別の工夫がなされていないため、同一の形状およ
び大きさのものを複数個積み重ねた場合、安定性
に欠けるきらいがあつた。
また、上記のようなコンテナは、周壁に格別の
工夫がなされていないため、同一の形状および大
きさの複数個のコンテナを積み重ねた場合、上に
積まれたコンテナにより上面開口がふさがれた下
側のコンテナにあつては、その収納部とコンテナ
外部空間との通気性に関して、水抜き孔が通気用
の孔としてわずかに役立つことはあるものの、そ
の通気性が充分には保たれないおそれがあつた。
さらに、上記のように積み重ねたときは必ず収
納部の通気が遮断されてしまうため、所望時にの
み収納部の通気を遮断するということができなか
つた。
この考案は上記の実情に鑑みてなされたもので
あり、外底面の形状または構造に工夫をすること
で、同一の形状および大きさのコンテナを複数個
積み重ねた場合に安定性を確保できるとともに、
周壁の形状または構造に工夫をすることで、上に
積まれた他のコンテナにより上方開口がふさがれ
た下側のコンテナの収納部の通気性を充分に保つ
ことができ、さらに、周壁の形状または構造およ
び積み重ね方に工夫をすることで、所望時にのみ
その収納部の通気を遮断することの可能な野菜等
輸送用コンテナを提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は、2個以上積み重ねて用いうるプラ
スチツク発泡体製の上面開口した箱状容器であつ
て、容器周壁の上端縁には少なくとも1個の切り
欠き部が設けられ、かつその切り欠き部の設けら
れた辺と同側の容器外底面の辺もしくはその対辺
には同形状の他の容器に積み重ねた際に他の容器
の上面開口部に嵌合して他の容器の切り欠き部を
閉塞しうる閉塞片が突設され、かつその閉塞片が
突設された辺の対辺には前記閉塞片に対応する部
分に欠落部が形成され、また容器内底面には容器
周壁に沿つて周辺に貯水溝とその貯水溝よりやや
浅くかつ適所に水抜き孔を備えた水抜き溝とが設
けられ、それら溝より中央側の底面は貯水溝に向
けてゆるやかに傾斜した面でありかつ同方向に向
けて延びる複数の小溝を有していることを特徴と
する野菜等輸送用コンテナである。
ここで、コンテナ内底面の周辺にはコンテナ周
壁に沿つて貯水溝が設けられる。この貯水溝は輸
送される野菜等に水分を供給するための水を溜め
ておく溝である。コンテナ内底面には、貯水溝よ
りやや浅く水抜き溝が設けられる。この水抜き溝
は適所に水抜き孔を備えている。コンテナ内底面
のうち、貯水溝および水抜き溝よりも中央側部分
は、貯水溝に向けてゆるやかに下り傾斜して設け
られている。そして、この傾斜方向と同じ方向へ
延びる複数の小溝が設けられる。この小溝の土手
部分には野菜等が載置される。
切り欠き部は、上方に開口した箱状コンテナの
上端縁に少なくとも1つ、好ましくは、その上端
縁の1辺あたり2つ程度設けられる。この切り欠
き部の設けられた辺と同じ側のコンテナ外底面の
辺もしくはその対辺には、閉塞片が下方突出状に
設けられる。この閉塞片は1のコンテナをこれと
同形・同大の他のコンテナに積み重ねた際に該他
のコンテナの上面開口部に嵌合してその切り欠き
部を閉塞するためのものである。具体的には、た
とえば以下の実施例のような、切り欠き部に対応
する位置を除いてコンテナ外底面に設けられた脚
部がある。
また、この閉塞片が設けられた辺の対辺には閉
塞片に対応する部分に欠落部が設けられる。この
欠落部はたとえば、上記脚部のない部分として設
けられる。そして、2つのコンテナを積み重ねた
際、単独でまたは下側のコンテナの切り欠き部と
対応して、通気用の開口を形成する。
(ホ) 作用 コンテナ内底面に設けられる貯水溝および水抜
き溝は、輸送される野菜等に水分を供給するとと
もに過剰な水分を排出することにより、水分の調
整を行うものである。また、同内底面に設けられ
る傾斜した面および小溝は、効率のよい水はけ機
能を果たすものである。
2つのコンテナを積み重ねた際、上側のコンテ
ナの欠落部は単独でまたは下側のコンテナの切り
欠き部と対応して、通気用の開口を形成する。こ
れにより、コンテナの内部空間(収納部)とコン
テナの外部空間との通気が確保される。
また、上側のコンテナを水平に180゜回転させた
位置におくと、上側のコンテナが下側のコンテナ
の上面開口部に嵌合して、下側のコンテナの切り
欠き部は上側のコンテナの閉塞片で閉塞される。
これにより、複数個積み重ねたコンテナはその安
定性が確保されるとともに、下側のコンテナは所
望時にのみ収納部の通気が遮断される。
(ヘ) 実施例 以下、図に示す実施例に基いて、この考案を詳
説する。
野菜等輸送用コンテナ1は、ポリスチレン発泡
体などの熱可塑性プラスチツク発泡体よりなる上
面の開口した箱状容器2であり、必要に応じ同様
の熱可塑性プラスチツク発泡体よりなる蓋体11
が付加される。
容器2の周壁3の上端縁には、切り欠き部1
2,13,14,15が設けられるとともに、こ
れらに対応する位置を除いて外底面16から脚部
10a,10b,10c,10dが突設されてい
る。
さて、第1図にあらわれているように、切欠き
部12〜15は、2枚の平面図(すなわち第1
図)を180度回転して重ね合せたときに全く重な
らない位置にある。また第7図に示すように、他
の同形状のコンテナ1′の上面開口部に脚部10
a,10b,10c,10dを嵌合して積み重ね
ることができる。そして第7図Aに示されている
ように、2つのコンテナ1,1′を同方向にして
積み重ねたときには、下側のコンテナ1′の切り
欠き部12′,13′,14′,15′と上側のコン
テナ1の脚部の無い部分すなわち欠落部22,2
3,24,25とが対応して、これらの部分が開
口となり、コンテナ1′の内部空間の通気が確保
される。一方、第7図Bに示されているように、
上側のコンテナ1を180度回転した位置で積み重
ねると、下側のコンテナ1′の切り欠き部12′,
13′,14′,15′がそれぞれ上側のコンテナ
1の脚部10a,10b,10c,10dで閉塞
され、コンテナ1の内部空間の通気が遮断され
る。この意名で脚部10a,10b,10c,1
0dは閉塞片の機能を果すものである。
箱状容器2の内底面の容器周壁3内面に沿つた
四つの周辺には溝がそれぞれ設けられており、そ
のうちの容器2の長手方向に対向する一対の溝は
貯水溝4,4であり、幅方向に対向する一対の溝
は水抜き溝5,5である。場合によつては長手方
向に対向する溝を水抜き溝とし、幅方向に対向す
る溝を貯水溝としてもよい。
貯水溝4は、輸送される野菜類に水分を供給す
るための水を溜めておく溝であつて、例えばミツ
バ、ホウレンソウなどを入れた場合はそれらの根
を貯水溝4の水に浸しておけばよい。
水抜き溝5は、前記貯水溝4よりやや浅く、水
抜き孔6を有している。輸送される野菜類に水分
を供給することは先に述べたとおりであるが、野
菜類が水びたしになつてしまうとかえつて悪影響
を与えることになるので過剰な水を水抜き孔6よ
り排出する。すなわち水抜き溝5と貯水溝4の深
さの差だけの水が貯水溝4に溜まり得るのであ
る。
水抜き孔6は、水抜き溝5の底面より下方へ向
けて穿設された小孔であるのが好ましく、この場
合、上側のコンテナから排水された水が下側に積
重されたコンテナに落ちるので、下側のコンテナ
で再使用できる。
容器内底面の溝によつて囲まれた底面7は、対
向する貯水溝4,4を結ぶ方向に中央が高くゆる
やかに湾曲しており、同方向に延びる小溝9が複
数設けられている。野菜類は小溝9の土手部8に
載置されることになるが、底面7には水が上記構
成により溜まり得ないので、野菜類が水びたしに
なることがなく好適である。これは例えば底面7
を波板状に構成してもよい。谷部が小溝として機
能する。
蓋体11は、その下面に前記脚部10a〜10
dと同様の脚部17a〜17dを備え、コンテナ
1の上面開口に嵌合するようになつており、さら
に蓋体11の上面には、コンテナ底面の脚部10
a〜10dが嵌合しうる凹部18が設けられてい
る。これにより、蓋体11を付したまま、コンテ
ナ1を積重することができ取扱いに便利である。
なお、この考案の野菜等輸送用コンテナの他の
実施例としては、容器外底面の4角に脚部を設け
るとともに切り欠き部の直下に当る容器外底面部
分に切り欠き部より少し大きめの閉塞片を突設し
たものが挙げられる。
(ト) 考案の効果 この考案の野菜等輸送用コンテナは以上の説明
のように構成されているので、軽量で取扱い易
く、野菜等に対して常に水分を補給でき、鮮度を
永く保持できる。また、過剰な水は排出され、野
菜等を傷めることがない。さらに、コンテナを複
数個安定に積重でき、その際、通気性を良好に保
ち得るので、野菜等の輸送に極めて好適である。
その上、積み重ね時に上下のコンテナの嵌合位置
を変えれば通気を遮断することもできるから、低
温輸送したコンテナを外部にとり出したときに冷
気を逃がさぬようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の野菜等輸送用コン
テナの一実施例のそれぞれ平面図、正面図、底面
図、A−A断面図、B−B断面図およびC−C断
面図、第7図は2個のコンテナの2通りの嵌合位
置を説明する説明図、第8図は蓋体の一例の平面
図、第9図は同D−D断面図である。 1……野菜等輸送用コンテナ、2……容器、3
……周壁、4……貯水溝、5……水抜き溝、6…
…水抜き孔、7……内底面、8……土手部、9…
…小溝、10a,10b,10c,10d……脚
部、12,13,14,15……切り欠き部、1
6……外底面、22,23,24,25……欠落
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プラスチツク発泡体からなり、箱状で上方に開
    口し、野菜等を輸送するために2個以上積み重ね
    て用いることができ、内底面には周壁に沿つて周
    辺に、輸送される野菜等に水分を供給するための
    水を貯えておく貯水溝と、この貯水溝よりやや浅
    くかつ過剰な水を排出する水抜き孔を適所に備え
    た水抜き溝とが設けられ、これらの溝よりも中央
    側の内底面は貯水溝に向けてゆるやかに下り傾斜
    した面とされ、該内底面には貯水溝に向けて延び
    る複数の小溝が設けられたコンテナであつて、 コンテナ周壁の上端縁には少なくとも1つの切
    り欠き部が設けられ、この切り欠き部の設けられ
    た辺と同側のコンテナ外底面の辺もしくはその対
    辺には、同形・同大の他のコンテナに積み重ねた
    際に該他のコンテナの上面開口部に嵌合して該他
    のコンテナの切り欠き部を閉塞しうる閉塞片が突
    設され、この閉塞片の突設された辺の対辺にはそ
    の閉塞片に対応する部分に欠落部が形成されてな
    る野菜等輸送用コンテナ。
JP971382U 1982-01-26 1982-01-26 野菜等輸送用コンテナ Granted JPS58113680U (ja)

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JPS58113680U JPS58113680U (ja) 1983-08-03
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JP4964000B2 (ja) * 2007-03-28 2012-06-27 積水化成品工業株式会社 ガラス基板用搬送ボックス
JP5389119B2 (ja) * 2011-08-23 2014-01-15 株式会社エフピコ 包装用容器

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