JPH0329959A - 電子写真用感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真用感光体の製造方法

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JPH0329959A
JPH0329959A JP16498989A JP16498989A JPH0329959A JP H0329959 A JPH0329959 A JP H0329959A JP 16498989 A JP16498989 A JP 16498989A JP 16498989 A JP16498989 A JP 16498989A JP H0329959 A JPH0329959 A JP H0329959A
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JP
Japan
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selenium
substrate
base body
photoreceptor
water
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Application number
JP16498989A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Yahagi
秀隆 矢萩
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、正帯電,反転現像方式(ネガ・ポジ現像方
式)の電子写真装置に用いられる、アルミニウムを主戊
分とする材料からなる基体上にセレンまたはセレン合金
からなる感光層を備えた電子写真用感光体の製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
電子写真を応用したレーザプリンタ,ファクシミリ,発
光ダイオードプリンタなどの高速型の装置においては、
反転現像方式(ネガーポジ現像方式)が採られるのが一
般的である。すなわち、印字に際して、帯電された電子
写真用感光体く以下、単に感光体とも称する)の表面に
光を照射し、表面電位の低下した部分に感光体の帯電極
性と同極性に帯電したトナーを付着させてトナー像を形
成し、このトナー像上に紙をかぶせ、紙を介してトナー
の帯電極性と逆の極性のコロナ放電を行って、トナー像
を紙に転写し定着させることによって印字が行われる。
゜rルミニウl・を主戊分とする利料からなる基体上に
セレンまたはセレン合金(以下、単にセレンとも称する
)からなる感光層を備えた感光体では、印字に際して感
光体は正帯電させられる。従って、トナー像の転写は負
極性のコロナ放電により行われる。
ところが、この紙を介して行われる転写のための負コロ
ナ放電により負電荷が誘起され、感光体表面が負帯電す
る。この負帯電は通常の真空蒸着法で或膜したアモルフ
ァスな構造のセレンからなる感光層を有する感光体では
光減衰しにくい(電子の移動度が小さいため)。印字に
際しては、感光体表面に対して帯電一露光一現像一転写
一クリーニングー光除電を1ザイクルとする印字プロセ
スが繰り返される。転写工程で感光体表面が負帯電する
と、光除電工程ではほとんど減衰せず負電荷が残存する
。その結果、引き続いて行われる次の印字プロセスの帯
電工程において、正電荷が部中和されて正の帯電位が低
下することになり、得られる印字の濃度が低下すること
になる。また、トナー像の転写.定着に川いる紙として
連続紙でなくカット紙を用いた場合には、給紙されてく
るカット紙とカット紙の間の切れ目では、感光体表面が
直接負コロナ放電により負電荷を付与されて負帯電する
。感光体表面の負コロナ放電を紙を介して受けた部分と
紙を介さずに直接に受けた紙間部分とではその負帯電徂
が冗なることになるので、正の帯電位の低下の程度が異
なることになり、得られる印字の濃度に濃淡が生じるこ
とになる。
このような現象を抑制するために、従来、感光体の作製
に際して、セレンの真空蒸着時の基体温度を制御して、
基体表面に接する近傍のセレンを結晶化させた感光層を
形威し、感光体が負コロナ放電を受けたとき、基体から
正孔注入が効率良く行われて、負電荷を中和できるよう
にする方策が採られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来の方法において、基体表面に接する近傍のみ
を結晶化させその他の部分はアモルファスな構造である
セレンからなる感光層を形戊するためには、真空蒸着時
の基体温度を微妙に精度良く制御することが必要である
が、基体温度は蒸発源からの熱,蒸着炉壁からの熱など
からも影響を受けて変動する。このために、基体温度の
適切な制御は非常に困難であり、得られる感光体の特性
に大きなばらつきが生じていた。
この発明が解決しようとする課題は、上述の問題点を解
消して、正帯電,反転現像方式の電子写真装置に用いて
濃度変動の少ない印字を得ることができる優れた感光体
の安定した製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、この発明によれば、アルミニウムを主戊
分とする材料からなる基体上にセレンからなる感光層を
備えてなる感光体の製造方法において、基体を温度が4
0℃以上の水中に10秒以上60秒以下の範囲内の時間
浸漬し、その後この基体上にセレンを真空蒸着して感光
層を形成する製造方法によって解決される。
〔作用〕
アルミニウムを主成分とする材料からなる基体を40℃
以上の水に浸漬することにより、基体表面は水分を吸着
し、その上にセレンを蒸着した場合、蒸着初期に直接基
体表面に付着するセレンは基体温度が結晶化温度以下で
あっても結晶化する。従って、セレン蒸着時の基体温度
をセレンの結晶化温度を境にして上下に微妙に精度良く
変化させるという困難な問題を避けて、基体表面近傍の
みが均一に結晶化し、その他はアモルファスな構造のセ
レンからなる感光層が安定して容易に形戊でき5 ることになり、負に帯電しに<<、かつ、電子写真特性
のばらつきも少ない優れた感光体が得られることになる
40℃以上の水中への浸漬時間が10秒未満であると、
基体への水分の吸着が不充分で基体表面近傍でのセレン
の結晶化が不足して、電荷の注入が良好に行われず負帯
電が大きくなる。また、浸漬時間が60秒を超えて長く
なると、基体表面にアルミニウム酸化膜の絶縁層が形威
され電荷の注入が抑制されるようになり、負帯電が大き
くなる。基体の水中への浸漬時間は10秒以上60秒以
下が望ましく、好適には30秒である。
浸漬する水温を90℃以上とすると、アルミニウムを主
成分とする材料からなる基体表面は粗面化され、基体と
感光層との密着強度が向上する利点も得られる。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係わる感光体の一実施例の模式的
断面図であり、アルミニウム合金からなる基体1上にセ
レンからなる電荷輸送層2,電荷6 発生層3,保護層4が設けられており、基体1に接する
界面近傍の電荷輸送層2は基体を温水中で浸漬処理した
効果により均一な結晶層5となっている。
感光体基体1としての円筒形アルミニウム合金素管を研
削またはバイトで加工し、表面の形状を中心線平均粗さ
Raを0.7μm,ろ波中心線うねりWC^を0.35
μm,凹凸の平均間隔Smを30μmとした。
その後、トリクレン脱脂し、加熱処理(250℃36分
〉 を行った。続いて、この基体を90℃に加熱した純
水中に浸漬し、浸漬時間を第l表に示したように変化さ
せて浸漬処理を行った。このようにして得られた浸漬処
理の異なる各基体を真空蒸着炉にセットし、基体温度5
3℃.真空炉壁温度40℃に保持し、2 XIO−”T
orrないし4 X 10−5Torrの真空中で、純
セレンを蒸着して電荷輸送層2を形成した。このとき、
電荷輸送層2の基体1との界面近傍は結晶化して結晶層
5となる。続いて、セレン・テルル合金,セレン・ひ素
合金を順次蒸着して電荷発生層3,保護層4を形成し感
光体を作製した。
このようにして得られた感光体について、負帯電量と基
体の純水浸漬時間との関係を調べた。感光体を周速28
. 6rpmで回転させながら、放電長280mmのコ
ロナチャージャーにより基体への流れ込み電流を30μ
A一定として感光層を負帯電させ、1.57秒後の表面
電位を測定した。その結果を第1表および第2図に示す
また、これらの感光体について、反転現像方式の電子写
真装置による画像出し試験,粘着テープによる密着強度
試験を行った。その結果を同じく第1表に示す。
第  1  表 第1表より、90℃の純水中に30秒間浸漬した基体を
用いた感光体においては、負帯電位が低く、非常に良質
な画像が得られ、また、10秒ないし60秒浸漬した基
体を用いた感光体においても良好な画像が得られ、画質
がやや劣る場合もあるがほぼ実用に耐え得るものであっ
た。また、感光層の基体への密着強度は浸漬時間10秒
程度ではばらつきがあり、強度がやや劣る場合もあった
が30秒以上では充分な強度が得られた。
以上、実施例では純水の温度90℃の場合について述べ
たが、これに限られるものではな<、40℃以上の水に
浸漬することにより同様の効果が得られる。また、実施
例では、積層型の感光層を備えた感光体について述べた
が、セレンからなる単層型の感光層を備えた感光体につ
いても同様に有効であった。
〔発明の効果〕
この発明によれば、アルミニウムを主成分とする材料か
らなる基体を40℃以上の水中に10秒以上60秒以下
の範囲内の時間浸漬したのち、この基体上にセレンを真
空蒸着して感光層を形戊し感光体とする。このような製
造方法とすることにより、技術的に制御が困難な真空蒸
着時の基体温度条件によらずに、基体表面近傍のセレン
を均一に結晶化し、負帯電を抑制することが可能となり
、正帯電,反転現像方式の電子写真装置に用いて、濃度
変動の少ない印字を得ることができる優れた特性の感光
体を安定して得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の感光体の模式的断面図、
第2図は90℃の純水中への基体の浸漬時間と感光体の
負帯電位との関係を示す線図である。 1 基体、2 電荷輸送層、3 電荷発生層、4 保護
層、5 結晶層。 1 1 桃修枦8

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)アルミニウムを主成分とする材料からなる基体上に
    セレンまたはセレン合金からなる感光層を備えてなる電
    子写真用感光体の製造方法において、基体を温度が40
    ℃以上の水中に10秒以上60秒以下の範囲内の時間浸
    漬し、その後この基体上にセレンまたはセレン合金を真
    空蒸着して感光層を形成することを特徴とする電子写真
    用感光体の製造方法。
JP16498989A 1989-06-27 1989-06-27 電子写真用感光体の製造方法 Pending JPH0329959A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5589000A (en) * 1995-09-06 1996-12-31 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fixture for deposition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411692A (en) * 1977-06-27 1979-01-27 Minnesota Mining & Mfg Photoconductive element* method of producing same and method of forming image
JPS57147644A (en) * 1981-03-10 1982-09-11 Ricoh Co Ltd Photoreceptor for electrophotography
JPS5814841A (ja) * 1981-07-20 1983-01-27 Ricoh Co Ltd 電子写真用感光体の製造方法

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