JPH0329872Y2 - - Google Patents

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JPH0329872Y2
JPH0329872Y2 JP1982055078U JP5507882U JPH0329872Y2 JP H0329872 Y2 JPH0329872 Y2 JP H0329872Y2 JP 1982055078 U JP1982055078 U JP 1982055078U JP 5507882 U JP5507882 U JP 5507882U JP H0329872 Y2 JPH0329872 Y2 JP H0329872Y2
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movable contact
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movable
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JP1982055078U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回路遮断器に関するものであり、その
目的とするところは既存の回路遮断器を改良して
事故発生時の警報を可能にした回路遮断器を提供
するにある。
第1図a,bは特開昭56−130047号公報に示さ
れた従来の2極連動型の回路遮断器の構造を示す
ものであり、両側に同図aに示すような接点ブロ
ツクを、また中央部に同図bに示すようなトリツ
プ機構を有している。回路電流は一方の端子1か
ら短絡電流検出用のコイル2を経て撚線3、バイ
メタル4、撚線5を通つて可動接触子6に至り、
可動接点7、固定接点8を介して他方の端子9に
流れるようになつている。10はフレーム11に
軸12により軸支されたハンドルであり、軸13
でリンク14につながつている。このリンク14
の他端は溝15に沿つて上下動する可動軸16を
介してラツチレバー17に連結されている。軸1
8によつて略中央部をフレーム17に軸支された
トリツプレバー19の下端には、ラツチレバー1
7の他端係合部20と係合する係合突起21が設
けられている。トリツプレバー19の上部は両側
方にそれぞれ延出されてバイメタル4との係合面
22、およびコイル2を主部材とする短絡電流検
出素子23の可動体たる可動鉄芯24との係合突
起25が形成されている。また、可動鉄芯24の
下端面は可動接触子6の左端部上面に対向する。
ラツチレバー17の中央下方には長孔26に挿通
された駆動枠27が配置されている。28は接点
圧ばねであり、駆動枠27の中央上面に弾接して
いる。しかしてかかる回路遮断器においては、ラ
ツチレバー17がトリツプレバー19に係合して
いれば、ハンドル10を第1図のように左側に倒
すと、リンク14を介してラツチレバー17の左
端部が下方に引かれるから、駆動枠27を介して
可動接触子6が開極ばね30のばね力に抗して押
圧される。ハンドル10を倒して軸12と可動軸
16とを含む平面よりも軸13が右側に位置する
状態になると、ラツチレバー17に対して駆動枠
27から作用する押圧力はハンドル10をさらに
左側に倒すように作用するから、可動接触子6が
駆動枠27に押圧され、可動接点7が固定接点6
に接触した状態に保持(ラツチ)される。すなわ
ち、可動接点7と固定接点6とからなる接点部が
閉極した状態に保持される。このとき、接点圧ば
ね28は駆動枠27を下向きに押圧しているか
ら、接点圧ばね28のばね力により可動接点7と
固定接点8との接触圧が維持される。一方、過電
流乃至短絡電流が流れると、バイメタル4の変形
または可動鉄芯24の移動によりトリツプ機構が
動作して可動接触子6のラツチが解除され、開極
ばね30の力により可動接触子6が回動して可動
接点7は固定接点8から離れる。また、短絡電流
により可動鉄芯24が下方に引き込まれたときに
は、可動鉄芯24の下端が可動接触子6に衝突
し、可動接点7を固定接点6から引き離す向きに
可動接触子6に衝撃力を加える。
このとき接点間に発生するアークはアーク走行板
31を介して消弧グリツド32に導かれて消弧さ
れる。ところで、かかる接点遮断動作時にはトリ
ツプ機構の動作音が発生するから近くに人が居れ
ば接点遮断が行なわれたことに気付くが、近くに
人が居ないときには接点遮断が行なわれたか否か
がわからないという問題があつた。
本考案はこのような点に鑑みて為されたもので
あり、第1図a,bに示すような既存の回路遮断
器の内部に第2図及び第3図に示すようにマイク
ロスイツチ33を内蔵して可動接触子6が接点遮
断方向に回動したときにはマイクロスイツチ33
の出力に接続されたリード線34,34を介して
外部信号端子35,35間を導通させて外部警報
機器による事故発生時の警報を可能としたもので
ある。第4図はかかる本考案回路遮断器の使用状
態を示すものであり、回路遮断器の端子9,9に
接続される商用電源36に警報ランプ37を外部
信号端子35,35を介して接続したものであ
る。警報ランプ37はブザーの音響的な警報機器
に置き換えることも可能である。このようにすれ
ば回路遮断器の遮断動作時には光または音による
警報が継続的に為されるから、遮断動作が行なわ
れたことを確実に知ることができる。第2図およ
び第3図において38はマイクロスイツチ33を
支持するための支柱であり、短絡電流検出素子2
3を取付けるための基台片39上に取り付けられ
ている。したがつてマイクロスイツチ33を装着
する側の極には短絡電流検出素子23は設けられ
ておらず、この第2図および第3図に示す片側の
極とは反対側の極に第1図aに示すように短絡電
流検出素子23が設けられているのである。した
がつて、短絡電流検出素子23により短絡電流が
検出されてトリツプ機構が作動し、駆動枠27が
上方に移動すると、トリツプ機構の両側に配設さ
れた両接点部が開極する。ここに、短絡電流検出
素子23を設けたほうの可動接触子6の左端部に
は、上述したように短絡電流がコイル2を通過す
ることによつて下方に急速移動する可動鉄芯24
の下端が衝突するから、短絡電流検出素子23を
設けたほうの可動接触子6はこの衝撃力によつて
も開極する向きの力が加えられることになる。す
なわち、マイクロスイツチ33を設けた方の接点
部に先立つて、短絡電流検出素子23を設けたほ
うの接点部が開極することになる。その結果、短
絡電流が流れたときに、マイクロスイツチ33を
設けたほうの接点部で発生するアークのほうが、
短絡電流検出素子23を設けたほうの接点部で発
生するアークよりも少なくなつて、アークによる
劣化や焼損が少なくなり、マイクロスイツチ33
に対するアークの悪影響を防止できるのである。
さらに、2極の接点部のうち開極時に発生するア
ークの大部分は1極に集中するから、アークが発
生する極に集中的に消弧対策を施せばよく、他極
には消弧対策がほとんど不要になるとともに、2
極の接点部のうち1極に対応する空間にのみ短絡
電流検出素子23を設けているから、他極に対応
する空間を十分に大きくとることができ、その結
果、マイクロスイツチ33を配設するに十分な大
きさの空間が確保されるのである。支柱38の高
さは可動接触子6を駆動する駆動枠27が上方に
移動したときにマイクロスイツチ33のスイツチ
操作体40が押圧されるような高さに設定されて
いる。なお本考案回路遮断器のトリツプ機構や接
点ブロツクのその他の部分は第1図a,bに示し
た従来例の場合と同様に構成されているものであ
る。なお、短絡電流検出素子23が、従来例では
2個設けられていたのに対して、本考案では1個
になつているが、一対の可動接点7および固定接
点8は1回路内に挿入されるのが普通であるか
ら、回路内に短絡電流が通電されたときには、従
来例と同様に短絡電流検出素子23が作動して回
路を遮断することができる。また、一対の可動接
触子6のうちの一方にしか可動鉄芯24の衝撃力
が加わらないが、短絡電流が生じた直後には可動
鉄心24の衝撃力を利用して一方の接点部を開極
させることにより接点部の溶着を防止できるので
あり、電流が比較的小さくなつてから他方の接点
部を開極させることによりこの接点部の溶着の発
生を防止できるのである。すなわち、両接点部の
開極に確実な時間差を設けることによつて接点部
の溶着を防止できるのである。
本考案は以上のように構成されており、既存の
回路遮断器において、接点遮断動作時にスイツチ
操作体が押圧操作されるマイクロスイツチを回路
遮断器本体の内部に内蔵して、このマイクロスイ
ツチの出力に接続された外部信号端子を回路遮断
器本体の外部に設けたものであるから、既存の回
路遮断器に若干の部品を付加するだけで、回路遮
断動作時に外部警報機器を動作させることがで
き、負荷側の事故発生を早期に知ることができる
という利点がある。さらに、短絡電流検出素子と
マイクロスイツチとをトリツプ機構を挟んで反対
側に配設し、短絡電流検出素子の可動体の一端を
一方の可動接触子に対向して配置し短絡電流によ
る可動体の移動時に接点部を開極する向きに可動
接触子に衝突させるようにしているから、短絡電
流検出素子が動作すると、短絡電流検出素子に設
けた可動体が両接点部のうちの1極の可動接触子
に対して接点部を開極させる向きに衝撃力を与
え、短絡電流検出素子を設けたほうの接点部は、
マイクロスイツチを設けたほうの接点部に先立つ
て開極することになる。その結果、マイクロスイ
ツチ側の接点部のほうが、短絡電流検出素子側の
接点部よりもアークの発生が少なくなり、マイク
ロスイツチ側の接点部の周辺でのアークによる劣
化や焼損が少なくなるのであり、マイクロスイツ
チに対するアークの悪影響を防止できるという利
点がある。また、2極の接点部のうち開極時に発
生するアークの大部分は1極に集中するから、ア
ークが発生する極に消弧対策を施せばよく、他極
には消弧対策がほとんど不要になるとともに、2
極の接点部のうち1極に対応する空間にのみ短絡
電流検出素子を設けているから、他極に対応する
空間を十分に大きくとることができ、その結果、
マイクロスイツチを配設するに十分な大きさの空
間が確保され、全体として小型化につながるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の回路遮断器の側断面図、
第2図は本考案の一実施例の要部側断面図、第3
図は同上の平面図、第4図は同上の使用状態を示
す回路図である。 6は可動接触子、7は可動接点、8は固定接
点、10はハンドル、23は短絡電流検出素子、
33はマイクロスイツチ、35は外部信号端子、
40はスイツチ操作体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回路遮断器本体内の定位置に固定されたフレー
    ムに揺動自在に軸着され回路遮断器本体より一部
    が突出するハンドルと、一端部がリンクを介して
    ハンドルに結合されたラツチレバーと、フレーム
    に揺動自在に保持されラツチレバーの他端部に係
    脱自在に係合するトリツプレバーと、両端部がフ
    レームに保持され中間部がラツチレバーに押圧さ
    れる一直線上を移動する駆動枠と、回路遮断器本
    体の外側面に設けた各一対の第1の端子および第
    2の端子と、各第1の端子に夫々接続された固定
    接点に夫々離接する可動接点を備え駆動枠の両端
    部に対応して配置されていて可動接点を固定接点
    から引き離す向きにばね付勢されるとともに駆動
    枠からの押圧力を受けて固定接点に可動接点を接
    触させる一対の可動接触子と、第2の端子の一方
    と一方の可動接点との間に挿入されたコイルを備
    えコイルに短絡電流が通過すると可動鉄芯をコイ
    ル内に引き込む短絡電流検出素子と、駆動枠の往
    復移動に伴つて開閉され回路遮断器本体の外側に
    設けた外部信号端子に接続されたマイクロスイツ
    チとを具備し、ハンドルとリンクとラツチレバー
    とは、ラツチレバーがトリツプレバーに係合して
    いる状態でハンドルを操作すると、可動接触子を
    付勢するばね力に抗する押圧力をラツチレバーか
    ら駆動枠を介して可動接触子に作用させて可動接
    点と固定接点とを接触状態に保持するように連結
    され、短絡電流検出素子の可動鉄芯は、一端部が
    トリツプレバーに係合し他端部が一方の可動接触
    子に対向して位置し、可動接点と固定接点との接
    触状態においてコイルを通過する短絡電流によつ
    てコイル内に引き込まれると、トリツプレバーと
    ラツチレバーとの係合状態を解除してラツチレバ
    ーからの可動接触子に対する押圧力を解除すると
    ともに、上記一方の可動接触子に対して可動接点
    を固定接点から引き離す向きに衝突するのであつ
    て、短絡電流検出素子とマイクロスイツチとは、
    ラツチレバーを挟んで互いに反対側に配設されて
    成ることを特徴とする回路遮断器。
JP5507882U 1982-04-15 1982-04-15 回路遮断器 Granted JPS58157949U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5507882U JPS58157949U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 回路遮断器

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JP5507882U JPS58157949U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 回路遮断器

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Publication Number Publication Date
JPS58157949U JPS58157949U (ja) 1983-10-21
JPH0329872Y2 true JPH0329872Y2 (ja) 1991-06-25

Family

ID=30065680

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JP5507882U Granted JPS58157949U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 回路遮断器

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4525781Y1 (ja) * 1967-03-22 1970-10-07
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JPS576143B2 (ja) * 1975-02-28 1982-02-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6136048Y2 (ja) * 1980-06-10 1986-10-20

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JPS58157949U (ja) 1983-10-21

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