JPH0329836A - 免疫反応の測定方法 - Google Patents

免疫反応の測定方法

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JPH0329836A
JPH0329836A JP16372389A JP16372389A JPH0329836A JP H0329836 A JPH0329836 A JP H0329836A JP 16372389 A JP16372389 A JP 16372389A JP 16372389 A JP16372389 A JP 16372389A JP H0329836 A JPH0329836 A JP H0329836A
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JP
Japan
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scattered light
light
frequency
antigen
average
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JP16372389A
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English (en)
Inventor
Akihiro Nanba
昭宏 南波
Hirofumi Suzuki
浩文 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、抗原抗体反応に基づく免疫反応を、微粒子
による散乱光強度ゆらぎを利用して測定する免疫反応の
測定方法に関する。
【従来の技術] 光強度ゆらぎを利用する従来の免疫反応の測定方法とし
て、例えば特開昭61−28866号公報には、担体粒
子による散乱光の強度ゆらぎのパワースペクトル密度の
変化を測定して抗原の濃度を求めるようにしたものが開
示されている。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら、上述した従来の免疫反応測定方法は、高
感度の測定を行うことができるが、データの解析にFF
T (高速フーリエ変換)等の複雑な信号処理が必要と
なるため、装置が複雑かつ高価になるという問題がある
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、装置を簡単かつ安価に構或できると共に、免
疫反応を高感度で測定できる免疫反応の測定方法を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達威するため、この発明では、抗原および抗
体を含む反応液に輻射線を投射して散乱光の強度を時系
列的に検出し、その検出出力が所定値と交差する頻度に
基づいて免疫反応を測定する。
[作 用1 免疫反応において、例えば表面に抗体または抗原を固相
化したラテックス粒子にレーザ光等のコヒーレント光を
照射すると、散乱光はラテックス粒子によるブラウン運
動のために時間と共にゆらぎ、その散乱光強度の時系列
な検出信号は免疫反応が起こる前と後とで変化する。
すなわち、免疫反応が起こる前は、ラテックス粒子は互
いに分散しているので活発なブラウン運動が行われ、そ
のとき検出される散乱光強度の時系列信号は、第1図八
に示すように速い変動を繰り返すものとなる。
これに対して、免疫反応が起こり、ラテックス粒子が抗
原抗体反応によって互いに凝集して凝集塊が形成される
と、ブラウン運動が低下し、そのとき検出される散乱光
強度の時系列信号は、第I図Bに示すように、その変動
が第1図Aにおけるよりも緩やかなものとなり、しかも
その変動は測定すべき抗原または抗体濃度に応して異な
るものとなる。
したがって、第2図に示すように、散乱光の強度を時系
列的に検出し、その検出出力Iが一定時間中に所定値■
と交差する回数(第2図において矢印の回数)すなわち
頻度を求めることにより、その頻度に基づいて免疫反応
を測定することができるので、FFT等の複雑な信号処
理が不要となり、装置を簡単かつ安価に構戒することが
可能となる。
【実施例J 第3図はこの発明の免疫反応の測定方法を実施する測定
装置の一例の構威を示すものである。光源lは、コヒー
レント光を放射する半導体レーザあるいはH.−N.レ
ーザ等のガスレーザを用い、この光源lからの光を集光
レンズ2により透明なセル3に、その中央に収束するよ
うに投射する。
セル3は、例えば直方体のガラスをもって構成し、この
セル3内に、表面に抗体または抗原を固相化したラテッ
クス粒子等の微粒子を分散させた緩衝液と、測定すべき
血清等のサンプルとを収容する。
セル3に投射された光の内、該セル3を透過する光は光
トラップ4で吸収し、散乱角(θ)が120゜の後方散
乱光はアバーチャ5A、共焦点レンズ6およびアパーチ
ャ5Bを経て光電子増倍管7で検出する。なお、アパー
チャ5八の開口は例えば直径1mm 、アパーチャ5B
の開口は例えば直径0.4mmとする。
光電子増倍管7の出力(光電流)は、^/D変換器8で
例えば12ビットのデジタル信号に変換した後、増幅器
9およびローバスフィルタ10を経てコンピュータ等の
演算装置11に供給し、ここで所要の演算処理を行って
セル3内のサンプル中の所定の抗原または抗体濃度を測
定する。なお、ローバスフィルタ10におけるカットオ
フ周波数は、例えば500Hzとする。
この発明の第1実施例においては、//D変換器8にお
けるサンプリング周波数をIKHzとして、1回の測定
で約62万点のデータを取り込み、゛その取り込んだデ
ータに基づいて平均散乱光強度(1...,)を求める
と共に、このIイ.3。と交差する平均値交差頻度(M
CT)を求めるようにする。このようにして、例えば抗
原濃度を測定する場合にあっては、コントロール液(抗
原濃度ゼロIU/ml)におけるMCTと、サンプルに
対して抗原抗体反応を行わせた後のMCTとの比、すな
わち反応前後において散乱光強度が平均散乱光強度を横
切る回数の比(RMCT)を演算し、そのRMC↑に基
づいてサンプル中の所定の抗原濃度を測定する。なお、
平均散乱光強度および平均値交差頻度は、取り込んだ約
62万点のデ二夕に対して、例えば4096点毎に求め
た平均強度およびそれに対する交差頻度のそれぞれの平
均値とする。
第4図はこの場合の実験結果を示すもので、縦軸はRM
CTを、横軸は抗原濃度(IU/ml)を表す。この実
験結果は、異なる濃度既知の19B抗原試料に対して、
抗原濃度ゼロ10/mlのコントロール液におけるMC
Tと、各濃度のI, E抗原試料について抗原抗体反応
後30分経過して測定したMCTとの5 −6 比(RMCT)を測定したもので、各濃度のRMCTは
5回の測定値の平均値とした。
第4図の実験結果から明らかなように、RMCTは抗原
濃度依存性を示し、抗原1, Hについて10IU/m
1程度の感度を有することがわかる。したがって、測定
すべき所定の抗原について、濃度既知の標準試料を用い
て予め第4図に示す抗原濃度とRMCTとの関係を表す
検量線を作威しておけば、未知濃度のサンプルについて
のRMCTを求めることにより、検量線からサンプル中
の所定の抗原の濃度を高感度で測定することができる。
しかも、RMCTを求めるにあたっては、平均散乱光強
度、これと交差する平均値交差頻度および、抗原濃度ゼ
ロ107mlのコントロール液における平均値交差頻度
と、サンプルに対して抗原抗体反応を行わせた後の平均
値交差頻度との比、すなわち反応前後において散乱光強
度が平均散乱光強度を横切る回数の比を演算すればよく
、上述した従来例におけるようにFFT等の複雑な信号
処理を行う必要がないので、装置を簡単かつ安価に構戒
することができる。
この発明の第2実施例においては、抗原抗体反応後に第
1実施例と同様に約62万点の散乱光強度データを取り
込み、その取り込んだデータを基に第1実施例と同様に
して平均値交差頻度を求め、その平均値交差頻度に基づ
いてサンプル中の所定の抗原濃度を測定した。
その結果、抗原濃度に対する平均値交差頻度は第5図に
示すようになり、抗原濃度依存性があることが判明した
。したがって、第5図に示す検量線を予め作成しておけ
ば、サンプルに対して抗原抗体反応後にその平均値交差
頻度を求めることにより、該サンプル中の所定の抗原濃
度を高精度で測定することができる。なお、第5図に示
す検量線は、濃度既知の数種のI, E抗原試料の各々
について37℃で抗原抗体反応を行わせ、反応後30分
経過した後平均値交差頻度を求めて作威したものである
この第2実施例によれば、取り込んだデータを基に、平
均散乱光強度を求めると共に、それを横切る散乱光強度
の回数すなわ−ち平均値交差頻度を求めればよいので、
信号処理をより簡単にでき、したがって装置をより簡単
かつ安価に構威することができる。
この発明の第゛3実施例においては、第1実施例におい
て、反応前後における交差頻度を求めるための基準とな
る所定値を、それぞれその平均散乱光強度の95%の値
とする。
このようにして、反応前後における交差頻度の比を求め
れば、その交差頻度の比は第6図に示すような抗原濃度
依存性を有することになる。したがって、第6図に示す
検量線を予め作威しておけば、サンプルに対して抗原抗
体反応前後の交差頻度の比を求めることにより、該サン
プル中の所定の抗原濃度を高精度で測定することができ
る。なお、第6図に示す検量線は、濃度既知の数種のI
,E抗原試料の各々について37゜Cで抗療抗体反応を
行わせ、反応前および反応後30分経過して取り込んだ
データを基に作威したものである。
なお、この発明は上述した実施例にのみ限定されるもの
ではなく、幾多の変更が可能である。例?ば、演算装置
l1に取り込まれるデータが電圧ゼロを中心に変動する
■場合には、そのゼロ交差頻度を求めて免疫反応を測定
することもできる。このようにすれば、平均散乱光強度
を求める必要がないので、信号処理および回路構戒をよ
り簡単にできる。
また、交差頻度を求めるための所定値は、上述した平均
散乱光強度、平均散乱光強度の95%の値あるいは電圧
ゼロに限らず、任意に設定することができる。
さらに、上述した実施例では、平均散乱光強度、平均値
交差頻度等を求めるにあたって、1回の測定で取り込ん
だ約62万点のデータについて、4096点毎に平均強
度、交差頻度等を求めてその平均をとるようにしたが、
4096点毎に限らず、1万点毎、10万点毎あるいは
62万点全てに対して同様の演算を行って所要の測定値
を得るようにしてもよい。
また、1回の測定で取り込むデータ数も62万点に限ら
ず、測定毎のバラツキが小さく、有効な再現性が得られ
る範囲で10万点、100万点等、任意に9 10 設定することができる。
さらにまた、この発明は抗原濃度の測定に限らず、抗体
濃度、その他各種の免疫物質の検出、同定に有効に適用
することができる。
[発明の効果1 以上のように、この発明によれば、散乱光強度を時系列
的出力が所定値と交差する頻度に基づいて免疫反応を測
定するようにしたので、FFT等の複雑な信号処理を行
うことなく、免疫反応を高感度で測定でき、装置を簡単
かつ安価に構威することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bおよび第2図はこの発明の作用を説明する
ための図、 第3図はこの発明の免疫反応の測定方法を実施する測定
装置の一例の構威を示す図、 第4図はこの発明の第1実施例における測定値と抗原濃
度との関係を示す図、 第5図は同じくこの発明の第2実施例における測定値と
抗原濃度との関係を示す図、 第6図は同しくこの発明の第3実施例における測定j直
と抗原濃度との関係を示す図である。 1一光源      2一集光レンズ 3・−セル      4一光トラップ5八, 5B−
アパーチャ 6一共焦点レンズ7一光電子増倍管  8
−・一A/D変換器9−・・増幅器1 0− ローパス
フィルタ1l一演算装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、抗原および抗体を含む反応液に輻射線を投射して散
    乱光の強度を時系列的に検出し、その検出出力が所定値
    と交差する頻度に基づいて免疫反応を測定することを特
    徴とする免疫反応の測定方法。 2、前記所定値を散乱光強度の平均値としたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の免疫反応の測定方法
    。 3、前記所定値を散乱光強度の平均値とし、免疫反応の
    前後において前記検出出力が該平均値と交差する頻度の
    比に基づいて免疫反応を測定することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の免疫反応の測定方法。
JP16372389A 1989-06-28 1989-06-28 免疫反応の測定方法 Pending JPH0329836A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017072404A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 栗田工業株式会社 凝集モニタリング装置、凝集モニタリング方法および凝集処理システム
JP2020020706A (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 株式会社島津製作所 光散乱検出装置

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JP2017072404A (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 栗田工業株式会社 凝集モニタリング装置、凝集モニタリング方法および凝集処理システム
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