JPH03293Y2 - - Google Patents

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JPH03293Y2
JPH03293Y2 JP4564887U JP4564887U JPH03293Y2 JP H03293 Y2 JPH03293 Y2 JP H03293Y2 JP 4564887 U JP4564887 U JP 4564887U JP 4564887 U JP4564887 U JP 4564887U JP H03293 Y2 JPH03293 Y2 JP H03293Y2
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JP
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breaker
hydraulic cylinder
valve
slag
circuit
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JP4564887U
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JPS63157471U (ja
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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば炉鍋内壁のスラグ、岩石、コ
ンコリート等を破壊する振動式ブレーカが先端に
取付けられる伸縮ブームにおいて、該伸縮ブーム
に取付けられる油圧シリンダの保護回路に関す
る。
(従来の技術) 製錬所においては、溶鉱炉から流出する金属の
溶融湯を圧延等を行なう特定の個所に移動させる
ため、湯を入れる炉鍋を搭載したトピードカーが
用いられる。しかし、炉鍋を反転させて湯を流出
させた後、炉鍋の内壁にスラグが残留付着し、ト
ピードカーの繰返し使用により、このスラグの堆
積量が増加し、炉鍋の実容量が減少するので、炉
鍋内壁のスラグを除去しなければならない。この
ため、従来は、製錬所内に、油圧シヨベルをベー
スマシンとし、アームの先端に油圧式ブレーカを
取付けた作業機を置き、開口部を作業機側に向け
た炉鍋の中にブレーカを挿入し、チズルを振動さ
せてスラグに衝突させることにより、スラグを内
壁から剥離させて除去していた。
しかし、製錬所の建屋は、炉鍋内壁のスラグを
除去する場所において、上部に梁や天井もしくは
何らかの装置等の障害物がある場合があり、この
ような場合には、ブーム起伏やアームの回動によ
りブレーカのチズルを炉鍋内に到達させることが
不可能あるいは困難となり、従つてスラグの除去
作業が不可能あるいは困難になり、またブレーカ
の位置制御が困難になるという問題点があつた。
このような問題点を解決するため、本考案者等
は、作業機に油圧シリンダを有する伸縮ブームを
起伏自在に取付け、該伸縮ブームの先端にブレー
カを回動自在に取付けたものを開発したが、ブレ
ーカ作動による反力が前記油圧シリンダに直接作
用するため、油圧シリンダが破損するおそれがあ
るという問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記の問題点に鑑み、ブレーカ振動
によつて伸縮ブーム伸縮用油圧シリンダにかかる
衝撃が緩和されてその破損を防止する保護回路を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案の伸縮シリン
ダの保護回路は、先端にブレーカが取付けられ、
かつ伸縮用油圧シリンダを有する伸縮ブームにお
いて、前記油圧シリンダの伸長時に圧油が供給さ
れる回路に、前記ブレーカの作動、停止に連動し
て開閉される開閉弁を介してアキユムレータを接
続したことを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の保護回路を有する作業機の一例
を作業状態にて示す図であり、1はレール2上を
走行するトピードカーであり、該トピードカー1
は、台車3と、該台車3上に軸4を中心として回
動、固定可能に搭載された炉鍋6とからなる。
7は炉鍋6の内壁に残留付着したスラグ8を除
去する作業機であり、油圧シヨベルをベースマシ
ンとし、クローラ式下部走行体9上に旋回装置1
0を介して上部旋回体11を設置し、上部旋回体
11に、運転室12を搭載している。
また、上部旋回体11には、ピン13を中心と
して油圧シリンダ14内蔵の伸縮ブーム15を、
油圧シリンダ16により起伏自在に取付け、伸縮
ブーム15の先端にピン17を中心として油圧シ
リンダ18および回動角拡大用リンク19,20
を介して回動自在に空気圧式ブレーカ21を取付
けている。
該空気圧式ブレーカ21は、前記伸縮ブーム1
5に添設した空気圧配管22を介して供給される
圧搾空気により、チズル23に自動的に振動を起
こさせる弁機構を有する公知のものである。24
は、該ブレーカ21のフレームに取付けたノズル
であり、ブレーカ21に対して空気圧配管22か
ら送られて来た圧搾空気を噴出することにより、
ブレーカ21の冷却を行ない、ブレーカ21の熱
による変形、破損を防止してブレーカ21の長期
使用を可能とするものである。また、運転室12
の前部には、上部旋回体11に設置した開閉弁装
置25から空気圧配管29を介して供給される圧
搾空気をフロントガラスの前面に対して噴出し除
塵する空気噴出装置28を設け、これによりスラ
グ除去作業により発生する粉塵のフロントガラス
への付着を防止し、視界が妨げられることを防止
している。
なお、このような空気圧式ブレーカ21の作動
用、冷却およびフロントガラス除塵用圧搾空気源
としては、製錬所に常備されているコンプレツサ
からの分岐配管を利用することができ、この例で
は、フロントに添設した空気圧配管22を、前記
開閉弁装置25の圧搾空気入口側に、コネクタ2
6を介して、製錬所に常備の空気圧分岐配管27
を接続している。また、開閉弁装置25を運転室
12に備えたスイツチによつて制御することによ
り、ブレーカ21の起動、停止および冷却、除塵
用空気の供給、停止を制御する構成を有する。
この作業機は、常時はブレーカ21が炉鍋6の
スラグ除去位置から後方に位置するように退避さ
せておき、スラグ除去時に該作業機7を前進さ
せ、かつ油圧シリンダ14を伸長させて伸縮ブー
ム15を伸長させることにより、チズル23が炉
鍋6の内面に到達できるようにし、さらに旋回装
置10、および油圧シリンダ14,16,18の
作動によりチズル23が炉鍋6内のスラグ8に押
し当てられるように位置制御し、開閉弁装置25
のブレーカ21に対応する開閉弁を開放してブレ
ーカ21を作動させてスラグ8を剥離する。
このような伸縮ブーム15を用いれば、炉鍋6
の上部に天井等の障害物30が存在する場合にお
いても、伸縮ブーム15の伸縮、すなわち一次元
的な動作によつてブレーカ21の炉鍋6に対する
水平方向の近接、離反動作が可能であるから、従
来の起伏ブーム、アームを介してブレーカを取付
ける構造に比較し、ブレーカ21の位置制御が容
易かつ迅速に行なえ、かつ障害物による作業の制
限が緩和される。
しかしながら、ブレーカ21の振動によりスラ
グ8にチズル23が衝突する際に生じる反力は、
油圧シリンダ14で直接的に受けることになり、
該油圧シリンダ14が破損するおそれがある。そ
こで本考案においては、第2図に示すような油圧
回路でなる保護回路を設ける。第2図において、
31は前記油圧シリンダ14のコントロール弁、
32は上部旋回体11に搭載された油圧ポンプ等
からなる油圧源、33は同じく油タンクである。
35はコントロール弁31を右位置に操作して油
圧シリンダ14を伸長させる際に油圧源32から
の圧油が供給される回路、36は同じく油圧シリ
ンダ14収縮時に圧油が供給される回路であり、
前記回路35には、電磁操作式開閉弁37を介し
てアキユムレータ38が接続されている。該開閉
弁37は、前記ブレーカ21の電磁操作式コント
ロール弁40に連動して切換わるように、運転室
12に備えた手動スイツチ41を操作すれば、電
源42から開閉弁37,40の各ソレノイド37
a,40aに通電され、それまで閉じていた開閉
弁37,40が共に開となり、空気圧源43から
の圧搾空気が開閉弁40を介してブレーカ21に
供給されてチズル23の振動が開始され、同時に
アキユムレータ38が開閉弁37を介して回路3
5に連通する。従つて、チズル23がスラグ8に
衝突する際の反力により油圧シリンダ14のボト
ム側に生じる衝撃圧力は、アキユムレータ38に
吸収され、高圧が発生することが防止されるの
で、シリンダ14ないしは回路35を構成する配
管等の破損が防止される。
第3図は本考案の他の実施例であり、前記アキ
ユムレータ38が接続された回路35にさらに別
のアキユムレータ44を接続すると共に、回路3
5の最高圧力を設定するリリーフ弁45を回路3
5と油タンク33との間に設け、油圧シリンダ1
4を伸長してチズル23をスラグ8に押し当てた
際に、油圧シリンダ14のボトム側圧力がリリー
フ弁45で設定された圧力以上になることを防止
すると共に、コントロール弁31を右位置にして
伸縮ブーム15を伸長させ、チズル23をスラグ
8に当接させた際に、アキユムレータ44によつ
て衝撃が緩和されるようにしたものである。本実
施例によれば、油圧シリンダ14のボトム側圧力
が制限されるので、安全性が向上すると共に、作
業時にチズル23をスラグ8に押し付けても、油
圧シリンダ14のボトム側圧力はリリーフ弁45
の設定圧以上になることはないから、オペレータ
は、押し付け力の調整に注意を払う必要がなく、
作業性が向上し、さらにアキユムレータによる容
積が増大するので、衝撃圧の吸収作用が増大す
る。
なお、上記実施例においては、ベースマシンと
して油圧シヨベルの本体を用いた例について示し
たが、他の作業機を用いたもの、あるいは据付式
のものにも本考案を適用することができる。ま
た、本考案は、破砕対象物がコンクリート、アス
フアルト、岩石等である場合にも適用できる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案においては、油圧シ
リンダの伸長時に圧油が供給される回路に、前記
ブレーカの作動、停止に連動して開閉される開閉
弁を介してアキユムレータを接続したので、チズ
ルが破砕対象物に衝突する際の反力により油圧シ
リンダ内に生じる衝撃圧力は、アキユムレータに
吸収され、高圧が発生することが防止されるの
で、該油圧シリンダないしはこれにつながる油圧
配管等の破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の適用例である炉鍋内壁のスラ
グ除去用作業機を作業状態にて示す側面図、第2
図は本考案の油圧シリンダの保護回路の一実施例
を示す油圧回路図、第3図は本考案の他の実施例
を示す油圧回路図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にブレーカが取付けられ、かつ伸縮用油圧
    シリンダを有する伸縮ブームにおいて、前記油圧
    シリンダの伸長時に圧油が供給される回路に、前
    記ブレーカの作動、停止に連動して開閉される開
    閉弁を介してアキユムレータを接続したことを特
    徴とする伸縮ブームの保護回路。
JP4564887U 1987-03-30 1987-03-30 Expired JPH03293Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4564887U JPH03293Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4564887U JPH03293Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63157471U JPS63157471U (ja) 1988-10-14
JPH03293Y2 true JPH03293Y2 (ja) 1991-01-08

Family

ID=30864577

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4564887U Expired JPH03293Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP (1) JPH03293Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011096052A1 (ja) * 2010-02-03 2011-08-11 トヨタ自動車株式会社 ロータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011096052A1 (ja) * 2010-02-03 2011-08-11 トヨタ自動車株式会社 ロータ

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Publication number Publication date
JPS63157471U (ja) 1988-10-14

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