JPH03293641A - アクティブマトリクス表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス表示装置

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Publication number
JPH03293641A
JPH03293641A JP2096895A JP9689590A JPH03293641A JP H03293641 A JPH03293641 A JP H03293641A JP 2096895 A JP2096895 A JP 2096895A JP 9689590 A JP9689590 A JP 9689590A JP H03293641 A JPH03293641 A JP H03293641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
tft
channel layer
tpt
display device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2096895A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Shimada
尚幸 島田
Yutaka Takato
裕 高藤
Toshihiro Yamashita
俊弘 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2096895A priority Critical patent/JPH03293641A/ja
Publication of JPH03293641A publication Critical patent/JPH03293641A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(
以下ではrTFTJと称す)を有するアクティブマトリ
クス表示装置に関する。
(従来の技術) 近年、液晶等を表示媒体として用いたアクティブマトリ
クス表示装置が、活発に研究されている。
中でも液晶を用いたアクティブマトリクス型の液晶デイ
スプレィ(以下では「LcDJと称す)は、コントラス
トの高い表示が可能であるため、注目を集めている。
アクティブマトリクス型のLCDには、TFTアレイ部
を駆動するためのICチップが実装される。しかし、小
型で高精細な表示を行うアクティブマトリクス型のLC
Dでは、接続端子間の距離が非常に小さくなり、実装が
困難となる。この点を解決するため、小型高精細のアク
ティブマトリクス型のLCDでは、TFTアレイが形成
された基板上に駆動回路が形成される。
駆動回路とTFTアレイとを同一基板上に形成したアク
ティブマトリクス表示装置の基本的構造の模式図を、第
3図に示す。この表示装置では基板11上に、ゲート駆
動回路54、ソース駆動回路55、及びTFTアレイ部
53が形成されている。TFTアレイ部53には、ゲー
ト駆動回路54から延びる多数の平行するゲートバス配
線1が配設されている。ソース駆動回路55からは多数
のソースバス配線2が、ゲートバス配線1に直交して配
設されている。更に、ソースバス配線2に平行して、付
加容量配線8が配設されている。
ソースバス配線2と、ゲートバス配線1.1と、付加容
量配線8とに囲まれた矩形の領域には、TFT25、絵
素57、及び付加容量27が設けられている。TFT2
5のゲート電極はゲートバス配線1に接続され、ソース
電極はソースバス配線2に接続されている。TFT25
のドレイン電極に接続された絵素電極と対向基板上の対
向電極との間に液晶が封入され、絵素57が構成されて
いる。絵素57は電気的には容量と等価であり、絵素5
7に書き込まれた信号を保持する作用を有する。また、
TFT25のドレイン電極と付加容量配線8との間には
、絵素57に書き込まれた映像信号を保持するための付
加容量27が形成されている。付加容量配線8は、対向
電極と同じ電位の電極に接続されている。
ソース駆動回路55の概略構成を竿4図に模式的に示す
。ソース駆動回路55には、シフトレジスタ93、映像
信号配線92、薄膜トランジスタ91が設けられている
。TFT91は各ソースバス配線2に対応して設けられ
、アナログスイッチとして機能している。この表示装置
ではゲート駆動回路54からの信号によって、ゲートバ
ス配線l上に接続されているTFT25がオン状態とな
る。それと共に、ソース駆動回路55のシフトレジスタ
93からは、各TFT91をオン状態とするオン信号が
順次出力される。TFT91がオン状態となると、映像
信号配線92から対応するソースバス配線2に映像信号
が書き込まれる。ソースバス配線2に書き込まれた映像
信号は、TFT91がオフ状態となった後もソースバス
配線2に保持される。ソースバス配線2に保持された映
像信号は、次にTFT25を通じて絵素57に書き込ま
れ、表示が行われる。このようにソースバス配線に映像
信号を保持する方式は、パネルサンプルホールド方式と
呼ばれている。
パネルサンプルホールド方式を用いると、映像信号は映
像信号配線92からソースバス配線2に直接書き込まれ
るため、ソース駆動回路55の構成が簡単になるという
利点がある。また、ソース駆動回路55を構成する各素
子の特性のばらつきの影響が小さいという利点もある。
しかし、このパネルサンプルホールド方式には以下のよ
うな欠点もある。この方式では、1本のゲートバス配線
1に接続されたTPT25の全てをオン状態とした後、
映像信号配線92に送られてくる映像信号が順次ソース
バス配線2に書き込まれる。従って、TFT25がオン
状態となった後、最初に映像信号が書き込まれるソース
バス配線2では、絵素57に映像信号を書き込む時間が
十分ある。しかし、■後に映像信号が書き込まれるソー
スバス配線2では、TPT25がオフ状態となるまでの
時間が十分にとれない。そのため、ソースバス配線2に
保持された映像信号が、十分に絵素57に書き込まれな
いという欠点がある。
上述の欠点を解消した方式として、ドラ1゛バサンプル
ホールド方式がある。この方式では、順次送られてくる
映像信号はソース駆動回路55内の容量に保持され、T
FT25がオン状態となれば一斉にソースバス配線2に
書き込まれる。従って、この方式では上述のような欠点
はない。しかし、ドライバサンプルホールド方式には、
ソース駆動回路55が複雑で面積が大きくなるという欠
点がある。また、ソース駆動回路55内に形成される容
量等の特性のばらつきが表示に直接影響するという欠点
もある。従って、駆動回路一体型のアクティブマトリク
ス表示装置では、パネルサンプルホールド方式が用いら
れる。
(発明が解決しようとする課題) このような駆動回路一体型のアクティツマトリクス型の
LCDとして、例えば特願平1−304402号に記載
されているものを挙げることができる。箪5図にその表
示装置に用いられるTFTアレイの部分平面図を示す。
第6図に第5図の■−VI線に沿った断面図を示す。こ
の表示装置では、ガラス基板11上に、チャネル層12
及び容量用下部電極5からなる多結晶シリコン薄膜30
が形成される。多結晶シリコン薄膜30上には、ゲート
絶縁膜13が形成されている。容量用下部電極5は多結
晶シリコン薄膜30にイオン注入法によるドーピングを
行うことによって形成される。
ゲート絶縁膜13上には、n+又はp+型の多結晶シリ
コンによってゲートバス配線1、ゲート電極3a及び3
b、並びに容量用上部電極6が形成されている。この表
示装置ではTPT25は2個のTPT25 a及び25
t)からなる。容量用上部電極6と前述の容量用下部電
極5との間で、付加容量27が形成される。このゲート
電極3a及び3bをマスクとし、且つ、フォトリングラ
フィ法によって形成されたレジストをマスクとして、ゲ
ート電極3a及び3bの下方のチャネル層12.12と
なる部分以外の部分にイオン注入が行なわれる。これに
より、TPT25 a及び25bのソース領域及びドレ
イン領域、並びにチャネル層12.12が自己整合的に
形成される。
ゲートバス配線1、ゲート電極3a及び3b、並びに容
量用上部電極6上には、絶縁層14が形成されている。
絶縁膜14には、第5図に示すように3つのフンタクト
ホール7a、7b及び7Cが形成されている。絶縁膜1
4上には、ソースバス配線2及び付加容量配線8が形成
されている。
ソースバス配線2はコンタクトホール7aを介してTP
T25 aのソース領域に接続され、付加容量配線8は
コンタクトホール7Cを介して容量用上部電極6に接続
されている。また、絶縁膜14上にはITOから成る絵
素電極4がパターン形成されている。絵素電極4はコン
タクトホール7bを介してTFT25bのドレイン領域
に接続される。さらにこの基板の全面に保護膜15が形
成されている。
このアクティブマトリクス表示装置では、TPT25は
直列に配列された2個のTPT25a及び・2′5bか
らなる。この構成により、TFT25a及び25bのオ
フ状態に於けるリーク電流が低減され、絵素電極4に書
き込まれた映像信号の保持特性が向上している。
このようなTFTアレイとソース駆動回路とを有する表
示装置(こ於いて高い画像品位を得るためには、各絵素
電極4に接続されたTPT25、及びソース駆動回路5
5に設けられたTPT91は、以下の表1に示すような
特性を有することが必要である。
表  1 書込み時間 保持時間 オンA)比 ソース駆動回路  99ns  50μs  8.0X
10’のTPT 絵素電極の  10cz s  17ms  2.7X
105FT 尚、表1に示す特性は、対角1インチ、画素数20 万
程Pxのカラービューファインダについてのものである
。ここで、書き込み時間とは、映像信号を書き込むのに
必要な時間であり、保持時間とは、書き込んだ映像信号
を保持しなければならない時間である。また、オンオフ
比とは、書き込み時間と保持時間から見積られる必要な
TPTのオン抵抗に対するオフ抵抗の比率である。
上述のサンプルホールド方式を用いた駆動回路−一体型
のアクティブマトリクス表示装置では、映像信号がソー
スバス配線2に順次書き込まれるため、絵素電極4に接
続されたTPT25のオンオフ比は、ソース駆動回路の
TFT91のそれより大きいことが必要となる。
表2に、同じ表示装置に設けられるソース駆動回路55
のTFT91と絵素電極4に接続されたTFT25とが
それぞれ駆動すべき容量、即ち、TFT91については
ソースバス配線2の寄生容量、TFT25については絵
素57と付加容量27との和を示した。また、表2には
、上述の容量と表1の書き込み時間から求めた必要なオ
ン抵抗の大きさ、及び信号を保持するのに必要なオフ電
流の見積りが示されている。
表  2 駆動する容量 オン抵抗 オフ電流 ソース駆動回路 のTFT 絵素電極の TFT 3、39F 0.0549F 5.7にΩ以下 34MΩ以下 2XIG−”A以下 lXl0−12A以下 高い画像品位を実現するためには、表2に示すように、
ソース駆動回路55のTFT91はオン抵抗が小さいこ
と、従って、オン電流が大きいことが必要である。また
、絵素電極4に接続されたTFT25には、オフ電流が
小さいことが必要である。一般に、TPTのオン電流は
、TPTのチャネルの幅Wと、チャネルの長さしとの比
、W/Lに比例する。一方、オフ電流はチャネルの長さ
しにはあまり依存せず、チャネル幅Wに比例する。
従って、TPTのオン抵抗に対するオフ抵抗の比、即ち
、オフ電流に対するオン電流の比は、Lを小さくするこ
とによって大きくすることができる。
また、ソース駆動回路55のTFT91のオン抵抗は、
表2に示されているように、低い値を有することが必要
である。このような低い抵抗値は、TFT91のチャネ
ル幅を大きくすることにより得られる。
一方、絵素電極4に接続されたTFT25は、ソース駆
動回路55のTFT91より大きなオンオフ比が必要で
あると共に、オフ電流を低く抑えることが必要である。
このような大きなオンオフ比は、第5図及び第6図に示
すように、2個のTFT25a及び25bを直列に配列
することにより達成される。ところが、オフ電流を小さ
くするためには、TPTのチャネル幅を小さくしなけれ
ばならない。TPTのチャネル層は、前述のようにフォ
トリングラフィ法及びエツチングによって形成される。
従って、ある程度以下の幅を有するチャネル層を形成し
ようとすると、レジストパターンがフォトリングラフィ
法によって形成されなくなったり、エツチング工程でチ
ャネル層が消失することがある。このように、TPTの
チャネル層の幅がある程度以下になると、形成するのが
困難となる。
第5図及び第6図に示されるように、2個のTFT25
 a及び25bを直列に配した構造によって、表2に示
されているような小さなオフ電流を達成するためには、
各TFT25a及び25bのチャネル幅Wを2μm以下
にする必要がある。また、画像をスクリーンに投影する
プロジェクシジン型の表示装置では、TPTが形成され
ている基板の温度が室温よりも数十度高くなる。それに
伴って、単位チャネル幅当りのオフ電流が増加するため
、良好な映像信号の保持特性を確保するためには更にチ
ャネル幅を小さくすることが必要となる。ところが、従
来の技術ではTPTのチャネル幅を3μm以下にするこ
とは困難であるため、良好な映像信号の保持特性を得る
ことができなかった。
本発明はこのような問題点を解決するものであり、本発
明の目的は、絵素電極に接続されるTPTのチャネル層
のオフ電流を小さくして、絵素電極の映像信号の保持特
性を向上させることにより、高い画像品位を有するアク
ティブマトリクス表示装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明のアクティブマトリクス表示装置は、対の絶縁性
基板と、該一対の基板の何れか一方の基板内面にマトリ
クス状に配列された絵素電極と、該絵素電極に接続され
且つゲート電極及び該ゲート電極の下方に形成されたチ
ャネル層を有する第1の薄膜トランジスタと、を備えた
アクティブマトリクス表示装置であって、該チャネル層
が、該ゲート電極の下方領域と、該下方領域の両側のオ
フセット領域とに形成されており、そのことによって上
記目的が達成される。
また、前記第1の薄膜トランジスタのソース電極に接続
されたソースバス配線と、該ソースバス配線に供給され
る映像信号を制御する第2の薄膜トランジスタとを更に
備え、該第2の薄膜トランジスタのチャネル層が、該第
2の薄膜トランジスタのゲート電極の下方領域に形成さ
れている構成とすることもできる。
また、前記第1の薄膜トランジスタの前記オフセット領
域に於ける前記チャネル層のチャネル方向に於ける長さ
が、0.5μm以上、5μm以下である構成とすること
もできる。
更に、前記第1及び第2の薄膜トランジスタのチャネル
層が、多結晶シリコンからなる構成とすることもできる
前記オフセット領域に於けるチャネル層のチャネル方向
の長さが、0. 5μmより小さいと、該第1の薄膜ト
ランジスタのオフ電流を小さくすることができず、5μ
mより大きいと、該第1の薄膜トランジスタのソース電
極及びドレイン電極間の抵抗が大きくなりすぎるので好
ましくない。
く作用) 本発明のアクティブマトリクス表示装置に用いられる第
1の薄膜トランジスタの作用を、従来の表示装置に用い
られるTPTのそれと比較するため、第7図(a)、第
8図(a)及び第9図(a)の平面図に示すTPTをそ
れぞれ作製した。第7図(b)、第8図(a)及び東9
図(1))に、第7図(a)、第8図(a)及び第9図
(a)のそれぞれ■−■線、■−■及びIX−IX線に
沿った断面図を示す。第7図(a)及び(1))に示す
TPT35は、単一のゲート電極33を有する従来のも
のである。このTPT35のチャネル層32のチャネル
方向の長さは、ゲート電極33の幅と同じであり、8μ
mである。また、チャネル層32の幅は20μmである
第8図(a)及び(b)に示すTPT25は、前述の竿
5図及び第6図に示すものと同様であり、ゲート電極3
a及び3bをそれぞれ有する2個のTFT25a及び2
5bからなる。TFT25a及び25bのチャネル層1
2a及び12bのチャネル方向の長さは、それぞれゲー
ト電極3a及び3bと同じであり、4μmである。従っ
て、2個のチャネル層12a及び12bのチャネル方向
に於ける長さの合計は8μmとなり、これは第7図(a
)及び(1))のTPT35のチャネル層の幅と同じに
なる。また、チャネル層12a及び工2bの幅は20μ
mである。
第9図(a)及び(b)に示すTPT45は、本発明に
よるものであり、単一のゲート電極43を有する。この
TPT45のチャネル層42のチャネル方向の長さは、
ゲート電極430幅よりも大きい。即ち、チャネル層4
2は、ゲート電極43の下方領域42aと、該下方領域
の両側のオフセット領域42b、42bとに形成されて
いる。
チャネル層42の幅は、4μmである。下方領域42a
に於けるチャネル方向の長さは4μmである。また、一
方のオフセット領域42bに於けるチャネル層のチャネ
ル方向に於ける長さは3μmである。
第7図〜第9図に示すTPT35.25.45のTFT
特性を第10図に示す。第10図では、TPTのドレイ
ン電極とソース電極との間にVDS=10Vの電圧を印
加し、ゲート電極とソース電極の電圧VGSを変化させ
た場合に、ソース電極とドレイン電極との間に流れる電
流I、をプロットしたものである。第10図から明らか
なように、本発明のTPT45では、従来のTPT25
及び35に比べ、V、<Oに於けるI、、即ちTPTの
オフ電流か小さくなっている。このような工、を低減さ
せる効果は、第1の薄膜トランジスタのオフセット領域
に於けるチャネル層のチャネル方向に於ける長さが、0
.5μm以上、5μm以下であれば得られる。
(実施例) 本発明を実施例について以下に説明する。
第1図に本発明のアクティブマトリクス表示装置のTF
Tアレイ部22の部分平面図を示す。第2図に、第1図
の■−■線に沿った断面図を示す。
第1図及び第2図を参照しながら、本実施例を製造工程
に従って説明する。尚、第1図及び第2図には絵素電極
4に接続された第1のTFT45のみが記載されている
が、ソース駆動回路内のアナログスイッチとして機能す
る第2のTPT及び他のTPT、並びにゲート駆動回路
内のTPTも同時に形成される。
まず、ガラス、石英等の透明絶縁性基板11上の全面に
、後にTFT45のチャネル層42、ソース電極46及
びドレイン電極47、並びに容量用下部電極5となる多
結晶シリコン薄膜をCVD法によって形成した。この多
結晶シリコン薄膜を窒素雰囲気中でアニールすることに
より、大きな結晶粒径を有する多結晶シリコン薄膜が得
られた。
駆動回路一体型のアクティブマトリクス表示装置に用い
られるTPTのチャネル層には、多結晶シリコンが多用
される。その理由は、キャリアの移動度が非結晶シリコ
ンに比べて大きいこと、n型及びp型の何れのTPTも
作製し得る等である。
チャネル層に多結晶シリコンを用いることにより、動作
速度が大きく、消費電力の小さいTPTが得られる。
次に、上記多結晶シリコン薄膜をパターニングすること
により、チャネル層42、ソース電極46、ドレイン電
極47及び容量用下部電極5を第1図に示す形状で形成
した。チャネル層42の幅は4μmである。次に、CV
D法、又はスパッタリング法により、ゲート絶縁膜13
を形成した。
ゲート絶縁膜13は上記多結晶シリコン薄膜の上面を熱
酸化することによっても形成し得る。次に、容量用下部
電極5の部分にイオン注入法によるドーピングを行い、
低抵抗の容量用下部電極5を得た。容量用下部電極5の
部分へのドーピングは、ゲート絶縁膜13を形成する前
に拡散法を用いて行うこともできる。更に、TFT45
の閾値電圧を制御するために、チャネル層42のゲート
電極43の下方領域42aにドーピングを行ってもよい
。チャネル層42ヘトーピングされる不純物の量は、上
述の容量用下部電極5、後述するソース電極46又はド
レイン電極47にドーピングされる不純物の量の100
0分の1以下である。また、この下方領域42aへのド
ーピングを該下方領域42aの両側のオフセット領域4
2bにも行ってもよい。
次に、後にゲートバス配線1、ゲート電極43、及び容
量用上部電極6となる多結晶シリコン薄膜をCVD法に
よって形成し、拡散法によってドーピングを行った。こ
れにより、低抵抗の多結晶シリコン薄膜が得られた。上
記低抵抗多結晶シリコン薄膜の層厚は、数百nm以上で
あることが必要である。その理由は、ゲート電極43と
同時に形成されるソース駆動回路内のTFT及びゲート
駆動回路内のTPTのゲート電極が、これらのTPTの
チャネル層を形成する際のイオン注入のマスクとしても
用いられること、及びゲートバス配線lとしても用いら
れるため低いシート抵抗が必要なことである。次に、上
記低抵抗多結晶シリコン薄膜のパターニングにより、ゲ
ートバス配線1、ゲート電極43、及び容量用上部電極
6を形成した。ゲート電極43の幅は4μmである。容
量用上部電極6と前述の容量用下部電極5との間で、付
加容@27が形成される。ゲート絶縁膜13はこれらの
電極5及び6の間の絶縁膜としても機能する。
次に、ソース駆動回路内のTPT、ゲート駆動回路内の
TFT、及びTFTアレイ部22のTFT45のソース
電極及びドレイン電極、並びにチャネル層を、イオン注
入法を用いてドーピングすることによって形成した。ソ
ース駆動回路及びゲート駆動回路内には、n型のTPT
とp型のTPTとを組み合わせたCMOS構成の駆動回
路が形成される。CMOS構成の駆動回路を形成する場
合、n型のTPTのソース電極及びドレイン電極を形成
するドーピングの時にはp型のTPTのソース電極、ド
レイン電極、及びチャネル層の上部をレジストで覆い、
これらの部分にn型の不純物が入らないようにすること
が必要である。同様に、p型のTPTのソース電極及び
ドレイン電極を形成するドーピングの時にはn型のTP
Tのソース電極、ドレイン電極、及びチャネル層の上部
をレジストで覆うことが必要である。また、ソース駆動
回路及びゲート駆動回路内のTPTのゲート電極は、前
述のようにイオン注入時にはマスクとして機能するので
、イオンはこれらのTPTのゲート電極の下方領域以外
の部分に注入される。このように、ソース駆動回路及び
ゲート駆動回路内のTPTでは、第7図(a)又は第8
図(a)と同様に、チャネル層はゲート電極の下方領域
のみに形成される。
一方、絵素電極4に接続されたTFT45のチャネル層
42は、ゲート電極43の下方領域42aと、該下方領
域42aの両側のオフセット領域42b、42bとに形
成されているので、ゲート電極43をマスクとしてチャ
ネル層42を形成することはできない。本実施例では下
方領域42aとオフセット領域42b、42bとを覆う
レジストを、ゲート絶縁膜13及びゲート電極43の上
方に形成してイオン注入を行うことにより、ソース電極
46及びドレイン電極47を形成した。イオン注入が行
われない領域、即ち、ゲート電極43の下方領域42a
1及びオフセット領域42b142bにチャネル層42
が形成される。本実施例では、一方のオフセット領域4
2bに於けるチャネル層42のチャネル方向の長さを3
μmとした。
また、前述のように、チャネル層420幅は4μm、ゲ
ート電極43の幅は4μmなので、下方領域42aに於
けるチャネル層42の大きさは4μm X 4μmとな
る。
この基板上の全面に、シリコン酸化膜又はシリコン窒化
膜をCVD法によって層間絶縁層14を形成した。層間
絶縁膜14の厚さはゲート絶縁膜13の厚さの数倍であ
ることが好ましい。なぜなら、層間絶縁膜14が薄いと
ソースバス配線2の寄生容量が大きくなり、ソース駆動
回路のTPTがアナログスイッチとして機能するに必要
なオン電流が大きくなるからである。このTPTのすン
電流が大きくなると、大きなTPTを作製しなければな
らなくなるので好ましくない。
次に、第1図に示すように3つのコンタクトホール7a
、7b及び7Cを形成した。第2図に示すように、コン
タクトホール7a及び7bは絶縁層14及び前述のゲー
ト絶縁膜13を貫いて、それぞれソース電極46及びド
レイン電極47上に形成されている。コンタクトホール
7Cは、絶縁層14を貫いて容量用上部電極6の端部の
上に形成されている。
次に、信号線として機能するソースバス配線2と、付加
容量配[8とを、AI金金属の低抵抗の金属を用いて同
時に形成した。第1図に示すように、ンースバスf[2
はコンタクトホール7a上を通り、コンタクトホール7
a上で幅が広くなった形状に形成されている。また、付
加容量配線8はフンタクトホール7c上を通り、コンタ
クトホール7c上で幅が広くなった形状に形成されてい
る。従って、ソースバス配線2はコンタクトホール7a
を介してソース電極46に接続されることになる。各ソ
ースバス配線2は、ソース駆動回路内のアナログスイッ
チとして機能するTPTに接続される。付加容量配線8
はコンタクトホール7Cを介して容量用上部電極6に接
続されることになる。付加容量配線8は表示装置として
完成した後には、対向基板上の対句電極と同じ電位の電
極に接続される。
次に、IT○から成る絵素電極4をパターン形成した。
第1図に示すように、絵素電極4はコンタクトホール7
bにも形成されている。従って、絵素電極4はコンタク
トホール7bを介してドレイン電極47に接続される。
更に、絵素電極4が形成された基板上の全面に、保護膜
15を形成した。保護膜15はゲートバス配線I及びソ
ースバス配線2上の液晶層に、直流成分を持つ電圧が印
加されることによる液晶層の劣化を防止するために設け
られている。従って、液晶層に直流成分が印加されない
絵素電極4上の保護膜13を、エツチングによって除去
してもよい。以上のようにして作製された基板と、対向
基板との間に液晶層を挟み、本実施例のアクティブマト
リクス表示装置が完成される。
本実施例のアクティブマトリクス表示装置では、絵素電
極4に備えられる第1のTFT45のチャネル層42が
、ゲート電極43の下方領域42aとオフセット領域4
2b、42bとに形成されているので、TFT45のオ
フ電流が低減されている。また、ソース駆動回路に設け
られている第2のTPTのチャネル層は、ゲート電極の
下方領域にのみ形成されているので、比較的大きなオン
電流が得られる。しかも、多結晶シリコンを用いている
ので、動作速度の大きいTPTが得られる。
(発明の効果) 本発明のアクティブマトリクス表示装置では、絵素電極
に接続されるTPTのオフ電流が小さく、しかも、ソー
ス駆動回路内のアナログスイッチとして機能するTPT
には通常のTPTが用いられているので、絵素電極に書
き込まれた映像信号の保持特性が向上している。従って
、本発明によれば高い画像品位を有するアクティブマト
リクス表示装置が得られる。
4、     の   な! 日 第1図は本発明のアクティブマトリクス表示装置のTF
Tアレイ部の部分平面図、第2図は第1図のn−n線に
沿った断面図、第3図は駆動回路一体型のアクティブマ
トリクス表示装置の基本構造の模式図、箪4図はソース
駆動回路の概略構成を示す図、第5図は駆動回路一体型
のLCDのTFTアレイ部の部分平面図、第6図は第5
図の■−VI線に沿った断面図、第7図(a)はTPT
特性を比較するために作製した従来のTPTの平面図、
第7図(b)は東7図(a)の■−■線に沿った断面図
、第8図(a)はTPT特性を比較するために作製した
従来の2個のゲート電極を有するTPTの平面図、第8
図(b)は第8図(a)の■−■線に沿った断面図、第
9図(a)はTPT特性を比較するために作製した本発
明によるTPTの平面図、第9図(b)は第9図(a)
の■−■線に沿った断面図、第10図は第7図(a)、
第8図(a)及び第9図(a)に示すTPTのTFT特
性図である。
1・・・ゲートバス配線、2・・・ソースバス配線、4
・・・絵素電極、5・・・容量用下部電極、6・・・容
量用上部t4極、7 a、  7 b、  7 c・・
・コンタクトホール、8・・・付加容量配線、11・・
・透明絶縁性基板、13・・・ゲート絶縁膜、14・・
・層間絶縁膜、15・・・保護膜、27・・・付加容量
、42・・・チャネル層、42a・・・下方領域、42
b・・・オフセット領域、43・・・ゲート電極、45
・・・TFT、46・・・ソース電極、47・・・ドレ
イン電極。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一対の絶縁性基板と、該一対の基板の何れか一方の
    基板内面にマトリクス状に配列された絵素電極と、該絵
    素電極に接続され且つゲート電極及び該ゲート電極の下
    方に形成されたチャネル層を有する第1の薄膜トランジ
    スタと、を備えたアクティブマトリクス表示装置であっ
    て、 該チャネル層が、該ゲート電極の下方領域と、該下方領
    域の両側のオフセット領域とに形成されているアクティ
    ブマトリクス表示装置。 2、前記第1の薄膜トランジスタのソース電極に接続さ
    れたソースバス配線と、該ソースバス配線に供給される
    映像信号を制御する第2の薄膜トランジスタとを更に備
    え、該第2の薄膜トランジスタのチャネル層が、該第2
    の薄膜トランジスタのゲート電極の下方領域に形成され
    ている、請求項1に記載のアクティブマトリクス表示装
    置。 3、前記第1の薄膜トランジスタの前記オフセット領域
    に於ける前記チャネル層のチャネル方向に於ける長さが
    、0.5μm以上、5μm以下である、請求項1又は2
    に記載のアクティブマトリクス表示装置。 4、前記第1及び第2の薄膜トランジスタのチャネル層
    が、多結晶シリコンからなる請求項1及至3に記載のア
    クティブマトリクス表示装置。
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