JPH0329219Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0329219Y2
JPH0329219Y2 JP1985039936U JP3993685U JPH0329219Y2 JP H0329219 Y2 JPH0329219 Y2 JP H0329219Y2 JP 1985039936 U JP1985039936 U JP 1985039936U JP 3993685 U JP3993685 U JP 3993685U JP H0329219 Y2 JPH0329219 Y2 JP H0329219Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
radiator
transmission
damper
engine room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985039936U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61157016U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985039936U priority Critical patent/JPH0329219Y2/ja
Publication of JPS61157016U publication Critical patent/JPS61157016U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0329219Y2 publication Critical patent/JPH0329219Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のエンジンルームの冷却構造に
関する。
〔従来の技術〕
ラジエータを通つてエンジンに当る風はラジエ
ータを通ることにより温かくなるので、ラジエー
タの下部を通つてエンジンルームの内外を連通さ
せるダクトを設け、このダクトからの冷い風によ
りエンジンを冷却するようにした考案が実開昭57
−83018号公報や実開昭58−94815号公報に提案さ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
フロントエンジンフロントドライブ(FF)車
では、トランスミツシヨンは構造上ほとんどの場
合エンジンルーム内にある。エンジンルーム内は
温度が高いので、エンジンルーム内にあるトラン
スミツシヨンは冷却されるのが好ましく、そのた
めに前述したようなダクトがトランスミツシヨン
に直接的に風を送るように配設されることができ
る。これによつて冷却を必要とする高速時にトラ
ンスミツシヨンを適切に冷却することができる
が、しかしながら、高速時に十分な冷却が行われ
るようにすると、温度上昇の小さい低速走行時に
はトランスミツシヨンが過冷却されるという問題
が生じた。これを解決するために、本願出願人は
実願昭59−188741においてダンパを設けてダクト
を通る風の向きを切換えるようにした構造を提案
した。この構造ではダンパの切換えのための駆動
機構を必要としている。本考案はそのような駆動
機構がなくてもダンパが開閉するようにしたもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるエンジンルームの冷却構造は、エ
ンジンルーム内にラジエータとトランスミツシヨ
ンとを備え、エンジンルームの内外を連通させる
ダクトを設け、該ダクトの内方開口部が前記ラジ
エータの後方でかつ前記トランスミツシヨンの前
方にあり、さらに該ダクトには前記ラジエータの
前面側に開口する中間開口部が設けられるととも
に該ダクトには前記中間開口部と内方開口部との
間にダンパが配設され、該ダンパが車速風の動圧
を受けて動圧が大きくなつたときに前記内方開口
部を開放するように構成される。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1図において、エンジンルーム1はフード
2、アンダーカバー3、ラジエータグリル4、フ
ロントフエンダ(図示せず)等により形成され、
さらにバンパ5等が適宜に取付けられる。エンジ
ンルーム内にはエンジン6が固定して配置され、
エンジンの前方には公知のラジエータ7が配置さ
れる。第1図はFF車の例を示し、エンジン6に
連結されたトランスミツシヨン8がエンジンルー
ム1内に配置されている。
アンダーカバー3を貫通して、エンジンルーム
1の内外を連通するダクト10が設けられる。ダ
クト10は自動車のフロントエンド下部に外方の
開口部11を有し、ダクト10は上方に傾斜しつ
つエンジンルーム1内に延び、その内方の開口部
12はラジエータ7の後方かつトランスミツシヨ
ン8の前方にあつてダクト10を通つた風がトラ
ンスミツシヨン8に直接的に当たるように配置さ
れる。
ダクト10にはさらに中間開口部13が上向き
に形成され、その開口位置はラジエータ7の前面
側にある。ダクト10には中間開口部13と内方
開口部12との間にダンパ14が配設され、中間
開口部13と内方開口部12とを切換えることが
できるようになつている。第1図に示される実施
例においては、ダンパ14はその一端15が枢着
されており、コイルスプリング16により内方開
口部12を遮断する方向に引張られている。
自動車の走行中に、自動車は走行速度に応じた
風(車速風)を受ける。この車速風はダクト10
に入つてダンパ14に動圧を与える。高速運転時
には、この動圧がコイルスプリング16の設定ば
ね力より大きくなり、ダンパ14が内方開口部1
2に向かう通路を開き、トランスミツシヨン8を
適切に冷却する。このときに、ラジエータ7には
ラジエータグリル4及びダクト10の中間開口部
13から取入れられた風が当る。一方、低速運転
時には、車速風の動圧がコイルプリング16の設
定ばね力に抗してダンパ14を開かせるに至ら
ず、従つて、ダンパ14を通る風は全て中間開口
部13からラジエータ7へ向けられる。これによ
つてトランスミツシヨン8に直接に風が当らなく
なるとともにラジエータ7の熱交換作用が促進さ
れる。
第3図はダクト10内のダンパ14がトーシヨ
ンスプリング18により下流側から付勢されてい
る例を示すものである。又、第4図はダンパ14
a自体がゴム等の弾力性の材料で作られ、その一
端19がダクト10に固定されている。第3図及
び第4図の例でもともに、車速風が大きいときに
内方開口部12への通路を開き、車速風が小さい
ときに内方開口部12への通路を遮断する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によればトランス
ミツシヨン等のエンジンルーム内の部品の冷却の
必要な高速走行時にはその部品に車外の冷風を導
入して冷却し、トランスミツシヨンの油温等の上
昇しない低速走行時にはダクトにより通路を切換
えて過冷却を防止するとともに切換えた風をラジ
エータ側へ導くことによりラジエータに入る風を
増加させることができ低速高負荷時のエンジン冷
却性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエンジンルームの断面
図、第2図は第1図の正面図、第3図はダンパの
他の例の拡大図、第4図はダンパのさらに他の例
の拡大図である。 1……エンジンルーム、7……ラジエータ、1
0……ダクト、12……内方開口部、13……中
間開口部、14,14a……ダンパ、16,18
……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルーム内にラジエータとトランスミツ
    シヨンとを備え、エンジンルームの内外を連通さ
    せるダクトを設け、該ダクトの内方開口部が前記
    ラジエータの後方でかつ前記トランスミツシヨン
    の前方にあり、さらに該ダクトには前記ラジエー
    タの前面側に開口する中間開口部が設けられると
    ともに該ダクトには前記中間開口部と内方開口部
    との間にダンパが配設され、該ダンパが車速風の
    動圧を受けて動圧が大きくなつたときに前記内方
    開口部を開放するよう構成されていることを特徴
    とするエンジンルームの冷却構造。
JP1985039936U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0329219Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039936U JPH0329219Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039936U JPH0329219Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61157016U JPS61157016U (ja) 1986-09-29
JPH0329219Y2 true JPH0329219Y2 (ja) 1991-06-21

Family

ID=30548352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985039936U Expired JPH0329219Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0329219Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57172118U (ja) * 1981-04-27 1982-10-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61157016U (ja) 1986-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7451844B2 (en) Front end structure of vehicle
JPH05330457A (ja) 自動車のアンダーフロア構造
JP2008291664A (ja) 冷却ファンシュラウドのフラッパー構造
JPH0329219Y2 (ja)
JP3168796B2 (ja) 空気抵抗低減車両前部構造
JPH10317963A (ja) エンジンの冷却装置
US4726326A (en) Drag reducing cooling system for a vehicle
JPH09226388A (ja) 乗用車用エンジンルームの冷却構造
JPS59138716A (ja) エンジン冷却装置
JPH04314914A (ja) 車両用水冷式内燃機関の冷却装置
JP4161820B2 (ja) 車両の熱交換器冷却構造
JPS59137211A (ja) エアコンデイショニング装置
JPS6320569Y2 (ja)
JPH02271030A (ja) インタークーラー塔載車の冷却風導入構造
JPS592974Y2 (ja) 自動車の冷却空気導入部に設けるフイン構造
JPH03167032A (ja) 車両用水冷式内燃機関の冷却装置
KR100514534B1 (ko) 자동차용 인터쿨러 시스템
JPS6142082B2 (ja)
JPH0761247A (ja) 車両の熱交換器取付構造
JP3525504B2 (ja) 車両の熱交換器設置構造
JPH0428826Y2 (ja)
JPS61146634A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0327851Y2 (ja)
JPS5851437Y2 (ja) シャシ−ダイナモメ−タのブロワ装置
JPH04370316A (ja) エンジンルーム冷却装置