JPH03290932A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH03290932A
JPH03290932A JP2019690A JP2019690A JPH03290932A JP H03290932 A JPH03290932 A JP H03290932A JP 2019690 A JP2019690 A JP 2019690A JP 2019690 A JP2019690 A JP 2019690A JP H03290932 A JPH03290932 A JP H03290932A
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JP
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conductivity type
region
film
layer
polysilicon
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JP2019690A
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Inventor
Tomoyuki Hikita
智之 疋田
Kazufumi Naruse
一史 成瀬
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特に高速バイポーラトランジスタの製造に適
した半導体装置の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、斯かる高速バイポーラトランジスタは、第5図(
a)〜(e)に示すような工程を経て製造される。
即ち、P型基板1内に、例えば酸化膜を所定のパターン
にフォトエツチングしたマスク(図示せず)により選択
的に高濃度のN型不純物の拡散を行なってN+拡散層を
形成し、全面に低濃度のN型エピタキシャル成長を行っ
てN型エピタキシャル層2を形成するとともに、前述の
N型拡散によるN。
埋込み層をコレクタ領域3とする。続いて、酸化膜分離
法やPN接合分離法を用いてP゛分離拡散層4,5を形
成し、N型エピタキシャル層2を島状とし、それぞれを
分離(アイソレーション)する。
更に、N型エピタキシャル層2の表面からコレクタ領域
3に達するようにN゛拡散行ってコレクタ引き出し領域
6を形成し、その後に全面にシリコン酸化膜等の酸化膜
7を形成する。(同図(a))この酸化膜7を所定のパ
ターンに開口し、この開口部よりN型エピタキシャル層
2内に選択的に低濃度のP−不純物を薄い酸化膜7を介
してのイオン注入により浅く拡散して活性ベース領域8
を形成し、この活性ベース領域8上に酸化膜7を形成す
る。(同図(b)) この活性ベース領域8上の酸化膜7の両側部を開口して
これより活性ベースM域8内に選択的にP゛拡散行って
ベース引き出し領域9を形成し、これらの上に再び酸化
膜7を形成する。(同図(C))この酸化膜7における
活性ベース領域8の上方部分を選択的に開口し、この開
口部からN゛不純物を拡散して開口部直下にエミッタ領
域10を形成する。(同図(d)) 次に、ベース引き出し領域9、エミッタ領域10および
コレクタ引き出し領域6のそれぞれの上方の酸化膜7の
窓開けを行い、その各々の開口部に金属を所定のパター
ンに形成することにより、ベース電極11、エミッタ電
極12およびコレクタ電極13を形成する。(同図(e
)) 〈発明が解決しようとする課題〉 然し乍ら、前述の製造方法では、第5図(C1の工程に
おいてベース引き出し領域9のパターンニングを行い、
同図(d)の工程でエミッタ領域10のパターンニング
を行うので、このベース引き出し領域9とエミッタ領域
10とがセルファラインとならないためにこれら相互間
の位置決めが難しい。
そのため、位置ずれによる両者のタッチにより耐圧劣化
が発生するのを防止する目的で、ベース引き出し領域9
とエミッタ領域10との間に同図(d)に明示するよう
に成る程度のスペースを必要として微細化が困難となり
、それに伴ってRb(ベース抵抗)や寄生容量が増加し
、十分な高速化を達成できない問題がある。
また、エミッタ領域10形威用の開口部は極めて小さく
なってフォトエツチングにより形成するのは極めて困難
であるため、−Sにはプラズマエツチングにより行われ
る。そのため、エミッタ領域10を形成すべき部分がエ
ツチングダメージを受けて不良“の発生率が比較的高く
、歩留まりの低下を招いている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、耐圧劣化を招くことなく可及的な高速性を得られ
る半導体装置を歩留まりよく製造できる方法を提供する
ことを技術的課題とするものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記した課題を遠戚するための技術的手段と
して、以下のような方法で半導体装置を製造するように
した。即ち、第1導電型の埋込み層およびこれから表面
への引き出し領域を有した第1導電型基板上に設けた酸
化膜を選択的に開口し、この開口部に低濃度の第2導電
型不純物をイオン注入した後、全面に、第1導電型のポ
リシリコンを下層に且つ第1の絶縁膜を上層にした二重
膜を形成し、この二重膜をエンチングして前記開口部内
に選択的に残存させ、続いて、全面に第2の絶縁膜を形
成した後に異方性のプラズマエツチングを行って前記第
2の絶縁膜を前記二重膜の側面にのみ残し、次に、全面
に第2導電型のポリシリコンをデポジションして該第2
導電型のポリシリコンを前記開口部全体を覆うようにパ
ターンニングし、所定の熱処理を行って前記第1導電型
のポリシリコン中の第1導電型不純物および前記第2導
電型のポリシリコン中の第2導電型不純物を前記第1導
電型基板における第2導電型不純物のイオン注入された
部分にそれぞれ拡散させる工程を経ることを特徴として
いる。
また、 前記第2の絶縁膜を第2導電型不純物をドープ
した酸化膜で形成し、前記第2導電型のポリシリコンを
前記開口部を覆うようにパターンニングした後に熱処理
を行い、前記第1導電型のポリシリコン中の第1導電型
不純物および前記第2導電型のポリシリコン中の第2導
電型不純物と共に前記第2の絶縁膜中の第2導電型不純
物を、前記第1導電型基板における第2導電型不純物の
イオン注入された部分にそれぞれ拡散させるようにして
もよい。
更に、全面に前記第2導電型のポリシリコンをデポジシ
ョンして該第2導電型のポリシリコンを前記開口部全体
を覆うようにパターンニングした後に所定の熱処理を行
う工程に代えて、前記二重膜をマスクとして高濃度の第
2導電型不純物を前記開口部内にイオン注入した後に、
所定の熱処理を行うようにすることもできる。
〈作用〉 例えば、バイポーラトランジスタを製造する場合におい
て第1導電型をN型とし且つ第2導電型をP型とすると
、N型シリコン基板に、コレクタ領域となるN゛埋込層
並びにこれの引き出し領域を形成し、このN型シリコン
基板上に設けた酸化膜をベースパターンに開口し、この
開口部内に低濃度のP型不純物をイオン注入してベース
領域部分にP−領域を形成し、更に開口部内に、砒素を
高濃度にドープしたN゛ポリシリコン下層に且つノンド
ープシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜を上層にした
二重膜を、全面にデポジションした後に工5 ツタパタ
ーンでエツチングして残存し、全面に形成したノンドー
プシリコン酸化膜からなる第2の絶縁膜を異方性のプラ
ズマエツチングを行って二重膜の側面にのみ第2の絶縁
膜を残存させる。
次に、全面に、ボロンを高濃度にドープしたポリシリコ
ンをデポジションしてP゛ポリシリコン形成した後に、
このP゛ポリシリコン、開口部全体つまりベース領域全
体を覆うようにパターンニングし、続いて所定の熱処理
を行うことにより、N゛ポリシリコンら砒素が二重膜直
下のP−領域により形成されたベース領域内に拡散し、
それによりN″領域工具フタ領域が形成されるとともに
、P+ポリシリコンからP型不純物がP領域に拡散して
高濃度のP′領領域らなるベース取り出し領域が形成さ
れる。
この製造方法により製造されるバイポーラトランジスタ
は、一つの工程により形成される二重膜によってベース
取り出し領域とエミッタ領域とのパターンニングを同時
に行っているので、ベース取り出し領域とエミッタ領域
とがセルファラインとなって両者の間隔を可及的に縮小
でき、ベース抵抗や寄生容量が極めて小さくなって十分
な高速化を達成できる。
また、エツチングを行うのはベースパターンで開口部を
設ける時のみで、形状の小さなエミッタ領域を、プラズ
マエツチングによる極めて小さな開口部を設けることな
く形成できるので、不良発生率が大幅に低減して歩留ま
りが格段に向上する。
然も、熱処理によるベース取り出し領域とエミッタ領域
との同時形成に先立って二重膜の側面に第2の絶縁膜を
付着残存させ、この第2の絶縁膜の厚さ分だけベース取
り出し領域とエミッタ領域とが離間して形成されるので
、両者のタッチによる耐圧劣化を確実に防止できる。
また、第2の絶縁膜をボロン等のP型不純物をドープし
た酸化膜で形成すれば、熱処理時にこの第2の絶縁膜中
のP゛不純物をもP−領域内に拡散できるので、高濃度
のベース取り出し領域と工ミッタ領域との間にP″領域
が介在するため、ベース取り出し領域とエミッタ領域と
のタッチの防止を確実に行えるとともに、ベース抵抗を
小さくできることから更に格段の高速化を達成できる。
更に、P゛ポリシリコン開口部全体を覆うようにパター
ンニングしてから熱処理する工程に代えて、二重膜をマ
スクとして高濃度のP゛不純物を開口部内にイオン注入
した後に熱処理するようにすれば、P+ポリシリコン膜
を形成しないことによりパッシベーション膜で保護する
必要がなくなる利点がある。
〈実施例〉 以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
先ず、本発明の製造方法の第1の実施例を、その製造工
程を模式的に示した第1図(a)〜(h)に基づいて説
明する。コレクタ引き出し領域6の形成までは従来の製
造方法と同様に行う。即ち、第5図(alと同一構造に
形成した後に、ベース領域のパターンニングを行って酸
化膜7をエツチングし、その開口部に酸化膜7を約50
0デポ度戒長させ、開口部からP型不純物(ボロン)を
2 E 13 (ions/c11)程度イオン注入し
てN型エタピタキシャル層2の表面におけるベース領域
部分にP−領域を形成する。(同図(a)) 次に、開口部内の酸化膜7を除去した後に、全表面に、
砒素(As)を高濃度(lE20)にドープしたポリシ
リコンを2000人程度デポジションしてN1ポリシリ
コン14を形成し、その上の全表面にノンドープシリコ
ン酸化膜を3000人程度デポジションして第1の絶縁
膜15を形成する。
(同図(b)) 続いて、N゛ポリシリコン14第1の絶縁膜15との二
重膜16におけるエミッタ領域上方の領域を除く部分を
エミッタパターンでエツチングして除去し、二重膜16
のエミッタ対応領域を開口部内に残存する。(同図(C
)) 更に、全面に、ノンドープシリコン酸化膜を約4000
デポ度デポジションして第2の絶縁膜17を形成した後
に、全面に異方性のプラズマエツチングを行い、二重膜
16の側面および酸化膜7の開口部側面にのみ第2の絶
縁膜17を2000〜3000人程度残存させるデポ同
図(d)) 次に、全面にボロンを高濃度(4E19)にドープした
ポリシリコンを3000人程度デポジションしてP“ポ
リシリコン18を形成した後に、このP゛ポリシリコン
18、ベース領域全体を覆うようにパターニングする。
(同図(e))この状態で所定の熱処理を行うことによ
り、N゛ポリシリコン14ら砒素が、二重膜1日直下の
P−領域により形成されたベース領域19に拡散し、そ
れによりN3領域のエミッタ領域20が形成されるとと
もに、P゛ポリシリコン18らボロンがP−領域に拡散
して高濃度のP″領域からなるベース取り出し領域21
が形成される。(同図(f))最後に、全面にBPSG
等のパッシベーション[22をデポジションし、所定の
パターンにコンタクトホールを開口して、その開口部に
金属を所定のパターンに形成することにより、ベース電
極23、工5ツタ電極24およびコレクタ電極25を形
成する。(同図(制 尚、エミッタ電極24は、同図(hlに示すようにP゛
ポリシリコン18側方に突出させたN゛ポリシリコン1
4上方の第1の絶縁膜15に開口部を設けて形成する。
この製造方法によると、同図(C)の工程による二重膜
16によりベース取り出し領域21とエミッタ領域20
とのパターニングを同時に行っているので、ベース取り
出し領域21と工ごツタ領域20とがセルファラインと
なって両者の間隔を可及的に縮小でき、ベース抵抗や寄
生容量を極めて小さくすることができ、十分な高速化を
達成できる。
また、エツチングを行うのはベース領域の開口部を設け
る時のみで、形状の小さなエミッタ領域を、プラズマエ
ツチングによる開口部を設けることなく形成できるので
、不良発生率が大幅に低減して歩留まりが格段に向上す
る。
然も、熱処理によるベース取り出し領域21とエミッタ
領域20との同時形成に先立って、同図(d)の工程に
おいて二重膜16の側面に第2の絶縁膜17を付着残存
させ、この第2の絶縁膜17の厚さ分だけベース取り出
し領域21とエミッタ領+!i20とが離間して形成さ
れるので、両者のタッチによる耐圧劣化を確実に防止で
きる。
次に、第2の実施例として、第1図(el〜(f)の工
程に代えて第2図(e)′〜(f)′の工程を用いるよ
うにしても、前記第1の製造方法と同様の効果を得るこ
とができる。
即ち、第1図(d)の工程の後に、二重Ji16をマス
クとして開口部内に高濃度のボロン等のP1不純物をイ
オン注入してN型エピタキシャル層2内に拡散し、イオ
ン注入部分をエミッタ対応領域より高濃度のP″領域し
てベース取り出し領域21を形成し、これより濃度の低
いエミッタ対応領域のP−層をベース領域19とする。
(同図(e)′この状態で所定の熱処理を行うことによ
り、N゛ポリシリコン14ら砒素が、二重膜16直下の
P−領域により形成されたベース領域19に拡散し、そ
れによりN′″領域のエミッタ領域20が形成され、P
゛ポリシリコン18無いだけで第1図(f)と略同様の
構成となる。(同図(f)’)この実施例では、第1の
実施例と同様の効果を得られる他に、第1の実施例のよ
うなP゛ポリシリコン18形成しないことによりパンシ
ベーション膜22をデポジションして保護しなくてもよ
い利点がある。また、電極の形成において、ベース取り
出し領域21が露呈されていてベース電極は即座に形成
できるが、このベース電極の形成に先立って、第2の絶
縁膜15にエミッタ電極用の開口部を、且つ酸化膜7に
コレクタ電極用の開口部を予め形成しておき、各電極を
同時に形成する。
続いて、第3の実施例として、第1図(C1の工程と同
図(dlの工程との間に第3図(a)の工程を追加する
ことができる。即ち、第1図(e)に示したと同様の構
成とした後に、酸化膜7の開口部内に残存した二重膜1
6をマスクとして開口部内に中濃度のP型不純物(例え
ばボロン)を2 E 13 (ions/ cJ)程度
イオン注入し、イオン注入部分にエミッタ対応領域より
高濃度のP″領域26を形成し、これより濃度の低いエ
ミッタ対応領域のP−領域をベース領域19とする。 
(第3図(a))その後は第1図+d1〜(hlの各工
程と同様の処理を順次行う。つまり、全面にノンドープ
シリコン酸化膜をデポジションした後に、全面に異方性
のプラズマエツチングを行って二重膜16の側面および
酸化膜7の開口部側面にのみ第2の絶縁膜17を残存さ
せる。(同図(b)) 次に、全面に高濃度のボロンドープポリシリコンをデポ
ジションしてP゛ポリシリコン18形成した後に、この
P4ポリシリコン18を、ベース領域全体を覆うように
パターンニングする。
(同図(C)) この状態で所定の熱処理を行うことにより、N゛ポリシ
リコン14ら砒素が、二重膜16直下のP−領域により
形成されたベース領域19に拡散し、それによりN″″
″領域業フタ領域2oが形成されるとともに、P゛ポリ
シリコン18らボロンがP′領域26に拡散してこれよ
りも高濃度のP”領域からなるベース取り出し領域27
が形成される。(同図(d)) 最後に、全面にBPSG等のパンシベーション膜22を
デポジションし、所定のパターンにコンタクトホールを
開口して、その開口部に金属を所定のパターンに形成す
ることにより、ベース電極23、エミッタ領域24およ
びコレクタ電極25を形成する。(同図(e)) この実施例では、第1の実施例と同様の効果を得られる
他に、高濃度のベース取り出し領域27とエミッタ領域
20との間にP″領域26が介在するため、ベース取り
出し領域とエミッタ領域とのタッチの防止を確実に行え
るとともに、ベース抵抗を小さくできることから更に格
段の高速化を達成できる。
この第3の実施例の変形例として、第3図(e)〜fd
)の工程に代えて第2図(e)′および(f)′の各工
程と同様の処理を行うようにしてもよい。即ち、第3図
(b)の工程の後に、二重層16をマスクとして開口部
内に高濃度のボロン等のP゛不純物をイオン注入してP
″領域26内に拡散してこれより高濃度のP”領域とし
てベース取り出し領域27を予め形成する。その後に、
熱処理を行ってベース領域19にN+ポリシリコン14
から砒素を拡散してN″領域のエミッタ領域20を形成
する。
次に本発明の第4の実施例について、その一部の製造工
程を模式的に示した第4図に基づいて説明する。第1図
(e)に示す構成とした後に、全面に、ボロンドープシ
リコン酸化膜(B S G)を約4000大枚度デポジ
ションして第2の絶縁膜28を形成した後に、全面に異
方性のプラズマエツチングを行い、二重膜16の側面お
よび酸化膜7の開口部側面にのみ第2の絶縁膜28を2
000〜3000人程度残存させるデポ同図(a)) 次に、全面にボロンを高濃度(4E19)にドープした
ポリシリコンを3000人程度デポジションしてP1ポ
リシリコン18を形成した後に、このP+ポリシリコン
膜18を、ベース領域全体を覆うようにパターニングす
る。(同図(b))この状態で所定の熱処理を行うこと
により、N゛ポリシリコン膜14から砒素が、二重膜1
6直下のP−領域により形成された活性ベース領域19
に拡散し、それによりN″領域のエミッタ領域20が形
成されるとともに、P゛ポリシリコン18らボロンがP
−領域に拡散して高濃度のP’JM域からなるベース取
り出し領域29が形成され、ボロンドープシリコン酸化
膜からなる第2の絶縁膜28からボロンがP−領域に拡
散して、ベース取り出し領域29とエミッタ領域20並
びに活性ベース領域19との各間にP″領域30が形成
される。(同図(C)) 最後に、全面にBPSG等のパッシベーション膜22を
デポジションし、所定のパターンにコンタクトホールを
開口して、その開口部に金属を所定のパターンに形成す
ることにより、ベース電極23、エミッタ電極24およ
びコレクタ電極25を形成する。(同図(d)) この実施例によるp + Ali域30は、第3の実施
例におけるP″領域26と同様に機能する。
尚、本発明は前記説明並びに図面の内容にのみ限定され
るものではなく、請求の範囲を逸脱しない限り種々の変
形例をも包含し得る。例えば、前述の各実施例における
二重膜16を構成するN゛ポリシリコン14第1の絶縁
膜15との間に高融点金属膜を形成すれば、二重膜16
を側方に延設してその先端部にエミッタ電極24を設け
ることによるエミッタ抵抗の増大を防止することができ
る。
〈発明の効果〉 以上のように本発明の半導体装置の製造方法によると、
−工程によりベース取り出し領域と工くフタ領域とのパ
ターニングを同時に行っているので、ベース取り出し領
域とエミッタ領域とがセルファラインとなって耐圧劣化
を招くことなく両者の間隔を可及的に縮小でき、ベース
抵抗や寄生容量を極めて小さくすることができ、十分な
高速化を達成できる。
また、ベース取り出し領域とエミッタ領域とを同時にパ
ターニングする二重膜の側面に第2の絶縁膜を付着残存
させるので、この第2の絶縁膜の厚さ分だけベース取り
出し領域とエミッタ領域とを離間して形成することがで
き、両者のタッチによる耐圧劣化を確実に防止できる。
更に、形状の小さなエミッタ領域を、エツチングによる
開口部を要することなく形成できるので、不良発生率が
大幅に低減して歩留まりを格段に向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(hlは本発明の第1の実施例を模式的
に示した製造工程図、 第2図(e)′〜(f)′は本発明の第2の実施例を模
式的に示した一部の製造工程図、 第3図(a)〜(e)は本発明の第3の実施例を模式的
に示した一部の製造工程図、 第4図(81〜telは本発明の第4の実施例を模式的
に示した一部の製造工程図、 第5図fa)〜(e)は従来の製造方法を模式的に示し
た製造工程図である。 2−N型エピタキシャルN(第1導電型基板)3・・・
コレクタ領域(第1導電型の埋込み層)6− コレクタ
引き出し領域(引き出し領域)14 5 6 7 18・ 8 酸化膜 N“ポリシリコン(第11電型のポリシリコン)第1の
絶縁膜 二重膜 第2の絶縁膜 P3ポリシリコン(第2導電型のポリシリコン)不純物
をドープした第2の絶縁膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1導電型の埋込み層およびこれから表面への引
    き出し領域を有した第1導電型基板上に設けた酸化膜を
    選択的に開口し、この開口部に低濃度の第2導電型不純
    物をイオン注入した後、全面に、第1導電型のポリシリ
    コンを下層に且つ第1の絶縁膜を上層にした二重膜を形
    成し、この二重膜をエッチングして前記開口部内に選択
    的に残存させ、続いて、全面に第2の絶縁膜を形成した
    後に異方性のプラズマエッチングを行って前記第2の絶
    縁膜を前記二重膜の側面にのみ残し、次に、全面に第2
    導電型のポリシリコンをデポジシヨンして該第2導電型
    のポリシリコンを前記開口部全体を覆うようにパターン
    ニングし、所定の熱処理を行って前記第1導電型のポリ
    シリコン中の第1導電型不純物および前記第2導電型の
    ポリシリコン中の第2導電型不純物を前記第1導電型基
    板における第2導電型不純物のイオン注入された部分に
    それぞれ拡散させることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. (2)前記第2の絶縁膜を第2導電型不純物をドープし
    た酸化膜で形成し、前記第2導電型のポリシリコンを前
    記開口部を覆うようにパターンニングした後に熱処理を
    行い、前記第1導電型のポリシリコン中の第1導電型不
    純物および前記第2導電型のポリシリコン中の第2導電
    型不純物と共に前記第2の絶縁膜中の第2導電型不純物
    を、前記第1導電型基板における第2導電型不純物のイ
    オン注入された部分にそれぞれ拡散させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. (3)全面に前記第2導電型のポリシリコンをデポジシ
    ョンして該第2導電型のポリシリコンを前記開口部全体
    を覆うようにパターンニングした後に所定の熱処理を行
    う工程に代えて、前記二重膜をマスクとして高濃度の第
    2導電型不純物を前記開口部内にイオン注入した後に、
    所定の熱処理を行うようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の半導体装置の製造方法。
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