JPH0329062Y2 - - Google Patents

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JPH0329062Y2
JPH0329062Y2 JP10479084U JP10479084U JPH0329062Y2 JP H0329062 Y2 JPH0329062 Y2 JP H0329062Y2 JP 10479084 U JP10479084 U JP 10479084U JP 10479084 U JP10479084 U JP 10479084U JP H0329062 Y2 JPH0329062 Y2 JP H0329062Y2
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JP
Japan
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jig
workpiece
axis
plane
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JPS6120210U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、被加工面に例えばドリルによつて
斜め穴を明ける場合において、その明けるべき斜
め穴の軸とドリルが取り付けられるスピンドルの
軸線とを合致させる際に用いられる芯出し治具に
関する。
〔従来の技術〕
例えば第6図および第7図に示す直方体状のワ
ークWの上面WUに所定の角度αを有する斜め穴
Hをドリル等によつて明ける場合には、斜め穴H
の軸線lHとドリル等が取り付けられるスピンドル
の軸線とを合致させるという芯出し作業が必要と
なる。従来、このような芯出は、罫書きによる方
法あるいはサーキユラーテーブルによる方法によ
つて行われていた。
前者の罫書きによる方法は、まずワークWの上
面WUにトースカンまたはハイトゲージ等で罫書
き線を入れることにより、斜め穴Hの軸線lHと上
面WUとの交点Pを求める。次に、ワークWをサ
ーキユラーテーブル上に載置し、サーキユラーテ
ーブルを角度α回転させることにより、上面WU
をスピンドルに対して角度αだけ傾斜させる。そ
の後、スピンドルに先端が尖点となつている治具
をセツトし、この治具の先端を目視によつて交点
Pに合致させることにより、芯合せを行うもので
ある。
また、後者のサーキユラーテーブルによる方法
は、第8図に示すように、ワークWをその上面
WUがスピンドルSの軸線lSと直交するようにし
てサーキユラーテーブルT上に載置し、そしてダ
イアルゲージ等を用いてワークWの載置面WP
中心をサーキユラーテーブルTの回転中心Oに合
致させる。次に、サーキユラーテーブルTを角度
αだけ回転させる。その後、サーキユラーテーブ
ルTを水平方向に移動させてスピンドルSの軸線
lSを斜め穴Hの軸線lHとを合致させるものである。
ここで、サーキユラーテーブルTの移動量Lは、
第9図に示すように、ワークWの板厚をa、上面
WUの中心から交点Pまでの距離をbとすると、
次式から求めることができる。
L=X+Y =a/2tanα+bcosα 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、罫書きによる方法は、段取りを
比較的容易に行うことができる反面、目視によつ
て行うものであるため、芯出しが不正確になると
いう問題がある。他方、後者のサーキユラーテー
ブルによる方法は、ワークWの載置面WPの中心
をサーキユラーテーブルSの回転中心Oに合致さ
せるに際し、x,y2方向を同時に取り扱わねば
ならず、段取りが困難で時間がかかるという問題
がある。また、罫書きによる方法に比して芯出し
を正確に行うことができるものの、段取りが困難
であるため誤差が出易いという不都合がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するため、本発明は、被加
工面を工具の軸線に対して所定角度で交差するよ
うに位置決めすべく、前記工具に設けられたダイ
ヤルゲージが接触させられる治具であつて、全体
としてL字状をなす2つの板状部からなり、かつ
これら2つの板状部の一方の内面が、被加工面に
単一の平面内で接触させられる基準部とされ、他
方の内面が、前記基準部の平面と直交する方向に
向けられて、前記被加工面に隣接する他の面に接
触させられる基準平面とされた治具本体と、この
治具本体の外側面に設けられた円柱体とから構成
され、この円柱体外周の円筒面は、中心軸線が前
記基準平面の延長面に含まれ、かつ、かつ前記基
準部の平面に対して平行に配置された構成として
なるものである。
〔作用〕
上記構成であると、基準部および基準面に被加
工面を押し付けることにより、円柱体を被加工物
の回転中心となる位置に配置し、この円柱体に対
して工具のスピンドルを特定の角度および位置に
配置した後、移動させることにより、工具を被加
工面に対して位置決めすることができる。
〔実施例〕 以下、この考案の一実施例について第1図ない
し第5図を参照して説明する。
第1図ないし第3図において符号1は治具本体
である。この治具本体1は、垂直板部2およびこ
の垂直板部2の一端部に一体に形成された水平板
部3を有し、全体がL字状に形成されている。垂
直板部2の第2図において左方を向く面、水平板
部3の同図において下方を向く面はそれぞれ治具
本体1の内側面をなすものであつて、前者が基準
平面2aとされ、後者が、前記平面2aと直交す
る平面を介して被加工物に接触する基準部3aと
されている。
また、治具本体1の外側面には円柱体4が設け
られている。この円柱体4は、その軸線lが基準
平面2aの延長面上に位置し、かつ基準部3aと
平行になるように配置されている。
次に、上記構成の芯出し治具を用て、上記ワー
クWの斜め穴Hの軸線lHとスピンドルSの軸線lS
とを合致させる場合について、第4図および第5
図を参照して説明する。
まず、第4図に示すように、ワークWをその上
面WUがスピンドルSの軸線lSと直交するように
サーキユラーテーブルT上に載置する。この場
合、ワークWの載置面WPの中心をサーキユラー
テーブルSの回転中心Oに合致させる必要はな
い。なお、スピンドルSの上下方向の位置合わせ
は予め行つておく、次に、第5図に示すように、
サーキユラーテーブルTをαだけ回転させワーク
Wの上面WUのスピンドルSに対する角度を所定
の値に設定し、さらに、芯出し治具の基準部3a
をワークWの上面WUに当接させるとともに、基
準平面2aをワークWの側面WSに当接させて、
芯出し治具をセツトする。そして、スピンドルS
をその軸線lSが円柱体4の軸線lと直交するよう
に位置させる。この位置出しは、スピンドルSに
ダイアルゲージ(図示せず)を取り付け、このダ
イヤルゲージのフイラーを円柱体4の外周に接触
させる。この場合、円柱体4の断面がなす円の法
線方向にスピンドルSの軸線lSが向けられていれ
ば、この軸線lSについて線対称の位置に配置され
たダイヤルゲージのフイラーは、前記円の法線を
中心として対象な位置で円柱体4の外周面に接触
するから、互いに180度回転させた位置における
ダイヤルゲージの指示量が等しくなる。このこと
から、ダイヤルゲージの指示量を確認することに
より、スピンドルSの軸線lSを円柱体4の軸線l
と直交するように位置決めすることができる。そ
の後、スピンドルSを水平方向へ距離Lだけ移動
させる。これによつて、スピンドルSの軸線lS
斜め穴Hの軸線lHに合致させることができる。こ
こで、基準部3aと円柱体4の軸線lとの間の距
離をc、側面Wsから交点Pまでの距離をdとす
ると、距離Lは次式から求めることができる。
L=X+Y =c sin α+d cos α なお、上記の実施例においては、基準部3aを
平面としているが、水平板部3から一定の高さを
もつて円柱体4と同方向に延在する突条としても
よい。
〔考案の効果〕
被加工面を工具の軸線に対して所定角度で交差
するように位置決めすべく、前記工具に設けられ
たダイヤルゲージが接触させられる治具であつ
て、全体としてL字状をなす2つの板状部からな
り、かつこれら2つの板状部の一方の内面が、被
加工面に単一の平面内で接触させられる基準部と
され、他方の内面が、前記基準部の平面と直交す
る方向に向けられて、前記被加工面に隣接する他
の面に接触させられる基準平面とされた治具本体
と、この治具本体の外側面に設けられた円柱体と
から構成されたものであつて、被加工面を工具の
軸線に対して所定の角度に設定した後、前記円柱
体の外周における互いに180度離れた位置にダイ
ヤルゲージを接触させて、その指示量を同じにす
ることにより位置合わせし、この位置合わせの
後、定められた距離にわたつて被加工物を移動さ
せることにより位置決めを行うことができるか
ら、段取り時間を短縮することができ、熟練工で
なくとも容易に芯出しが可能であり、しかも芯出
しを正確に行うことができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
し、第1図はその斜視図、第2図はその側面図、
第3図はその平面図、第4図および第5図はこの
考案に係る芯出し治具の使用法を説明するための
図であつて、第4図はその斜視図、第5図はその
平面図、第6図および第7図は芯出しを必要とす
るワークの一例を示し、第6図はその正断面図、
第7図はその側面図、第8図および第9図はサー
キユラーテーブルによる芯出し法を説明するため
の図であつて、第8図はその斜視図、第9図はそ
の平面図である。 l……軸線、1……治具本体、2a……基準平
面、3a……基準部、4……円柱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工面を工具の軸線に対して所定角度で交差
    するように位置決めすべく、前記工具に設けられ
    たダイヤルゲージが接触させられる治具であつ
    て、全体としてL字状をなす2つの板状部からな
    り、かつこれら2つの板状部の一方の内面が、被
    加工面に単一の平面内で接触させられる基準部と
    され、他方の内面が、前記基準部の平面と直交す
    る方向に向けられて、前記被加工面に隣接する他
    の面に接触させられる基準平面とされた治具本体
    と、この治具本体の外側面に設けられた円柱体と
    から構成され、この円柱体外周の円筒面は、中心
    軸線が前記基準平面の延長面に含まれ、かつ、か
    つ前記基準部の平面に対して平行に配置されたこ
    とを特徴とする芯出し治具。
JP10479084U 1984-07-11 1984-07-11 芯出し治具 Granted JPS6120210U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10479084U JPS6120210U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 芯出し治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10479084U JPS6120210U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 芯出し治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6120210U JPS6120210U (ja) 1986-02-05
JPH0329062Y2 true JPH0329062Y2 (ja) 1991-06-21

Family

ID=30664129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10479084U Granted JPS6120210U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 芯出し治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753881Y2 (ja) * 1989-02-23 1995-12-13 三菱マテリアル株式会社 距離割出治具
JP2657720B2 (ja) * 1991-07-24 1997-09-24 オークマ株式会社 アタッチメントによる斜め穴加工時の回転工具の角度割出し方法
JP5374235B2 (ja) * 2009-05-26 2013-12-25 ファナック株式会社 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法

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Publication number Publication date
JPS6120210U (ja) 1986-02-05

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