JP5374235B2 - 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法 - Google Patents

傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5374235B2
JP5374235B2 JP2009126440A JP2009126440A JP5374235B2 JP 5374235 B2 JP5374235 B2 JP 5374235B2 JP 2009126440 A JP2009126440 A JP 2009126440A JP 2009126440 A JP2009126440 A JP 2009126440A JP 5374235 B2 JP5374235 B2 JP 5374235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference point
measuring
axis
horizontal
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009126440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010274337A (ja
Inventor
真司 奥田
明彦 藤元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2009126440A priority Critical patent/JP5374235B2/ja
Publication of JP2010274337A publication Critical patent/JP2010274337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374235B2 publication Critical patent/JP5374235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、傾斜して固定された回転軸を持つ4軸加工機において、ワークの加工基準点を測定するワーク取り付け機構及び測定治具、並びにワークの加工基準点の測定方法に関する。
ターボチャージャのインペラ(羽根車)のようなワーク(図1参照)10は、ハブ面11、メインブレード12、およびスプリッタブレード13を有し、一体削り出し構造として成形される。そして、メインブレード12やスプリッタブレード13は、中心軸直角断面のいずれにおいても同一形状をなすように設計され、ハブ面11に等間隔で各ブレードが配置されている。
インペラのようなワーク10は、高効率・高性能化が進み、形状の複雑化・多様化が進み、インペラのブレード(翼)の形状は三次元的にねじれた構造となっている。また、隣接するブレードが覆いかぶさっている。そのため、1方向(例えばZ軸方向)からだけでは刃物の刃先が届かないアンダーカットの部分が存在するため、刃先が届き加工できる向きになるようにワーク10を傾けて加工する必要がある。
従来はX,Y,Z軸の直交3軸に加え、ワークを傾けるためには回転軸(たとえばC軸)及び傾斜軸(例えばB軸)を有する5軸加工機を使用して加工しているが、ワークの形状によっては傾斜軸を傾斜させた位置で固定し回転軸のみでワークを回転させるだけで加工できる形状も存在する。直交3軸に回転軸のみを有した4軸加工機は5軸加工機よりも安価になり、設備投資及び加工製品価格を低く抑える効果がある。
図3は、4軸加工機の要部外観図である。4軸加工機はX軸,Y軸として表される水平2軸とX軸,Y軸に垂直なZ軸の直線3軸の可動軸を有する。載置台36には傾斜台34が取り付けられており、回転テーブル20は傾斜台34に固定されている。回転テーブル20には、回転軸中心28を中心軸として回転する回転テーブルの取り付け面盤(以下、「円盤」という)22を備えている。回転軸中心28は水平軸であるX軸に対して傾斜している。円盤22にはワーク素材Wを取り付けるワーク固定金具26がボルト24によって取り付けられている。そして、ワーク固定金具26にはワーク10が取り付けられる。ワーク素材Wは主軸頭32に取り付けられた工具30によって切削され、ワーク10であるインペラが作成される。工具30としてはエンドミルカッタを用いることで、インペラのブレードの加工が可能である。以降、円盤22、ボルト24、およびワーク固定金具26からなる機構をワーク取り付け機構21と称する。
図4は、図3で説明した4軸加工機の側面図であり、回転軸が傾斜して固定された状態と傾斜角θを説明する図である。回転テーブル20は傾斜台34に固定されている。回転テーブル20の円盤22の回転軸中心28は、水平軸の1つであるX軸に対して傾斜角θだけ傾斜している。ワーク固定金具26が取り付けられた円盤22は回転軸中心28を中心軸として回転する。ワーク固定金具26の一端部にはワーク素材Wが取り付けられる。そして、ワーク素材Wを4軸加工機により加工しワーク10であるインペラが得られる。
ところで、このような回転形状のワーク10の加工プログラムを作成する場合には、例えばワークの回転軸をZ軸に平行にし(図2参照)、ワークの回転中心軸上にプログラム基準点のXY原点をとり、回転中心軸上の任意の点をZ原点にすることが多い(図2参照)。そのため、ワーク素材Wの上面や下面にプログラム基準点のX,Y,Z原点を取ることが多いが,ワーク内部や外部の点でも良い。
このようなワーク10を加工するには、ワーク素材Wを加工機に設置した後、プログラム作成時に決めたプログラム基準点となる加工基準点の座標を測定する必要がある。通常は、ワークをプログラム作成時の姿勢に固定し、加工機上で測定プローブやダイヤルゲージなどの測定器具を使用して加工基準点を測定する。
回転軸と傾斜軸を有する5軸加工機の場合は、傾斜軸を傾けて、例えば回転中心軸をZ軸に平行に傾け、回転軸でワークを回転させてワークをプログラム作成時と同じ姿勢にすることができる。この状態で測定プローブやダイヤルインジケータなどによりワーク外周とワーク端面を測定することにより、回転中心上の加工基準点のXYZ座標を測定することが可能である。
特許文献1には、旋回可能な2軸(A,B軸)を有し、A,B軸0度の位置でワーク加工基準点を測定し、A,B軸割出し後のワーク加工基準点座標値を算出する演算手段を備えた5軸加工機の技術が開示されている。また、特許文献2には、5軸制御マシニングセンタなどの多軸工作機械において、旋回テーブルに球などの基準体を設置して、傾斜軸(旋回軸)を2箇所以上の任意に位置に旋回させて基準体を測定し、傾斜軸(旋回軸)中心位置を把握する技術が開示されている。
特開平2−279249号公報 特開2007−44802号公報
しかし、傾斜軸が固定されて動かない4軸加工機で加工する場合、プログラム作成時の姿勢にすることができないため、加工基準点の測定が困難になる。Y方向は5軸加工機での測定と同様ワークの外周を測定プローブなどで測定しその中点として測定可能だが、X方向Z方向の測定が困難である。
そこで本発明の目的は、加工時に回転軸を0度より大きく90度より小さい任意の角度に傾斜して固定した状態で加工する工作機械において、回転軸が傾斜した状態で加工基準点の3次元位置を測定可能な回転テーブルのワーク取り付け機構又は測定治具、および測定方法を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、加工時に回転軸を0度より大きく90度より小さい任意の角度に傾斜して固定した状態で加工する工作機械の回転軸に取り付ける回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具であって、傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面と、傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる面を有することを特徴とする回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具である。
請求項2に係る発明は、請求項1における傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面と加工基準点との距離がゼロまたは既知である回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具である。
請求項3に係る発明は、請求項1における傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる壁面が対向面をなす壁面で、対向面間の中心を通る線を延長した点と加工基準点との距離がゼロまたは既知である回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具である。
請求項4に係る発明は、請求項1における傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる面と加工基準点との距離がゼロまたは既知である回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具である。
請求項5に係る発明は、請求項1から4における回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具の少なくともいずれか1つを使用し、傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面の鉛直方向位置を求め、傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる面の水平方向位置を求め、該鉛直方向位置および該水平方向位置に基づき加工基準点の座標値を求めることを特徴とする加工基準点を測定する方法である。
傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面と、傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる壁面を有する回転テーブル、又は測定治具を使用することにより、回転軸が傾斜して固定された場合でもプローブやダイヤルゲージ等の簡便な測定装置でも回転軸中心線上に存在する加工基準点の3次元座標(XYZ軸)が測定可能となる。
ワークの一例であるインペラの外観斜視図である。 インペラの素材であるワーク素材の外観斜視図である。 4軸加工機の要部外観図である。 回転軸が傾斜して固定された状態と傾斜角θを説明する図である。 4軸加工機を制御する4軸加工機用数値制御装置の概略ブロック図である。 傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる円錐面と、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面を有する測定治具1を説明する図である。 測定治具1を傾斜軸に固定した状態を説明する図である。 測定治具1と加工基準点との関係を説明する図である。 測定プローブで水平となる面(円錐面)を測定することにより水平となる面のZ軸座標値を求めることを説明する図である。 測定プローブで鉛直となる面(溝壁面)を測定することにより片側の壁面のX座標値を求めることを説明する図である。 傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる平面と、平面に鉛直となる壁面を有する測定治具2を説明する図である。 測定治具2と加工基準点との関係を説明する図である。 傾斜して取り付けた時に水平となる円錐面と、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面を有する回転テーブルを説明する図である。 傾斜して取り付けた時に水平となる円錐面と、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面を有するワーク固定治具を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本発明の第1の実施形態について説明する。
図6は、傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる円錐面と、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面を有する第1の測定治具を説明する図である。図6(a)は第1の測定治具の外観斜視図である。図6(b)は第1の測定治具の回転軸に垂直な方向から第1の測定治具を見た側面図であり、図6(c)は第1の測定治具の回転中心軸を含む切断面の形状である。
図6(a)〜(c)に図示されているように、第1の測定治具1は、中心軸1eを有する略円柱形状をなし、外周面に周状に溝部1aが設けられている。溝部1aは、壁面1b、円錐面1c、および壁面1dとから形成されている。符号1fは第1の測定治具1をワーク固定金具26(図3,図4参照)に取り付ける取り付け面である。
第1の測定治具1の姿勢を中心軸1eが水平になるようにした時、溝部1aの壁面1b,1dは鉛直方向に対して所定角度傾斜している。また、円錐面1cは、取り付け面1fと反対方向に仮想上の頂点を有する円錐の一部分である。
第1の測定治具1は、図7に図示されるように、4軸加工機の回転テーブル20の円盤22にボルト24で固定されたワーク固定金具26に、回転軸中心28(図3,図4参照)と中心軸1eとが同軸となるように、取り付けられる。回転軸中心28は水平方向に対して角度θ傾斜していることから、中心軸1eも水平方向に対して角度θ傾斜する。
図8は、図7に図示される第1の測定治具1がワーク固定金具26に取り付けられた部位を拡大して説明する図である。図8には、第1の測定治具1と加工基準点との関係が示されている。第1の測定治具1は、取り付け面1fをワーク固定金具26のワーク取り付け面に固定する。第1の測定治具1の円錐面1cは、傾斜した回転軸に取り付けられた時に母線が水平となり、また、円錐面1cに対して垂直な面である壁面1b,1dは、鉛直方向に平行となるように、壁面1b,1dと円錐面1cが形成されている。符号1gは加工基準点を表す。また、符号1hは溝部1aの溝中心線を表す。符号1iは壁面1bと壁面1dとの距離を表し、符号1jは加工基準点1gと円錐面1cの距離を表し、符号1kは加工基準点1gと溝部1aの溝中心の距離を表す。なお、壁面1b,1dが鉛直方向に平行か、円錐面1cが水平であるかは、第1の測定治具1の中心軸1eを含む切断面において鉛直方向上方側の母線(輪郭線)に基づく。
図9は、測定プローブで水平となる面(円錐面)を測定することにより水平となる面のZ軸座標値を求めることを説明する図である。第1の測定治具1がワーク固定金具26に取り付けられた状態では、前述のとおり円錐面1cは水平となり、壁面1b,1dは鉛直方向に平行となる。測定プローブ8により水平となる円錐面1cの鉛直方向の位置(Z軸方向)であるZ軸座標値を求める。図9では、測定プローブ8の先端球を円錐面1cの符号1mで示される位置に接触させ、Z軸座標値を測定している。そして、この円錐面との距離1jが既知である加工基準点1gのZ軸座標値を計算で求めることができる。
図10は、測定プローブで垂直となる面(溝壁面)を測定することにより片側の壁面のX座標値を求めることを説明する図である。測定プローブ8を用いて鉛直方向に平行な面である壁面1b,1dの水平方向であるX軸方向の位置を測定することができる。
まず、測定プローブ8を用いて、壁面1bのX軸座標値を測定する。測定して得られた座標値をX1bとする。次に、対向する壁面である壁面1dのX軸座標値を測定する。測定して得られた座標値をX1dとする。なお、図10では、測定プローブ8の先端球を壁面1dの1nの位置に接触させて、壁面1dのX座標値を測定している。
そして、溝部1aの溝部中心のX座標値は、(X1d+X1b)/2により算出することができる。そして、溝部中心の位置と加工基準点との距離1kが既知である加工基準点1gのX座標値を計算で求めることができる。
なお、片側の溝壁面(1bまたは1d)と加工基準点1gの距離が既知の場合は、対向面ではなく片側の溝壁面(1bまたは1d)を測定することだけでも、加工基準点のX座標値を求めることができる。また、第1の測定治具1の中心軸1e周りである全外周部に溝部1aが形成されているが、Z軸座標値およびX軸座標値を測定可能な領域のみに形成するだけでもよい。
また、加工基準点のY軸座標値については5軸加工機での測定と同様に、第1の測定治具1の外周のY方向の2点を測定プローブ8などで測定し、その中点座標として測定可能である。第1の測定治具1に替えてワーク素材Wの外周のY方向の2点を測定することによって行うこともできる。他の実施形態も同様の方法によりY軸座標値を求めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図11は、傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる平面と、平面に鉛直となる壁面を有する第2の測定治具を説明する図である。第2の測定治具2は、傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる平面2cと、平面2cに垂直となる壁面2b,2dを持った治具である。第2の測定治具2は、円盤状の基部と該基部の一面から突出した壁状の平板からなる。該平板は、傾斜した時に水平となる平面2cと、平面2cに垂直な壁面2b,2dを持つ孔2aを有する。孔2aの側面である壁面2b,2dは、第2の測定治具2が傾斜した回転軸に取り付けられた時に鉛直方向に平行な面となる。なお、孔2aは、貫通孔としてもよいし、有底の穴形状としてもよい。また、孔または孔の側面の形状は、断面が円形状に限定されるものではなく、一側面がX軸方向に垂直な面を構成する断面矩形状のものでもよい。
図12は、第2の測定治具2と加工基準点との関係を説明する図である。第1の測定治具1と同様に、水平となる平面2cと加工基準点2gとの距離2jは既知であるので、平面2cのZ座標値を求めることで、加工基準点2gのZ座標値を求めることができる。また、加工基準点2gのX座標値についても第1の測定治具1における加工基準点1gのX座標値を求めることと同様に、鉛直方向に平行となる壁面2b,2dのX方向のX座標値を求めることで、計算できる。なお、符号2hは、孔2aの中心線を表し、第1の測定治具1の溝部中心線1hに相当する。符号2kは、孔2aの中心線から加工基準点2gまでのX軸方向の距離を表す。距離2kは既知の値である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、回転テーブル20が有するワーク取り付け機構21を用いる形態である。
図13は、傾斜して取り付けた時に水平となる円錐面と、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面を有する回転テーブルを説明する図である。図13(a)は、回転テーブル20のワーク取り付け機構21の構成部材である円盤22に、円錐面と円錐面に垂直となる壁面を設けた形態を説明する図である。以下、この形態の円盤22を測定用円盤3という。図13(a)に示されるように、円盤22に替えて測定用円盤3を回転テーブル20の回転円盤として用いる。図13(b)は円盤3の一部を拡大して説明する図である。
溝部3aは、傾斜して取り付けた時に水平となる円錐面3cと、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面3b,3dからなる。第1の測定治具1や第2の測定治具2と同様に、加工基準点3gと水平になる円錐面3cとの距離3j、加工基準点3g溝部3aの中心軸線3hとの距離3kは既知であるので、水平となる円錐面3cのZ軸方向のZ座標値と、壁面3b,3dのX軸方向のX座標値をそれぞれ求めることによって、加工基準点の座標値を求めることができる。なお、壁面3bまた壁面3dのいずれか一方からの加工基準点3gまでの距離が既知であれば、距離が既知である壁面のX座標値を求める。
第1の測定治具1や第2の測定治具2はワークWの加工を実行する際には取り外されるが、傾斜軸に取り付けられた円盤3に水平となる円錐面3cおよび垂直となる壁面3b,3dを設けた本発明のこの実施形態は、取り外す手間がない。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、回転テーブル20が有するワーク取り付け機構21を用いる形態である。
図14は、傾斜して取り付けた時に水平となる円錐面と、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面を有するワーク固定金具を説明する図である。傾斜して取り付けた時に水平となる円錐面4cと、円錐面に鉛直となる対向面をなす壁面4b,4dを有するワーク固定金具26を以降、測定用ワーク固定金具4という。測定用ワーク固定金具4においても、第1の測定治具1、第2の測定治具2、円盤3と同様に、加工基準点4gと水平となる円錐面4cまでの距離4j、壁面4b,4dの中心線と加工基準点4gとの距離も既知であることから、水平面となる円錐面4cのZ座標値を求め、鉛直方向に平行な面となる壁面4b,4dのX方向のX座標値X4b、X4dを求める。なお、壁面4bまた壁面4dのいずれか一方からの加工基準点4gまでの距離が既知であれば、距離が既知である壁面のX座標値を求める。
本発明の第1の実施形態や第2の実施形態の測定治具を回転テーブルのワーク取り付け機構に取り付けて加工基準点の測定を容易に実施できる。また、本発明の第3の実施形態および第4の実施形態は、回転テーブル20(図3参照)が備えるワーク取り付け機構21を加工基準点の測定用手段として用いることができるようにしたものである。これによって、加工基準点を測定するための治具の取替え作業を行う必要がない。
1 第1の測定治具
1a 溝部
1b 壁面
1c 円錐面
1d 壁面
1e 中心軸
1f 取り付け面
1g 加工基準点
1h 溝中心線
1i 壁面間距離
1j Z軸方向距離
1k X軸方向距離
2 第2の測定治具
W ワーク素材
10 ワーク
11 ハブ面
12 メインブレード
13 スプリッタブレード
20 回転テーブル
21 ワーク取り付け機構
22 円盤
24 ボルト
26 ワーク固定金具

Claims (5)

  1. 加工時に回転軸を0度より大きく90度より小さい任意の角度に傾斜して固定した状態で加工する工作機械の回転軸に取り付ける回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具であって、
    傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面と、
    傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる面を有することを特徴とする回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具。
  2. 請求項1における傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面と加工基準点との距離がゼロまたは既知である回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具。
  3. 請求項1における傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる壁面が対向面をなす壁面で、対向面間の中心を通る線を延長した点と加工基準点との距離がゼロまたは既知である回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具。
  4. 請求項1における傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる面と加工基準点との距離がゼロまたは既知である回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具。
  5. 請求項1から4における回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具の少なくともいずれか1つを使用し、
    傾斜した回転軸に取り付けた時に水平となる面の鉛直方向位置を求め、
    傾斜した回転軸に取り付けた時に鉛直となる面の水平方向位置を求め、
    該鉛直方向位置および該水平方向位置に基づき加工基準点の座標値を求めることを特徴とする加工基準点を測定する方法。
JP2009126440A 2009-05-26 2009-05-26 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法 Active JP5374235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009126440A JP5374235B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009126440A JP5374235B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010274337A JP2010274337A (ja) 2010-12-09
JP5374235B2 true JP5374235B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=43421773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009126440A Active JP5374235B2 (ja) 2009-05-26 2009-05-26 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5374235B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002635A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 ファナック株式会社 カバーを有する回転テーブル体

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5674858B2 (ja) 2013-05-10 2015-02-25 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機の傾斜した回転軸の基準点測定方法および測定治具
CN113941876A (zh) * 2021-11-02 2022-01-18 上海中船三井造船柴油机有限公司 用于平面上加工斜孔的零位设置工具及方法
CN113878391B (zh) * 2021-11-11 2022-12-02 成都航利航空科技有限责任公司 一种航空铰链夹具及加工方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120210U (ja) * 1984-07-11 1986-02-05 三菱マテリアル株式会社 芯出し治具
JPS6274507A (ja) * 1985-09-28 1987-04-06 Okuma Mach Works Ltd 2刃物台を有する4軸制御nc旋盤の刃物台原点の修正方法
JPH0753881Y2 (ja) * 1989-02-23 1995-12-13 三菱マテリアル株式会社 距離割出治具
JPH06185927A (ja) * 1992-11-18 1994-07-08 Nippon Chemicon Corp 傾斜治具の高さ位置測定方法
JP5072269B2 (ja) * 2006-06-16 2012-11-14 ユキワ精工株式会社 回転テーブル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002635A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 ファナック株式会社 カバーを有する回転テーブル体
US10399194B2 (en) 2014-06-18 2019-09-03 Fanuc Corporation Rotary table assembly with cover

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010274337A (ja) 2010-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374235B2 (ja) 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法
JP3792812B2 (ja) ボールエンドミルの真球度測定方法
US10108178B2 (en) Workpiece machining surface display method showing dimples to be formed on mashing surface, workpiece machining surface display device showing the dimples, and tool path generation device having the display
JP2014217939A (ja) ワイヤ放電加工機の傾斜した回転軸の基準点測定方法および測定治具
JP2020159752A (ja) 主軸振動測定システム、主軸振動測定方法、およびプログラム
JP2007168013A (ja) 工具刃先位置演算方法及び工作機械
JP2016097459A (ja) 回転軸中心位置計測用治具および該治具を用いた回転軸中心位置計測方法
Yu et al. A control process for machining distortion by using an adaptive dual-sphere fixture
JP5670517B2 (ja) 直線素からなる面で構成された翼を持つインペラ及びその加工方法
Chang et al. Five-axis automated measurement by coordinate measuring machine
JP2012107900A (ja) 幾何誤差計測システム
CN109108695B (zh) 一种三轴加工中心加工斜面孔的夹具
Sato et al. Geometric error compensation of five-axis machining centers based on on-machine workpiece measurement
CN112276571B (zh) 一种斜孔加工方法
JP2008210179A (ja) 切れ刃軌跡推定システム及び加工面性状推定システム
Florussen et al. Verifying the accuracy of five-axis machine tool focused on kinematic ISO tests using a torus-shaped test work piece
JPH0671691B2 (ja) 加工位置の座標系補正装置
Nishiguchi et al. Evaluation method for behavior of rotary axis around motion direction changing
CN115922439A (zh) 数控五轴机床加工精度检测方法
Han et al. Effect of tool inclination angle on surface quality in 5-axis ball-end milling
WO2021206172A1 (ja) 加工方法
CN205552149U (zh) 一种工件表面质量问题分析试切装置
JPH033716A (ja) デバリング方法
CN112045443A (zh) 一种四轴机床偏心装夹工件加工方法
JP2013164329A (ja) 形状測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5374235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150