JPH03290528A - 設備架台基礎の作成工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋上に設置される機械などの設備架台の基礎
を作成する工法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、設備架台を取り付ける基礎を作成する場合は、第
３図に示すように、スラブ１０上の設定された場所に、
基礎形状に対応した鉄筋１１を配筋し、この鉄筋１１に
埋め込みアンカーボルト１２を結束して設け、そして浮
かし型枠（図示せず）を取り付けた後、押さえコンクリ
ートを三鷹打ち（周囲の仕上げ面までと基礎上面までと
の三鷹に分けてコンクリートを打設している）して、こ
の設備架台用の基礎１３を得ている。こののち前記基礎
１３上に設備架台を設置して前記アンカーボルト１２に
より固定している。なお、符号ａは目地を示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

しわしながら、上述したように押さえコンクリートを時
間をおいて三鷹打ちしなければならないことから、小さ
な設備架台基礎でもその作成が容易に行えず、そして型
枠も必要であるなどコスト、手間がかかるという問題が
あった。

そこで本発明は、上記押さえコンクリートの三鷹打ちや
型枠の必要性を無くして設備架台基礎を得るようにする
ことを課題とし、低コストで短期間に設備架台基礎を作
成することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記した課題を考慮してなされたもので、設
備架台基礎を作成する部位に、下面に鉄筋を有する複数
個のブロックを並設し、かつ隣接するブロック相互の前
記鉄筋を緊結し、押さえコンクリートを打設して前記ブ
ロックと押さえコンクリートとを一体とすることにより
、上記課題を解消するものである。

〔作　用〕

本発明においては、ブロックそれぞれの上面を基礎上面
としながら設備架台基礎の寸法で並設し、埋設鉄筋を相
互に緊結することによりブロック相互が連結し、連続し
た架台載置面が形成される。そして押さえコンクリート
の仕上げ面までの打設で、この押さえコンクリートとブ
ロックとが一体となり基礎が得られる。

〔実施例〕

つぎに、本発明を第１図と第２図に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。

図中１はプレキャストコンクリートからなるブロックで
、該ブロック１は角方で基礎高以上の厚みを有し、第１
図に示すように内部四方に径９ｍの鉄筋２が埋設され、
下面からこの鉄筋２が表出し押さえコンクリートに対し
て定着し易いように屈曲している。

そしてこのブロック１を複数個用いて、設定された設備
架台基礎の大きさに合わせて並設し、また表出した前記
鉄筋２の調整によってブロック１それぞれのレベルを合
わせるとともに、隣接するブロック１をこの鉄筋２相互
を緊結することにより連結する。こののち押さえコンク
リートを打設してこの押さえコンクリートと前記ブロッ
ク１とを一体とすることにより、第２図に示すように設
備架台基礎３が得られる。

押さえコンクリートの打設時は、上述したように緊結さ
れていることからブロック１はずれず、移動も自重によ
って防止される。なお、いずれかのブロックの上面にホ
ールインアンカーが打ち込まれ、これに対して設備架台
が固定される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によると、設備架台基礎を
作成する部位に、下面に鉄筋を有する複数個のブロック
を並設し、かつ隣接するブロック相互の前記鉄筋を緊結
し、押さえコンクリートを打設して前記ブロックと押さ
えコンクリートとを一体とするので、浮き型枠を用いる
ことなく、そして押さえコンクリートを三鷹打ちするこ
となく、短期間に容易に設備架台基礎が得られるように
なる。またブロックの量産化を行うことによって、低コ
ストで設備架台基礎が得られるようになるなど、実用性
にすぐれた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る設備架台基礎の作成工法における
ブロックの実施例を示す説明図、第２図は本発明により
得られた設備架台基礎を示す説明図、第３図は従来例を
断面で示す説明図である。 １・・・ブロック ２・・・鉄筋 ３・・・設備架台基礎

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 設備架台基礎を作成する部位に、下面に鉄筋を有する複
   数個のブロックを並設し、かつ隣接するブロック相互の
   前記鉄筋を緊結し、押さえコンクリートを打設して前記
   ブロックと押さえコンクリートとを一体とすることを特
   徴とする設備架台基礎の作成工法。